プーチンとロシアはベラルーシで極めて重大な危機に直面している
2020年8月10日
The Saker
[本分析はUnzレビューのために書かれた]
長年の読者の中には、私が(もし、あるとしても)めったに、ベラルーシやルカシェンコ大統領について書かないことにお気付きかもしれない。本ブログでは、いつもの通り、常に、私があることについて言及する理由や、あることについて言及しない理由がある。ベラルーシやルカシェンコの場合、私が、2013年以前には、決してウクライナについて書かなかったのかという理由と、全く同じだった。私にとって、そこで行われていることが、退屈で、ほとんど、うんざりしていたのだ。その国について書きたいと強く感じなかったのだ。ウクライナについては、ユーロ・マイダンで変化したのだ。
今ベラルーシでの出来事は、この非常に不快な話題に対処するよう私に強いている。ベラルーシは、国内に重大な危機をもたらし、主権さえ喪失しかねない可能性が高い、複雑で危険な危機に直面している。だが、最初に、我々が起きていることを検討する前に、ベラルーシに関する即席「入門」から始めたい。皆がこの国について知るべきだと思うのは、下記のとおりだ。
- ベラルーシは、ウクライナより更に人為的な、全く人為的な産物だ。少なくとも、ウクライナには、本当に、全くロシア人ではなく(もしお望みなら、彼らを「本物のウクライナ人」とみなすこと可能だ)ロシア的なもの全てに対する憎悪が、ルワンダのインテラハムウェ連中と同じぐらい激しい「西洋人」(ガリシア人)がいた。ベラルーシには、意味のあるバンデラ主義者の等価物が存在しない。
- ルカシェンコは、ヤヌコーヴィッチ以上に親ロシアというわけではなかった。これは重要だ。ルカシェンコは、ロシア派ではなく、常にルカシェンコ派だった。欧米もルカシェンコも、ベラルーシこそ唯一本物のロシア同盟国だと言うのを好んでいる。これはウソだ。厳密に言えば、ロシアとベラルーシは超国家的連合国だ。だが、ロシアに彼を助けるよう要求するため、ルカシェンコが、ロシア人とベラルーシ人々の歴史的独自性を、何度も何度も繰り返し使ってきたのは事実だ。そして、最近までロシアは支援していた。
- 国として、ベラルーシは、あらゆる事と、全員を支配する極めて有能な恐れられるKGB(そう、ベラルーシは、この名を保持した)を持った準完全警察国家だ。これは同じく私が下に説明する理由にとって極めて重要だ。
- クレムリンは、ベラルーシとの再統一を促進したいと常に望んできたが、この過程は、モスクワとミンスク間の、いつもの問題や危機のため、決して完了しなかった。ベラルーシ社会が崩壊するのを阻止するため、ロシアは、莫大な金額を注ぎこんできた。
- 最終的に、ベラルーシは資源が非常に限定されており、非常に貧しい国だ。だがロシアにとって、ベラルーシは、ロシア防衛計画で中心的役割を果たしている重要な軍事同盟者だ。もしアメリカとNATOが、国の支配を掌握するのに成功すれば、ロシアの安全保障にとって、大きな戦略上の脅迫だろう。
これらはベラルーシをウクライナと比較し対比するための、ごくわずかな要点に過ぎない。
ここで、何が起きたか要約させていただきたい。
ベラルーシ当局は「何百人もの」連中(おそらくロシア人)が極悪非道な意図でベラルーシに送りこまれたと宣言した。ルカシェンコは、それ以来公式に、彼がウクライナSBUからこの情報を手に入れたことを確認した。連中はテロリスト、反抗分子、民間軍事企業ワグナー社要員、不穏分子で、彼らの狙いは、ルカシェンコを殺害し、ベラルーシで新たな「マイダン」を引き起こし、混乱を生み出すことなどだとされている。
率直に言って、ベラルーシ当局は、決してウクライナSBUの話を真に受けてははいない、また、率直に言って、これは本当に全く何の相違も生まない。ここに私が明白だと思う二つのことがある:
- ロシアは、ルカシェンコ および/または、ベラルーシに対して、決して武力や、非合法機密活動を行使しようとは考えていないはずだ。
- ベラルーシKGBはベラルーシで起きている、あらゆる重要な事の全てを知っている。
私は、二番目の説が、一番目の説を大いに裏付けると主張したい。
何が事実であるにせよ、ロシア人治安要員集団が、諸国(スーダンとベネズエラが良くあげられる)で、ベラルーシ企業に、治安を実現すべく採用されたように思われる。彼らはベラルーシに向かい、ミンスクから最終目的地に飛ぶ計画をしていた。彼らは、どうやら意図的に遅れ、便に乗り損ない、たまたまルカシェンコの住まいから遠くない場所にあるホテルで休むよう言われた。真夜中、KGBのSWATチームが閃光手榴弾を持って、銃むき出しで入って来て、ねぼけたロシア人が、どんな抵抗もできなかったにもかかわらず、全員を残酷に逮捕した。いかなる武器も、いかなる秘密計画も発見されなかったが、この連中は酒も飲まず、ウエートレスのいやがらせもしておらず、人と交わらなかったので、彼らが秘密任務(私は冗談を言っていない!)である明白な証拠だと官憲は宣言した。
上記の全て、絶対に全くたわごとで、この明らかにデッチ上げ口実の些細なことに注意をそらされてはならない。
本当に起きたのは、こういうことだ。
(アメリカ政府の承認なしには何もしない)ウクライナ治安機関SBUが、ベラルーシとロシアを対決に引きこむため、複雑な機密活動を開始したように思われる。採用や、航空券購入などを含め、作戦全体は、実際、ウクライナで行なわれた。これは、ウクライナがした最大の失敗でもあった。彼らは行動を十分隠さず、ロシア諜報部門が計画全体を理解して、(ロシア語で)マスコミに漏らすのに、24時間もかからなかった。詳細はまだ確認中だが、肝心な点はこうだ。ウクライナは、戦闘経験の実績がある人々、特にドンバスで、ウクライナ・ナチ軍隊に対して戦った人々を探す警備会社のふりをしていたのだ。何らかのかなり典型的な治安任務のため採用され、この連中は、乗り遅れるだろう飛行機のためミンスクに飛行機で運ばれ、ベラルーシを去る機会を待つ状態にあったのだ。この時点で、ウライナSBUは、ベラルーシKGBと連絡を取って、ロシアから送られたロシア人「傭兵」がルカシェンコを殺すか、少なくとも彼を打倒すると「警告した」ように思われる。
SBUが特にドンバスでの戦闘経験があるロシア人を送り込み、キエフに引き渡すようベラルーシに要求したのは明白だ。この集団の連中の大半に、この要求がほぼ即座にされた。
これまでのところは、「まあまあだ」(本当にではないが、私が意味するところはお分かりだろう)が、そこでベラルーシ人とルカシェンコが実に奇妙な動きを始めたのだ。
ベラルーシ当局とって、最初の論理的な措置は、ルカシェンコがプーチンに電話して、説明を求めることだったろう。あるいは、ベラルーシKGB長官が連邦保安院FSB長官に電話して、明確な説明を求めることができたはずだ。ところが、そうはせず、このロシア「傭兵」がホテルで眠っていて、何が起きているか全く分からない間に、ベラルーシKGBは奇妙な「逮捕」を手配したのだ。
次に、ロシアと協力するのではなく、ルカシェンコは、最も有能で最も道徳的に不快なウクライナ人ジャーナリストの一人(誇らしげに自分はSBU工作員だと公言している)ドミートリー・ゴードンに長いインタビューをさせたのだ。
だが、それ以降、事態はひたすら悪化した。
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ルカシェンコは、またしても、彼のロシアに対する典型的な、くどい苦情を言い募る機会に飛びついた。それを示唆するため、ベラルーシは(既に、我々が知っている通り、ベラルーシKGBに手配中の犯人リストを提供した)ウクライナに、これらロシア人の一部を引き渡すかもしれないとまで言ったのだ。これらの行動から、ルカシェンコが日曜に行われた大統領選挙までの最後の日々に、何らかの汚いゲームをしていたことが、ロシアにとって即座に明確になった。
ベラルーシ人の全くおかしな行動は、一体どのように説明できるのだろう?
理由、その一:簡単に言えば、ルカシェンコの人気はベラルーシ人の可処分所得と同じぐらい速く低下しているのだ。
理由、その二:明らかに、アメリカはベラルーシを乗っ取るため、主要な戦略的心理作戦を行っている。
理由、その三:現状のベラルーシ国家は、存続可能ではなく、存続可能だったこともなかったのだ。
これら理由を一つずつ検討しよう。
ベラルーシでの、いかなる選挙結果も誰も疑わないが、大半のベラルーシ人がルカシェンコを支持しているというのは、論争にならないことからほど遠い。要点はルカシェンコが勝つかどうかではなく、彼がどれだけ勝つかだ。昨日の選挙はルカシェンコにとって、あり得る限り最低の、受容可能な結果をもたらした:80%だ。この数字は実際無意味で、それが現していることと言えば、ルカシェンコ政権が選挙に勝つのが、どれだけ巧妙かというだけだ。だが今回は、過去に起きたのと異なり、過去より多くの抗議があるように思われ、抗議はミンスクに限定されておらず、今他の都市にも広がっている。だから、ルカシェンコは決して公式に選挙に負ける危険はなかったが、マイダンのような抗議が、彼にとって、明らかな懸念のままだ。
だが、この話には、まだまだ裏がある。
ポンペオのベラルーシ訪問:もちろん偶然の一致に過ぎない。 |
ルカシェンコ・ポンペオの会談後、アメリカはミンスクで(非常に大きい)大使館を開設する。これまで何年もの間、欧米は、ルカシェンコをありとあらゆる悪口雑言を浴びせてきたが、今欧米は突然「満面笑みをたたえている」。
これは本当に偶然の一致だろうか?
私は大いに疑っている。
だが事態は一層悪化している。アメリカはベラルーシを転覆させるため、最も有能で危険な当局者の一人を派遣している。私は、一連の不安定化任務で豊富な実績がある国務省の諜報関係高官ジェフリー・ジオークのことを言っているのだ。
ベラルーシ国民に対する彼の自己紹介を聞こう。
実際、ロシア「テロリスト」を利用した挑発全体が、アメリカ・ウクライナ合同で、入念に作りあげられ、実施されていることは今や、かなり明白だ。ウクライナSBUが、この全てを組織する上で、これほど、いい加減でなければ、(連邦保安院FSBが、何が起きたか、全面的で正確な情勢を把握するのに、24時間もかからなかった)この計画は成功していた可能性がある。実際、まだ成功するかもしれない。
だが全てをアメリカのせいにして、SBUとルカシェンコは実際、話の全貌を語らない。
真実は、ベラルーシは完全に人為的国家で、ウクライナより遥かに人為的な国家で、それ自身だけでは存続できない国だということだ。また永久にロシアからの支援金で生き延びようとを望むこともできない。ウクライナ民族主義のルーツを見るのは重要で、興味深いが、ベラルーシの場合、ベラルーシ民族主義は、本当に歴史と無関係で、人為的で、欧米のイデオロギー教義以外、本当に基盤がないので、このような検討は無用だ。
ソ連のマルクス主義者や、一般に、ロシア嫌悪イデオロギー政権は、常に、現地の民族主義の出現を促進し(そして、以前には存在もしなかった「国籍」まで作りさえした)たが、ロシア人とベラルーシ人間の違いは、現在、非常に多様な、本当に多民族的社会で暮らしているロシア人同士間の違いより、ずっと小さいので、ベラルーシ民族主義は、決して大きな牽引力を持たないものだった。それでも、共産党官僚や、欧米の管理人の見地からは、ウクライナやカザフスタンのような国が独立を宣言する中、ベラルーシをロシアから分離するなど想像もできないとして、ロシアとベラルーシの国民双方を安心させると思われる一種の奇妙な妥協が行われた。いくつか協定が結ばれ、際限なく交渉されたものものあり(特に、あらゆるエネルギー協定!)、最終的に、そこから生まれた唯一のものは、人口わずか1000万人のこの奇妙で人工的小国家だ。その指導者は、ベラルーシは「多ベクトル」外交政策に従うと宣言した。それを私が要約すると以下の通り。ロシアから、できる限りの金を吸い取り、同時に、アングロ・シオニスト帝国からの支持を求めるのだ。
[注記:ルカシェンコが「ヨーロッパ最後の独裁者」と呼ばれ、欧米で人気がないことは、もちろん知っている。私の要点は、彼に人気がないのは、彼ではなく、欧米のせいだということだ。ルカシェンコは、繰り返し何度も、欧米からの支持(つまり「金」)を得ようとしてきたが、どうやら、ポンペオが"連中の"嫌なやつを、今"自分の"野郎にしようと決めたのだ。私が言いたいのは、ルカシェンコは、欧米にとってではなく、ロシアにとっての「我々の嫌なやつ」現象の典型的な例だったということだ。私は更に、(「彼らの」や「我々の」を含め) あらゆる「嫌なやつ」同様、ルカシェンコは今や、ロシアにとって、負債に変わったと私は考えている。]
今おきている、もう一つの非常に厄介な進展がある。この事態丸ごとの中で、ベラルーシKGBは、絶望的なほど無能か(そんなはずはない!)、欧米工作員が入り込んでいるかだ。私は二番目の説が、ずっとありそうだと思う。
もし今ベラルーシKGBが工作員に入り込まれ、弱体化されていると想定すれば、例えば、自身の秘密情報機関(シリアでの戦争が、どちらに着くか強いるまで、一体何人のアメリカ/イスラエル工作員がバッシャール・アサド周囲の高官だったか我々は覚えている)に裏切られたニコライ・チャウシェスクと同じ状況にあることに気がつくかもしれないルカシェンコにとって非常に悪いニュースだ。
率直に言って、CIAや他の連中は一部のことに、さほど得意ではないが、当局者を堕落させる芸術では本当に世界的巨匠で、これは既にベラルーシで起きたかもしれない。
現在、ミンスクや他の都市で暴動があり、首都では、機動隊が、おおむね状況を掌握しているが、暴徒にリンチにかけられるのを避けるため逃げる機動隊員が既にいた。これを書いている(月曜日UTC21時50分)時点で、ベラルーシKGBは、最悪の扇動者や暴徒を追い詰めていると宣言しているが、ウクライナSBUにとって、ベラルーシKGBをだます(あるいは、もっと酷い場合は、潜入する)のがどれだけ容易だったか考えると、私はこの言葉遣いで、大いに安心できるようには感じない。特殊部隊は、大言壮語をするためではなく、危険な問題に対処するために、存在している。
今、我々がベラルーシKGBから聞いている最新のものは、彼らが主要反対派の人物スベトラーナ・ツィハノフスカヤ暗殺を阻止したことだ。ふん!(愚かな)ツィハノフスカヤは完ぺきな「スケープゴート」で(もし彼女が選出されていたら、ひどい政治家)であることを考えると、これは本当かもしれない。だが、これは、ベラルーシKGB中の一部の権益集団が、ツィハノフスカヤのご機嫌をうかがっているようにも見える。どちらの見解も等しくまずいと私は思う。
このすべてがどれだけ重大だろう?
非常に!
ルカシェンコが航空機でベラルーシから亡命したという、ポーランド・マスコミが広めた既に(間違った)うわさがある。このうわさは明らかに、ルカシェンコが次のヤヌコーヴィチであるという(間違った)印象を引き起こすよう意図されている。私はこの男たち、いずれも嫌いだが、ルカシェンコはヤヌコーヴィチより、ずっとタフな男だ。
更に、欧米の、ポーランドやウクライナ・マスコミが、今行っているキャンペーンはその大きさが未曾有で、ベラルーシ政権が国の支配を取り戻すのは極めて困難だろう。
ルカシェンコは、今何らかの形で、調子を逆転したように思われる。ベラルーシを、兄弟としてではなく、パートナーとして扱ったと言ってロシアを非難した後、今彼はプーチンと話をして、五ページの文書がその全てを説明していると言い、今彼はロシアとベラルーシが、結局は、兄弟だと言っている。
控えめに言っても、さほど説得力はない。
これが、ルカシェンコの「多ベクトル」政策の姿だ。 |
非常に論理的に、そもそも、決してさほど高くなかったロシアでのルカシェンコの人気は今急速に悪化しており、過去、ルカシェンコを、彼の(建前上)「安定した」対欧米政策で称賛していた多くの評論家が、今や公然と嫌悪を声に出している。益々多くのロシア人がこの「超国家的連合国」概念を今公然と不思議がっている。ルカシェンコご自慢の「多ベクトル政策」は、二兎を追う者は一兎をも得ずの陳腐な例に見える。
帝国の指導者連中は、博愛に短命な多少信用できそうな装いを与えるのに十分な期間だけ、ルカシェンコを憎むのをやめたことが、今やかなり明白なように見える。今彼らは既にベラルーシや、個人的にルカシェンコに制裁を再導入することについて語っている。
これは下記の理由で、全てロシアにとって、極めて危険だ:
- ルカシェンコは、支援するのに絶対に酷い「我々の嫌なやつ」(連中は常にそうだ!)で、彼の最近の悪ふざけが、ルカシェンコは解決ではなく、問題の非常に大きな部分であることをクレムリンに示したのだ。
- もしルカシェンコが政権に留まれば、それは反政府派を沈黙させるのには十分で、本当にルカシェンコの人気を上げるには十分ではない(おおむね非常に効果的な)抑圧機構のおかげにすぎない。
- ルカシェンコ自身は明らかに不正直で節操がない。彼は少しもロシア(それを言うならベラルーシも)のことなど気にかけておらず、自身のことだけ考えている。換言すれば、彼が政権に留まる限り、ロシアにとって、ベラルーシは主要な懸案事項だろう。
- もしKGBの策謀や、マイダンのような暴力的反乱で、ルカシェンコが打倒されれば、権力の座につくのは誰であれ、1)アメリカに吟味された、2)熱狂的な反ロシアなのは確実だ。
- ロシアにとって、ベラルーシの経済的重要性は大きくはないが、安全保障や、軍事的理由で、ベラルーシは、ロシアの安全にとって極めて重要なのだ
この最後の点は、さらに明確にする必要がある。ベラルーシは、戦略上、決定的な場所に位置しているだけでなく、ベラルーシ軍は良く訓練され、装備されており(ウクライナ軍とは比較にならない)、彼らはクレムリンにとって、重要な軍事資産なのだ。ベラルーシにはロシア軍も配備されている。最後に、ベラルーシ、ロシア軍間の交流は非常に友好的で、非常に深い。NATOがベラルーシを占領するのは、ロシア(は対処可能だが、欧米からの脅威について、ロシアは大幅に見直す必要があるので)実際、大問題だろう。
すると、我々は、ここから、どこに行くのだろう?
もしプーチンが「更に同じこと」をすれば、ロシアは深刻に、ベラルーシを失うリスクがあり、ウクライナのバンデラスタンが、ばらばらに崩壊しつつある時に、何とも残念な事に思われる。今ロシアは、同時に、ルカシェンコ後に備えながら、(手遅れになる前に)、「ウクライナの感染」を抑える必要がある。明らかに、ルカシェンコは円満には辞職するまいし、ロシアは彼にそうするようを強いるため、ロシアの道具箱から道具を見つけ出す必要がある。
個人的には、ベラルーシを、ロシアに完全に再合併すれば、「ベラルーシ問題」を解決するだけでなく、「ルカシェンコ問題」も解決すると信じている。私は、ベラルーシでの変化を強いるため、ロシアは必要十分な影響力と資源を持っていると確信している。そう、それは困難で、危険だろうが、そうしなければ、遥かに悪い結果を招きかねないのだ。ロシアは行動する必要がある。速く断固として。
The Saker
記事原文のurl:https://thesaker.is/putin-and-russia-are-facing-a-very-serious-crisis-in-belarus/
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「コロナ専門家」12人を格付けチェック!「マスク不要」「42万死亡説」の出処
というのをネットでみかけた。このAsageiBisの格付け付け、まともなのだろうか?
AsageiBisは徳間書店の雑誌だろう。アサヒ芸能、サラリーマン時代に何度も購入したが、今は全く無縁。書籍は『日本戦後史論』以降、購入した記憶がない。
専門家を格付けする以前に、格付けする人間の評価が必要だろう。名前も何もわからない。一流学術誌には必ず「査読」がある。査読者は同じ分野の一流人物が選ばれる。一流学者が評価した証明がないリスト、信用ならない。それを言うなら、分科会の医学メンバー、腐敗した官僚と政治家が選んだのだから、腐ったメンバーしか選ばれるわけがない。信頼する価値皆無。
15日、小泉進次郎環境大臣、萩生田光一文部科学大臣、衛藤晟一一億総活躍担当大臣、高市早苗総務大臣の4人が靖国神社参拝。
今日の孫崎享氏のメルマガ題名
今の自民党は民主主義を目指す政党ではない
昨日のIWJ岩上氏による青木美希氏インタビュー、公益性に鑑み、1週間程度フルオープンで配信という。以下引用。
青木氏が何度となく現地に足を運び、人々の声に耳を傾け、また自らカメラを回した貴重な取材の数々について、岩上安身のナビゲートのもとお話いただいたインタビューは、公益性に鑑み、1週間程度フルオープンで配信します。お見逃しの方、下記URLでぜひご覧ください! よろしければ高評価のボタンと、IWJチャンネル「Movie Iwj」への登録ボタンを押してください!
※コロナ禍の陰で現在も進行する原発事故被害(2) 原発事故被災者・避難者を襲うコロナ危機! 今、何をすべきか、すべきではないのか! 岩上安身によるジャーナリスト 青木美希氏インタビュー
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501また、第1回目のインタビューアーカイブは下記よりご視聴いただけます。
※コロナ禍の陰で現在も進行する原発事故被害(1) 限界の夏!トリチウム汚染水海洋放出の危機!! 岩上安身によるインタビュー 第1005回ゲスト ジャーナリスト・青木美希氏 2020.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/478605
また、青木氏の書籍『地図から消される街3.11後の「言ってはいけない真実」』(税込1,012 円)を著者のサイン入りで、IWJ書店にて販売しています。限定14冊。※【青木美希さんサイン入り】 地図から消される街3.11後の「言ってはいけない真実」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=454
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