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2021年2月22日 (月)

陰謀論は政府の秘密から生まれる

2021年2月14日
ケイトリン・ジョンストン

 バズフィードの記者が、そのような書類を探すことを認めた下級裁判所の前裁定を覆し、コロンビア特別区巡回上訴裁判所は、シリアにおける反体制派民兵との関与に関し、CIAは情報公開法の要請に従う義務はないと裁定した

 スプートニクのモーガン・アルチューヒナがはっきり説明しているように、主流報道機関が、何年もシリアでの中央情報局CIAの活動を報じているにもかかわらず、アメリカ大統領が、それら活動に関して公然とTwitterに投稿しているにもかかわらず、この裁定だ。

 「言い換えれば、CIAは、広く行っていると報じられている動きを認めたり、より本格的な調査のためにさえ、関連文書を報道機関に開示するよう要求されたりしないのだ」アルチューヒナは、ジュリアン・アサンジを想起させる調子で書いている「「情報の圧倒的多数は、国家安全保障ではなく、政治的安全を守るため、機密扱いされる」。

 

私の最新記事:@WSJやCIAが支持している@nytimesによる、そういうことがあったという大々的報道にもかかわらず、コロンビア特別区巡回上訴裁判所は、@CIAを支持し、トランプのツイートは#SyriaでCIAアルカイダに資金供給した証拠にはならないと判断した。https://t.co/NFaQBrggV5
- モーガン・アルチューヒナ(@LavenderNRed) 2021年2月13日

 ダマスカス政府打倒を狙う危険な過激派とのCIAの恥知らずな協力や、シリア紛争最初期段階からの関与の程度に関するいかなる情報の国民への公開も恥知らずに拒否しているのも必然的に陰謀論のネタになる。

 CIAが、一定程度シリア戦争に関係しているのは周知の事実で、CIAが極めて悪質な事を行う実績の裏付けされた証拠があるのは周知の事実で、アメリカ政府が、長年シリア支配を狙っているのも周知の事実だ。シリアでの関与の正確な本質を透明にするのを政府機関が拒絶しているために、人々は知識のギャップを推測で埋めるよう強いられるのだ。

 もちろん連中はそうする。彼らがそうしないわけがあるだろうか?厳然たる事実が政府の秘密の壁の背後に隠されたからといって、ウソをつき拷問にかけプロパガンダ活動し秘密裡に麻薬取り引きしクーデターをしかけ戦争挑発する精神病質の中央情報局CIAに疑わしきは罰せずの原則を認めて、シリアでの連中の行動を、慈悲深いと一体誰が思うだろう?

 ところが、それでも彼らはそうするよう期待されている。誰であれ十分な影響力を持っている人が現れて、CIAが、シリア政権交代を目指して、承知の上で、強暴なジハード戦士を武装させたと発言すると、頭がおかしい陰謀論者だと、支配体制メディアの言説管理者に攻撃されるのだ。もし彼らの言葉が、支配体制の言説に破壊的影響を与えれば、サービスへのアクセス停止や首やソーシャル・メディアへの出入り禁止要求が起きるのだ。

 

影響力がある人物がシリアで起きていることについて、帝国の言説を否定するや否や、帝国主義の言説管理者が、どれほど破廉恥で、頭がおかしいかを私は忘れがちだ。彼らの言葉を、頭の中で「我々の世界的プロパガンダ攻勢に干渉するのをやめろ!」で置き換えよう。https://t.co/Sd5HCCklkW pic.twitter.com/O9XonJBHfo
-ケイトリン・ジョンストン-(@caitoz)2021年1月15日

 これが今日陰謀論の危険に関する、あらゆる騒ぎの現実だ。インターネット上の規制されない言論が陰謀論の普及に貢献していることに関するあらゆる強迫観念は、都合良く、そうした理論の本当の原因を無視している。政府の秘密だ。

 もし世界中で最も強力な政府が、極めて大量の秘密を、益々不透明な壁の背後にその行動を隠さなければ、何が起きているかについて、人々はギャップがないので、理論でギャップを埋める必要はない。彼らは起きていることを見るだけですむ。

 「でもケイトリン!」と人は反対するかもしれない。「その行動に関する情報を秘密にしておかなかければ、アメリカは世界中で全ての軍事行動をどうしてすることができるだろう?」

 まさにそのとおり、愚かな友人。まさにそのとおり。

 政府の秘密は、実際、戦争に勝つために必要だ。政府の秘密は、そもそもそれら戦争を始めるために必要だ。アメリカ行政機関は、軍事衝突を始めるため、偽りの大義名分使う膨大な実績がある。もし彼らが政府の不透明のベールの背後に事実を隠すことができなければ、大衆は政府に決して関与するまい。もし彼らがトンキン湾事件がウソだったのを知っていたら、アメリカ人は彼らの息子にベトナムに行くのを決して許さなかったはずだ。もし彼らが大量破壊兵器がウソであるのを知っていれば、彼らはイラク侵略のために彼らの息子や娘を決して送っていなかったはずだ。彼らは大衆の支持を失い、国際社会は彼らを支持するのを拒否するだろう。

 外国軍人や諜報要員の命を守るというのが、アメリカ政府の透明性に反対する主な主張だが、これは外国軍や諜報要員がいるのは全く当然だというのが前提だ。政府の秘密の大規模な壁がなければ、兵士や情報局員の命が危険にさらされる唯一の理由は、それら人員が、そこで大量殺人と圧制的権力行使という帝国主義行為を推進しているからだ。この議論は本質的に「我々が極めて不快なことをするのをやめなければならないのを意味するので、我々の政府で起きていることについて、あなた方に真実を話すことはできない。」

 危険な陰謀論を撲滅するため、インターネットには厳しい検閲が必要だという議論は、既定事実として、政府の秘密を無くすのは、不可能なのは当然と考え、既定事実として、アメリカ政府は世界中で重大な悪を行うのをやめることができないのを当然と考えるのだ。従って、我々がお互い情報をオンラインで共有する能力は、究極的に、責任ある誰も、アメリカ政府が世界中で、人々を虐殺するのをやめるのを想像できないので、そうした考えは、益々独占的シリコンバレー大企業に黙らされることになる。

 それがインターネット検閲に関し、現在、本当の基礎となっている主張なのだ。人々が、自国政府が何をしているかについての情報を自由に入手可能になるべきなのか、あるいは、政府が何をしているか理論を構成する人々の声が、益々人々の耳に届かなくされながら、政府が秘密裏に悪事を働くのを許されるべきなのか? それがここで本当の議論だ。

 

彼らが本当にそう望むなら、政治家やメディアや政府が陰謀論を排除できる方法がある。

  • 常にウソをつくのをやめる。
  • 人々を殺すのをやめる。
  • 陰謀論(ロシアゲート)を促進するのをやめる。
  • 秘密裏に不快なことをするのをやめる。
  • 政府の不透明を終わらせる。
  • 共謀をやめる。
    - ケイトリン・ジョンストン-(@caitoz) 2021年1月9日

 権力者は大衆に秘密を隠すのを許されるべきではない。それら秘密を大衆に漏らそうとするジャーナリストを、彼らが刑務所に入れるのは許されるべきではない、彼らはそれら秘密について理論を構築する人々を検閲するため、独占的企業と協力するのを許されるべきではない。人が許される秘密の量は、人が持っている権力の量に反比例するべきだ。

 アメリカ政府には、文字通り共謀を企てるのが仕事である強力な機関がある。それら政府機関が透明度に完全に欠けているのに、そうした共謀が、どのように行なわれている可能性があるという理論を構成したかどで人々が罰せられ非難される事実は不正だ。

 政府が秘密裏に不快なことをしていなければ、秘密は必要ないのだ。もし政府に秘密がなければ、陰謀論はないだろう。政府の秘密とプロパガンダの海の中、世界で一体何が起きているか理解しようとしているだけの無力な人々を攻撃するのをやめ、その代わりに、そもそも陰謀論存在の原因である権力構造を攻撃しよう。

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 政府こそ陰謀を実行していると思っている。9/11事件は典型。

 LITERA

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