アメリカが選挙でファシズムを退けた時:言説のマトリックスの端からのメモ
2021年2月13日
ケイトリン・ジョンストン
アメリカの戦争犯罪をあばいたかどで、バイデンはジャーナリストを引き渡させようとしているかもしず、絶え間ない世界支配を保証するため、世界中の従順でない政府に大量殺人と飢餓制裁を行っているかもしれないが、少なくとも、アメリカはファシズムを選挙で退けたのだ。
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この「二大」政党人形劇は常に偽物だ。常に、常に、常に、常に。人は本当に映画に入りこむと、それが映画なのを忘れる。人は画面を見ず、俳優を見ない。人はショーに夢中になるのだ。人形劇に夢中になるのも同じだ。そのあらゆる部分を信じて、現実を見失う。人は民主党のあれこれが本当に好きだったり、共和党のあれこれが本当に嫌いだったりして、精神的にそれを具体的なものと見なすやいなや、人は何が起きているか見る能力を失う。子供のように芝居に拍手するにつれ、人は操り人形師と弦楽器を見失うのだ。
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現状を推進する一つの党と、現状を推進する二つの党の政府間に意味ある相違はない。
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我々は二つの世界で暮らしている。実世界と言説世界。言説世界では、アメリカは1月20日に劇的に変化した。その言説サウンドトラックを抜きにした実世界では、全ての金、兵器、兵隊と人々は、1月19日と基本的に同じように動いている。
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もしバイデン大統領が彼の名前の後に(R)以外全てで、全く正同じ政策と立場だったら、アメリカ保守主義者は、リベラルの攻撃から彼を猛烈に守るだろう。もし並行世界が存在するなら、これは、その一つの中で、確実に、トレンディーだ。
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最も危険な略奪者連中は人々には見えない。それは、その本質、対人関係でも本当で、政治も本当だ。
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困難な状態に陥った国民のために社会的セーフティネットがないことに対し、全員アメリカをからかうが、それは正確には公正ではない。彼らには世界最大の刑務所制度がある。
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資本主義カルト信者は、金を稼ぐのは、裏庭かどこかで掘り出すことのような話をする。我々が、裕福な連中が、連中のために不正操作している経済体制の中の無力な個人ではなく、豊富な森林の狩猟採集者であるかのように「もし、より多くの金が必要なら、それを稼げ!」と。
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ばかげた陰謀論の主因は、規制されていないオンライン言説ではなく、世界最強の政府が、常に悪事を働きながら、極めて多くの、その行動を秘密にしているという事実と、主流メディアがしばしば陰謀論を奨励する事実だ。
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人々がインターネットでウソをつくのを許されており、それについて何かする必要があるなどというのは法外だ。我々にウソをつくのを許される唯一の連中は、政府、ニュース・メディアと、教育制度と教会なのだ。
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アメリカに中央集権化した帝国は、世界覇権を求めるのと同じぐらい緊急に、同じ理由で言説の覇権を求めている。
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アメリカが帝国優位後時代に近づきつつあり、帝国の終わりを避ける試みに必要な狙いのため、様々なプロパガンダ作戦で、同意をでっちあげる必要性から、マスメディアは、ここ数年奇妙に振る舞っている。それが皆様がここで見ている、ほとんど全てだ。
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対処すべき最もいらだたしいことの一つは、文字通り大量殺人行為を推進している主流政治家に対する人々の「誰だって完全ではない」態度に対処することだ。それは「そう、夫は売春婦を殺し、切断するが、一体誰が完ぺきな結婚しているだろう?」と同じだ。
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ブッシュの「対テロ戦争」は決して終わらず、そう呼ぶのをやめただけだ。唯一変化したのはブランド名だ。彼らは同じ手順と作戦を拡大し、常態化しながら「対テロ戦争」のレッテルを使うのをやめたのだ。今や比較的「反戦」政治家さえ、ブッシュ時代、平和主義活動家を恐れさせた地球の反対側のこれら大規模武力衝突を公然と支持している。
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「あなたは帝国主義に反対しない、あなたは欧米帝国主義を批判するだけだ!」
何百という軍事基地を地球に配備し、休みなしに戦争をしかけ、服従しないどんな国の破壊も計画している非欧米大国を私に教えて頂きたい。そういう国も私は批判する。
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生きる最善の方法は、生きないことだ。生きてはいけない。思いつきの私心で、命に意志を押し付けようとしてはいけない。命の邪魔をせず、自身に生きさせよう。呼吸は自然におきる。脚は、あちこちへ自然に動く。行動は自然に起きる。無頓着でも生きられる。
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高須院長の説明は全く不可解。徹底的調査が不可欠。
LITERA
愛知リコール不正 事務局が関連会社に依頼しバイトに偽造署名させていた! 高須院長と河村市長は資金源と名簿入手先を説明せよ
東京新聞 長男の参考人招致求める野党 首相記者会見を仕切っている女性官僚の話も聞きたいもの。
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