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2020年12月23日 (水)

闇の国家メディア、ロシアに対し、より「統一した」(つまり「敵対的」)進軍命令をバイデンに発令

Finian Cunningham
2020年12月17日
RT

 相次ぐ記事が、アメリカの「邪悪な敵」としてのロシアのイメージを磨き上げている。そこに、素早く、バイデン次期大統領に対し、ロシアに対し、敵対的路線を行けという命令に読めるニューヨーク・タイムズ記事がでた。

 それはワンツー・パンチだ。問題を設定し、それから解決策を出すのだ。今週のアメリカ・メディアの振り付けには、闇の国家機構による画策の特徴があり、それに、ニューヨークタイムズや他の連中が、進んで従っているのだ。

 最初は、ロシア・ハッカーが、アメリカ政府部門や政府機関の中心に「侵入した」と主張する「ブロックバスター」報道だ。いつものように、センセーショナルな主張を裏付ける証拠は提示されない。ソフトウェア・プロバイダが、ハッキングされたと主張し、種々の匿名情報提供者が、それをロシアのせいにして、NYタイムズのような報道機関が、それはクレムリン・ハッカーだったと論説を書き、知らないうちに、それはロシアがアメリカに対する「全面的攻撃」を開始したという「事実」に雪だるま式にふくれ上がるのだ。

 ハッキングされたというソフトウェア、SolarWindsは、アメリカ政府の各部門や政府機関(セキュリティー禁止事項に対し、どういうことだろう!)で広く使われており、上記の「事実」とされるものの主張から、ロシアがサイバー侵入の黒幕だったされる。そして、更に、ほのめかしで、上記のアメリカ政府の各部門や機関が侵入されたというのだ。

 月曜、NYタイムズはこういう記事を書いた。「ロシア・ハッキングの範囲が明確に:複数のアメリカ政府機関が打撃を受けた」。

 証拠が示されていないのだから、それは決して「明確ではない」。そして、影響を受けたかもしれないと新聞がほのめかす複数の政府機関は、実際、国防総省、国土安全保障省、国家安全保障局や国務省を含め、どんなコメントもするのを拒否している。

「極めて洗練された攻撃によって、軍や諜報界や核研究所が、どれほど影響されたのかを、決定しようとして、調査担当者は苦闘している」と新聞は報じている。

 言い換えれば「タイムズ」は記事を裏付ける証拠を「決定するため苦闘している」のだ。

 だから、存在しているものと言えば、ロシアを悪者にする話となると、アメリカ・ジャーナリズムに良くある、ぞっとするような主張、断言と風刺だけだ。いずれにせよ基本的報道標準に従った本格的ジャーナリズムは需要ではないのだ。重要なのは認識を作り上げることだ。有徳のアメリカを破壊しようとしている実に邪悪な国ロシアという認識だ。

 連邦議員は、ふさわしく、ロシアのサイバー攻撃とされることに憤慨した。民主党幹部のディック・ダービン上院議員はCNNに言った。「これは事実上ロシアによるアメリカへの宣戦布告で、我々はそれを真剣に受けとめるべきだ。」(後の文章は、この上院議員が本当に宣戦布告とされものを信じていないことを示唆している。もしそれが戦争なら、なぜそれを真剣に受けとめるよう、力なく勧める必要があるだろう?)

 ニューヨーク・タイムズは、アメリカ政府中核への最近のロシア・サイバー攻撃とされるものに、よだれを垂らした唯一の新聞ではなかった。メディア輪姦に参加したのは、ワシントンポスト、ロイター、AP通信、CNNや他社だった。このような共同の反射的反応があった時は常に、画策されているのかもしれないと思って良い。

 だが、わざと誤った情報を示し、人々が正気を疑うよう仕向けるのは、CIAの非公式メディア、NYタイムズや他の闇の国家要員に任された。

 翌日「ロシア・ハックの範囲」を「報じて」、「タイムズ」は、ジョー・バイデン次期大統領のために「ニュース分析」記事と見せかける指示を出した。見出しは、こうだった:「バイデンは副大統領時代から変化した世界で、ロシアと対決する」。

 それは続けてこう言う。「次期大統領は、時に、クレムリンを押し返し、時に、ロシアの協力を求める方法で、アメリカ国家安全保障を保証しなければなるまい。」

 「ロシアの協力」に関するオマケの甘言はお忘れ願いたい。記事の要点は、次期バイデン政権に「西洋とアメリカの国家安全保障支配体制間の分岐時代」を終わらせる、ロシアに対して、より「統一された」政策を採用するよう言っているのだ。

 それは単に、ホワイトハウスがモスクワの反感を買うことを、むしろ迷っていたトランプ政権時代とは違って、今後国家安全保障機構とバイデン大統領が、ロシア対決で、一体となって動くのことを冗長に言っているのに過ぎない。

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「欧米権益にあからさまに敵対的な」存在として描かれ、バイデンは選挙運動中に「プーチン政権に、その犯罪の責任を問う」と誓った彼自身の執拗な言説を想起させられる。

 プーチンが今週バイデンに祝電を打ち、アメリカとロシア間の素晴らしい協力を呼びかけたことなど、どうでも良いのだ。それは、タイムズが我々に信じさせようとしているような「あからさまに敵対的な」人物の言葉や感情とは到底言えない。代わりに、連中は、バイデンが選挙人団によって次期大統領として承認される前に多くの他の人々がしたようには、プーチンが祝福を急かなかった事実に焦点を合わせた。

 この最近のアメリカ・マスコミのロシア・バッシング狂乱は、今週、選挙人団による、バイデンの大統領としての正式当選に合わせて、諜報機関に引き起こされたのではと推測する十分な余地があるように思われる。

 ロシアに対し、いかに攻撃的であるべきかについて、寝ぼけたジョーには、どんなモーニングコールも不要だ。彼は全経歴を、議会で、そしてオバマの副大統領として、以前ホワイトハウスで、戦争屋、闇の国家の手先、冷戦応援団として過ごしている。

 だが不吉な前兆は、アメリカ闇の国家特有の反ロシアの狙いと、絶対的に従順な新大統領という相乗作用の出現だ。

 皆様の友人が興味を持つと思われるだろうか? この話をお伝え願いたい!

 本欄で表明される声明、見解や意見は単に著者のものであり、必ずしもRTのものを意味しない。

 Finian Cunninghamは受賞したジャーナリスト。25年以上、彼はミラーや、アイリッシュ・タイムズや、アイリッシュ・インデペンデントや、イギリスのインデペンデントや他社で、副編集者や記者として働いた。

記事原文のurl:https://www.rt.com/op-ed/509990-deep-state-biden-russia/

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 オリンピック中止への一歩?

 日刊ゲンダイDIGITAL 斎藤貴男氏記事

もっと恐れよう 菅政権の正体はおぞましい「3つの支配欲」

 宗主国や大企業の走狗連中の意味不明発言と医療関係者の記者会見、説得力が違う。
 官房長官時代、「そのような指摘は当たらない」「全く問題ない」しか言えなかった人物が、首相になった瞬間語彙が増え、論理明快な発言をするわけがない。鉄壁のガースと称賛されていた記者会見での発言、まともな記者の質問に対する拙劣卑劣な対話拒否にすぎない。支持者がいるのが謎。これからも「指摘は当たらない」「問題ない」答弁で馬脚を現し続けるだろう。ウソをつくだけの首相と、メモを読むだけの首相、優劣つけがたい素晴らしさ。

 ワクチンの話題がでるたび、IWJの田代秀敏氏インタビューを思い出すが、今日も。岩上氏の状態、早い本復を期待している。

【IWJ_YouTube Live】20:00~
「岩上安身によるエコノミスト 田代秀敏氏インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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