ナワリヌイは毒を盛られていない
2020年8月22日
Moon of Alabama
木曜朝、ロシアの右翼、人種差別的民衆扇動者アレクセイ・ナワリヌイが、シベリアのトムスクからモスクワへの飛行の際、病気になった。彼は最終的に昏睡状態になった。飛行機はオムスクで緊急着陸するため航路を変更しなければならなかった。ナワリヌイは病院に搬入され、人工呼吸器を装着された。
一方彼の報道官キラ・ヤルミシは証拠なしに、ナワリヌイは毒を盛られたと主張した。
ヤルミシは、飛行前には何の徴候もなかったナワリヌイが「今朝飲んだ唯一のもの」なので「彼のお茶に混入されたもので毒を盛られた」と考えている。彼女は後に、旅の途中で彼が汗をかき始め、トイレに行き、どうやら一時的に意識を失ったと書いている。RIAノーボスチはナワリヌイは飛行中、何も食べたり飲んだりしていないと報じた。
オムスクの集中治療室の医師は、ナワリヌイを安定させるのに苦労した。多くの検査が行われたが、毒は発見されなかった。昨晩、患者は安定した。彼の家族の要請で、彼は現在治療を受けているドイツに輸送された。
オムスクの病院はナワリヌイは、重度の低血糖症に見舞われたと述べた。
オムスク救急病院の医長アレクサンドル・ムラコフスキーは、アレクセイ・ナワリヌイの状態は、血糖値急降下によって起こされたと述べた。
低血糖症は、糖尿病性機能障害としても知られている。
人が糖尿病性機能障害、つまり重度の低血糖症になると、意識を失い、発話困難になり、複視を経験する可能性がある。余りに長い間低い状態でいる血糖値は、発作や糖尿病性昏睡になりかねないので、早い治療が不可欠だ。
低血糖症は、時に急激に起きることがあり、糖尿病治療計画に従っていてさえ起こり得る。
糖尿病の人が、インスリンを過剰に摂取したり、余りにわずかしか食事しなかったりすると、糖尿病性機能障害が起きる。私の父親は糖尿病で、私は彼が数回この問題を経験するのを見た。彼が最初の徴候を感じたら即座に使うために、いつも砂糖を一かけら持っていた。もし、父親が自身で対処できない時のために、母親は私にするべき応急手当の基本を教えてくれた。有り難いことに、私は決してそれを使わずに済んだ。
即座に処置するのは重要だ。長期の昏睡は脳障害をもたらしかねない。ナワリヌイは、飛行機で空を飛んでいたので、彼を病院に収容するのに随分長い間かかった。彼の長期の昏睡が、彼の体のに更なる損傷を与えた可能性がある。
糖尿病の人々は、通常、自分の血糖値を管理する方法を学ぶ。私はナワリヌイが実際に糖尿病だという情報を見ていないが、だからと言って、それが人々が通常話題にするものでないわけではない。急激に血糖値を下げ、密かに使用できる薬や毒を私は知らない。攻撃された人が、効果を無くすため何かを食べれば済むのだから、誰かを殺そうとする試みで、そんなものを使うのは愚かだ。
欧米マスコミは、ロシアにいつものゴミを投げつけるため「ナワリヌイが毒を盛られた」話に飛びついた。彼が、共産党幹部や他の何人かの本物の野党政治家より少ない2%の支持しかないのに、連中はナワリヌイがロシアの「野党リーダー」だと主張している。ナワリヌイは「リベラル派」でもない。彼はチェチェン人や他の非ロシア人を、殺されるべきゴキブリ(ビデオ)と見なす右翼民族主義・人種差別主義者なのだ。
ガーディアンに対するインタビューで、ナワリヌイは、こうした見解を確認した。
数年前、[ナワリヌイ]は、歯科医の服をまとって、出稼ぎ労働者の映像を見せながら、虫歯は健康な歯を台無しにすると文句を言うものを含め、多くの不穏なビデオを発表した。別のビデオで、彼は、独白で、移民をゴキブリにたとえて、銃規制を緩めることに賛成する率直な意見を述べている。
私は彼に、今それらのビデオを後悔しているかどうか尋ねても彼は謝罪しない。彼はそれを、リベラル派と民族主義者の両方に語れる強さと見なしている。だが移民をゴキブリになぞらえるとは? 「それは創作上の特権だ」と彼は言う。それで、これらビデオや、その期間を、彼は何も後悔しないのだろうか? 「いいえ」と彼が再び断固語る。
欧米メディアは、ナワリヌイの「中毒」を、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と結びつけようとしている。それはまったく意味をなさない。ナワリヌイはプーチンにとって危険ではなく、彼が他の「リベラル派」を途方もないアイデアで忙しくしてくれるのだから、実際、彼にとって、有用なのだ。
過去数年間、ナワリヌイは、汚職事件を暴露して、何人かの敵を作った。彼の最近の相手はトムスクの知事だった。それが、まさに彼がなぜ、そこに飛んでいたかの理由だ。ナワリヌイは、そこで容疑者を探すべき犯罪の被害者なのだろうか。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/08/navalny-was-not-poisoned.html
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最長罪人期間に聞こえるソラミミ。
植草一秀の『知られざる真実』には、はっきり書かれている。
ガラパゴスの極み。保健所は感染者データをファックスで都庁に送り、それを都庁が、手打ちで?Excelか何かの統計表に変えているのだろうか。緑のタヌキはそちらは放置?パネルで新語を使って速記者の脚光を浴びる紙芝居。
日刊ゲンダイDIGITAL
世田谷区長は、本当に頑張っておられる。
8月24日(月)13時より「世田谷区長・臨時記者会見」を行ないます。テーマは「PCR検査体制と社会的検査」と「本庁舎整備」について準備状況を報告します。YouTube中継で御覧になれます。
★世田谷区長記者会見(8月24日)
https://www.youtube.com/watch?v=4S2q6Y1rfM8&feature=youtu.be
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