全コーカサス占領の夢想で、トルコとアゼルバイジャンはエレバンに権利を主張
2020年12月12日
The Saker
South Front
二度目のナゴルノ・カラバフ戦争は終わったが、アルメニア人にとって困難な時期は、近いうちに終わりそうには思えない。
12月10日、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、アゼルバイジャン、バクーでの「凱旋パレード」で特別招待客としてもてなされる大きな名誉を与えられた。「最高位のサルタン」と彼の高官が演壇で演説する中、アルメニアから捕獲したものを含め種々の兵器を持ったトルコとアゼルバイジャン軍隊が、アゼルバイジャンの首都を行進した。結局、バクーのパレードで語られた事全てからして、アルメニアが新たな戦争のために直ぐさま準備する可能性が高い。
アリエフは、トルコ-アゼルバイジャン連合の重要性を強調し「エレバン、ザンゲズール、セヴァン」は、チュルクの人々の「歴史的土地」だと主張した、他方エルドアンはイスマイル・エンヴェル・パシャとコーカサスのイスラム軍メンバーを追悼した。エンヴェル・パシャは、アルメニア人大虐殺、アッシリア人大虐殺、ギリシャ人大虐殺の主要加害者の一人だった。
これに加え、トルコ大統領は、いつも通り、アルメニアが地域の不安定の原因だと言って、欧米軍国主義のせいにさえした。エルドアンは、アンカラがNATO創設国の一つで、その軍国主義の一部だということを、どういうわけか忘れていた。とはいえ、事実を認めるのは、近代的トルコの外交的手腕の強みではない。
トルコ・メディアは、アルメニアの広い領域を、アゼルバイジャンの一部として表現して、エレバンとの新たなエスカレーションの足場を準備している。例えば、トルコのTGRTハベル・テレビは、「アルメニアには金がない。ザンゲズールをくれてやろう」という題名で、アゼルバイジャン本土とナヒチェヴァン自治共和国間の地域全体を、そういうものとして示した。この題名は、バクーが、カラバフの「アゼルバイジャン人対する犯罪」と呼ぶものに対し、アルメニアは500億ドルの「補償」を支払わねばならないというアゼルバイジャンの主張への言及だ。だから今トルコとアゼルバイジャンのメディアはアルメニアは、この「補償」を、一部の領土を支払うべきだという考えを推進している。
しかも、これらの主張はアルメニアに限定されず、全コーカサスに及ぶ可能性が高い。パレードの際、エルドアンが称賛したイスラム・コーカサス軍は、1917年にロシア帝国で始まった内戦につけこんで、現代ロシア南部を含め、この地域を占領する汎チュルク、オスマントルコの取り組みだった。
エンヴェル・パシャは、オスマン帝国崩壊後に登場した現代トルコ創設者ムスタファ・ケマル・アタチュルクとの関係も悪く、イデオロギー的にも非常に異なり、実際アタチュルクに馴染まない反対者だった。バクーの最高レベルで、この人物を奨励するというエルドアンの決定は、現代トルコ指導部が、非宗教国家という概念を含め、アタチュルクが残したものから離れつつあることを示している。エルドアンに率いられるトルコは、汎チュルク、イスラム主義の考えを伴う新オスマン主義へ移行している。この種の公式イデオロギーは、アンカラが、国際舞台の中を巧みに進み、更なる軍事冒険に向かう上で、エルドアンに、わずかな自由も与えるまい。
記事原文のurl:https://thesaker.is/turkey-azerbaijan-lay-claim-to-yerevan-dream-of-capturing-entire-caucasus/
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つい最近も、現地での戦闘が報じられている。
外国で、旅行が原因であることが、あきらかになっても、決して態度を変えないインパール・マスク特攻隊。
わざわざ悪い見本を見せる彼には、メルケル首相の爪の垢をのませたいもの。
LITERA
菅首相コロナ会食は「国民の誤解」じゃない! 今度はフジテレビ会長・社長、五輪賄賂疑惑の電通顧問と…フジに報道機関の資格なし
日刊ゲンダイDIGITL
日刊ゲンダイDIGITAL 金子勝立教大学大学院特任教授記事
東京新聞の本音のコラム、昨日は斎藤美奈子氏。WCカルタの怪。東京都のお粗末なカルタにふれて書かれている。三つ、複写させていただこう。
《あ》アクセルもブレーキも踏めという総理
《い》イソジンでウイルス減ると知事は言い
《う》麗しきアベノマスクは今いずこ
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