コロナウイルス対応五部族:驚くべきながら、驚くべきでない形での社会分裂
2020年5月21日14時30分
RT
サイモン・ライトはRTで政治風刺グループ#ICYMIを含め、いくつかのプロジェクトを担当するロンドンを本拠とする作家。ツイッター@SiWritesで彼をフォローする。
コロナウイルス対応五部族:驚くべきながら、驚くべきではない形で社会が分裂
「危機の際、人々は共通の大義で集まる」と手放しの楽観論プロパガンダは言う。実際コロナウイルス流行の中、社会は異なる種族に分かれている。これが、その五部族だ。
在宅派
この集団は、信条に基づいて、何がおころうと家から出ない。全くの偶然の一致で、彼らは最大の家と最大の庭を所有し、設備が整った書斎で楽々できる仕事をしていることが多い。まるで退役軍人がノルマンジー作戦でのオマハ・ビーチ上陸や、スターリングラード防衛を説明するような調子で、彼らが外出したのは、どれほど昔の話かと、Zoomで、うれしげに語る時の表情で、彼らが一時封鎖を切り抜けられているのは、自己修養のおかげではなく、純粋な自己満足からだとわかる。
反封鎖派
この連中は「ただの、ひどい風邪に過ぎない」やら「じいさんは、どのみち死ぬはずだった」という類のことを言いがちだ。彼らが、それをどう正当化するにせよ、家に留まるよう強いられるのがいやなのだ。ビールを手に入れたり髪を切ったりする権利のため怒って抗議する姿か、ひどい風邪からの回復途上、人工呼吸器をつけ入院している彼らを見るだろう。
偽善者
偽善者は在宅派と反封鎖派の奇妙な混合だ。これら有徳の信号手は、ネットフリックスを見るため家にいて、あらゆる規則に従っている独りよがりうわべを維持するだろう。だが、このすべてが始まる前に、連中は20年間バスのために走りさえしていないにもかかわらず、一日三回、必需品を買いに行き、一日二回、運動しているのだから、だまされてはいけない。そう、連中は、これまで以上に、多くの時間を外で過ごしているのだ!
密告者
更に密告者がいる。彼らは自由を夢見て窓の外を憧れのまなざしで凝視して一日過ごす隣人だが、あなたがパンと酒を買うため玄関から歩き出るのを見るや否や、彼らは、あなたを適切に閉じ込めるべく、警察に電話する。連帯にも限界があるのだ。
陰謀論者
彼らは、Covid-19は、人々にWindows27を買うよう強いるビル・ゲイツの計画だと思う人々だ。あるいは、政府が年金受給者を全滅させようとしているだけなのだ。あるいは、あなたの携帯電話プランが最新なら、5Gは、わずかニ秒で、人の脳の中に直接ウイルスをダウンロードするのだ。理論が何であるにせよ、証拠がない限り、彼らは、それについて人々に語るのだ。Zoomを使って。
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記事原文のurl:https://www.rt.com/op-ed/489356-coronavirus-divided-society-surprising-ways/
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密告派というのは、いわゆる自粛警察か。
彼が常連の洗脳番組、最近は、音声を消して見ることもなくなった。電気代の無駄。あれだけ露骨にヨイショできるのは芸の領域だろうか。
LITERA
下記放談を拝聴して『検察の罠』を読みたくなった。
彼女は、雑誌『世界』でも、この問題について書いている。
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