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2020年12月30日 (水)

無謀な脅迫と「抑止力復活」

2020年12月23日|
ダニエル・ラリソン
The American Conservative

 今日、大統領は、イランに対し、更に無謀な脅迫をした。

イランに健康に良い友好的助言をしよう。もしアメリカ人が一人殺されたら、私はイランのせいだと考える。よく考えろ。
- ドナルド・J・トランプ(@realDonaldTrump) 2020年12月23日

 今年一月、大統領が違法にソレイマーニー暗殺を命令した際、最終的に、政府高官連中は、それがイランに支援されるイラク民兵によるロケット攻撃に対し「抑止力を復活させる」よう意図したものだという口実を支持したのだ。これら攻撃は、一年を通じて前とほぼ同じように続いたが、我々は大統領自身の無謀な行動がなかったら起きていなかっただろう攻撃に応えて、軍事行動をするという使い古された恫喝をちらつかせるだけだ。ソレイマーニー暗殺一周忌が近づくにつれ、我々は避けられたはずの不必要な対立に向かって再び漂流放浪している。

 大統領の「最大の圧力」キャンペーンがなければ、イラク駐留米軍は今日彼らが直面している危険は遥かに小さかったはずで、我々の政府間対立の可能性もずっと低かったはずだ。ソレイマーニーとイラクの民兵指導者を殺した違法で挑発的な攻撃を命ずる大統領の決定がなかったら、アメリカとイラン間の緊張は、今ほど大きくなかったはずだ。これまで二年半、イランに対するトランプの手法は、けんかを売っておいて、挑発に対応したといって相手側を非難することだった。イランに支援される民兵とイラン軍自身からの攻撃を抑止するどころか、トランプ政権は、彼らを挑発し、誘っていたのだ。これが、まだより大きな紛争を引き起こしていないのは、主に運の問題だ。

 イスラエル政府側は、イラン核科学者モフセン・ファフリザデ暗殺に対する報復に反撃する準備ができているのを示すために、潜水艦を一隻、スエズ運河を通して送り、緊張を高めている。

11月のイラン人幹部核科学者モフセン・ファフリザデ暗殺に対する、あらゆるイラン報復に対する準備として、イスラエル潜水艦がペルシャ湾に入ったとイスラエル・メディアが報じた。

スエズ運河、更に紅海で、浮上し、完全に見えるイスラエル潜水艦配備は、報道によれば、エジプト当局の黙認を得て行われたまれな動きで、対立が拡大し続けるにつれ、イスラエルは戦争準備をしているという、イランへの明確な警告と見なされた。

 イスラエル潜水艦配備は「抑止力のメッセージ」と表現されているが、それはイラン内での実際、無分別で違法な攻撃の結果だ。イスラエルがイラン領土に対するテロ攻撃を実行していなければ、彼らは今あり得る報復を心配しなかったはずなのだ。これはイランに関する我々のニュース報道のタカ派的視点と、アメリカとイスラエル政府両者による、抑止力概念の絶え間ない誤用にという基本的問題に起因している。

 アメリカとイスラエル政府のタカ派が「抑止力を復活させる」ことについて語る時、彼らが本当に意味しているのは、彼らは侵略行為をしたいと望んでいるが、それを防衛措置に見せたいということなのだ。ソレイマーニー爆撃は、未来の攻撃阻止とは全く無関係で、それがミサイル攻撃を阻止し損ねているのを我々は目にしている。ファフリザデ暗殺は何の抑止も関係なかった。イスラエル政府ができたから実行した、いわれない殺害に過ぎなかった。今アメリカとイスラエル両者が、追加の武力誇示、これらの以前の攻撃行為に対して、あり得る反撃を防ぐ新てり威嚇ちらつかせなければならないことに気がついている。これら攻撃行為は、アメリカとイスラエルを一層安全にするのではなく、彼らが以前に直面していたより大きな危険にさらしている。

 大統領がイラン攻撃の軍事的選択を要求し、イスラエルがこのような万一の場合のため準備しているという報道を考慮すると、我々はイランに対する、アメリカか、あるいはアメリカ-イスラエル共同攻撃の可能性を真剣に受けとめなければならない。このような攻撃は絶対に正当化できないが、それが起きない保証はない。これは、もしトランプ政権が、JCPOAを離脱して、イランに対する経済戦争を開始するという無謀な破壊的措置をしていなければ起きていなかったはずであることは強調する必要がある。今後数週で起きることは何であれ、それに起源をたどることが可能で、大統領は結果に責任がある。


 ダニエル・ラリソンはThe American Conservative編集主任、そこで独自ブログも運営している。ニューヨーク・タイムズ書評、ダラス・モーニング・ニューズ、World Politics Review、ポリティコ誌、Orthodox Life、Front Porch Republic、The American SceneやCulture11に彼の記事は掲載されており、The Weekのコラムニストだった。彼はシカゴ大学で歴史博士号を取得しており、ペンシルベニア州ランカスターに住んでいる。ツイッターで彼をフォローする。

記事原文のurl:https://www.theamericanconservative.com/state-of-the-union/reckless-threats-and-restoring-deterrence/

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 呆導の日ということで反中国特集を垂れ流す大本営広報部、御用評論家、学者、タレントのたわごと。音を消し、翻訳しながらながめている。頻繁にウソツキが顔をだす。

 狂気の自民、公明、異神、意図的にコロナを蔓延させているとしか思えないのだが。愉快犯ではあるまいに。

 植草一秀の『知られざる真実』

PCR妨害での犠牲者をこれ以上増やすな

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