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2021年3月24日 (水)

越えてはならない一線を、まさに越えたバイデン

2021年3月21日
ワレリー・クリコフ
New Eastern Outlook

 最近のABCチャンネル・インタビューで、現職アメリカ大統領ジョー・バイデンは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は「非情な殺人者」と思うと認め、それら発言に、ロシアに対する一連の恫喝を加えた。

 このような声明、まったくのロシア嫌悪誤報に基づいており、どんな政治家にとっても名誉にはならない。だが、このような発言が、アメリカ合州国の最高位を占める人物によってなされる場合、ロシア大統領は、アメリカ大統領と異なり、何十万人もの民間人犠牲者をもたらしたベトナム戦争や、中東での戦争のような残虐な無意味な紛争を始めたことが知られてはいないので、実に奇妙に見え始める。

 このような不適切な攻撃的行動は、バイデンが苦しんでいるかもしれない、あるいはそうではないかもしれない知的障害のせいにするのは到底無理だ。だが、彼の知的能力については、主流メディアで広まっている多くの憶測があり、最初のものは、オーストラリアのテレビ・ショー司会者コーリー・バーナーディが、2月、スカイ・ニュースの番組で、この問題を論じていた

 たしかに、ホワイトハウス全体とバイデン一家が、最初に感染し、最初にホワイトハウス警備担当者の「噛みつき事件」を起こしたジョーのジャーマン・シェパードから「噛み癖」に感染した可能性は排除できない。だが、もし現職アメリカ大統領が実際この「病気」に罹ったとしても、それで彼の発言が許されるわけではない。

 明確なのは、この攻撃的姿勢に、世界の別の地域で、多くが憤慨したことだ。

 バイデンの発言は、アメリ支配階級の政治的狂気と老人性痴呆症の勝利だと、与党「統一ロシア」のアンドレイ・トルチャク書記長は述べた。続いて、ロシア外務省は、現代のロシア-アメリカ関係で初めて、「協議」のため駐アメリカ大使を召還した。

 大半の国々が、バイデン発言に批判的に反応し、主要新聞やオンライン出版物で指摘されている。それらプラットホーム上で報道された記事への読者コメントは、ロシアの悪魔化や、ロシア大統領を公然と侮辱する試みは、全くばかげていると指摘している。興味深いのは、最近は、日本人読者でさえ、驚きと憤慨を隠さない。特に、Yahooニュースでは、彼らは、バイデンの虚弱な精神状態を議論し、彼の取りまき連は、大統領を核ボタンのそばに寄らせてはいけないと発言をしている。

 本当に、ジョー・バイデンは弱そうに見え、彼の健康状態は、繰り返し様々なメディアの注意を引きつけるだろう。最近78歳になったバイデンの年齢のため、最高位の地位で完全に任務を行う能力について、多くの疑念が公的に発言されている。大統領選挙戦中、彼はしばしば、まずい状況になった。メディアは彼の老人性の小刻みな足どりや、彼の多数の失言を報じた。バイデンが3月初めに、米軍に勤務する女性に捧げる演説をした際、彼はロイド・オースティン国防長官の名前を忘れて、またしても認知症症状を示した。大統領選選挙運動中、彼は上院議員に当選するのだと言い、昨年12月、彼はカマラ・ハリスアメリカ副大統領を、アメリカ大統領と言った。11月、バイデンは孫娘ナタリーを、亡くなった息子ボーと混同し、彼はトランプを前任者のジョージ・W・ブッシュと混同して、政敵をジョージと呼んだ。

 既に、ナショナル、パルスや他の多くのアメリカ・メディアは、外国首脳との重要な電話会話の大半はカマラ・ハリスがしていると指摘した。この点、任務を遂行するバイデンの身体的、精神的能力についての疑問はアメリカ国内でさえ公然と言われている。

 フランクリン・ルーズベルト時代から、アメリカの二大政党は、大統領執務室に、弱い政治家を送り込むのを好んでおり、アメリカ大統領として、ドナルド・トランプに取って代わったジョー・バイデンは、この政治傾向の頂点であることは注目に値する。このような政治家は操るのがより容易で、事態が計画通りに行かない場合、そうした政治家が典型的に他の連中による決定に全ての責任を負わされるので、このような行動は非論理的とは言えない。

 だが、弱い大統領の任務は、隠れた上層部集団に行われている事実を我々は見落としてはならない。それで「バイデン共同体」は、主要民主党幹部やスポンサーやロビイストに承認された決定をする。彼らこそが采配をふるっており、自分たちが何をしようとしているか完全に知っているのだ。

 だから、今や醜聞となったバイデン・インタビューの悪ふざけには、ロシアや中国に対するヒステリーを促進して、国民の議論を失敗した内政から逸らしたり、イランや北朝鮮やベネズエラのようなアメリカの「実存的な敵」に関する言説を構築したりする支配政治エリート集団の明らかな願望を感じることができる。「バイデン共同体」が確実に願っている、このヒステリーのエスカレーションは、新たな言論戦や、新たな軍備競争や、新たな軍事衝突さえ正当化するだろう。

 モスクワには、より優れた兵器と良く訓練された軍という優位があるので、戦争を計画するのは無駄なのを十分過ぎるほど知っており、ロシアに対して、アメリカがあえて、どんな直接軍事行動もしないのは明確だ。だが、ロシアとの軍備エスカレーションを推進するため、ワシントンは、新「人工衛星」での挑発に徹底的に投資している。それが「バイデン共同体」が、なぜ大言壮語するだけでなく、NATOに、バルト海、黒海とバレンツ海で偵察機や爆撃機で挑発をしかけさせ、ルーマニア、ポーランド、ノルウェーとバルト3国に追加部隊とアメリカ攻撃兵器を配備し、暗黙のうちに、ロシア国境での緊張を悪化させている理由だ。これら全ての国々の国民が知らされていないのは興味深いが、このような挑発に応えて、ロシアは全ての武器弾薬で防衛準備をするはずだ。

 戦争は常に、様々の攻撃的な国々が、歴史を通じて直面した内部危機に対する解決の一つだったことは良く知られている事実だ。それが欧米諸国が戦争を始める理由だ。だが、ソ連もロシア連邦のいずれも、こうした戦術を行使しておらず、逆に外部侵略から自身を守る必要に直面してきたのだ。

 それが、バイデン下で、アメリカが新たな軍事衝突に引きずり込まれたり、中東やアジアの伝統的に不安定地域で状況を悪化させたりすることが大いにありそうな理由だ。ある特定条件下で、アメリカは地上部隊は派兵せずに、イランへの空爆を開始するというイスラエルの要求を満たすかもしれない。中東に多数の地上軍を送れば、一層多くの犠牲者をもたらすことになるが、それはアメリカには受け入れられず、アメリカはテヘランに対する直接攻撃には成功するまい。

 そのため、未来の公開演説で、バイデンは、ワシントンは、地理的にアメリカにより近い地域、例えば、ラテンアメリカや東南アジアで、小さな「勝利する戦争」が必要だと宣言する可能性は大いにあり得る。 そして、これこそがバイデンが加齢による方向感覚損失の犠牲となり、ロシアのみならず、中国や、この両国を支持する多くの他の国々に激しく襲いかかる理由であり、彼の発言は今までより益々激しくなるはずだ。

 ワレリー・クリコフは政治専門家。オンライン誌「New Eastern Outlook」独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2021/03/21/biden-has-crossed-the-red-line/

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 昼の呆導バラエティー、太鼓持ち、御用学者が必死にバイデン・ヨイショ。正気だろうか。

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