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2020年6月20日 (土)

コロナウイルス - 諦めたアメリカ

2020年6月19日
Moon of Alabama

 アメリカとEU間の相違はかなり際立っている。アメリカは明らかに流行を制御するのをあきらめている。


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 アメリカの人口は3億2800万人だ。EUの人口は、3分の1多く4億4600万人だ。

 ヨーロッパでは、この冬に第二波を避けるための措置に関して広範な議論がある。

 アメリカのいくつかの州は、まだ流行第一波の上昇段階にある。一部の州は増加勾配だ。


 これらの州の病院の中には、間もなく深刻な問題がおきるものがあるだろう。そして、致死率は上昇するだろう。

 最近のデモと大半の州での広範な再開で、毎日の新感染者数が更に上昇し、一日約32,000人の新感染者という、過去の合計を超えそうだ。

 私が驚いているのは、マスク着用に関する文化戦争だ。

 映画館チェーンAMCシアターズは、再開を計画している

AMCは従業員には着用を要求しますが、観客全員にマスク着用を要求することはありません。
「我々は政治論争に巻き込まれたくはありません」とCEOのアロンが述べた。「マスクは必要ではないと強く信じる人々に、マスク着用を強要するのは反生産的かもしれないと我々は考えます。AMC観客の圧倒的多数はマスクを着用すると考えています。

 マスクの主要機能は、それを着用した人を守ることではなく、近くにいる他の人々を守ることだ。

 映画館は、淀んだ空気の中で、人々が長時間一緒に座る閉じられた空間だ。教会と同様、映画館は、多数の人々に感染させるスーパースプレッダー・イベントの主要な場所になる可能性が高い。たとえ観客がマスクを着用していたにせよ、マスクをつけない一人の感染者が、他の多くの観客に感染させかねない。

 もしAMCが、マスク着用を義務化せず、従って、上映中に規則が守られていることを確認しないのなら、彼らの映画館には行かないよう勧めるしかない。マーケティングの見地から、AMCの政策は自滅的だ。AMCの映画館は空で終わるだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/06/coronavirus-the-us-has-given-up.html

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 日刊ゲンダイDIGITALの三枝成彰氏の指摘に納得。電通持続化のための給付金事業。

持続化給付金事業は東京五輪中止の「穴埋め」ではないか?

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