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2020年11月 2日 (月)

アゼルバイジャン部隊はナゴルノ・カラバフ共和国首都の門口にいる

2020年10月30日
The Saker

South Front

 見たところではナゴルノ・カラバフ戦争は、トルコ-アゼルバイジャン・ブロックの優位で進展している。10月29日夜、アルメニア側は、アゼルバイジャン部隊が、ナゴルノ・カラバフで二番目に大きい町にほぼ到着したことを確認した - 自称共和国の首都から、わずか数キロに位置するシュシャ - ステパナケルトだ。アライク・ハルチュニャン共和国大統領はアルメニア人に、彼らの故国を守るため武器をとるよう求めた。

 「シュシャは単なる町ではなく、アルメニア国民自身の架台に住む決意の象徴、アルメニア国民の勝利の象徴だ。シュシャは全てのアルメニア人の脈打つ心臓だ。アルツァフ共和国最高司令官として、私は再度あなた方一人ひとりに、団結し、我々のシュシャ、我々のアルツァフ共和国、我々の国家の尊厳を守るよう希望する」と彼は述べた。

 報道によれば、アゼルバイジャン歩兵隊がハドルト付近で、アルメニア防衛陣地の裏をかいて、シュシャから約5キロに配備された。このような地域におけるアゼルバイジャン軍の前進部隊の存在は、前線におけるアルメニア軍のもう一つの厳しい状況の兆しだ。アルメニアが多分、アルメニア国境近くのラチン回廊に向かう最初のアゼルバイジャンの攻撃を撃退できたようだが、進撃するアゼルバイジャン部隊は、前線の別の場所におけるカラバフ防衛者にとって依然重大問題だ。

 アルツァフ共和国国防省は、敵の破壊工作集団を排除するため、アルメニア部隊が活動していたと述べ、シュシャの南での戦闘を確認した。出来事に関するこの公認版は市を防衛する人々にとっては、少なくとも気がかりに聞こえる。独立したアルメニアの情報提供者が、町の南での、アルメニアとアゼルバイジャン軍間の激しい戦闘を報じている。もしアルメニアがシュシャを失えば、アゼルバイジャン軍隊がナゴルノ・カラバフの首都の門口にいることを意味する。

 一方、アルメニア国防省は、自身の前線状況地図を発表した。それによれば、アゼルバイジャン軍は、シュシャからまだ遥か遠くにある。更に、それは、まだハドルトがアルメニア勢力の手中に奇妙に残っていることを示している。同時に、アゼルバイジャン軍に町から退くことを強いて、それをグレー・ゾーンに変えた、アルメニアのグバドルに対する反撃の報告は僅かだ。アルメニアは、アゼルバイジャン軍が主張したSu-25戦闘機二機の撃墜も否定した。アゼルバイジャンによれば、これら戦闘機は「戦線のグバドル方向にあるアゼルバイジャン軍陣地を空襲しようと試みて」撃墜された。Su-25撃墜を確認する画像証拠は、これまでのところ提供されていない。

 他方、アゼルバイジャン側は、係争地域で、対アルメニア軍攻撃成功を示す一連のビデオを公表した。ビデオで見られる攻撃は、27以上の陣地と、下記装置と、アルメニア部隊に標的を定めていた。五基のD-20曲射砲、D-30曲射砲、二基の2S1 グヴォズジーカ自走榴弾砲、BM-21多連装ロケット砲筒、二台のトラック、SUV、P-18レーダーと通信センターに対するものだ。ビデオで見られる攻撃の大部分が、トルコ製バイラクタルTB2無人戦闘機で行なわた。それ以外は、アゼルバイジャン軍で使用されているのが知られているイスラエル製ACCULARや他の誘導弾で行われたようだ。

 10月末までに、トルコ-アゼルバイジャン・ブロックは、確実に、紛争で、戦略上の主導権を掌握し、それを奪還するアルメニアの試みを克服した。今、同盟国トルコからの援助を得ているバクーは、カラバフのアルメニア人防衛者に衝撃的打撃を与えようと計画している。一方、アルメニア指導部は、依然、外交ゲームしており、ナゴルノ・カラバフ自称共和国を支援するため正規軍派兵を急いでいない。

記事原文のurl:https://thesaker.is/azerbaijani-troops-are-at-gates-of-capital-of-nagorno-karabakh-republic/

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