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2020年10月23日 (金)

なぜ帝国主義者が国民を洗脳し続けようとするのかを示すボリビア

2020年10月20日
ケイトリン・ジョンストン

 左翼のエボ・モラレス大統領が去年地滑り的勝利の後、リチウムに富んだ国から追放された、アメリカが支援したクーデターを、ボリビアは逆転したのだ。クーデター政権による支配の一年後、ルイス・アルセというモラレス内閣元閣僚の、もう一つの地滑り的勝利が社会主義運動(ムビミエント・アル・ソシアリズモ=MAS)権力を復活させたのだ。

 最近のガーディアン紙主要記事の主張に反して、これは社会主義運動の「驚くべき再起」ではなく、民主主義に対する独裁的攻撃で、去年モラレスが選挙を不正に操作したという、欧米の言説操作者歪曲した虚偽の主張に対して、広く予想されていた拒絶だった。何年もの間の、二度の地滑り的勝利は、「驚くべき」でも「再起」でもなく、国民が二度、彼らの意志を決定的に示したのだ。

 ボリビアは、まだ完全に自由の身ではない。アメリカに中央集権化した帝国には、ボリビア国民の意志を破壊する攻撃として様々な他の方法があり、我々は、帝国がまだ存在していれば、そうした策略が今後数年内に展開されるのは確実かもしれない。だが、帝国に望まれる主要な形の攻撃が阻止されたという事実を、人々が祝うのは正しい。

ボリビアでの選挙は、多数の国民に支持される社会主義運動が、彼らの命を犠牲にしかねない内戦で恫喝した後、ファシスト・クーデター実行者が譲歩し、下から勝ち取った勝利であり、これは永久に記憶されるだろう。
- ☀️👀(@zei_squirrel) 2020年10月19日

 これは、帝国主義者が、人々の考え方や行動を操作するため、なぜ宣伝を使うのに、それほど多くのエネルギーを注ぐかの好例だ。もし国民を、自分たちの行動を支持するよう操れなければ、結局、国民が、連中の全ての仕業を元に戻すことになるだろう。クーデターは、昨日ボリビアで取り消され、2002年に、クーデターはベネズエラで取り消されたが、国民が、その意志を行使する力を持ち、意志を行使しないよう洗脳されたり、残忍に扱われたりしない時には、クーデターは常に未完成に終わるだろう。

 それを巡って支配体制の多くが行動している誰もが話題にしたがらない重要な問題は、人々を搾取しようとしている社会病質的支配者連中の数より、遥かに多くの普通の人々がいることだ。一般庶民と滅多にこの事実に気づかないが、現状の帝国主義寡頭政治の継続と拡大を画策する責任を負って操っている連中にとっては、常に連中の注意の中心だ。

 権力側の連中は民衆を恐れている。常にそうだったし、今後も常にそうだ。彼らは常に極端に実際は大衆が彼らの数の政権を彼らの支配者が彼らから盗んだ全てを取り戻すために使い、彼らの前の圧制者に好きであるものは何もするのを阻止するものは何もないのを知っている。我々は、ほんのちっぽけな男による虐待的関係にある、山のように大きな巨人のようなものだ。我々は、好きな時にいつでも、虫けらのように連中を潰すことができることをさほど多く考えないかもしれないが、連中は確実に考えているのだ。

国民のための政府に戻るボリビアにお祝い申し上げる。
民主主義を「独裁主義」だと歪曲しなければならないアメリカ人億万長者のために働く全てのジャーナリストにお悔やみ申し上げる。
— Existential Comics (@existentialcoms) 2020年10月19日

 そして、それこそが、国民が自分たちの本当の力に決して目覚めないようにしておいて、帝国を動かすのに責任を負っている、巧妙に言説を操る連中が終日働いている理由だ。国民は、ひたすら生き残るのに苦闘していて、富豪による行き過ぎた法外な地球破壊行為を支持するため、奴隷のように働かせられていることに決して気づかないのだ。国民は、最強力な連中以外の誰にも役に立たない戦略地政学支配を確保するため、世界の裏側で、自分達と全く同じ人々を殺害する殺人戦争機構に、自分たちの価値観と資源がつぎ込まれているのに決して気がつかない。それで我々は、連中がしていることも、我々が連中を止めるあらゆる能力を持っていることも理解できないのだ。

 連中が支配する国民の同意を作り上げるため、連中が膨大な資金を注いでいるのは、それが連中にとって面白いからではない。連中は他にするべきことが何もないから、不透明な行政機関に協力するよう、マスコミや、シンクタンク、NGO、政治的影響力や広告の形で言説支配を買い占めているわけではない。彼らには合意が必要なので、それを作り上げるため、彼らは必死に働いているのだ。

 だから彼らには同意せぬよう。洗脳を拒否するよう。同胞たちが洗脳されるのを止めよ。人々に、連中のウソに目覚めさせるよう務めよう。人々を自分たちの本当の力に目覚めさせるよう務めようよう。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2020/10/20/bolivia-shows-why-imperialists-work-to-keep-populations-propagandized/

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 世界には、こういう国もある。もちろん、まだ油断はできない。

 LITERA

菅首相のベトナムでのスピーチが幼稚で恥ずかしすぎる! 静岡県知事の指摘「菅首相に教養がない」は事実だ

 教養がないが、人事恫喝すれば、命令を素直に聞く従順な傀儡しか、宗主国ジャパン・ハンドラーは選ばない。

 学術会議ヒアリング映像をみていると、救いようのないネトウヨによるyoutubeのコメント欄になんとも低劣無意味な書き込みを見せられる。森監督発言時も、ひどい。全首相の低劣な野次を思い出した。学術会議吊るし上げ記事からすると、ネトウヨと自民党政治家本体、その下劣な品性、深い部分で共通しているもののようだ。

2020年10月21日 第7回「学術会議任命拒否問題 野党合同ヒアリング」

2020年10月22日 第8回「学術会議任命拒否問題 野党合同ヒアリング」

 日刊ゲンダイ

2時間半も“吊るし上げ” 菅自民の学術会議批判はネトウヨ級

 もはやネット番組のような意味のある言論、「宗主国に支配された属国政府に支配された」紙媒体呆導にもテレビ呆導にも期待できない。

『i-新聞記者ドキュメント-』再上映特別シンポジウム Day2

 横田氏が奮闘しておられるが、異神による市解体計画どうなるのだろう。素晴らしいコロナ対策の知事が、カジノ推進派とは知らなかった。

【横田一の現場直撃】No.83 和歌山カジノ予定地/大阪都構想 カジノと万博/
20201022

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