アメリカ帝国は虐待的ナルシスト:言説のマトリックスの端からのメモ
2021年2月21日
ケイトリン・ジョンストン
アメリカ国民:医療をお願いします
政府:すみません。あなた方は北東シリアの新基地と言われましたか?
アメリカ国民:いいえ、医療です
政府:結構。あなた方は商談がお上手だ。はい、これが北東シリア新基地です。
❖
すみません。我々は2000ドル小切手や、学生負債の帳消しや、15ドルの最低賃金はできません。その代わり、上院共和党議員を「ぶちのめす」ソーシャル・メディアという形の支払いを受け入れて頂けますか?
❖
バイデンは老いて非常に混乱しているので、何人の子供を殺したか簡単に忘れる。
❖
新アメリカ大統領を選出しても映画は変わらず、サウンドトラックが変わっただけだ。
❖
虐待的なナルシストは犠牲者を得るためそうであるように、同盟国を得るにも同じぐらいやる気満々だ。利口な連中は、公的な認識のされ方の操作に一生懸命努力するので、彼らは参加した場所で、好かれることが多い。これはアメリカ帝国にもあてはまる。
❖
議事堂暴動に応えて、するべきこと。
法律を破った人々を告訴する
議事堂暴動に応えて、するべきではないこと。
新しい国内対テロ法を作る
DCの軍占領を継続する
インターネットを検閲する
❖
陰謀論を検閲しようと企むシリコンバレー・オリガルヒが、陰謀論を排除しないのは自明だ。陰謀論を終わらせることができる唯一の方法は、政府が透明になり、共謀をやめることだ。
だから当然我々はシリコンバレー・オリガルヒ経由の検閲で暮らすことになる。
❖
他の国々に絶えず爆弾を雨のように浴びせる政府が、所定の時期に、どのグループが好きか、好きではないかに基づいて、厳粛に名前を加え、削除する「指名テロ組織」リストを持っているのは、なんともお笑いだ。
❖
安全な刑務所を設計するため、人は、立派な門、高い壁、多くの監視人と大量監視を欲する。
それを更に一層安全にするため、上記の全てを維持しながら、彼らが自由だと思うように捕虜をだますのだ。
とにかく、それが欧米文明の歴史なのだ。
❖
結果として、我々の社会で広まっている最も重大な共同幻想の一つは、我々の社会は自由だという考えだ。我々の社会は、我々が自由だという錯覚を作るのに十分なだけ、自由なのだ。その線から先は、プロパガンダで覆い隠された全体主義に過ぎない。
❖
彼らは社会主義者や反帝国主義者を殺したり沈黙させたりする必要はなく、我々が臨界質量を得て、主流になるのを阻止すれば良いのだ。彼らがそれを阻止できる限り、少数の我々が動き回るのは、自由の錯覚を生み、実際、彼らの権益に役立つのだ。
❖
共和党は右方向への運動の道具だ。民主党は、あらゆる左寄りの運動に対する障害物だ。もし民主党が、あらゆる左寄りの運動を、意図的に妨害していなければ、世界全体は非常に、非常に違って見えるだろう。
❖
リベラル派にNEDはCIAの隠れみのだと知らせる上での問題は、リベラル派がCIAは良いと考えることだ。
❖
極めて困難な時に、アメリカ政府は、余りに露骨に、国民を凍えさせ、破産させ、立ち退かせ、予防可能な病気で死なせているので、アメリカ人が声をそろえて立ち上がり、正義の怒りを中国に向けることは今極めて重要だ。
❖
アメリカの反中国言説を、不注意に受け売りする人々、特に普段、アメリカ政府の主張に懐疑的な人々を、私は特に軽蔑している。このばかげたことに弁解などない。戦略地政学的な思惑は極めて明白で、知的に正直な誰でも、事実を見るのは実に容易だ。
「ケイトリン、アメリカ帝国が前にウソをついた全ての国々と、中国は全く違っている。今度は本物だ!」
おばかさん、あなたは実に長期間、中国に関する欧米プロパガンダを吹き込まれているのだ。それが唯一の違いだ。
国務省の反中国言説を受け売りする人々は、あらゆる点で、全く同じなのに、アメリカ帝国主義者の他の全ての思惑を支持した人々と異なっていて、自身はユニークな小さい雪片だと考えているように思われる。文字通り、あらゆる全ての可能な形で。「私はイラク侵略に反対したが、中国は違う。」というようなものだ。いや、あなたは当時は正しかったが、今あなたは間違っている。あなたは、かつては、あることを明確に見ていたが、今や、あなたは別のことを不明確に見ているのだ。プロパガンダの銃は、イラクの時には、あなたの頭を狙い損ねたが、中国では命中したのだ。
「すると、あなたは中国共産党は善人だと言うのか??」
ハリウッドは、全ての対立で、観客に「善人」と「悪人」を探すよう条件づけた。自分にとって脅威とならない、世界の反対側の国が「良い」か「良くない」か評価しようとする衝動はプロパガンダの結果なのだ。
❖
恋人たちが(A)お互い魅せられていて、(B)継続的に自己発見に献身的な場合には、彼らは、相手の愛すべき新しいことを発見し続け、相手も、愛すべきことを発見しつづけるので際限なく恋に落ち続けることが可能なのだ。我々全員は計り知れず、発見が続く限り、ハネムーンは決して終わる必要はない。あなた方はお互い興味津々で、好きになるべき新しいことを見いだそうとして、お互いにもたれかかる。冒険は決して終わらず、それは気分を浮き立たせつづけるのだ。
_____________________________
お読みいただいたことに感謝!インターネット検閲を回避して、私が発表する記事を読めるようにする最善の方法は、私のウェブサイトでメーリングリストを購読することで、そうすれば、私が掲載する全てのものについて電子メールで通知が行く。私の記事は完全に読者の支持によるものなので、本記事を良いと思われたら共有し、Facebookで「いいね」し、私のTwitter記事をフォローし、私のpodcastをYoutubeか、soundcloudか、Apple podcastsか、Spotifyでチェックし、Steemitをフォローし、PatreonやPaypalに投げ銭し、私の素敵な商品を購入し、新刊『Rogue Nation: Psychonautical Adventures With Caitlin Johnstone』や前の著書『Woke: A Field Guide for Utopia Preppers』を購入頂くようお願いしたい。私が一体誰で、私がどういう立場で、この場で何をしようとしているのかなどについて、より詳細をお知りになりたい場合には、ここをクリックください。人種差別的サイト以外、どなたでも無料で、お好きなあらゆる方法で、この記事のどの部分でも(あるいは私が書いた他のあらゆる記事も)再配布したり、使用したりされるのを私は無条件に許可している。
ビットコイン寄付:1Ac7PCQXoQoLA9Sh8fhAgiU3PHA2EX5Zm2
気に入っていただけただろうか? Patreonで、ケイトリン・ジョンストン支援のために、1秒時間をかけて頂きたい!
----------
急遽入院、欠席、辞職。飲み会は断らず国会出席は断る方のおかげで衆院予算委国会中継開始遅れ。ご子息招致はないのだろう。
日本国民:コロナ対策をお願いします
政府:すみません。皆さん馬毛島滑走路と言われましたか?
日本国民:いいえ、コロナ対策です
政府:結構。皆さん商談がお上手だ。はい、これが馬毛島滑走路です。
馬毛島は、イージスアショア・レーダー搭載艦、辺野古基地、宇宙軍、クアッドなど置き換えに事欠かない。
アメリカと中国と日本を結んだ鼎談。世界経済・政治の中のガラパゴス状態が浮き上がる。
デモクラシータイムス
デモクラシータイムス「排除します」発言を引き出したジャーナリストの番組が100回とは嬉しい。
志村建世のブログでNHK Eテレ番組が紹介されている。子供時代の思い出の番組の裏話は見逃せない。
今週の土曜日、3月6日の16時(午後4時)50分から10分間、「そして『みんなのうた』は生まれた」という番組がNHKのEテレで放送され、そこに私も登場します。ご用とお急ぎのない方は、どうぞごらん下さい。
日刊IWJガイド 今日は矢吹氏インタビュー。IWJ、設立以来最大の窮地だと書かれている。
<本日の岩上安身によるインタビュー>本日午後6時半から、日本人がまったく知らない米中覇権争いの現実!! 「コロナ禍が加速する米中覇権争い! その最大の争点は科学技術力であり、特にその核心は量子通信にあり! 軍民いずれでも応用可能! 日本まったく追いつかず!」岩上安身による横浜私立大学名誉教授 矢吹晋氏インタビュー」を生配信します!
ジャーナリズム研究者が、独立ジャーナリズムの重要性を語っている番組から一部を引用しよう。
ロバート・マクチェズニー『資本主義がインターネットを民主主義の敵にする』について語る
この国は途方もない人数の有能な人があふれています。この国は有能な人に満ちています。ここで不足しているのは、彼らを支える資金です。素晴らしいメディアの仕事をしている沢山の人々がいる事実は嬉しいことですが、彼らがきちんと食べられるようになって欲しいと思います。家族を持てるようになって欲しいものです。彼らの頭上には屋根があって欲しいですし、昼間の別の仕事や家事の残り時間で、ジャナーリズム活動をするというようなことを無くしたいものです。子供達を寝かせ着けた後、家を掃除し、会社での仕事に行くべく目覚めるよう床につく前、夜11:00に作業する人々が、報道や文化を担っていては、自由な社会は築けません。資金の保障がなければいけません。我々に必要な良いもの、文化、ジャーナリズムを生み出すことが出来る人々が、まともな報酬を得られるようにすべきです。
« 連中は全ての反対意見を潰そうとしてはおらず、主流になるのを阻止しているだけ | トップページ | アメリカの過ちを繰り返すのに余念がない新バイデン政権 »
「アメリカ」カテゴリの記事
- NYタイムズ、ウクライナに関する報道の変更を発表(2024.11.07)
- 兵器販売と制裁の驚くべき効果(2024.11.05)
- スパイダーマンやスポンジ・ボブなどのヒーロー擬きしかいないアメリカ(2024.10.31)
- ドイツはロシア燃料を使用していたがゆえにヨーロッパの原動力だった(2024.10.24)
「中国」カテゴリの記事
- ドイツはロシア燃料を使用していたがゆえにヨーロッパの原動力だった(2024.10.24)
- アメリカ大統領選討論会の妄想:戦争党という一つの党の二人の候補(2024.09.16)
- 超大国として君臨すべく「超兵器」を探し求めるアメリカ(2024.09.11)
- 二つのパイプライン物語…ヨーロッパが失い、中国が得たロシアの戦略的ガス(2024.08.27)
「Caitlin Johnstone」カテゴリの記事
- 大量虐殺の「多すぎる証拠」(2024.11.06)
- スパイダーマンやスポンジ・ボブなどのヒーロー擬きしかいないアメリカ(2024.10.31)
- イスラエルのイラン攻撃を自衛に見せようと躍起になっている嘘つき欧米メディア(2024.10.29)
- ガザの状況はトランプ政権下で悪化する。ハリス政権下では更に悪化する。(2024.10.27)
« 連中は全ての反対意見を潰そうとしてはおらず、主流になるのを阻止しているだけ | トップページ | アメリカの過ちを繰り返すのに余念がない新バイデン政権 »
コメント