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2020年11月 9日 (月)

自分をごまかさないで。あなたのバイデン投票は「ファシズム反対票」ではない

2020年11月6日
ケイトリン・ジョンストン

 選挙後の戦いが荒れ狂っている。一般の民主党支持者が幻覚症状を起こして、トランプが力で(ネタバレ:彼はそうせず、以前の人々同様、平和裡に官邸を去るだろう)在職し続けると興奮し、一般の共和党支持者は、バイデンは彼らを、共産主義奴隷にするだろうと興奮している(ネタバレ:彼はそうせず、他の皆と同様、あなた方を末期帝国主義・新自由主義の奴隷にするだろう)。

 双方が、不正行為とごまかしを非難しており、現時点で、私は正直にいって、そうしたことをどのように気にかけるべきかわからない。私は何を言うべきなのだろう? 「あらら、二人のエセ候補者のためのエセ選挙は、本当にエセだと言うのか??」 いずれも、大企業の手先、戦争屋だ。レイシオンに、どうでもよい勝者を選ばせよう。

 大きな不安は残ったまま、マスメディアは、抗議と反抗議が全国的に沸き起こるにつれ、暴動の恐れを意識的に強調している。選挙前に言ったことを繰り返そう。どんな暴力であれ、権力側の連中に役立つだけで、権力側に役立つ権威主義的な狙いを正当化するために使われ、おそらく権力側の連中に引き起こされている可能性がかなり高い。一般市民が暴力を知的に利用すれば良い結果になり得ると主張できる状況もあるだろうが、どんな寡頭制支配者仲間が、あなた方を支配することを巡って死ぬのは彼らの一人ではないのだ。どうぞ、賢明に、安全にお過ごし願いたい。

抗議行動が票計算で接戦している各州で起きるにつれ、暴動の恐れが増大している。https://t.co/v0IlQLmX9e pic.twitter.com/j4h8RAtcVI
—The Hill (@thehill) 2020年11月5日

 ともあれ、選挙自体は終わっている。つまり、本物の左翼の人々が、つらいバイデン勝利のため、自信をなくし、自身に語るウソを今無くさなくてはならないことを意味する。「私はファシズムに反対投票した」は、最近ソーシャル・メディアで、最近良くみる呪文だが、それも、そうしたウソの一つだ。

 アメリカ左翼は、イデオロギー上、何の共通点もない右翼権威主義戦争屋が当選するのを支援すると決定したため、あらゆる主張を思いつかなければならなかったのに私は気づいたが、誤解がないよう言っておくと、彼らに、そうするのは間違いだと言うことに私は関心がない。基本的に壊れたシステムと、人々がどのように調和しようと決める方法で、私はアメリカ人を批判できず、私は人の投票行動を批判するつもりも皆無だ。

 だが、一つ明確にしておこう。バイデンへの投票が「ファシズム反対票」だという主張には正当な根拠はない。ファシズムの一層危険な繰り返しと思われるものへの反対票だったと主張するのは自由だが、終生、残忍な権威主義者への投票が、ファシズム反対票だったとは、いかなる妥当性をもってしても、主張できない。

 バイデンに投票して「ファシズムに反対投票した」のだという呪文を繰り返すと、人々は、あらゆる手段を尽くして闘わなければならない、ファシスト政策を、アメリカ大統領は、もはや進めていないという非常に間違った見方になってしまうので、これは全員にとって、はっきりすべき非常に重要な違いだ。選挙でファシズムをやめさせたと自身に言うことで、将来の自己満足のために、自身をだましているのだ。

ここに1989年、犯罪と麻薬に対して弱気だったという理由で、第41代ブッシュ大統領を非難し、麻薬密売人や麻薬常習者のために、より多くの起訴と刑務所を要求したジョー・バイデン上院議員の全国放送演説は、1994年の犯罪法案だけでなく、麻薬戦争と、刑罰国家の大規模エスカレーションをもたらした。pic.twitter.com/sg36rV30Zz
- グレン・グリーンワールド(@ggreenwald) 2019年1月22日

 これは、結局、極めてタカ派で、許せないイラク侵略を支持したのみならず、侵略を実現する上で積極的に主導的役割を演じた同じジョー・バイデンなのだ。アメリカの刑務所人口を、世界のどこでも決して見られないレベルにするのに役立った悪名高い1994年犯罪法案を通過させた人物だ。麻薬使用と犯罪に甘いという理由で共和党を攻撃して、出世した人物だ。何年も前、まだ皆が、そのような独裁的なやりすぎは恐ろしいと考えていた昔に、似たような法案を成立させようとして、オーウェル風愛国者法の文言を書いたのを手柄にしている人物だ。ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジを「ハイテク・テロリスト」と呼んだ人物だ。政治家として出世するために利用できる時はいつでも、恥知らずに人種差別を利用した人物だ。

 トランプ政権中に起きていた醜悪なことの全てがバイデン政権で起き続けるだろう。白人優越主義集団、不法移民の残酷な扱い、国内、海外での政治左派に対する攻撃、裕福な人々の利益のための戦争、圧制、搾取と緊縮、他の全員に対する無関心、苦痛、ドナルド・トランプの不愉快なツイートする。その全てが続くだろう。バイデン当選で変化した全てといえば、その一部が、もしかすると同じ程ひどくないかもしれないだけだ。

 だから、最終的にバイデン就任式となる可能性が高く見えるもので、ファシズムがくじかれたと主張しても誰のためにもならないのだ。せいぜい、ファシズムは、わずかに停滞しただけだ。バイデン政権は、権威主義的命令に服従しない、あらゆる国を攻撃し続け、南の発展途上国や中国での社会主義の進歩に対する反動的攻撃を続け、たまたま海外の地政学的に重要な地域に住んでいる黒人や茶色の人々を殺し続け、国内では権威主義監視措置を推進し続け、アメリカ警察国家を武装化し、拡大し続け、トランプ政権がしたと全く同様、権力者連中の利益のため、無力な人々の首筋にブーツを押しつけ続けるだろう。

もしバイデンに投票をされたなら、それで結構。今自分が正しいと思うことをして、ファシスト帝国の新大統領に痛打を見舞い始めよう。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2020/11/06/dont-fool-yourself-your-biden-vote-was-not-a-vote-against-fascism/

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 ブログ『私の闇の奥』の最新記事「ボリビアの先住民たちは戦い、そして、勝った」を拝読してびっくり。理由については、該当記事をお読みいただきたい。

 宗主国と日本の関係、異常ではないか、と中学時代に思い始めた。高校のある先生が授業の中で、一言、日本の売国マスコミの酷さを語られるのを聞いて、自分は狂っていないと思えた。大学のある教授の授業で、アメリカから輸入した経済学は、かなり怪しいと確信した。『アメリカ・インディアン悲史』で、宗主国への違和感の根源に気がついたのだ。残念ながら、『アメリカ・インディアン悲史』今は古書でしか読めない。図書館にはあるはず。『アメリカン・ドリームという悪夢―建国神話の偽善と二つの原罪』は購入可能。

 LITERA記事に納得。「文春」前編集長のデマ発言を聞いて、サラリーマンを辞めて以来、ほとんど購入していないことを嬉しく思った。今後も買わない。

菅官邸のリークで学術会議任命拒否6人にデマ攻撃! 共同は「反政府先導」、「文春」前編集長も「news23」で「中国や共産党と関係」

 あるネット番組を見ていたら、バイデンとハリスを絶賛した。時に、ハリス、初めての黒人女性で、しかも、若い、彼女は大きく変えてくれると手放しの褒めよう。いやになって、切り換えた。

 この記事の筆者、ケイトリン・ジョンストンさん、2019年6月28日に、ハリス批判を書いておられる。

Kamala Harris Is An Oligarch’s Wet Dream

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