余波の方が、結果より重要かもしれない奇妙な選挙
2020年11月3日
Moon of Alabama
私が覚えている選挙のいずれも、何も本当に基本的に変えなかったが、アメリカは四年ごとに「今までで最も重要な選挙」が行われる。
もし彼らの候補者が勝たなければ、カラー革命を試みると民主党が脅したので、今日の選挙は異なっている。
ジョー・バイデンが選挙人団の過半数を勝ち取らなければ、民主党が選挙に異議を唱えるのは明らかだと思われる。もしトランプが勝てば、最後の郵送投票が数えられ、司法の最高レベルで訴訟に持ち込まれるまで、彼らは、いかなる譲歩もしないだろう。彼らはメディアの注目や、ソーシャル・メディア・マーケティングや街頭行動が、ドナルド・トランプに対する支持を減らすことを期待している。
過去数カ月、ポートランドや他で都市での、ソロスが資金供給したBlack Live Mattersの抗議行動や無政府主義者暴動で、必要な戦術は実験済みだ。
私が知る限り、これは、企業が選挙の夜に暴動と略奪が起きるのを恐れて、店舗を板でふさいだ最初の投票日だ。
いくつかのアメリカ都市の商業地区やオフィスビルが、投票日と、それに続く日々の不穏状態を恐れて、ドアと窓を板でふさいでいる。
象徴的なメイシーズ主要デパートを含め、ホワイトハウスの周辺や、ニューヨーク市のいくつかのブロックが、のこぎりやドリルや釘を打つ音で満ちている。
週末、繁華街での大規模なトランプ支持デモ後、ビバリーヒルズのロデオ・ドライブが、火曜日、完全に閉鎖されると警察が述べた。
人種差別と警察暴力に対して、この夏の抗議行動の際にフェンスで囲まれた地域を含め、ホワイトハウス周辺のいくつかのブロックに境界フェンスを延長することを連邦当局が計画している。
このあらゆる騒ぎは一体なぜだろう? 二大政党の違いはわずかだ。勝者が誰であれ、政策は、アメリカが従っている一般的な帝国の傾向に合わせるよう強いられるはずだ。
だが、最もありそうな結果について、我々がいかに僅かしか知らないかは興味深い。世論調査は、正しいというより、しばしば間違っており、今本当に重要な場所で接戦を示している。最終結果は、ペンシルベニアのいくつかの郡におけく数百票の郵送投票次第かも知れない。あるいは、どちらかの側への地滑りもあり得るはずだ。
私の個人的直感では、メディアが描き出しているより、ずっと例外的でないトランプは、大統領の座に留まるのに十分な選挙人団を獲得するだろう。
もし、民主党が彼らの計画通りに、それに対応すれば、選挙の余波が、選挙結果そのものよりも、心理的、歴史的に、いっそう重要なことが大いにあり得るだろう。
この全てが、外部から、どれほど奇妙に見えるか表現するのは困難だ。
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参院予算委国会中継、朝から音を消し、テレビをつけている。政経塾出身者が質問中。放射能汚染水を、なんとタンカーで南鳥島に運んで放棄しろという奇想天外な提言。(音声は聞かず、画面で見て唖然としているのだが。)海に放出する結論は変わらない。さすが異神。というより、与党の本音を代弁しているのだろう。
カジノ反対住民投票署名、大統領選挙結果と全く違う、議論の余地ない明白な民意。人を不幸にして成立する仕組みのカジノで、住民が幸福になれるわけがないのは子どもでもわかるはず。横浜では(東京でも?)自民がカジノを強力に推進。
日刊ゲンダイDIGITAL
東京新聞
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