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2020年2月

2020年2月29日 (土)

ジュリアン・アサンジに対するイギリスのインチキ裁判手続き

Moon of Alabama
2020年2月26日


 イギリスは現在、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジに対する非常識な見せしめ裁判を行っている。審理はアメリカへのアサンジの犯人引き渡し、あるいは彼の死で終わるよう意図されている。アメリカで、彼は秘密を明らかにする陰謀の罪で告訴され、生涯拘置所に入れられるだろう。

 数年間でウィキリークスは多くの重要な問題についての資料を開示した。パトリック・コックバーンは、こう述べている。ジュリアン・アサンジはウィキリークスで、全てのジャーナリストがしたいと熱望しているはずのことをした。ウィキリークスは、それから利益を得たマスコミに暴露情報を提供したが、マスコミは、それからアサンジを裏切った。キット・カレンベルグは数日前こう書いた。「彼らが拘置所にいるべきだ」。ガーディアンとニューヨーク・タイムズは、どのようにジュリアン・アサンジを「はめたのか」

 ジュリアン・アサンジに対する、でっちあげを良くご存じでない方々は拷問に関する国連特別報告者ニルス・メルツァーが詳細情報を語っているこのインタビューを読むべきだ。メルツァーの見解では、ウィキリークスの編集長としてアサンジは罪を犯していない。

 メルツァーは彼のmediumページでも、この件について書いている。

 アサンジを投獄するために使われたスウェーデンのエセ「強姦」訴訟は、マルチェッロ・フェラダ・ドゥ・ノリの本で詳述されている。:Sweden’s Geopolitical Case Against Assange 2010-2019(アサンジに対するスウェーデンの地政学的訴訟 2010-2019年)。これは無料でダウンロードできる

 現在のアサンジ引き渡し訴訟は不正で、良くない結果がほぼ確実なのは、現在の訴訟手続きの黒幕連中から推測できる。マシュー・ケナードとマーク・カーティスが、Declassified UK(=機密解除されたイギリス)で調査している。

 クレイグ・マレーとケヴィン・ゴストラは訴訟手続きを記録するため法廷にいる。ゴストラは、ロンドンのウーリッジ裁判所から、ライブで(1日目2日目3日目)Twitterで書き込み、毎日、Shadowproof.comで更新されている。

 元イギリス大使クレイグ・マレーは、彼のサイトで毎日要約を掲載している。

 ジョージ・ギャロウェイは審理を巡る難解な手順について昨日演説した。動画はここにある

 イギリス法廷が、アサンジを引き渡さず、釈放するよう希望する。不幸にも、それは現在ありそうもないように思える。だが訴訟は何カ月にもわたり激しく戦われ、時には良いことも起きるだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/02/the-british-kangaroo-court-proceedings-against-julian-assange-.html

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 万一咳をした場合、袋叩きにならないか不安で、マスクを買おうと思って、外出のたびに確認するドラッグ・ストアのマスクの棚は空だ。「手作りのものです。お一人一つお持ちください」と書いた棚も空。トイレット・ペーパーの棚も連日空。わけのわからない決意をきかされるため、連続ドラマ『蛍草』は延期された。BSで見ているとは言え残念。

 彼への質問は、事前に打ち合わせているのだろう。北朝鮮テレビ報道並の素晴らしさ。国民の幸福など考えていない連中のたわごとを聞いている暇はない。対策の費用負担はどうなるか聞かれた際の、財務大臣の余りに侮辱的な発言「つまらないこと聞くね」「上から言われているわけ。かわいそうだね」。頭の中のゆがみ、表情に現れるのだろうか。「つまらないこと言うね」「代々庶民を馬鹿にしているわけ。下劣だね」

標的にされているファーウェイ

マイク・ホィットニー
2020年2月21日
The Unz Review

 ファーウェイに対するトランプ政権の愕然とする扱いは、グローバル覇権の薄弱な掌握を維持するためなら、アメリカは中国との核戦争の危険さえおかすことを示している。

 ファーウェイは、対イラン制裁への違反に対したこと、安全保障上の危険を与える(とされている)ネットワーク装置を顧客に提供することに対したことで、最近、トランプ政権に攻撃されている中国巨大ハイテク企業だ。二つの嫌疑に根拠はないが、二つは中国の通信機器大手企業に対する本格的な戦争を開始するための口実として使用されている。

 ファーウェイの問題は、この企業が第5世代の無線通信技術(5-G)で先陣を切り、アメリカが彼らの後塵を拝するようにした事実から生じている。この状況は、次世紀も、グローバル超大国の地位を維持したいと望んでいるアメリカにとって、克服できない問題になっている。もし中国が通信技術を独占し、次世代モバイル・インフラの業界リーダーであり続ければ、アメリカの夢は実現するまい。それが、トランプが本気で立ち向かい、ファーウェイ阻止に役立つことなら何でもして、彼らの最先端インフラ技術が世界中に設置されるのを防ぐ準備をしている理由なのだ。

 ファーウェイに対処するため、政権が、市場での競争に基づく解決を求めるという、いかなる見せかけも放棄したのは指摘する価値がある。アメリカ政府は、中国巨大企業に、公明正大に打ち勝つ方法を求めてはいない。もしそれが事実なら、トランプ・チームは、アメリカ企業が、将来、より競争できるような革新的技術を生み出すために資金を供給するはずだ。これまでのところ、それは起きていない。その代わりに、トランプは卑劣な手を使い、イランと取り引きすることに対し、ファーウェイに一方的制裁を課した。アメリカは、もしこの中国企業の製品を彼らのシステムに統合したら厳しい罰を課すると脅して、ファーウェイ顧客にも積極的に嫌がらせをしている。最後に、もし中国がアメリカの絶対命令に従って、負債だらけのアメリカ消費者向けに、安価な商品の世界最大生産者としての役割を受け入れなければ、ワシントンは軍事行動をすると警告している。アメリカは中国に、その歴史的運命を無視して、謙虚にワシントンの老いぼれた「規則に基づく」秩序中の歯車になるよう望んでいる。だが中国は、ワシントンの従僕になるつもりはない。中国指導部は、中国の主権を擁護し、自身の経済モデルを実行し、世界最大の、最も繁栄する経済大国になる機会をつかむ決意が強いのだ。

 著者Thomas Hon Wing Polinによれば、(ファーウェイ)は、5G開発で他の誰より進んでいる。ゲームを変える次世代通信技術の導入で取り残されるのを望まない国は、ファーウェイとビジネスをする以外にほとんど選択はない。」(Empire Unravelling: Will Huawei Become Washington’s Suez?「くずれ落ちる帝国:ファーウェイはワシントンのスエズになるのだろうか? カウンターパンチ)

 この分野の専門家の大半はポーリンと同意見だ。アメリカが5-Gに、いくら金や人材を注ぎ込んでも、中国は圧倒的に先行し続けるだろう。下記はCNBC記事だ。

「CNBCのインタビューで、ファーウェイのネットワーキング・ビジネス最高技術責任者ポール・スキャンランは、5Gの技術基準と実際の製品を作り出すには約10年かかったと説明した。

「アメリカが自製するのは、もう実に長いゲームで、そこには独自の複雑さがあり、ファーウェイは自身でそれに対処したきた」とスキャンランが述べた。

アメリカが迅速に、新たなファーウェイ代替物を作ることができるかどうか尋ねられて、スキャンランは言った。「それは難題だろう。」(CNBC)

 これが意味するのは、ファーウェイが、近い将来、5G市場を支配する可能性が高いということで、それが、ファーウェイは、中国政府による、そのインフラ装置が監視を可能にするかもしれないから信頼できないという悪意あるうわさをアメリカ政権が広めてきた理由だ。アメリカが何年間も、ほとんど全ての同盟諸国の電子通信を盗聴してきた事実は別として、ファーウェイに対する同様な主張の裏付ける証拠はない。しかも中国は、スパイ活動に興味を持っておらず、彼らには他にもっと大事な仕事があるのだ。彼らは市場と既存システムを使って活動範囲を広げ、権力基盤を拡大して、世界を再構築することを望んでいる。彼らは、北京を世界最大の自由貿易圏の中心に置いて、最先端技術と高速鉄道を、地球隅々まで接続するために使いたいと望んでいる。彼らは、そのインフラと影響力が全ての大陸に広がり、世界的政策を具体化する際には、中国の権益が配慮される、一目置かれる繁栄する大国になりたいと望んでいる。中国の願望は、世界人口の65%と、世界GDPの40%を含め、70以上の国をカバーする、歴史最大インフラと投資プロジェクトである巨大な世界的開発戦略、一帯一路構想さえ超えている。」残念なことに、今、アメリカは、中国を不倶戴天の敵見て、彼らの国際的事業を傷つけ、彼らの経済統合計画を押さえ込み、より良い製品を製造し、ルールどおりに活動しているかどで、ファーウェイを封じ込める決意が固いのだ。下記は、ダイアナ・ジョンストンが最近記事でそれを要約したものだ。彼女はこう述べている。

「欧米支配が保証される限りは、国際貿易は、平和世界のために必要な基礎として称賛された。だが、欧米でない国が余りにうまくやった瞬間、輸出は、顧客に対して有害な影響を及ぼす手段だとして、おどろおどろしく非難される。」 (“The West displays its Insecurity Complex”「安全保障コンプレックスを示している欧米」、ダイアナ・ジョンストン、コンソーシアム・ニュース)

 なんと真実なことか。アメリカ企業が外国の競争相手に遅れをとるまでは、ワシントンは自由市場の倦むことのない応援団だ。アメリカ政府が出陣する中、市場に対して、あふれでる全ての称賛は投げ捨てられるのだ。同じ規則はここでも確実に適用されている。トランプは数カ月前大統領執務室で行った声明でも認めている。彼は述べた。「未来のこの重要産業で、他のいかなる国々も、アメリカを打ち負かすのを我々は許せない。」

 「打ち負かす」? 言い換えれば、国家の政治的目的と一致する時にだけ、競合が認められるのだ。これは最悪の偽善で、かつ悲しいことに、アメリカ合州国連邦政府の中国に対する戦争にとっての指導教義になっている。

 マーク・エスパー国防長官カンカンに怒る

 2019年12月に法律にすべく署名された2020年のアメリカ国防権限法は、国防省の焦点を、対テロ戦争から、アメリカとその主要ライバル、ロシアと中国間の「大国間競合」へと劇的に移行することを宣言している。アメリカ国防権限法は、行政機関がファーウェイ製品の使用を禁止することも提案している。この禁止令は今実施されている。

 これらの進展をはっきり示して、先週末のミュンヘン安全保障会議で、マーク・エスパー国防長官は、最近の記録で紛れもなく最も戦闘的な演説をした。彼のプレゼンテーションは、アメリカが、これまでの「重要な同盟国との平和的交渉」という手法を断念したのを明確にして、中国を標的にしていた。新戦略は、外交を、強要に、対話を武力に置き換えるものだ。エスパーと、外交政策支配層の彼のお仲間は、ファーウェイを隔離し、中国の止められない勃興の鎮圧を目指す(きわめて可能性が高い)武力行使を含め、脅威と挑発を増す更なる最大圧力キャンペーンを計画している。以下は、エスパーの扇動的プレゼンテーションの短い抜粋だ。

「今日、私はアメリカ国防省の最優先事項について皆様にお話したい。国防戦略の実施だ。国防戦略は、我々は現在、大国間競争の時代にあり、主要挑戦者は中国とロシアで、我々は低強度紛争から遠ざかり、再度、高強度戦争に準備しなくてはならないと述べている。

中国共産党は、益々速く、さらに間違った方向に向かっている。中華人民共和国の増大する経済的、軍事的、外交的能力は、しばしば脅迫的で、強制的で、規則を基本とする国際秩序に反する形で現れている

中華人民共和国は、彼らが勃興し、今日そうであるものになるのを可能にした、まさに同じこのシステムを傷つけ、くつがえそうと努めている。党執行部は、見境ない技術窃盗を続け、最終的に、外国による技術革新への依存を終わらせて、独立で、自身のシステムを開発し、重要部門と市場を支配すると決意している。現在、ファーウェイと5Gは、この極悪非道な活動のイメージ・キャラクターだ。

だが歴史は、独裁主義が汚職を引き起こし、服従を促進し、自由な考えを抑圧し、自由を抑制することを繰り返し証明している。だがこれまでのところ北京の悪い振る舞いが続いている。中国政府は政策と行動を変えることが必要だ。(さもないと)

マーク・エスパー国防長官のミュンヘン安全保障会議での発言

 これは中国に対する今のアメリカ政策を正確に反映する重要演説なので要約しよう。

  1. 中国は泥棒で(「党執行部は見境ない技術窃盗を続けている」)
  2. 「ファーウェイと5Gは極悪非道な活動の今日のイメージ・キャラクターだ」
  3. 中国は自由が嫌いな、不正な、権威主義政府だ。(「だが歴史は、独裁主義が汚職を引き起こし、服従を促進し、自由な考えを抑圧し、自由を抑制することを繰り返し証明している。」)
  4. 中国は欧米の「ルールに基づく」体制に対する脅威だ。(「中華人民共和国はこの体制に悪影響を及ぼして、くつがえそうと努めている。」)
  5. 中国は「間違った方向に向かっている」。
  6. 国防総省の「最優先事項」は「低強度紛争から遠ざかり、再度、高強度戦争に準備する」ことだ。
  7. アメリカは中国との戦争準備をしている(「中国政府は政策と行動を変える必要がある」さもないと。)

 この7つの要点は、中国との危険な対決で、ワシントンが新段階に入ったことを示している。アメリカの外交政策支配体制は、複数の競合大国の出現を穏やか受け入れて、多極世界への移行を容易にすることができるし、彼らが使えるあらゆる手段を、上げ潮の国を食い止めて、おそらく、より長く、10年間程度、既存秩序を維持するために使うこともできる。だが後者の選択は危険に満ちており、核対立に導く不測の誘因も伴いかねない。とにかく、エスパーの演説から判断すれば、決断は既になされており、またしても、ワシントンは平和より戦争を選んだのだ。

 マーク・エスパー国防長官が中国に対し、ミュンヘンでしたのと同じ非難をしているこの2分のビデオをご覧願いたい。

https://video.search.yahoo.com/search/video?fr=tightropetb&p=Munich+Security+Conference+mark+esper#id=13&vid=9cf6a1dfc46e09e3885928365e32f361&action=view

 保守的な雑誌エコノミストの、この9分のビデオをご覧願いたい。作者は、政権がスパイ行為への懸念を装っているのは、「できる限り長期間、世界中でのアメリカの支配的役割を維持するため、中国の爆発的成長を遅らせる願望」という本当の動機を隠すために使われている詐欺だという我々と同じ結論を出している。(エコノミスト)

記事原文のurl:https://www.unz.com/mwhitney/huawei-in-the-crosshairs/

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 LITERA

場当たり休校要請でひとり親や共働き家庭が生活崩壊! それでも安倍首相は休業補償にふれず「有給を」…国民の実情を平気で無視

 日刊ゲンダイDIGITAL

厚労省が政権に忖度か 感染者急増の北海道で“検査妨害”

 岩波新書『小学校英語のジレンマ』を読んだ。英語教育の専門家ではなく、社会学部の教授。研究領域は、言語社会学、応用言語学。

 小学校英語の教科化、早期化、突然の小中高「休業」そっくり。どちらも文科省がらみ。愛知、愛媛、埼玉、千葉県知事の異論は当然。スシ食い評論家や太鼓持ち医師は「有給休暇」人の愚断を激賞したが。豪華海外旅行にゆく資力も気力もない老人としては「不沈コロナウイルス奴隷船に閉じ込められてしまった」思いしかない。PCR検査をしないのだから「病院にゆかず、家で死ね」と言われているも同然。

官邸主導でごく短期間に実現した。
根拠なき計画・実行
効果があるのか、ないのか、調査そのものがない。エビデンスがない。(断固PCR検査はしない)

2018年の訪日外国人3120万人のうち
英語圏五カ国は、280万人
中国は、840万人
韓国は、750万人
台湾、480万人
従って、観光客が増えるといっても、そのまま英語使用が増えるわけではない。

そして

予算を増やさない。
現場の教員への負担が増すばかり。

 154ページの一部を複写させていただこう。

 したがって官邸主導が続くなら、官邸付きの会議がこの緩衝材の役割を継承しなければならない。非専門家の良く言えば野心的な、悪く言えば無責任な提案を、適切に処理するだけの総合調整能力および英語教育現場・行政に関する豊富な情報収集能力が必要になる。果たしてこうした機能が官邸付きの教育政策会議に、今後期待できるかは未知数である。

 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議に、非専門家の良く言えば野心的な、悪く言えば無責任な提案を、適切に処理するだけの総合調整能力と豊富な情報収集能力があるるかは未知数である。(想像はつく。)

2020年2月28日 (金)

ワシントンのアフガニスタン大失敗「停戦」

2020年2月22日
wsws.org

 金曜日、マイク・ポンペオ米国務長官は、ワシントンとタリバンが、今月末、カタール首都ドーハでの平和協定署名への第一歩として、今日から、アフガニスタンで一週間の「紛争減少」を始める合意に達したことを確認した。

 このような合意は、表向き、18年以上前に、アメリカ部隊の撤退と、2001年10月7日の違法なアフガニスタン侵攻で、始められたアメリカ史上最長の戦争終焉のお膳立てをすることになる。引き換えに、タリバンは、アルカイダ分子がアフガニスタンで活動するのを阻止ことを誓うことになる。

 その日以来、約2,400人のアメリカ兵がアフガニスタン戦争で生命を失い、ほぼその10倍が負傷し、更に遥かに多くの人々が、汚い植民地戦争に派兵されたことで心的外傷後ストレス障害(PSTD)を起こしている。この「果てしない戦争」の費用は約一兆ドルに達した。その頂点では、国防総省は、約1100億ドル、公教育の年間アメリカ連邦予算総計より約50パーセント多く浪費していた。

 アフガニスタン国民にとって犠牲は遥かに大きかった。控え目な推計で、175,000人以上が紛争で亡くなり、更に何十万人も負傷し、何百万人もが住む家から追い出された。

 この大虐殺は金曜の部分的停戦発表直前まで続いた。今月はほぼ毎日アメリカ空襲による一般人の大虐殺に関する報道があった。2月6日、バードギース州で、5人の文民、1人の女性と4人の子供がにアメリカ空爆で死んだ。2月7日、アフガニスタン独立人権委員会は、アメリカ攻撃で、3人の一般人が死亡し、1人が負傷したと報告したが、全員葬儀から家に帰る途中の大学生だった。2月8日、ファラー州で5人の一般人が車に対する空爆で亡くなった。更に2月14日、ナンガルハール州で8人の一般人がアメリカ攻撃で亡くなった。

 アメリカ帝国主義とアフガニスタンとの悲劇的遭遇は2001年に始まったわけではなく、1970年代後期まで、40年以上溯り、当時のジミー・カーター民主党政権とCIAが、カブールのソ連に支援される政府に対するイスラム主義者ムジャヒディン反乱を計画した。彼らの目的は、カーターの国家安全保障担当補佐官ズビグネフ・ブレジンスキーの言葉によれば、ソ連に「彼らのベトナム」を与えることだった。もちろん、被害者が百万人以上に達する、この長引く内戦を解き放ったCIAが「サイクロン作戦」と名付けた秘密介入の主な被害者はアフガニスタン人だった。

 戦争は、1996年に、学生を基盤とするイスラム至上主義者の運動タリバンがアフガニスタンの圧倒的大部分を支配して終わった。そして、ワシントンは、その政府との正式な外交関係を決して確立しなかったが、タリバン指導部は一緒に「ビジネスできる」連中たちだったのを知っていた。現在の合意を交渉したトランプ政権のアフガニスタン特使、ザルメイ・ハリルザドは、1990年代に今はシェブロンの一部となっているエネルギー・コングロマリット、ユノカルのため、アフガニスタン横断ガスパイプライン協定を、タリバンと交渉するため、この地域で働いていた。

 2001年9月11日の前と後、オサマ・ビンラディンを裁判にかける上で、ワシントンに協力すると、タリバンは申し出た。アメリカ当局者が、CIAが確実に、この政府機関による1980年代のムジャヒディン作戦の一部に由来するアルカイダ利用を考えていたので、そのような提案を全て拒絶した。

 9/11事件のずっと前から計画されていたアフガニスタン介入は、「対テロ戦争」を推進するためではなく、むしろ中国やカスピ海盆地の石油に富んだ旧ソ連共和国に隣接する国の支配を掌握し、戦略地政学的権益を追求すべく、中央アジアと南アジアに米軍の力を投射するため開始されたのだ。

 これらの目的を追い求める戦争は、他の多くの余罪を呼び起こした国際法違反の侵略戦争だった。大虐殺や、他国への引き渡しや、拷問、グアンタナモや、愛国者や、アメリカ自身内での民主的権利に対する全面的攻撃や、CIA「秘密軍事施設」。

 結局、この戦争は紛れもない大失敗であることが証明された。ワシントンが望んだものが、アフガニスタンからアルカイダや類似の部隊を排除するタリバンとの合意だったのなら、一人も兵士を派兵せずに、20年前に得られていたはずだ。

 ワシントンがこの戦争に使った一兆ドル以上の金で、急を要する社会的要請の代わりに、一体何を買ったのだろう? アフガニスタン政府は、アメリカ当局自身に「盗賊政治」と表現され、国のごく一部しか支配せず、大多数の国民に嫌悪されている。この政権の傀儡という性格は、アメリカ-タリバン協議から排除されていることで確認できる。

 25パーセント以下の最低記録の投票者数で9月に行われた最近の選挙結果は、重大な違法行為という嫌疑の中、今週発表された。不正な選挙後「行政長官」に就任した野党候補アブドラ・アブドラは、アシュラフ・ガニ大統領再選の正当性を受け入れることを拒否し、並行する政府を設立すると誓い、アメリカ-タリバン合意調印後に続くはずの「包括的永久停戦とアフガニスタンのための未来の政治的ロードマップ」に対して提案されているアフガニスタン内の交渉を大いに複雑化させる。

 アフガン治安部隊は、重大な損失をこうむっており、彼らは強力なアメリカ航空援護とアメリカ特殊部隊「顧問」がないと、タリバンに抵抗する力がないことが分かっている。アフガン兵がアメリカやNATO講師に銃を向ける「内部」攻撃の数は増加し続けている。

 第二次世界大戦後、西ヨーロッパ再建のために割り当てられたマーシャル・プラン総額より多くの(インフレーション対して調整された)米ドルが、アフガン再建に使われた後、アフガニスタンは国民の半分以上が一日一ドル相当の公式貧困ラインを下まわって暮らす状態で、地球最貧国の一つのままだ。

 金曜日に発表された合意が、アフガニスタンでのアメリカ軍事駐留終了という結果になる可能性は、確実と言うには程遠い。昨年9月、キャンプ・デービッドで署名されるはずだった類似の協定は、タリバン攻撃が、一人のアメリカ兵の命を奪ったという口実で、トランプにより、間際に中止された。

 アメリカの「果てしない戦争」を終わらせるという2016年選挙公約実現のため、トランプが、どんな協定でも推進したいと望んでいるのは確実だが、同じ狙いで、去年シリアからのアメリカ軍の完全撤退を発表したが、結局自説を翻し、米軍にシリア油田の支配掌握を命じたに過ぎなかった。さらに、民主党、共和党両党の政治家が、アメリカがアフガニスタンで地上に「対テロ」部隊を維持するよう要請した。

 最終結果が何であるにせよ、アメリカ-タリバン合意が、アフガニスタンで、国際的に、平和の夜明けの兆しにはなるまい。アフガニスタンは、カブール支配を実現しようと競う軍閥司令官と民兵間でも、パキスタンとインドという二つの地域大国間でも、対立の舞台のままだろう。アメリカやロシアや中国は、アフガニスタンでのお互いに矛盾する利害関係を追い求め、アフガニスタン内の緊張を悪化させるだろう。

 さらに、アフガニスタンからのアメリカ撤退の推進力は、米軍作戦の焦点として「対テロ戦争」は「列強間」紛争に取って代わられたというホワイトハウスと国防総省によって説明されている戦略教義と堅く結びついている。アメリカ最長の戦争を終わらせるための想定される動きは、核武装したロシアと中国との世界最大惨事の軍事対決となるはずのものへの準備とも堅く結びついている。

 タリバンとの限定された合意の発表が、対ロシア侵略戦争のリハーサルとして行われる、四半世紀で、ヨーロッパ大陸最大の軍事演習のため、20,000人のアメリカ兵最初の部隊がヨーロッパに到着し始めた同じ日に行われたのは偶然の一致ではない。

 イラクでの戦争同様、アフガニスタンの戦争はウソに基づいていた。大統領たちも、民主党も、共和党も、将官も、異口同音に語り、従順な商業マスコミが繰り返したこれらのウソに対する最も重要な暴露は、軍の勇敢な内部告発者チェルシー・マニングとウィキリークス発行人ジュリアン・アサンジによるものだった。パイ活動の罪状と可能な終身刑判決の可能性に直面するためアメリカへの引き渡しに直面しているロンドンのアサンジと、彼に不利な証言をするのを拒否するかどで、罪状なしで無期限拘留されているバージニアのマニングの二人とも、現在投獄されている。

 ところが、アフガニスタンとイラクでの犯罪戦争に責任がある連中は、一度も責任をとっていない。アメリカでも、国際的にも、戦争と、その根源である資本主義制度に反対する戦いで、自立した力を結集するのは、労働者階級の課題だ。

Bill Van Auken

著者は下記記事もお勧めする。

Socialism and the Fight Against War
[18 February 2016]

Why we oppose the war in Afghanistan
[9 October 2001]

Political reaction and intellectual charlatanry: US academics issue statement in support of war
[18 February 2002]

記事原文のurl:https://www.wsws.org/en/articles/2020/02/22/pers-f22.html

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 森羅万象・小中高「臨時休業」氏に忖度?ディズニー・ランドも臨時休業。相撲も中止か無観客?

 東京新聞

森法相の不信任案を否決、衆院 棚橋予算委員長の解任決議案も
森法相不信任案 否決 野党「三権分立踏みにじる」検事長定年延長

 否決された後の、森法相、棚橋予算委員長、二人の発言に仰天。

 今日の東京新聞、『本音のコラム』北丸雄二氏「シン・コロナ」冒頭は以下のような趣旨。

「シン・ゴジラ」では型にはまらない若手政治家やはみ出し者の官僚たちが集結し、後手後手に回っていた対策が攻めの姿勢に一転する。「シン・コロナ」では、そういう人々は登場せず、記録改竄、忖度で出世した人だけ。

 日刊ゲンダイDIGITAL記事、見出しと、結論に納得。

白井聡氏 75年前の失敗のツケを我々の手で清算しなければ

アメリカの「中東のベトナム」

2020年2月24日
ウラジーミル・プラートフ
New Eastern Outlook

 アメリカは45年前、ベトナム戦争で敗北した。北に対する空襲を実行し、南部にアメリカ兵を派兵し、ワシントンは北ベトナム経済を弱体化しようと望んだ。戦争では人類史上最も激しい爆弾投下攻撃が行われた。1964年から1973年まで、米空軍はインドシナに約770万トンの爆発物や他の弾薬を投下した。当時、米軍から見捨てられた多くの兵士や将校や多数の退役軍人が、いわゆるベトナム症候群を含めて、精神疾患を起こした。彼らの心理的問題に対処することができない元士官が自殺さえすることがあった。その後まもなく、多くがこの戦争のむなしさを理解した。1973年に戦争を終わらせ、ベトナムの平和を復活させることで、パリ協定に署名し、1965年以来、58,000人の兵士を失ったアメリカは、事実上、ベトナム民主共和国に対する敗北を認め、参戦を終わらせ、領土から撤退した。これはアメリカ合州国の歴史上、敗北した最初の戦争だった。

 不幸にも、米軍や政治支配体制は、ベトナムでのこの逸脱行為から教訓を学ばず、この超大国は、世界支配という目標を推進するため、アメリカと意見が違う各国政府を服従させる野心を断念しなかった。現在、アフガニスタンや、イラク、シリアや多くの他の国々でのワシントンの行動で(アメリカの道具として利用される)武力紛争が、飢え、貧困や危機をひき起こし、多くの国々とその人々の破壊をもたらすのみならず、至る所で反米感情に拍車をかけていることは容易に理解できる。ベトナム時代と同様、アフガニスタンやイラクやシリアや多くの他の国で、米軍と政治エリート集団によって行われている戦争のむなしさのため、アメリカ軍人の間で自殺が増加している。米空軍が発表した情報によれば、2019年だけでも、国家警備隊の現役軍人と、予備部隊の自殺率が33%増えた。

 現在、大中東諸国での、アメリカと、アメリカ率いる国際連立部隊による軍事介入を、戦争として描かず、連中の用語で「紛争」をより中立的なものとして描く英語パンフレットによる策略にもかかわらず、アメリカ国内での反戦感情の増大は低下していない。このような表現は、アメリカ軍事行動の規模や地理的な限界には基づいておらず、ワシントンや、特にアメリカ議会が、これらの国々に対し、公式に戦争を宣言していない事実に基づいている。アメリカ国民にとって、法的なものを含め、そうしていることのあらゆる影響には、対応する、いかなる国連決議もないことも含まれる。アメリカ人評論家は、余りにしばしば、これらの戦争は、緊張のエスカレーションから生じ、それから武力紛争に変わったのだと主張する。だがこれは、アメリカと、連合諸国を、かなりあいまいな位置に置くのだ。本質的に、違法な理由で戦闘に参加している全員は、結局、「ベトナムでのアメリカ外交政策と軍事介入を調査、評価した」ラッセル法廷で起きたように、世界共同体から、彼らの行動の責任を負うべきと見なされるかもしれない。

 中東での平和を確立するためにドナルド・トランプ大統領が提案した、いわゆる「世紀の取り引き」は、アメリカの政治指導者の政敵からだけでなく、NATOの中で同盟国からも非難を受けている。例えば、最近トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、中東計画を「占領プロジェクト」と呼んだ。彼は取り引きが平和を実現したり、解決したりせず、代わりに、それはイスラエルの占領を合法化することを目指していると述べた。

 政治的ライバルを物理的に「抹殺」し、彼らを暗殺する(例えば、イラクでのガーセム・ソレイマーニー少将に対するアメリカ作戦)ためワシントンがとった処置は、アメリカに対する反対を増したのみならず、アメリカ国民自身が、より重大な脅威に直面することになっている。ワシントンの野蛮な行動への報復として、イラン政治家たちが、中東から去るのを拒否すれば、アメリカ人に「もう一つのベトナム戦争」を計画する意志を表明した。最近、米軍基地や大使館や領事館へのミサイル攻撃を増やしている地域住民も同じ約束をしている。以前、アメリカ人評論家スコット・ベネットは、ワシントンにとって、イラクは益々、二つ目の「中東のベトナム」に変わりつつあると警告し、この国へのアメリカ侵略は、完全に「違憲で」、とりわけ国連憲章に違反していたと指摘した。彼は、この地域におけるアメリカ駐留は何ら好影響はなく、荒廃と死と破壊をもたらしただけだったと述べた。

 CNN報道によれば、イラクでのアメリカ作戦はワシントンにとって屈辱で終わりかねない。アメリカのドナルド・トランプ大統領は長引く戦争を終わらせるという彼の選挙公約にもかかわらず、イラク領土からアメリカ兵をまだ撤退させていない。今アメリカは、バグダッドで、既に影響力を強化にしているイランにとって大勝利となる、イラクから追い出される可能性に直面している。イラクからのアメリカ排除は、何十億ドルもの(公的資金)費用がかかり、何千人ものアメリカ兵士の死をもたらした、長引いた軍事介入に屈辱的な終わりをもたらしかねない。

 今のところ、イラクは、対ダーイシュ(ロシア連邦で活動を禁止されているテロ集団)のアメリカとの合同作戦を全て停止している。イラク暫定首相はアメリカ軍撤退がイラク国境内に暮らす人々を保護する唯一の手段だと述べた。

 アメリカ侵略に対するシリア国民の反応は、この国に危機の「ベトナム化」を引き起こしている。最近、シリアの村Harbat - Hamo(ハサカ県カーミシュリー町の東10キロ)で、地元のクルド人が数台の車で構成されるアメリカ軍用車隊の通過を拒否して反抗した。ロシア・パトロール部隊がとった行動だけが、シリア人の増大する怒りから米軍人を守るのを助けた。

 ワシントンにより、ほぼ20年の武力紛争に陥れられて、毎年何千人もの一般人が亡くなるアフガニスタンでも、アメリカにとって、うまくいっていない。

 最近、アメリカ内外の多くのマスコミや評論家が、この地域を、自分の構想と一致するよう変えるワシントンの野心を断念する頃合い時間だという認識に至っている。最近の中東のアメリカ施設に対する攻撃や、アメリカが報復措置を行う際に直面する難題が、中東問題へのアメリカ介入が狙っていた目標についての、ワシントンが何年もの間黙殺することに決めているあらゆる問題への疑問を引き起こしている。

 現在の環境で、もしアメリカが地域の当事者でいたいとを望むなら、アメリカには二つしか選択肢がないという意見さえ表明された。一つは、アメリカが、1973年以前のベトナムでと同じ道を辿り、勝つことが不可能な、もう一つの長引く戦争になることを十分過ぎるほど知りながら、この地域のイランに対する戦闘に入ることだ。

 それでも、ワシントンにはもう一つの(1973年後、ベトナムで行われたものに類似する)選択肢がある。すなわち、ドナルド・トランプが選挙運動中に約束したのと同様、前のアメリカ政権に扇動された中東での武力衝突を終わらせることだ。結局、アメリカは、ナパーム弾と爆弾でベトナムを破ることはできなかったが、アメリカは投資と軍事援助でベトナムに復帰したのだ! 二番目の選択肢は、アメリカが富と武力で、もはや圧倒的な優位性がないという現代の環境を考慮に入れた、より現実的な策に従うよう奨励している。アメリカはこの地域で、果てしのない武力紛争に頼るのではなく、外交や合意や提携によって、その権益を守ることを学ぶ必要がある。このような政治の変化は、アメリカにとっても、アメリカの「盾」に守られているという錯覚の下で存在していて、結果的に、彼ら自身の、不安定な政策を推進している他の国々にも役立つだろう。

 ウラジーミル・プラートフは中東エキスパート。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/02/24/usa-s-middle-eastern-vietnam/

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 上級国民を除く、庶民は棄民する。全ての責任と負担は庶民に丸投げ。

 孫崎氏の今日のメルマガ題名:

政府、公演中止、学校休み呼びかけ。だが政府自体どれ位対策しているか。検診体制極めて弱体。各国予算比較、日本?153憶円、米国?2700憶円、シンガポールー5000憶円、台湾?2000憶円、韓国67憶円、増額検討。議員:審議予算案に対策費一円もない。

 日刊ゲンダイDIGITAL

少なすぎる新型コロナ検査数…安倍政権“陽性隠し”の言い訳

 LITERA

安倍首相の独断“休校要請”に非難殺到! 親に負担押し付けの一方、コロナ対策費は足りてると153億円のまま! 韓国は1兆円以上なのに

 赤旗のスクープ! 有罪判決を受けるのは籠池夫妻ではないはず。マルチ商法を幇助して平然。

「桜を見る会」マルチ商法社長の招待は昭恵夫人の事業への資金提供の見返りだった! 30人以上の資金提供者を招待し、税金で接待(リテラ)

 東京新聞の特報面の横の「本音のコラム」で、斎藤美奈子さんが、コロナウイルスの関係で小松左京『復活の日』に触れていた。刊行直後に読んだはずなのだが『日本アパッチ族』と『日本沈没』は読んだ記憶があるが覚えがないので、早速読んだ。小松左京という作家、偉い人だ。。

2020年2月27日 (木)

コロナウイルスを広めた、まずい判断

2020年2月25日
Paul Craig Roberts

 コロナウイルスは中国の新年にまつわる旅行で中国全体に広まった。今ウイルスは、春休みにまつわる旅行で、アメリカ全体に広がっている。

 政府と航空会社が、中国往復フライトを止めるまで、あまりにも長い間待ったがゆえに、コロナウイルスは中国から漏れた。アメリカ政府と航空会社は、アメリカ国内線を余りに長時間止めずにいる。

 政府の不注意もウイルス拡大に貢献している。トランプ大統領は、日本でクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス客船で、何週間も隔離されていたウイルスがないアメリカ人乗客を、ウイルス検査で陽性反応を示した14人のアメリカ人を隔離しておいて、二機のチャーター機でアメリカに運ぶことに同意した。だが国務省と保健福祉省幹部が、そうはせずに、感染していない乗客と一緒に、飛行機後部に、感染したアメリカ人を乗せていた。健康な乗客が感染して、今ウイルスを広げている可能性は十分あり得る。

https://www.foxnews.com/politics/trump-furious-americans-infected-with-coronavirus-flew-back-in-u-s-without-his-permission-report

 ヨーロッパでは、欧州連合幹部が国境閉鎖を拒否しているので、今ウイルスはイタリアから広がっている。状況が制御できなくなるまで、思慮ある行動をとるのを拒否して、各国政府は、広範囲にわたる強制検疫隔離をすることになるだろう。

 ウイルスは武漢でレベル4の研究所から漏れた、人工的生物兵器のように思われる。私の理解は、生物兵器開発が禁止されているにもかかわらず、多くの国で開発されているということだ。各国政府が違法行為で共謀している事実は、彼らがウイルスが人工のものだと認めることができないことを意味している。

 未来の流出を防ぐため、生物兵器研究停止を要求しなければならない。

 グローバリズムもウイルス拡大の犯人だ。グローバリズムが生み出す相互依存は、世界規模で病気を広めるのに役立つ、絶え間ない国境を越える旅行の存在を意味している。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2020/02/25/bad-decisions-have-spread-coronavirus/

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 韓国のコロナウイルス蔓延の原因の一つが新興宗教だったのに納得。ソウルと釜山を数日訪問したことしかないが、教会の多さに驚いた。仏教寺院は町から離れた山頂にあった。韓米合同軍事演習も延期。

 日韓の検査能力の開きの理由は一体なんなのだろう。厚労相や首相のおざなりな回答。不沈コロナウイルス奴隷船の検査難民。とうとう日本医師会まで検査拒否の実情調査を始めたという。

 「一党独裁」が初期対応を遅らせたと、大本営広報部は揶揄していた。
 「一強独裁」が初期対応を遅らせたと、大本営広報部は批判しているだろうか?

ゲームの新しい規則

2020年2月17日
Chris Hedges
Truthdig

 悪いものの中から一番ましなものを選ぶ、あるいは、企業権力に奉仕する大統領候補に投票するよう、いかに大衆を怖がらせるかの4年毎の政治ゲームは、今シーズン、新たな展開を示している。もし彼がピート・ブティジェッジ、ジョー・バイデン、エイミー・クロブチャーあるいはマイケル・ブルームバーグと対決するなら、ドナルド・トランプは、アドルフ・ヒトラー、アル・カポネと反キリストの融合のままだろう。だが、もしバーニー・サンダースが民主党エリートが彼にしかける罠や計略や地雷敷設地帯を避けるのに成功すれば、もし彼が奇跡的に党指名候補になれば、悪いものの中で一番ましなものを選ぶゲームは根本的に変化するはずだ。トランプに住み着いた全ての恐るべき悪魔は瞬時に追い払われるだろう。だが聖書の、悪魔たちを豚の群れにへと追いやったイエスの話とは違って、悪魔はバーモントの上院議員に放たれるだろう。トランプは支配体制にとって、気が進まない悪いものの中で一番ましな選択肢になるだろう。サンダースは世間から、のけ者にされるだろう。彼らが1972年の大統領選挙でしたように、民主党と共和党の支配層は協力して、彼らが50の州の49で負けたジョージ・マクガヴァンにしたことを、サンダースにするだろう。

 「もし民主党員がサンダースを指名したら、最も巧妙にアメリカをだいなしにするには、誰のために働くべきかロシアは再考しなければなるまい。サンダースはトランプと同じぐらい意見の対立を招き、アメリカ経済を台無しにするだろうし、アメリカ軍のことは気にしない」と元ゴールドマン・サックスCEO、ロイド・ブランクファイン(資産11億ドル)がTwitterで書いた。「もし私がロシア人なら、今回はサンダースを支持する。」

 メディケアやメディケイド社会保障削減を主張し、2013年、三回の講演のためにヒラリー・クリントンに、675,000ドル支払った時、ゴールドマン・サックスを率いていたブランクファインは、民主党を支配している億万長者階級の姿勢を語ったのだ。ニューヨーク・タイムズが、ゴールドマン・サックス出身者で、仮想通貨マーチャントバンク「ギャラクシー・デジタル社」のCEO、マイケル・ノヴォグラッツが、サンダースの反抗的な性格が「余りに多くの友人たち」に、11月には、彼には反対投票すると言わしめたと言ったと報じた。「しかも彼らはトランプを憎んでいる」と彼は言った。」

 「誰も彼を好きではない、誰も彼と働きたいと思わない、彼には何も実績がない。彼は職業政治家だった。全てたわごとに過ぎない、私は人々がそれに飲み込まれているの」がとても不愉快だと、ヒラリー・クリントンは、間もなく公開されるテレビ・ドキュメンタリーでサンダースについて述べた。

 サンダースのニューハンプシャーの勝利を、大企業に支持された他の連中の勝利であるかのように、哀れにも歪曲しようしているマスコミのおべっか使い連中は銃殺隊の一員だ。「トランプに反対して出馬しているサンダースは狂気の沙汰だ」が、ニューヨーク誌のジョナサン・チェイト記事の見出しだ。「1964年の共和党、バリー・ゴールドウォーターを例外として、サンダース候補公認がもたらすような損失を被るリスクがある大統領候補を、政党が指名したことはない。サンダース指名は正気ではない」と彼は書いた。今ジョージ・W・ブッシュ支持者からトランプ批判者へと変わった多くの共和党員のような民主党エリートのお気に入りデーヴィド・フラムは、バーニーは勝てないとアトランティック誌で、
宣言した。「サンダースは時間に忘れられた国の弁証法的唯物論の旧弊マルクス主義者だ」とフラムは書いた。「階級関係が基本だ。他の全ては付随現象だ。」

 ワシントン・ポストでジェニファー・ルービンは、サンダース指名は「民主党にとって大惨事」だと宣言した。「サンダースの選挙運動は、全ての予備選選挙運動と同様、大統領選挙戦、もし当選したら、彼が率いる政権の予告編だ」とルービンは書いた。「個人的にあらゆる懐疑派やマスコミ攻撃を強く主張する被指名者が、共和党にとっては手本かもしれないが、民主党は、彼ら自身のドナルド・トランプ、特に背水の陣を敷いて、自身の党内で憤慨をかき立てた人では勝てないだろう。」

 民主党世界の変幻自在な最新救済者ブルームバーグを支持するコラムで、トーマス・フリードマンは、サンダースについて書いた。約1億5000万人のアメリカ人の私営医療保険を奪い去り、それを試されたことがない、不法入国者にも申し出るだろう巨大なメディケア皆保険で置き換えることを望む、公然の「社会主義者」が、今年トランプを打倒しようとしているのは「銀河内の一体どの惑星だろう」? それはサンダースにチェ・ゲバラ役を振り当てることになろう、それはさほど困難でさえあるまい。」

 MSNBC解説者のクリス・マシューズは、ブランクファインが使った赤狩りにまで身を落として、「もしカストロと赤が冷戦に勝っていたら、セントラルパークで処刑があったろうし、私は処刑される人々の一人だったかもしれない。他の連中はそこで歓声をあげるだろう。」と言った

 マシューズやフリードマンのような大企業茶坊主の過度な騒ぎ立てにもかかわらず、サンダースの民主社会主義は、本質的にニューディール民主党のそれだ。彼の政治的意見は、民主社会主義が受容される政治的見解であるフランスやドイツでは主流の一部で、年中、共産主義者や急進的社会主義者から、余りに妥協的だと年中異議を唱えられている。サンダースは、我々の外国戦争の終了、軍事予算縮小、死刑や必要的最低量刑や私営刑務所の廃止、グラス-スティーガル法復活、裕福な人々の税金引き上げ、最低賃金を1時間15ドル、学生負債を帳消し、選挙人団排除、水圧破砕禁止、農業関連産業分割、「メディケア皆保険」を要求している。これは革命政策には当たらない。

 多くの急進的社会主義者とは違って、サンダースは銀行や化石燃料や軍需産業の国営化を提案していない。彼は世界経済を破壊した金融エリートや、ウソをついて中東の多くに壊滅的打撃を与え、何十万人もの死者や何百万人もの難民や強制移住者をもたらし、5兆ドルから7兆ドルの費用がかかった国際法の下での犯罪的な侵略戦争とされる先制的戦争を開始した政治家や将官の刑事訴追を要求していない。彼は工場や企業の労働者所有を主張していない。彼は政府の大衆の大規模監視を止めると約束していない。彼は海外に製造を移転した企業を罰するつもりはない。最も重要なのは、私はそうではないが、彼は、民主党を含め、政治組織が中から改革できると信じている。彼は、人類を滅亡させるおそれがある気候緊急事態を止める上で我々が持っている唯一の望みである、体制を停止させるための大規模で持続的な市民不服従運動を支持していない。政界で、彼は、せいぜいの所、賢明な穏健派だ。彼に反対するエリートによる悪意ある攻撃は、わが国の政治がどれほど貧困で、枯渇しているかの兆しだ。

 民主党は再度、我々に、彼らが事前に選択した大企業候補者連中を揃えた。我々は、オリガルヒ権力に奉仕する、トランプよりは礼儀作法がある候補者に投票するか、トランプが我々に押しつけられるのを見るか、できる。それが選択だ。だから、悪いものの中から一番ましなものの選択肢というのは詐欺で、企業権力を強化するために繰り返し使われる仕組みなのだ。サンダースにとっては名誉なことだが、エリート連中は、バーニー・サンダースではなく、ヒラリー・クリントンやバラク・オバマやジョン・ケリーのような連中の手中にいる方が安全なことを知っているのだ。

 毎回の大統領選挙での「悪いものの中の一番ましなものの」という呪文への屈伏は、貧困、大量監禁と警察の暴力と戦う組織や集団とともに、労働者の要求を去勢した。市民権、女性の権利、環境公正や、消費者の権利運動の言説は、好ましい民主党を支持することを強いたが、その行動は、彼らの大義に不利なので脇へ投げやられる。次々の選挙で、政治的影響力は戦わずして放棄される。我々全員「悪いものの中の一番ましなもの」の祭壇前にひざまずかせられる。それと引き換えに我々は何も得られない。「悪いものの中のら一番ましなものの」選択肢は、民主主義の絶えざる崩壊の処方箋であることが証明済みだ。特に2000年のラルフ・ネイダーの大統領選出馬後、民主党は、党内外の革新派対して、多数の障害を築いてきた。彼らは、有色人種の人々が投票所に行くのを困難か、不可能にしている。彼らは、しばしば第三政党の候補者や、デニス・クシニッチのような民主党革新主義者を大統領選選挙運動討論から閉め出す。彼らは選挙運動を、何十億ドルも費用がかかる二年にわたる見せ物に変えた。彼らは選挙を経ない代議員を、指名プロセスを修正するために使っている。彼らは、第三政党や進歩的政治運動の本来の同盟者であるはずの人々を取り込むため、おどし戦法を使っている。

 ヨーロッパであれば極右政党と見なされる民主党を支持するリベラル階層が繰り返し示す臆病さ、自らの信頼性を浪費している。連中の論理は空虚だ。連中の道徳的姿勢は茶番的行為だった。何の役にも立たなかった。勤労階級に対する次々の攻撃で、彼らは共謀していた。もし勤労階級の権益を擁護するはずの党や団体の支援者のリベラル派が、ビル・クリントン大統領が1994年の北米自由貿易協定を押し通した後、民主党を見捨てていれば、トランプはホワイトハウスにいなかっただろう。クリントンとバイデンを含め民主党指導部が、NAFTAを通過させた時、リベラル派が民主党から立ち去らなかった理由は何だったのだろう?彼らは、クリントン政権が福祉を破壊したとき、なぜ立ち去らなかったのだろう?彼らは、クリントンが、2008年に世界経済を破壊した銀行危機を防ぐよう意図されていた1933年のグラス・スティーガル法を廃止して、1999年の金融サービス近代化法を無理やり成立させた時、なぜ立ち去らなかったのだろう?民主党が年々アメリカの果てしない戦争に資金を供給して、拡大したとき、彼らは、なぜ立ち去らなかったのだろう?民主党が適法手続きと人身保護令阻止に同意したとき、彼らは、なぜ立ち去らなかったのだろう?民主党が令状なし盗聴や、アメリカ国民の監視承認を助けたとき、彼らは、なぜ立ち去らなかったのだろう? 党執行部が、戦争犯罪のかどで、イスラエルに制裁を課すことや、深刻な環境の、健康監護を制定せず、ウォール街を改革や規制を拒否したとき、リベラル派はなぜ立ち去らなかったのだろう? リベラル派は一体どの時点で「いい加減にしろ」と言うのだろう?彼らは一体どの時点で反撃するのだろう?

 毎回の「悪いものの中の一番ましなものの」選挙に屈伏することで、リベラル派には我慢の限界点がないことが証明された。一度も譲れない一線を示したことがない。連中の何に対しても戦わないのだ。

 トランプのように、億万長者階級が働く男女に押しつけている暗い現実を認めたから、2016年に、バーニー・サンダースは政治勢力として立ち上がったのだ。この現実、支配層によって無視されている現実が、はっきりと語られたのだ。エリートに責任があったのだ。民主党エリートは、緊急発進し、サンダースに2016年の指名を与えるのを、まんまと拒否した。共和党エリートは彼らの間で言い争い、トランプが指名候補者になるのを阻止し損ねた。

 2016年のチェス盤が再び現れたが、今回は民主党予備選挙でだ。共和党の既成支配体制エリートがトランプに怯えたのと同じぐらいサンダースにおびえている民主党支配組織は赤の脅威を打ち破る政治的救済者を見いだそうとして必死になっている。連中がアイオワ予備選挙で潰滅して、連中の無能さと、サンダースの主な長所が露呈した。連中は、2016年の共和党エリートのように、彼らは、自分たちが裏切り、もはや理解できていな大衆を説得しようと試みたが、いたましいほどが彼らの有権者から切断されていた。

 たとえば、長年のアメリカ大企業の手先ジョー・バイデンは、アイオワとニューハンプシャーという主に白人の州での敗北後、彼自身を貧しい有色人種の擁護者として表現しようと半狂乱になっている。だが、元副大統領は、共和党から「法と秩序」問題を取り戻す戦略の影の原動力の一人だった。彼とビル・クリントンは、刑務所人口を二倍にすること、警察の軍国化、必要的最低量刑、少年新兵訓練所、麻薬裁判所、学校の警備と「犯罪人外国人」の国外退去加速を計画した。彼が1973年から、オバマの副大統領になった2009年まで勤めたバイデン指導下の上院は、ほぼ同一期間に、議会は、92の死刑にあたる犯罪を承認した。これら民主党の「法と秩序」政策は、貧しい有色人種の社会に、ハンマーの一撃のように落ちて、無数の不幸や言語道断な不正行為をもたらした。今、彼が張り付けにした人々にくぎを打ち込んでいたバイデンが、彼の被害者に、自身を彼らの救済者に見せようと必死だ。それは民主党の破産にとって、悲しい比喩だ。

 だがバイデンは、もはや民主党支配層エリートの時の人ではない。この衣鉢は、かつて無差別の、主にアフリカ系アメリカ人とラテン系アメリカ人に警察官が路上で制止して、行う所持品検査のいやがらせが違憲だと裁定された共和党元ニューヨーク市長でルディー・ジュリアーニのお仲間のブルームバーグに引き継がれた。純資産618億ドルと推定されるブルームバーグは、ニューヨーク・タイムズが「現金の滝」と呼んだ彼の選挙運動に自身の金10億ドルを使う用意があると述べた。彼は民主党支配層の多くの忠誠を買収した。彼は今、議会で24人の候補者を支援するため、2018年だけで、例えば1億1000万ドル使った。彼は放送局をコマーシャルで一杯にしている。彼は膨大な選挙運動スタッフに高い給料と役得を惜しまず与えている。サンダースや、億万長者階級に反抗する他の誰でも財政的に競争できない。民主党支配体制の最後のあえぎは、選挙を買収することだ買う。ブルームバーグは願いに応える用意ができている。結局、ブルームバーグの金は、彼が市長として三期目の任期を勤めることができるようにするため、ニューヨーク市の任期期限をくつがえすため支持者を寄せ集める上で奇跡をもたらした。

 だが、それは機能するだろうか? 民主党エリートとブルームバーグが非常に多くの金で民主党予備選挙を制圧できるから、サンダースは締め出されるのだろうか?

 「2016年の共和党と同様、2020民主党レースの決定的な特徴は、手に負えない競技場の広さだった」とマット・タイビが書いている。「共和党のピエロ自動車の下に隠れていたのと同じアイデンティティーの危機が、今年の民主党選挙戦を苦しめている。なぜなら寄贈者も党幹部も評論家も、一体どういう立場のふりをすべきか分かっておらず、彼らはどの候補者を巡っても一致できなかったからだ。ピートだ!エイミーだ! マイク・ブルームバーグを呼び出せ! という、この「勢い」の極めて移り気な変化が、民主党指導部が大統領候補を選ぶ力を弱めたのだ。こうした勢いが中から党を食い、そうし続ける用意ができているように思える。」

 もしサンダースが指名を得るとすれば、それは民主党指導部のキーストン・コップスの警官隊ドタバタ喜劇のような無能さのせいで、タイビが指摘している、2016年共和党エリートの無能さの繰り返しだ。だが今回は重要な相違がある。エリートの大半がクリントンを好みながらも、トランプとヒラリー・クリントンの間で分裂していたが、支配層はサンダースに対抗して団結するだろう。彼らは「悪いものの中の一番ましなものの」トランプを支持するだろう。商業マスコミは、トランプに向けた敵意を、今度は、サンダースに向けるだろう。民主党の仮面は外れるだろう。彼らと我々の戦闘状態になるだろう。

記事原文のurl:https://www.truthdig.com/articles/the-new-rules-of-the-game/

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 彼氏の記事には、いつも見事な風刺画がある。原文でご覧願いたい。

 個人的に、もともとスポーツが苦手なので、オリンピックには興味皆無。開催されても見にゆかない。テレビも見ないだろう。だが、勝手なことに、相撲は気になる。どうなるのだろう。歌番組のように、観客なしで強行するのだろうか?防護服の上に回しをしめて取り組むのだろうか?呼び出しや行司、イラン保健次官のようなことになりはすまいか?東電福島原発事故の放射性物質も、コロナウイルスも、与党政治家には一切忖度しない。放射性物質は、物理的微粒子ゆえ、人人伝染で広がることはないが、コロナウイルスは、人人伝染で、地域の違いを簡単に乗り越えて広がることは、大本営広報でもわかる。

 孫崎氏の今日のメルマガ題名:

オリンピック開催の是非が政権の責任問題と自民総務会長が発言するまでに発展。古参IOCメンバーが今夏の東京オリンピックはコロナウイルス勃発で、あまりに危険と発言。決定は制御下にあると言えるか。問題は日本の制御と、全世界の拡散の度合いの二つ。

 植草一秀の『知られざる真実』

安倍内閣が検査を忌避する「特殊な事情」

 日刊ゲンダイDIGITAL

丸投げの安倍政権 新型コロナ基本方針は“国は何もしない”

 何かのスポーツ催しのマスク姿観覧席を見て、マスク姿の香港デモを連想した。政府閣僚が、短時間会議で、後手後手の、検査を受けさせない実質「棄民」政策を発表し、不要不急な催しにでかけるなと言いながら、自分たちは集会や宴会に参加しても、庶民は、伝染病対策貧困反対で、あるいは異様な検察人事反対で、マスクをして国会前に大勢集り「政府はヤメロ」と叫ぶわけにゆかないだろう。予防効果の有無はともかく、そもそもドラッグ・ストアで、マスクは見当たらない。連中はそれにつけこんでいる?敵はサルもの、ひっかくもの。培養監獄になっているクルーズ船乗員の方々は、お気の毒だ。大本営広報部は報じているのだろうか?「おもてなし」ではなく「おもてなしなし」。

日刊IWJガイド「スクープ! IWJにSOS! クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』クルーから助けを求めるコンタクトが!『16日間隔離され続けています!』『先が見えない、助けて!』『発狂しそう!』」2020.2.27日号~No.2723号

2020年2月26日 (水)

ロシアは崩壊する運命にあるのだろうか?

2020年2月20日
Paul Craig Roberts

 ウィンストン・チャーチルは、ロシアは「ロシアは謎の中の神秘に包まれた不可解」だと言った。ロシアにおける態度の、二つの対照的なニュース報道を読んで、私はチャーチルが意味していたことを理解した。

 ロシア参謀本部総長のワレリー・ゲラシモフ大将は、ロシア国境でのワシントンと多くのNATO加盟国による強化された軍事演習から、ワシントンとNATO傀儡諸国は大きな紛争の準備をしていると結論した。モスクワでの外国武官へのブリーフィングで、NATO加盟諸国に行われている軍事演習の数と規模の増加が、NATOが「軍隊を大規模軍事衝突に従事するよう意図的に訓練している」のを示しているとゲラシモフは述べた。https://www.rt.com/news/476178-nato-big-war-kremlin/

 クレムリン報道官はロシア政府は、ゲラシモフ大将の意見を信頼すると言った。

 はっきりさせるため繰り返すが、ロシア軍は分析された証拠に基づいて、ワシントンとその属国が、ロシアとの戦争のために準備していると見ているのだ。ロシア政府は、ロシア軍指導部の意見を信頼すると述べている。

 ところが自立した世論調査企業レヴァダ・センターによる同時期の発表は、ロシア人の80%がワシントンとNATO属国を"友人"と見なしていると報じている。https://tsarizm.com/news/eastern-europe/2020/02/18/poll-4-out-of-5-russians-view-west-as-a-friend/

 「ロシア人回答者の、たった3%が、欧米をロシアの敵と見ると述べたとレヴァダは言っている。さらに16%が彼らが欧米をライバルと見なしていると述べた。

 「レヴァダ回答者の3分の2(67%)が、ロシアは欧米を「パートナー」として扱うべきだと言い、他方、経済日刊紙コメルサント・データの内訳によれば、11%が、ロシアは欧米を「友人」として扱うべきだと言った。」

 ロシア参謀本部の意見と普通のロシア人の間の異常な相違は説明が困難だ。一体誰がロシア国民と意思疎通をしているのだろう? ロシア指導部? あるいは欧米に資金供給されたNGOやロシア人に欧米プロパガンダを押し込むマスコミ? ロシア国民は、まだボイス・オブ・アメリカに耳をかたむけているのだろうか?

 もしこれらの対照的なニュース報道が正しいなら、ロシアはワシントンとそのヨーロッパ属国が戦争に没頭している敵だという政府認識がロシア国民に共有されない事実に直面している。これはロシア国家主権に忠実なロシア政府と、どうやら欧米の友人たちによる植民地化の危険を考えないロシア国民間の意思疎通の完全な失敗を暗示している。

 アメリカ制裁や、選挙で選ばれて、アメリカの束縛からロシアを救い出した大統領に対する果てしない公然の非難で侮辱され、ロシア国境のワシントン核弾頭ミサイルに脅かされているロシア国民が、一体どうして、ワシントンとの友情と協力があり得ると信じることができるのだろう?

 もし世論調査が正しく、ロシア国民がワシントンの覇権衝動を理解していないなら、ロシア主権は確実なものではない。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2020/02/20/is-russia-doomed/

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 記事の題名、違う国名がぴったり。

 後手後手のあげくのコロナウイルス対策基本方針、要するに放置・自己責任。韓国の徹底的なPCR検査と対照的。

 植草一秀の『知られざる真実』

感染拡大主因としての安倍内閣お粗末対応

 『奴隷船の世界史』を読んでいる。奴隷の状況は当然悲惨だが、水夫も悲惨だった。途中で伝染病で倒れた水夫が多数いた。しかも、奴隷を目的地に輸送したあと、水夫が国にかえりたいと思うのは当然だが、船長にとっては、余剰人員をかかえて帰国するのは、無駄なコストなので、水夫に過酷な扱いを始め、厄介払いをしようとしたという。健康状態が悪化し、皮膚病や潰瘍にやられた水夫は、なすすべもなく、乞食にならざるを得なかった。(94-95ページを参照。)

 昔、日本を不沈空母にした人物がいた。当時の通訳は村松増美氏。
 今の内閣・自民党は、日本まるごと「不沈コロナウイルス奴隷船」にしている。

 ダイヤモンド・プリンスが培養実験船になったのと同様、列島丸ごと培養地。上級国民以外は放置される。奴隷船水夫の生活を読んで、ダイヤモンド・プリンス乗員の方々を思い出した。政府は奴隷船の船長。国家犯罪続行中。

日刊IWJガイド「スクープ! IWJにクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』クルーから助けを求めるコンタクトが! 『16日間隔離され続けています』!『先が見えない、助けて!』「発狂しそう!』」2020.2.26日号~No.2722号

2020年2月25日 (火)

最近のアンカラの怒りの爆発は、シリアでのエスカレーションをもたらすだろうか?

2020年2月17日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 NATO同盟国として軍事的に二番目に強いトルコは、これまでは、中東で何をたくらんでも、事実上おとがめなしで済んできた。

 理由は単純だ。トルコのいじめと拡張主義に軍事的に対決することは、アメリカあるいはイスラエルと対決するも同然だからだ。何千人もの、あるいは何百万人もの無辜の人々が結果として死ぬことになるのだ。

 モスクワは状況を十分に理解している。その外交は素晴らしい。そして、シリアをまとまった一つの国として維持したいというロシアの願いは世界の多くの地域で、称賛と支持を増している。だが、アンカラでも、イスラエルでも、欧米でも、そうではない。

 ロシアとトルコは、しばしば多くの問題に関し妥協点を見いだすことができる。両国民はお互い、大いに好きだ。素晴らしい文化的、経済的、戦略的な絆がある。しかるべき点を正当に評価すれば、両国政府は、様々な重要問題に関して妥協する用意がある。

 だが、しばしば、トルコ政権は、不合理な、予測不能な行動を始めることがある。このような時期には、協定は崩壊し始め、人々が死ぬ。ロシアは進退極まることになる。ロシアは、ことを平和的に解決したいと望んでいるが、中東で最も重要な同盟国シリアを守る決意も強い。

 問題は、ロシア政府は極めて理性的だが、トルコ政府は、しばしばそうではないことだ。そして論理とヒステリーが出会う場合、非常に危険な結果になりかねない。

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 ダマスカスでは、大部分の人々が頭脳明晰に状況を分析している。シリア政府内の知人が、この記事のために書いてくれた。

「ロシアは、シリア政府とシリア国民に、テロと戦うよう招かれたのです。トルコ軍は占領軍です。彼らは誰にも招待されていません。彼らは好きな時期に、我々の領土に侵入しており、不道徳で、非合法です。トルコはここでテロリストを支援しています。」

 私の同僚、主要なトルコ知識人で、トルコ-ロシア関係専門家エルキンOncanが、この記事のためにイスタンブールからこう発言した。

「エルドアンは、2016年のクーデター未遂以来、アメリカとロシア間での「バランス・ゲーム」をしていた。エルドアン政権はロシアとの良好な関係を発展させた。他方、トルコはアメリカにメッセージを送るのを決してやめなかった。我々は中東であなた方の本当の同盟国だ。クルド人ではなく、我々だ。」

 何年間も、トルコやロシアやシリアの専門家たちは知っていた。エルドアンは二股をかけてきた。否定的なものであれ、肯定的なものであれ、余りに多くがトルコの関与に依存しているのだ。だが大半は否定的だ。アメリカさえ、他の反抗的同盟諸国の扱い方と比較すれば、アンカラには、「温和に」対処している。

Oncan氏が続ける:

「トルコは今ほど緊張のレベルを上げたことはなかった。」

「何をさしおいても、ロシアはAKPの「反米」姿勢には最良の選択肢だった。トルコはモスクワとの本格的な経済的、政治的関係を発展させ、この「バランスゲーム」は少なくともしばらくの間、ロシアとの同盟の方が有利だった。」

「だが、対シリア政策が、エルドアンのバランスゲームをだめにした。なぜなら「シリア反政府派」とのエルドアンの絆は、AKPのシリア戦略の核心になったから。」

「ソチ合意で、エルドアンがダマスカスに対する彼の対応を変えたように思われた。だが協定が署名されて以来、AKPがソチと敵対的なことは明白だった。アサド反対で、「イスラム主義反政府派」支援が、対外政策だけでなく、国内政治問題になった。」

「エルドアンは、突然、アメリカ-ロシアバランスゲームと、シリアに対する欲望の板挟みになった。そこで巨大な問題が再浮上した。ジハード主義だ。」

「AKP政府が、何年もの間、ジハード・テロリストを支援してきたのは周知の事実だ。近年、トルコは公然と自由シリア軍と共に活動し始めていた。政府はますます急進的な幹部と、益々親密な関係を築き続けた。」

「トルコがソチ合意に従うなら、シリア軍隊に手をだしてはならない。もしトルコがそうすれば、トルコ自身、シリア(そこのテロ集団)と、トルコ両方で、大きな報復に直面しかねない。トルコが一度もジハード戦士を、シリアに送るのをためらったことがないのだから。」

「トルコが正式にシリアと交渉し始めれば、多くが、トルコの中東政策の大黒柱が崩壊した見なすだろう。」

「トルコが、ビック・ブラザー、アメリカと和解すれば、クルド人民防衛隊、トルコの最大の敵で、シリアでのアメリカ最大の同盟者と交渉を始めなければならない。」

「この逆説的な、あいまいな状況で、エルドアンの方針上、「オスマントルコの夢」と「バランス行動」は、いずれも優先事項なので、アメリカと和解すれば、トルコは再度、アメリカに向かって空中浮遊するように思われる。エルドアンはシリア侵略計画を速めることを考えるように思われる。ロシアがシリアの領土保全を支持し、アメリカが占領を提唱しているのだから。」

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 出来事の連鎖は目が回るような速度で進展している。2020年2月16日、シリア最大の都市アレッポは、シリア政府軍によって、とうとう解放された。より正確には、アレッポは、長年で初めて、今テロリストや、いわゆる反政府派の射程外になったのだ。

 友人のシリア人教育者フィダ・バショール女史がこの記事のために説明してくれた。

「我が国のトルコ占領を取り巻く最近の状況は非常に深刻だ。彼らはわが国を占領する権利を全く持っていない。国内の雰囲気は勝利感と悩みが混じり合っている。戦争が起きて以来、非常に長く厳しい10年が過ぎた。それでも我々は勝っている。我々の軍がちょうど今日(2月16日)アレッポ市を完全に安全に確保したので、我々は完全に勝利し、回復する我々の能力に確信を持っている。」

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 私はずっと前、彼がまだイスタンブール市長だったときにエルドアン大統領に会った、私はユーゴスラビアの戦争を担当していて、バルカンの過去を理解するため、定期的に、トルコを訪問していた。彼が今のそうであるように、彼は当時も混乱していた。世界最大都市の一つの市長として、彼には多少の善意と、実に印象的な実績があった。

 だが彼の政治的目標は徹底的に混乱しており、過度に意欲的で、しばしば退行的だ。

 後に、何年もの間、私は何度も、アンタキヤとガズィアンテプ周辺地域の国境地帯を訪問して、シリアとトルコ両方で働いた。

 シリアへのトルコの関与、その無数の侵略と越境作戦は、とシリアとトルコ両国の村や町を丸ごと破壊した。シリアでは、破壊は、物理的で、経済だ。トルコでは、村々や町々は完全に国境を越えた貿易や友情や家族の絆に依存していたので、過疎化した。

 エルドアンは気にかけているようには思われない。彼が始めるのを手助けしたこの紛争地域が人類文明のゆりかごの一つなのは、彼にとってほとんど重要ではない。

 トルコは欧米同盟諸国と共に、最も残忍なジハード集団を武装させ、訓練し、シリアに送り込んだ。ある日中国に戻り、中華人民共和国を破壊するのを支援するのを期待して、欧米が種々の戦場で訓練している北西中国のウイグルが彼らの中で最も残忍だ。

 訓練は、しばしば、皮肉にも、いわゆる難民キャンプと呼ばれる場所で行われた。私は中南米のネットワークTeleSurのため、報告でも映像でも、この残酷さを報じた。

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 パトリック・ヘニングセンは主要な世界問題評論家で、21センチュリーワイヤーの共同創設者、経営幹部、編集者で、シリアの詳細な知識がある。彼は、シリアにおける最近の進展について、特にそこでのトルコ作戦について彼の考えを語ってくれた。

「この地域におけるトルコの、あきらかに支離滅裂な行動は、トルコの伝統的な安全保障問題と、強い失地回復論的要素のある現与党の、全面的な改革主義的な狙いと組み合わさった副産物だ。シリアで、あらゆるクルドPKK /クルド人民防衛隊の飛び領土を鎮圧するというトルコの主要な安全保障の狙いは、国内で行われている歴史的移行と分離できない。エルドアンのAKP党と、国家主義の(ハイイロオオカミ)の民族主義者行動党の連合は、非宗教的なケマル主義共和国を、事実上、イスラム主義国家である「新しいトルコ」に押し戻す途上にある。この新オスマントルコの復活は、トルコを、地域的にも、世界的規模でも、その影響力を投射することを意味するイスラム世界の中心という、かつての立場を取り戻したいと望んでいるのだ。これはシリアで、厳しく語り、活動することも含んでいる。トルコはリビアにも介入している。ムスリム同胞団へのエルドアンの熱心な支持や、アル・ヌスラ戦線や、自由シリア軍のような原理主義イスラム主義過激派戦士の取り込みは、実際にトルコ兵士を犠牲にすることなしに、代理勢力で軍事力を投射する手法と見なすべきだ。国内の大統領の敬けんな民族主義支持基盤は、エルドアンを、世界の正当な位置にトルコを戻す、ポピュリスト指導者と見なすので、シリア征服と、政権転覆という彼の呼びかけを支持するだろう。現在、トルコは全ての関係者に、必要にあわせて迎合し、ロシア、アメリカとNATOの間で複雑なダンスを試みているが、常に、トルコの権益を頭に置いている。彼がしばしばシリア、ロシアとアメリカに対し、定期的に、脅迫で虚勢を張っているのかもしれないが、彼は常に彼の基盤を念頭に置いてそうしているのだ。それは「トルコ・ファースト」「トルコを再び偉大にする」ことだ。この全てが、トルコを、非常に複雑な情勢におく。あえて言えば、ビザンチン様式(複雑怪奇)。」

 誰も、これ以上うまく状況を定義できまい!

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 2019年のある時、私がイドリブ県で、二人のシリア人指揮官と働いていた時、我々はISIS陣地とトルコ監視所の両方に直面した。

 私はシリア砲兵隊陣地の一つにいた。ロシア兵たちは近くにいて、はっきり見えていた。現地のISIS司令部として使われていた農家もそうだった。

 全てがグロテスクな感じがした。

 ロシア軍は、これら侵攻しているトルコの施設を、わずか数秒で抹消できたはずだ。シリア軍も同じことができたはずだ。だが彼らはそうすることを考えなかった。彼らはなぜそうしなかったのか?

 「なぜですか?」 私は尋ねた。

 シリア指揮官が答えた:

「もし我々がそうすれば、トルコは、アレッポやダマスカス、あるいは少なくともホムスを攻撃するだろう。連中は、アメリカとイスラエルと、一つだけ共通点がある。彼らは自身の生命と彼ら自身の損害だけを気にする。自分たちは、手を出せない存在だと信じている。彼らはここに来て、我々の土地を占領し、もし我々が報復すれば、彼らは我々の国民を何十人、あるいは何百人さえ殺す。」

 意味深にも、イドリブにおけるトルコ陣地は、平和にISISと共存している。

 シリア、イラク(エルビル地域)と中国におけるトルコの役割(ウイグル・テロリストに対する支援)は極めて破壊的で、文書で十分に立証されている。

 シリアはテロ集団から完全に解放されなければならない。それは、まもなく起きるだろう。実際、それは、まさに今起きつつある。トルコは外国シリアの土地にいる正当性は皆無だ。トルコは軍事的には強い。だがトルコは、その残酷な軍事力ゆえに、これ以上長く、偉大なシリアの国を残忍に扱うことは許されまい。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Livesを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/02/17/could-the-latest-outburst-of-ankaras-temper-lead-to-escalation-in-syria/

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 出された方針は、単なる自己責任。傀儡政権は独自の外交政策を許されず、独自の財政政策も許されない。生産性のない自国民を見殺しにする政策だけは許される。大本営広報部、局によって、政府政策を真っ向から批判するようになったように見える。属国傀儡を守れという宗主国の縛りがゆるんだのだろうか。もちろん、国営放送の体制擁護方針、全く変わっていない。わけのわからない「対策」と称する呪文を繰り返しても、喜ぶ視聴者は少ないだろうに。

 日刊ゲンダイDIGITAL

また職員が感染 加藤厚労相は危機管理能力ゼロのポンコツ

コロナウイルスは世界的大流行の瀬戸際

2020年2月23日
Paul Craig Roberts

 コロナウイルスに関する信頼できる情報を入手するのは困難だ。情報入手の困難は、さらに、自身の狙いのために流行を利用する権益団体によって複雑化させられている。例えば、中国内でも、外でも、多くの人々、ウイルスの広がりを中国政府を批判するために使っている。もう一つは、中国内部でも、外部でも、ウイルスは、アメリカが中国に使用した生物兵器だと主張している。また別の人々は、世界的エリートが、世界人口を減らす計画を実行することに決めて、世界的エリートの一人、ビル・ゲイツが、数カ月前、グローバルな大流行が発生するだろうと述べたと言っている。一部のインターネット・サイトは、途方もない数の中国人死者と、1日24時間・週7日稼働している火葬場に関する報告を投稿して、トラフィックを引き付けている。中国の公式説明は、ウイルスは野生動物の肉を売っている市場から始まったということだった。見たところ、アメリカのどこよりも大きい市、武漢が、一カ月間封鎖されている事実は依然変わらない。

 (イリノイ大学の)フランシス・ボイルは細菌戦武器研究専門家だ。彼は1972年の生物兵器禁止条約のためアメリカが導入した法律1989年の生物兵器禁止法を書いた。インタビューで(たとえば、これを参照 https://www.activistpost.com/2020/02/us-biowarfare-act-author-studies-confirm-coronavirus-weaponized.html ) ボイルは、コロナウィルスは疑いの余地なく、人工的に作り出された生物兵器であることを確認する四件の科学研究を読んだと言っている。研究は、ウイルスが広がるのを容易にするために加えられた要素や、免疫機構がウイルスに抵抗する能力を減らす要素を持っていることを示している。

 ボイルはウイルスが広まるのを容易にする生物工学的研究がノースカロライナ大学で行われ、HIVを加えることを可能にする研究は、オーストラリアの施設で行われたと報じている。彼は武漢BSL-4生物戦研究所の中国人科学者がノースカロライナ大学とオーストラリアの研究室両方にいて、研究に参加したことを示している。中国人科学者たちは、正式名称がCoVid-19という我々がコロナウイルスと呼ぶものを生産するのを可能にする重要な要素を持って、武漢研究所に帰った。

 ウイルスの漏洩は意図せぬ出来事で、このような生物戦研究所からの漏洩は、以前にもが起きていたとボイルは言う。

 科学者は、CoVid-19に感染した人が症状を見せずに、30日間伝染しやすい状態になり得ると言っている。ウイルスは空気と接触を通して広がり、表面で9日間の生きるので、症状を示す前に、遠く広く広まることができる。死亡率は、今15-18パーセントと推定されるから、それは大きな脅迫だ。

 中国でのウイルス漏洩は、中国の新年にまつわる国内旅行と同時に起き、す速く広範に伝染病が広まった。アメリカ人とヨーロッパ人は、アジア外では症例が少数で、アジア人だけがウイルスで死んだという報道で安心していた。だが、これは単に発症までの時間差の反映かもしれない。グローバリズムが、あらゆるウイルスが広がれるようにしている。14日間の検疫隔離の期間が不十分だということが分かるにつれ西洋は衝撃をまさに経験しようとしているのかもしれない。科学者がウイルスの広がりを防ぐ効果を上げるには隔離期間は27日か30日間でなければならないと今言っている。14日間後に解放された曝露された人々の数を考えると、西洋は感染の大きな急速な増加に対する用意を調えるべきだ。

 アジア人だけが感染する(欧米の早期の症例は中国人だった)、中国人のDNAを集めることに対し、アメリカ人が中国から追放されていたという見解は、ウイルスを人種を特定した中国に対する細菌戦攻撃と見なす人々の考えを裏付けた。再び、長い潜伏期間が、これまでのところ白色人種の間で死者がない説明だろう。イランが今ウイルスによるイラン人死者を報じたのを考えると、ウイルスは人種に限定されているのはありそうもない。

 何ができるだろう? おそらく、ごく僅かしかないだろう。ボイルは細菌戦のためのウイルスの武器化は、終身刑の罰に値する重罪だと言う。それでも、ボイルは能力がある全ての国が、違法性にもかかわらず研究に従事していると言う。ボイルは国立衛生研究所NIHがノースカロライナ大学施設での研究資金供給をしたと言う。アメリカ、中国、オーストラリア政府が重罪で共謀しているので、自身を巻き込まずに、彼らは状況について真実を語ることができないのだ。それで感染したコウモリを食べたことから、ウイルスが来たという主張のような隠蔽説明がでるのだ。

 さらに、率直な意見を述べる資格を持ったほとんどの人々が、そうできないのだ。理由は非常に多くの微生物学者やウィルス学者が非合法の研究に関与していることだ。ボイルはアメリカだけで、非合法の細菌戦の研究に関与している13,000人の科学者がいると言う。人は金のためには非人道的な仕事をするのだ。

 ボイルは専門家だが、当局なら彼の信用を容易に失墜させることができる。彼は市民的自由擁護活動家で、アメリカ政府の強烈な批判者で、ベトナム戦争に反対で、アメリカ外交政策とアムネスティー・インターナショナルとの協力を指摘し、イラン制裁と、イスラエルのパレスチナ人の処遇に反対し、ハワイの主権運動を支持し、多くの論争の的と見なされる立場にある。彼がどんな独立した調査と法律に入れられた警察国家法案に対する反対でも止めるために9/11事件の後、アメリカ上院議員に送られた炭疽菌手紙の炭疽菌は、アメリカ政府の軍研究所しか出所はないと始めて述べ、アメリカ政府が違法生物兵器の備蓄開始と拡大をあばく「Biowarfare and Terrorism=細菌戦とテロ」を出版して、彼は「好ましくない人物」になった。マスコミが真っ先に駆けつけるべきボイルは、追放されてしまったのだ。現在、彼はインターネット番組でしかインタビューされず、言説を支配する連中には変人と呼ばれている。

 私はDNA工学や生物兵器の知識は皆無だ。私はボイルが、その立場の基にしている四つの研究が存在するのを知っている。私が知る限り、ボイルは彼らが言っていることを言っているのだ。私自身の立場ゆえにではなく、ボイルや、9/11事件真実の運動のような、公式説明と意見を異にする人々や、デイビッド・アービングや、ジョン・ウエアのような歴史学者の調査結果を報じるがゆえに、私自身論争の的で、それゆえ不審者だ。私の人生で、アメリカの教育は大打撃を受けた。自説に固執し、他人の意見に批判的なアメリカ人は、誰であれ、自分のものではない見方を報告させたり、発言の場は与えたりりしないと考えている。理解をするためには広範囲の意見を知ることが必要だという概念は彼らには全くなじまないので、私が報じたり、意見を言う機会を与えたりする、あらゆる反対意見や物議をかもす見解は、私のせいにされるのだ。

 これは公的論議に反対意見が入ることを、ほとんど不可能にする。公的な異議申し立てがなければ、管理された言説が圧倒的になる。

 にもかかわらず、管理されたコロナウイルス言説が弱まっている多少の希望がある。公式のコロナウイルス言説は、もはや事実に合わないため変更されている。武漢海鮮市場から始まったウイルスという話は放棄されている。中国政府は公式説明の変更を認めた。( https://www.zerohedge.com/health/chinese-scientists-find-coronavirus-did-not-originate-wuhan-seafood-market ).

 Zerohedgeは韓国とイタリアでの症例増加を報じている。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/coronavirus-panic-goes-global-skorea-warns-watershed-moment-italy-quarantines-12-towns

https://www.zerohedge.com/geopolitical/coronavirus-deaths-outside-china-spike-who-team-visits-wuhan

https://www.zerohedge.com/geopolitical/cases-covid-19-south-korea-double-overnight-alarming-prison-outbreak-reported-china

 CNBCの同様な報道だ。https://www.cnbc.com/2020/02/23/coronavirus-live-updates-chinas-hubei-reports-630-new-cases-96-additional-deaths.html

 中国が何を経験していることを、アメリカやヨーロッパが間もなく経験するというのは、あり得ないことではない。もしそうなれば、多くの生活が崩壊するだろう。もしアメリカとヨーロッパのウイルス発生が、わずか二週間遅れに過ぎないなら、欧米が、東洋より巧みに難題に対処するかどうか見るのは興味深い。

 これはコロナウイルスが、どれほど容易に蔓延するかを示している。

エア・カナダのモントリオールからバンクーバー便の搭乗客が、COVID-19検査で陽性
エア・カナダは、2月22日、フライトの8日後、確認されたと言う
CBCニュース:2020年2月23日太平洋標準時午後1時38分掲載 |最終更新:2時間前

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2020/02/23/coronavirus-could-be-on-the-verge-of-worldwide-breakout/

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 ブログClub Orlovに、「最も都合が良いウイルス」という題の下記記事がある。労働人口ではない高齢者の人数が減るのは政府にとって好都合だろうということも書いてある。だが、実際感染した方には、若くとも重症化している症例があるようだ。北海道の女性は、救急車を呼んだ際、言葉もはっきりしなかったという報道を見た。韓国では感染者が激増しているというが、検査を飛躍的に増やしているせいもあるだろう。一方、日本政府は実にかたくなに検査をこばんでいる。数を少なくみせて、オリンピックを強行したいのだという論もみるが人口を削減したいのが本音なのではあるまいか?と、トンデモない疑問もでるではないか。この状態でも、いまだに驚異的な支持率。本当だろうか?中国共産党政権があぶないと書く大本営広報部もある。傀儡売国政権安泰の、ゆでガエル劣等。

A Most Convenient Virus

 診療所の医師や、大学教授の方も、検査の飛躍的拡大を主張しておられる。政権は、意図的におかしな、手遅れ施策を強引に推進しているのはなぜなのだろう。宗主国とて、培養実験をしろと命令はするまい。それとも、大流行で米軍を退避させたいのだろうか?フイリピンのように条約を破棄するほどの気力がないので?

日刊IWJガイド「新型コロナウイルス検査拒否の各地の実態!! IWJが取材した兵庫県の妊娠中の女性は救急車を呼んでも検査してもらえず、容体が急変!!」2020.2.25日号~No.2721号

 LITERA

クルーズ船死亡者「コロナ感染者かどうかも言えない」は安倍政権の失態隠しか! 感染者に続き死亡者も隠蔽、対策本部も5日間開催せず

2020年2月24日 (月)

アメリカ人映画俳優カーク・ダグラス(1916 - 2020)

デイビッド・ウォルシュ
2020年2月10日
wsws.org

 2月5日、1940年代後期から1970年代初期までのアメリカ映画の主要俳優カーク・ダグラスはビバリーヒルズ、カリフォルニアの自宅で老衰で103歳で亡くなった。第二次世界大戦後時代の映画主役俳優の一人で、同じく、雇って、『スパルタカス』(1960)で、ブラックリストに載せられた映画脚本家ドルトン・トランボが果たした彼の努力への貢献を評価することによって、反共産主義ブラックリストを終わらせるのを助けることにおいて役割を果たした。

 ダグラスは、『過去を逃れて』(ジャック・トゥールヌール、1947年)『チャンピオン』(マーク・ロブソン、1949)『地獄の英雄』(ビリー・ワイルダー、1951)『悪人と美女』(ヴィンセント・ミネリ、1952)『突撃』(スタンレー・キューブリック、1957年)、『スパルタカス』(キューブリック、1960)『明日になれば他人』(ミネリ、1962)の『5月の7日間』(ジョン・フランケンハイマー、1964)における彼の有名な活発さを多数の、その中に、からの多くの貴重なものを含め、映画の道にもたらした。


『悪人と美女』のカーク・ダグラスとラナ・ターナー

 この俳優の人生は、反共産主義マッカーシズム粛清を苦しみでがら、そこから出現したアメリカ映画製作の継続的な強さと、1950年代初期、左翼思想の事実上の犯罪化の結果として、ハリウッドに課され、受け入れられた限界の一部を表現していた。

 アメリカが第一次世界大戦に参戦する4カ月前、ボルシェビキに率いられたロシア革命11カ月前の1916年12月、絨毯製造で知られるモホーク・バレーの小さな都市ニューヨーク州アムステルダムで、ダグラスはイッスル・ダニエロヴィッチとして生まれた。

 彼の自叙伝『くず屋の息子』(1988年)で、ダグラスはアムステルダムの「金持ちの人々の町マーケットヒルの反対側、イーストエンド」での子供時代を語っている。彼、両親と6人の姉妹は「坂道の一番下、最後の家、工場と鉄道線路とモホーク川脇のおんぼろなグレーの下見板張りの家」で暮らしていた。

 同じ伝記で、ダグラスは惨めな貧困で「生まれたと。私の親はロシアからアメリカに来た文盲の移民だった」と書いていたダグラスの親は、最初、父親が、1908年から1910年、ロシア皇帝の社会の窮乏と圧迫とからアメリカに逃れた移住したユダヤ人だった。

 ダグラスは、1884年頃に生まれた父親ハーシェルを、軍に徴兵される際、自分の右手と左手を区別できるよう「片袖に干し草、もう一方の袖に藁を結びつけていたほど」「無知な小作農」の一人として描いていた。父親は馬車で仕事するアムステルダムのくず屋だった。

 ブリナ・サングレルとして生まれた母親が、ダグラスは「この母親が、文字通り道路が金で舗装されていると思っていたこの素晴らしい新しい土地で全ての子供が生まれるよう望んでいたウクライナ農民家族出身。」だと書いていた。ダグラスの母親はロシアで、兄弟が「ゲットーを疾走して、何人かのユダヤ人の頭を割るのがスポーツだと思っている」「ウオッカで陽気になった」コサックの一人に道路で殺されるのを見ていた。

 ダグラスは北ニューヨークでセント・ローレンス大学入学に成功したが、早い年齢からいろいろな仕事に取り組んだ。

 彼は最初にアムステルダムの高校教師に、芝居の道を進むよう勧められていた。大学卒業後、ダグラスは、同時代の他の多くの人々同様、ニューヨーク市グリニッジビレッジに引っ越した。彼は奨学金をくれるアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツに入学した。後に彼が映画キャリアを始めるのを手伝った同級生の一人は女優ローレン・バコールだった。第二次世界大戦中に海軍に勤めた後、ダグラスはニューヨークに戻り、ラジオと劇場の仕事を見つけ始めた。

 ダグラスは1946年の映画、『呪いの血』(左翼作家のロバート・ロッセン脚本による、ルイス・マイルストーン監督)に始めて出演した。彼はアメリカ映画製作が最も写実的で、重要な瞬間の一つだったフィルム・ノワール時代絶頂という面白い時にハリウッド人生を始めたのだ。(バート・ランカスター、ウィリアム・ホールデンやロバート・ミッチャムを含め)彼の世代の他の人々同様、30歳代で、ダグラスは既に、人生とその困難さを感じさせる最初の演技をしていたのだ。


『過去を逃れて』(1947)のカーク・ダグラスとロバート・ミッチャム

 過去、ランカスターと共演した七本の作品の一作目、もう一つの貴重な「暗い」厄介な仕事『暗黒街の復讐』(バイロン・ハスキン、1948年)の後、左翼アメリカ人著者ダニエル・メインウェアリングの小説に基づく、フランス生まれのターナー監督の『過去を逃れて』に、ダグラスが登場する。ダグラスは、以前彼を銃撃し、傷つけ、彼の金40,000ドルを盗んだ元恋人(ジェーン・グリーア)をつきとめる決意が固いギャングのウィット・スターリングを演じている。彼は終始威嚇的ながらだ、ダグラスの役は殺人癖の傾向をできる限り隠して、もの柔らかで、理論整然としている。

 2015年、WSWSは『過去を逃れて』は「道徳的、心理的に強力な」作品だと書いた。「主題を考えれば、映画には極僅かしか公然の暴力はなく、彼、ウィットは微笑し、冗談を言い、ほとんど決して声をあらげない。彼はそうしなくて良く、彼の金と権力が自動に敬意をもたらすのだ。」

 ロブソンの『チャンピオン』で、ダグラスは、チャンピォンに向かって情け容赦なく戦うボクサーの主役を演じて有名になった。映画の冒頭で主張するように「最も惨めな貧困から始めて、世界チャンピオンになった」「男の物語」で、ダグラスのミッジ・ケリーは恥知らずに、友人やパートナーや女性を裏切る。


『チャンピオン』(1949)のアーサー・ケネディ、カーク・ダグラスとポール・スチュワート

 『地獄の英雄』はワイルダーの最も苦い経験となった映画の一つ(で彼の数少ない商業的失敗作)だが、この作品は、欺いて世論を操作する問題に、寓意で取り組んではいるが、1940年代末と1950年代初期のマッカーシズム・ヒステリーを生み出す上での、マスコミの卑劣な役割に影響されたと考えられる。

 今や本格「映画俳優」のダグラスは、ニューメキシコ洞穴崩壊で閉じ込められた男の事件を偶然見つける、冷笑的な、運に見放されたジャーナリスト、チャック・テータムを演ずる。テータム(「私はかなりうまいウソつきだ。私は長年多くのウソをついてきた。」)良いように操られるのを熱心に望む騙されやすい大衆を操作するため、できる限りのことをする。彼は不正な野心的な地元保安官と一緒に、(「もし私が一週間のこの話題を使えれば」)この話題が全国的に新聞の一面に残れるよう、不運な被害者が、決してすぐに救助されないようにしようと企むのだ。


『地獄の英雄』(1951)でのカーク・ダグラス

 ミネリが監督した何本かのダグラス映画の一つ『悪人と美女』で、この俳優は、またもや何人かの有名なハリウッド人物に基づいた、ある解説者の言葉によれば「冷笑的で、狡猾で、悪魔的で」比較的無情な人物、異端者のハリウッド・プロデューサー、ジョナサン・シールズを演じた。メロドラマは回想で進む。ハリウッドの事務所に集まった3人の人物、監督、脚本家と女優が、本質的に苦い過去の経験に基づいて、彼らがなぜシールズと関わるのを拒否するかを説明する。

 これら多数の映画には「アメリカン・ドリーム」と「あらゆる犠牲を払って」実現を目指すことに関する一般的な戦後批判の共通主題が、はっきり現れている。(『悪人と美女』では、映画評論家で歴史家のトーマス・エルセッサーが言っているように、ダグラスの役が、少なくとも一部、「監督や脚本家や主演女優の創造的な可能性」を解き放つ努力で、実際に他の人々と、彼自身を犠牲にしている。)

『悪人と美女』(1952)
のカーク・ダグラス

 彼自身の言葉で、それほど「信じ難いほど」陳腐だった、ダグラス自身の貧乏から大金持ちになったホレーショ・アルジャー物語の人生が、アメリカの無制限の機会の証拠としてしばしば描かれる問題的枠組みを気づかせることは指摘する価値がある。

 映画史家の学者ジョセフ・マクブライドは(同時掲載の記事参照)、1976年の短いダグラス伝で、「彼の映画のほとんど全作品に脈々と流れている特徴は、アメリカの成功倫理に対する、熱い苦悩に満ちた批判だ」と雄弁に論じている。

 二つのプロセスが、同時に、時々食い違って、多くのダグラスの映画における仕事であるようにわれる: 移民や貧困に陥った背景からを含めて、彼ら自身、経済的、文化的に、引き上げるべきアメリカのある特定の人々の否定し難い能力(そして決定) - アメリカ資本主義の強力な地位と資源で根づいた - 他方、成功の疑わしい、不安定な特徴は、しばしば主人公の苦しみ、有罪あるいは激しい自己不信に導いて、目的を達した。

 映画監督ライナー・ファスビンダーによる、ドイツ人小説家テオドール・フォンターネの見解(1819 - 1898)に関する発言を思い出す。「彼は、本当に属したいとを望み、必要としていながら、その欠陥を認識して、非常に正確に記述することができる社会に暮らしていた。彼は全員を拒絶し、全てが相容れないと知りながら、それでもなお、この社会の中で、一生この認識のために戦った。」

 マクブライドが引用した1960年のインタビューで、ダグラスはこう言っていた。「一生俳優として、役割を演じたいとを夢見ていた。それで起きたのは、それで成功すると、人は大事業になるのだ。まるで想像もしていなかった様々なことが動き始める。人は突然あらゆる側面から翻弄される。正しい助言を得られれば幸運だ。」

 もちろん、この俳優が広く受け入れられており、ダグラスが、政治的奉仕で、国務省ツアーや、他の公式行事を含めて、しばしば公式に活動した「アメリカ民主主義」のハリウッド・リベラリズムの中でこの全てが行われたと論ずるのは実に容易だ。(1960年代と1970年代、ルキノ・ビスコンティ[『山猫』、『家族の肖像』]やベルナルド・ベルトルッチ[1900]のようなヨーロッパ人監督と仕事をし、デイビッド・ミラー-ドルトン・トランボの『ダラスの熱い日』や、ロバート・オールドリチの『合衆国最後の日』や、テッド・ポストの『戦場』のような、かなり反体制の作品にも出演したランカスターは、いくぶん、より公然の反体制路線をとっていた。)

 だが、ここでも、芸術家と、俳優としての公的人格や、出世、財政的成功、果てしない色事などなどを区別することが必要だ。彼が冷戦中に、忠実な報道官の一人ととして演じたかもしれない、あらゆる機能を通して、アメリカ社会のお世辞抜きの写真を芸術家として描き出し残す上で、ダグラスは性格描写で、真実、特に感情と「苦しみ」で、十分正直だった。

 社会生活の活動領域全体が、反共産主義と映画産業の自己検閲で封鎖された条件の下で、真剣な芸術的な仕事をする上での客観的な矛盾が、(『炎の人ゴッホ』ミネリ[1956]での)余りに僅かなものから、余りに多くを読み取り、絞り出さねばならないかのようなダグラスの演技の時々高ぶり過ぎた独特の演技表現になっている。『探偵物語』の評論で、批評家マニー・ファーバーは「スポーツマン志向の」ダグラスの「喧嘩を売るような演技」を指摘した。


『脱獄』のカーク・ダグラス(1962)

 1976年の著書で、マクブライドは、映画を見に行く大衆の一部にとって、ダグラスは「しゃくれた顎で、スクリーン上で彼がいつも演じる、耳ざわりな声の精力的に好戦的な人物と同義語」で、彼の「身ぶり手ぶり」と(ファーバーの言葉で)「がなり立て」は、いらいらさせ気を散らせかねない。だが最高の状態では、彼の「目を見張るようなエネルギーと強烈さ」(マクブライド)が矛盾する不安な状態やジレンマをを生き生きさせた。

 ダグラスは、既に挙げた人々を含め、1940年代、1950年代、1960年代、最も本格的な映画監督の多くと仕事をする幸運を得ていた。その中には以下のものがある。ジョン・M・スタール(エリコのウォールズ、1948)、ジョセフ・L・マンキウィッツ(『三人の妻への手紙』、1949)、マイケル・カーティス(『情熱の狂想曲』、1950)、ラオール・ウォルシュ(『死の砂塵』、1951)を含めて、言及されたそれら、ウィリアム・ワイラー(『探偵物語』、1951)、ハワードホークス(『果てしなき蒼空』、1952年)、リチャード・フライシャー(『海底二万哩』、1954と、『バイキング』、1958)、ヘンリー・ハザウエイ(『スピードに命を賭ける男』、1955年)、キング・ビダーの(『星のない男』、 1955)アンドレ・ドゥ・トス(『赤い砦』、1955年)、ロバート・オールドリチ(『ガン・ファイター』、1961)、オットー・プレミンジャー(『危険な道』)とアンソニー・マン(『テレマークの要塞』、1965)

 ダグラスの最も輝かしい時代は、1957年から1963年まで続き、彼は毎年トップ25人の最も成功した映画俳優の一人だった。

 第一次世界大戦の大虐殺を舞台にした『突撃』は、ダグラスの最も重要な仕事の一つだ。彼は、フランス参謀本部が計画した、ドイツ戦線に対する、成功できないのが分かっている自爆作戦を率いなければならないフランス士官ダックス大佐を演じる。軍支配層は自身の兵士を大量殺人する用意をしっかり調えている。一つの部隊が、殺人的なドイツ砲撃の中に進むのを拒否した後、ミロー大将(ジョージ・マクリーディ)は、大失敗での自分の役割から注意をそらすため、臆病さのかどで、100人の兵士、最終的に三人を軍法会議にかけることに決める。


『突撃』(1957)

 民間生活では弁護士のダックス大佐が、法律上の見地からは、茶番的行為である訴訟手続きで、3人の兵士を弁護する。判決は、前もってきまっている。ダックス大佐は裁判で要約して言う。「検察側は証人を招かなかった。被告に対してされた告訴には、書面告訴が全くなかった。最後に、私はこの裁判の速記録がつけられなかった事実に抗議する。昨日朝の攻撃は、フランスの名誉の穢れではなく...確実に、この国の戦士の不名誉でははない。だが、この軍法会議は、穢れで、不名誉だ。これら兵士に対して行われた告訴は、全ての人間の正義に対する侮辱だ。この兵士たちを有罪だと裁決する法廷の人々は犯罪で、死ぬ日まで、あなた方全員につきまとうだろう。」法廷は、しかしながら、まさにね、そうして、3人の兵士は処刑される。

 最終場面の一つで、参謀本部メンバーのブルラール大将(アドルフ・マンジュー)が、ミロー大将に、事件全体のため、彼がスケープゴートにされると知らせ、ダックス大佐にミロー大将の命令を言う。ダックス大佐 -ダグラスは「閣下、あなたは、その昇進で、どうすることができるか私に提案されたいととお思いですか?」と答える。

 ブルラールが謝罪を求めると、ダックス大佐は激怒し、ダグラスの最も素晴らしい瞬間の一つで応える。「私はあなたに完全に正直に話さなかったことをお詫びする。私は本当の感情を明らかにしなかったのをお詫びする。私は早くに、あなたが堕落した、サディスティックな年寄りだと言わなかったのをお詫びする。私が今、あるいはいつか、あなたに謝る前に、あなたは地獄に落ちることができる!」


『スパルタカス』(1960)のカーク・ダグラスとウッディー・ストロード

 (撮影開始から10日でアンソニー・マンが解雇された後)スタンレー・キューブリックが西暦紀元前1世紀のスパルタカス、古代ローマの奴隷反乱の叙事詩物語を監督した。映画は、母親の名にちなんで名付けられたダグラスの会社ブリナ・プロダクションが制作した。脚本は、左翼作家ハワード・ファストが、下院・非米活動調査委員会で、名前を言うのを拒否したかどで、3カ月の刑期を勤めていた刑務所で始めた1951年の小説を脚色して、上記通り、ブラックリストに載せられているドルトン・トランボが書いた。

 『スパルタカス』には興味をそそる、強力な場面がある。制作者とにとって、古代世界での奴隷反乱は、進行中の公民権運動を含め、明らかに虐げられた現代の人々の反乱に類似点があったのだ。マクブライドによれば、主人公は「野蛮で、残忍に取り扱われた下等人間として始まり、最終的に良心を見いだして、英雄伝説の人物になった、動物と霊的なものの複雑な混合だった」ことをダグラスは指摘した。


『スパルタカス』(1960)のカーク・ダグラス

 有名な場面で、奴隷反乱敗北後、ローマ当局者が、生存者に「スパルタカスと呼ばれる奴隷の死体か、生きている本人を特定するだけで、はりつけのひどい罰が避けられるというたった一つの条件」を約束して、反乱指導者を見つけようとする。周知の通り、生存者全員が「私がスパルタカスだ!」と叫ぶ。

 アーウィン・ショーの小説に基づき、ヴィンセント・ミネリが監督した『明日になれば他人』は映画産業のさらなる検証だ。ダグラスは、アルコール中毒に悩まされる元俳優ジャック・アンドラスで、彼のかつての恩師クルーガー(エドワード・G・ロビンソン)が監督する(ジョージ・ハミルトンが演じる)前途有望な映画俳優を呼び物にする映画で、ちょい役を演じるためにローマに旅する。結局、クルーガーが衰弱する心臓発作を起こした後、アンドラスは映画の監督を引き継ぎ、成功裏にそれを完成する。感謝の代わりに、彼は嫉妬と、クルーガーを傷つけようとしたという嫌疑に出くわすのだ。豪華な退廃的な振る舞いには恨みと幻滅の雰囲気が満ちている。

 1974年という未来を舞台にした『5月の7日間』では、悪党の空軍将官が、ソ連と米国大統領の軍縮条約の署名に反対して、クーデターを画策しようと決心する。ランカスターは準ファシストの将軍ジェームズ・マットーン・スコットを演じ、ダグラスは海兵隊大佐「ジグズ」ケイシーを演じ、他方フレドリック・マーチは、いささか無力な大統領ジョーダン・ライマンを演じる。

『五月の七日間』(1964)のカーク・
ダグラスとバート・ランカスター

 チャールズ・W・ベイリー2世とフレッチャー・クネーベルによるベストセラー小説は、自分の極右政治思想を指揮下の兵士に吹き込み、ハリー・トルーマン元大統領やディーン・アチソン元国務長官やエレノア・ルーズベルト元大統領夫人は共産党支持者だと言っていたのが明るみに出て、1961年に辞職したファシストのエドウィン・ウォーカー大将の行動に着想を得ている。ベイリーとクネーベルは、キューブリックの『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(1964年)の主役発想の元になった人物の一人、極端な反動主義のアメリカ軍最高司令官カーティス・ルメイ大将にもインタビューした。

 フランケンハイマーの映画で、ケイシーは、スコットや他の統合参謀本部メンバーが、ライマンと閣僚を排除して、アメリカ政府を乗っ取る計画をしているのを知るようになる。計画では、秘密部隊がアメリカのラジオや電話やテレビ・ネットワークを掌握する。だがライマンとケイシーは、アメリカ国民には、そうした陰謀の存在を発表せずに、スコットの計画を阻止しようと努力する。映画には、1960年代初期の「軍産複合体」の癌のような不気味な肥大と、戦後繁栄の絶頂におけるアメリカ民主主義のもろさを示す、多くのぞっとするような予知的側面がある。60年後に、それが空洞化した条件は一体何だろう?

 スコット役のランカスターとケイシー役のダグラス最後の対決では、スコットがこういう調子で口火を切る。

- 大佐、君は夜中に地上にはい出て動くウジ虫だ。君は情報の売人だ。聖書のユダを知っているか。これは私の質問だ。

- 答えろという命令ですか?

- そうだ。

- はい、私はユダが誰か知っています。ユダは、軍服の四つ星の名誉を傷つけるまで、私が彼のために働き、称賛していた人物です。

 かなり多くのダグラス作品が長く残るだろう。彼には批判と自立思考を促進する形で、アメリカ生活に光をあてるエネルギーと知性と才能があったのだ。

記事原文のurl:https://www.wsws.org/en/articles/2020/02/10/doug-f10.html

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 自民党、異神は、コロナウイルスを意図的に蔓延させておいて、緊急事態条項を導入するのが、狙いなのでは?大本営広報部、コロナウイルスを意図的に放置しているアホ政権を非難するが、緊急事態条項の大問題には決して触れない。

 属国政府は、軍事クーデターではなく、敗戦で、宗主国戦争政権の精神を注入された。

 属国は、宗主国を見習う。

 櫻井ジャーナルも、カーク・ダグラスと映画界について、書いておられる。

カーク・ダグラスが死ぬ前に息絶えていたハリウッド

 カーク・ダクラスが勇敢に戦った赤狩り、日本では、いまだに続いている。

 安倍首相、共産は「現在も暴力革命」
 日本維新の会の足立康史議員への答弁。

 とんでもない政治で日本を破壊しているご両人には言われたくないだろう。下記はNHKニュース

共産 志位委員長「暴力革命とは無縁」首相答弁に反論

 日刊ゲンダイDIGITAL

小田嶋隆氏「最大の罪は国の文化と社会を破壊したこと」

世界中にメディアの墜落をさらしたアサンジ迫害

2020年2月22日
ケイトリン・ジョンストン

 これは引き渡し裁判が2月24日に始まるジュリアン・アサンジのための昨夜メルボルンでのデモにおける私の演説だ。

 ジュリアン・アサンジは、不正な責任を負わない権力は、我々の世界の問題だが、この問題とは、真実という光で戦うことができるという前提で、漏洩メディアを始めた。不正な責任を負わない権力が、彼を拘留し、黙らせ、中傷して、対応した。彼への迫害が、世界に関する彼の理論が絶対に正しいことを証明した。

 権力というのは、起きることを支配する能力だ。絶対権力は、起きたことについて、人がどう考えるかを支配している。人は言説を聞きたがる生きものなので、もし起きていることについて人々がお互い話し合う言説を支配できれば、それらの人を支配することができるのだ。

 これは言説を支配する権力だ。これが政府や億万長者が、プロパガンダや広告を活用し、巨大マスコミ複合企業を買収し、シンクタンクに資金供給し、広報担当者や情報を操作し人の心理を操る専門家スピンドクターを使う理由、ネット・アラシ軍団やボットを買収している理由だ。連中は言説を支配する者が世界を支配することを知っているからだ。

 自分がしていることについて、人々が考えることを支配できる限り、その人は、何であれ好きなことができるのだ。

 ジュリアン・アサンジより、これを良く理解している人はいない。もし戦争がウソによって始められるなら、戦争は真実によって止めることができると彼が言ったのは有名だ。それがウィキリークスの基盤だ。できる限り新鮮な革命的な方法で、大衆に真実をもたらすのだ。彼らは人々が文書を彼らに安全に漏洩できるようにし、次に最小限の編集と論説で、その文書を公開した。多くのオンラインの新機軸のように、ウィキリークスは仲介者を排除したのだが、仲介者というのは、この場合、通常、支配体制に好意的な言説の上塗りをして、情報を提供するマスコミというスピン・ドクターだ。

 読者は、そういう連中をご存じだ。「私はこれを発見したが、より重要なのは、私が発見したことについて、あなたはこう考えるべきなのだ」という連中だ。

 ウィキリークスの影響はてきめんだった。世界金融危機に対する警鐘の増加、気候変動や、果てしない戦争という環境で、そうしたものの不人気にもかかわらず、それを止めようとする我々のあらゆる努力にもかかわらず、こうしたことが、なぜ起き続けるのかについて、人々が真実を切望していたもの、最も有力な人々の最も不正な根源を暴露し、一挙に世界に広めたのだ。

 アサンジへの迫害は、悪党がジャーナリスト自身なのが主な理由で語られなかった物語の一つ、我々が通常、あらゆる話を聞く上で頼りにしている人々、ジャーナリズム体制に、スボットライトを当てたのだ。この腐敗は、本当に漏れた文書を通してではなく、ジュリアン・アサンジ本人に対し、マスコミが引き起こしている大衆つるしあげとして、我々が目にしているものによって、目に見えるようになったのだ。

 主流マスコミは、今日に至るまで、常にアサンジについてウソをつく。アサンジに関する最近の話を見れば、中傷とウソに満ちている。彼らは、彼がロシアと共謀したことや、彼が強姦で「告訴された」のが本当であるかのように無造作に言ったり、大使館の壁上に彼がどのように糞便を塗り付けたかについて、さりげないせりふを言ったり、彼がエクアドルに亡命を認められた理由は、(それが問題であるかのように)強姦罪から逃げることだったと言ったりするのだ。

 何十ものウソがあるが、それがウソであることが暴露されてから数カ月、数年後でさえ、アサンジに関する報道では真実として繰り返される。今でも、アサンジがトランプ選挙対策本部長のポール・マナフォートと会ったと主張する2018年11月のガーディアン記事が、今でもウェブサイトにある。起き得たはずはない。起きなかったのだ。エクアドル大使館は当時、地球上で最も監視されている建物だった。そこに出入りした全員残らず、様々の官僚的監視を通らなければならなかったのだ。

 今までにこの主張のための、どんなビデオ証拠も、他の証拠も全く発見されておらず、それを見いだそうとした人々が多数いた。そういうことは起きなかったのだ。

 それにも拘わらず、それが最初に報道された後、その記事は一年にわたって今日まだガーディアンウェブ・サイトにある。assangeとmanafortを検索すると、まだグーグル検索結果のナンバーワンだ。撤回無し。謝罪なし。

 ガーディアン。新しい考えではない。ハロー!ではない。世界のニュースではない。ガーディアン。立派な全て高尚なものの要塞だ。

 これは非常に示唆に富んでいる。

 彼がアメリカの戦争犯罪をあばいたがゆえに、アサンジは今までずっと迫害されているのだ。今まで誰も、それら戦争犯罪のかど拘置所に行っていないが、報道機関は、それに集中するのではなく、アサンジを追うことに決めたのだ。

 はっきりさせよう。ジャーナリストが、その権力と特権を、戦争犯罪を隠蔽し、戦争犯罪から目を逸らすために使えば、彼ら自身が戦争犯罪人になるのだ。

 現在、ジャーナリストたちは、トランプ政権が、大西洋を越えて、手を伸ばして、ロンドンの真ん中、エクアドル大使館からオーストラリア人ジャーナリストを連行しようとして設定している法的前例が、全世界のジャーナリズムにとって破壊的だという事実にやっと目覚めつつある。イギリスでだけでなく、アメリカだけでなく、世界中で。安全なジャーナリストなどいないのだ。もしアメリカが彼にそうすることができるなら、彼らは誰にでもそれをすることができるのだから。

 アメリカは、他国民は修正第一条による保護を受けないと考えているのも我々は知っており、だから、アメリカは事実上、どこであれ、人をつかまえるためにアメリカ法の長い腕は伸ばせるが、修正第一条による保護は伸ばさせなくてもよいと言っているのだ。

 そしてジャーナリストは、とうとう、それを理解しているのだが、それでも沈黙は耳をつんざくほどだ。オーストラリア人ジャーナリストがアサンジを擁護して精力的に強烈な論説を書き、政治家が即座に行動するよう要求すべきだが、彼らは、もちろん過去は正しかったが、アラームボタンも押そうと主張しようとする、弱々しい、中傷満載の、当たり障りのなく言う不発記事の埋め草しか見当たらない。

 それでは効果はないのだ。

 ジャーナリストが自分たちが間違っていて、アサンジが正しいことを認め、2010年の昔、ジャーナリストたちが彼を偏執症だと呼んでいたころ彼が言っていたことを、彼が公開したかどで、アメリカが彼を投獄したいのだと言わなければ、読者は方針変更すべき時期であることに気付くまい。彼らは行動すべきだということを理解しないだろう。

 何をすべきかについて、多くの混乱がある。今朝、ラジオ番組司会者のアラン・ジョーンズが、オーストラリア政府が介入して、アサンジを国に連れ帰るべきかどうか尋ねる非常に人気が高いフェースブック世論調査をしていた。私は数時間前にそれを見たが、何千という回答で、75パーセントが、「イエス」で、何百というアサンジ擁護のコメントが書き込まれて、更に6日続くはずだった。彼はそれを削除した。明らかに、それは彼が予期していた回答ではなかったのだ。

 混乱はあり、沈黙がある。だが沈黙は空間だ。我々の目の前に空間が広がったのだ。オーストラリアには今、二種類の人々がいる。アサンジは国に連れ戻されるべきだと思う人々、とまったくそれに関して考えるのを望まない人々。彼らは静かになった。我々も守りに慣れているので、我々も静かになった。

 空間が広がったのだ。

 機が熟した言説があるのだ。

 我々がすべきことは、一斉に立ち上がり、この言説の支配権を掌握することだ。

 我々の声を轟かせよう。

 この人物は無罪だ。

 我々は彼を国に連れ戻さなければならない。

 公開は犯罪ではない!

 アサンジ、ばんざい!

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2020/02/22/assanges-persecution-has-exposed-media-depravity-the-world-over/

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 本格的な検査を推進する韓国を見ていると、意図的に検査を阻止する異常な五輪政権のひどさが見えて哀国者になる。

 LITERA

クルーズ船の厚労省職員を「感染者が増えるのは嫌」と検査せず…国内感染者増加を隠蔽する安倍政権、検査数は韓国の20分の1

2020年2月23日 (日)

エルドアンの危険な虚勢

Finian Cunningham
2020年2月18日
スプートニク

 トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、まるで不正行為の現場を捕らえられた泥棒のようだ。恥ずかしさでこそこそと逃げる代わりに、自分が被害者であるかのように激昂している。

 これが、ロシアとの2018年合意下、トルコは緊張の段階的縮小地帯を守るよう義務づけられたシリア北西領域の状態だ。アンカラは義務を守り損ねている。イドリブとアレッポ郊外から活動するテロ集団による、アレッポ市や他の政府支配地域のシリア一般国民に対する攻撃が衰えることなく続いている。

 段階的縮小合意に対する、これらの致命的違反は、トルコ軍がシリア領に12の監視所を持つことを許されている事実にもかかわらず実行された。外国軍隊が領土内に駐留することを認める合意は、シリア政府による大きな譲歩だった。譲歩は何度も悪用された。

 テロ集団が攻撃作戦を実行するのをトルコが止めなかったのだから、全て白紙に戻ったのだ。昨年末から、シリア・アラブ軍は、北西シリアで、連中最後の要塞から活動している反抗分子を最終的に鎮圧しようとしている。

 シリアを支援しているロシアは、領土から、あらゆるテロ集団を絶滅させるシリアの主権を支持すると言っている。主要な反体制派閥は(タハリール・アル=シャームとしても知られている)アル=ヌスラ戦線で*、国際的にテロ組織として禁止されている。それゆえ、シリアは国連決議と国際法下で、その目的を追求するあらゆる権利を有している。

 今週早々、軍・外交筋が、シリアに送られているトルコの軍装備品が、国境を越えた直後、しばしばアル=ヌスラ戦線の手中に落ちていることが知られているように、アンカラが、実際、シリアでテロ集団に兵器を補給していることを明らかになった

 シリア政府や他の観察者は、長い間同じことを言ってきた。すなわち、トルコは、この紛争で何らかの調停者ではなく、無害に聞こえる「反政府派」と呼ぶ反政府過激派戦士に秘密資金を提供している、むしろ敵対者だ。

 乗員も死亡した最近のシリア軍ヘリコプター二機の撃墜は、トルコがテロ集団にアメリカ製地対空MANPADミサイルを供給したおかげで可能になったと考えられている。

 シリア軍と同盟国ロシアが、北西シリアで持ちこたえている残りのテロ集団を包囲するにつれ、シリアでの9年の戦争は終盤に近づいている。今週、シリア政府軍がアレッポ郊外の広い範囲を解放したので、テロ集団による民間居住地域への砲撃はやむだろう。

 とは言え、終盤は国際紛争へと拡大する可能性の不安な状況にもなっている。

 最近、トルコのエルドアンは、シリアとロシアを実力行使で威嚇している。シリアがテロ集団に対する攻勢から引かない限り、トルコ軍がシリアとロシア航空機を攻撃すると彼は言っている。今月早々のシリア軍砲火による十数人のトルコ兵士の死が、アンカラを更に激怒させた。トルコは報復としてシリア陣地に対して反撃したと主張している。トルコは目に余るほどテロ集団の事実上の砲兵師団役を演じている。

 今週、トルコ当局者が、停戦しようとしてモスクワにいる。エルドアンは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にしばしば電話をしている。

 だが、エルドアンのどう猛な調子と特使はお門違いだ。もしシリア軍が撤退しなければ、アンカラはいっそう攻撃的行動をすると脅しているのだ。

 エルドアンがふけっているように思われるのは、危険な虚勢だ。アンカラは、ワシントンから受けた支持を見せびらかしている。今週トルコ・マスコミの大見出しは「トランプ、イドリブで大惨事を避けたことに対し、エルドアンに感謝」だ。つまり、もちろん、シリアで起きていることの、途方もないわい曲だ。それでも、これは、ワシントンが、しっかりアンカラ側についていることを示している。

 アメリカ大統領は、エルドアンに、ロシアが「シリア政権」に対する軍事支援を終わらせるのを見たいとも語った。

 クレムリンはワシントンの介入を拒絶し、領土で、テロと戦うシリアの不可侵な権利の支持は揺るがないと述べた。

 NATO軍事同盟の加盟国として、トルコは、集団防衛条項に訴えて、アメリカや他の同盟諸国に、シリアに支援に来るよう要請する可能性がある。もしそうなれば、シリアの戦争は巨大な危険がある国際次元のものになる。エルドアンは、シリアとロシアの前で、このエスカレーションの脅威をちらつかせているように思える。

 この時点で、シリア紛争の根源が、外国による干渉の問題であることを想起すべきだ。アメリカとトルコを含めNATO加盟諸国は、テロ集団への彼らの秘密支援で(テロに対して戦うという、ばかばかしい公式主張にもかかわらず)戦争に油を注いできた。

 シリアに不法駐留しているこれら海外勢力が、国際法に従って、シリア領域から軍隊撤退を始めた時に、戦争は最終的に終わるだろう。それら軍隊には、兵隊、軍用飛行機、軍事基地や、CIAとトルコの同様機関の正体不明の工作員を含む。

 トルコもNATO共犯者連中も、卑劣なゲームが上りなのを悟っているのは確実だ。シリアを破壊する彼らの極悪な陰謀は失敗したのだ。彼らが恐れているのは、自分たちが怪物フランケンシュタインのように育てたテロ・ネットワークが最終的にトルコに移動し、ガンのように他のNATO加盟諸国に大挙して移住することだ。地獄からの想定外の反撃。

 シリアは領土内のこれら犯罪者を何とか大目に見るべきだと、エルドアンは横柄さゆえに、考えているように思われる。トルコとNATOがシリア国民に押しつけた災難から、英雄的なシリア軍がシリアを解放する仕事を終えるのを阻止するために、彼はエスカレーションの無謀な脅威を使っているのだ。

 シリアとロシアは、エルドアンに「やれるものならやってみろ」と開き直るべきだ。

 Finian Cunninghamは、国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。彼は農芸化学修士で、ジャーナリズムに進むまで、イギリス、ケンブリッジの英国王立化学協会の科学編集者として勤務した。彼は音楽家で作詞作曲家でもある。20年以上、ミラーやアイリッシュ・タイムズやインデペンデント等の大手マスコミ企業で、編集者、著者として働いた。

記事原文のurl:https://sputniknews.com/columnists/202002181078341922-erdogans-treacherous-bluff/

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 『人間使い捨て国家』を読み終えた。いやはや。国が総力をあげて、使い捨て政策を推進している実態がよく分かる。今『奴隷船の世界史』を読んでいる。奴隷も酷いが、奴隷船の水夫も酷いあつかい。他に行き場がなくなって、とんでもなく危険な低賃金労働を選んだのだという。奴隷や水夫は、当然反乱を起こすことがあったが、ほとんど鎮圧されていた。ということで、不沈空母というのは、不沈奴隷空母が正確だと思えてきた。

 IWJの岩上安身氏が『人間使い捨て国家』著者にインタビューしておられる。

規制緩和で派遣労働者が激増!賃金抑制が日本経済の停滞を招いた!岩上安身によるインタビュー 第981回 ゲスト『人間使い捨て国家』著者 明石順平弁護士 後編 2020.2.5

 『人間使い捨て国家』企業による搾取を大目で見る司法の姿勢も批判しておられる。

 日刊ゲンダイDIGITAL

権力と一体化してきた司法 今さら黒川人事批判に違和感

2020年2月22日 (土)

修正第一条より検閲が優先するのだろうか?

2020年2月18日
Paul Craig Roberts

 私はアメリカでの検閲が限られた現象だった頃のことを覚えている。検閲は戦時に適用された。「うっかり秘密をしゃべると、船が沈む」。検閲はポルノに適用された。検閲は公共放送局や映画で、下品な言葉に対して適用された。検閲は映画で暴力に適用された。やりすぎもあったろうが、ありふれているというほどではなかった。

 現在、検閲は遍在する。それはいたるところにある。アメリカ合州国では、検閲は上からも下からも課されている。検閲は、例えば、イスラエル批判とイスラエル・ボイコットへの参加を禁止するテレビや印刷媒体、グーグル、フェースブック、ツイッターや、28の州の法律によって、イスラエル批判を許す教育機関への連邦資金の提供を阻止するトランプ大統領の政令によって、上から課されている。検閲は、例えば、感情を害されると主張する保護された民族や性や性的志向の人々によって、下から行われている。

 今日アメリカ合州国の特徴となった、遍在する検閲は、コメディアンを締め出している。検閲は、非白人、性同一性障害者の同性愛者、フェミニストとイスラエルへの批判を締め出している。懐疑論者に「陰謀論者」というレッテルを貼って、公式説明が守られている。アメリカ憲法が、表現の自由と出版の自由を保証しているのだから、アメリカ合州国で検閲が遍在しているのは、驚くべき進展だ。

 我々に言論の自由の権利を思い出させてくれたのは、ジャーナリストのアビー・マーティンのおかげだ。アビーは、言論の自由の憲法による保護に違反した28の州の一つジョージア州を告訴している。

 アビーはジョージア・サザン大学での会議で基調演説する予定だった。ジョージアの大学で公的に講演するには、イスラエルを批判しないという忠誠の誓いに署名しなければならないことがわかった。彼女が署名を拒絶したため、会議は中止される結果になった。

 パレスチナに対するイスラエルの立場を支持しない発言に対して、ジョージア州は、こうして言論の自由をはばんでいる。以下を参照。https://www.lewrockwell.com/2020/02/no_author/journalist-abby-martin-sues-state-of-georgia-over-law-requiring-pledge-of-allegiance-to-israel/ こちらも。https://www.timesofisrael.com/filmmaker-who-wouldnt-sign-georgias-oath-not-to-boycott-israel-sues-us-state/

 一瞬これについてお考え願いたい。アメリカ合州国を構成する50州の半分以上が、アメリカ憲法に明らかに違反する法律を成立させているのだ。しかも、これら28州は、外国のために検閲を課しているのだ。28の州政府が、アメリカ憲法修正第一条より、イスラエルの権益を上位に置いているため、アメリカ人は猿ぐつわをかまされているのだ。政府自身が言論の自由に反対なら、民主主義や説明責任がある政府は一体どうなるだろう?

 28の州は、なぜアメリカ憲法に反する法律を制定するのだろう? 一つの説明は、州政府が、政治運動提供の約束によって、あるいは資金調達対抗馬の脅迫によって、イスラエル圧力団体によって秘密裏の金で買われているということだ。我々はほかにどのように28の州政府が外国のために検閲を課すことを説明するか?

 アビー・マーティンはそれを支持しない一人だ。彼女は、もしアメリカ最高裁判所が、まだ修正第1条の守護者なら、28の州法とトランプの政令を否定する結果になるはずの訴訟を起こしたのだ。イスラエルをボイコットから守るのは、人種差別をする企業をボイコットするマーティン・ルーサー・キングの運動を阻止するために1950年代に成立した州法に似ている。これらの法律は、最高裁判所によって否決された。

 アビー・マーティン訴訟の結果で、アメリカ憲法がまだ生きている文書かどうかわかるだろう。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2020/02/18/will-censorship-prevail-over-the-first-amendment/

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 日本の官庁は、宗主国に日本支部だというのが小生の考えだが、それ証明するような記事があった。経産省の「未来の教室」という実証事業の事務局は、米国で公立学校の大規模な閉校と公設民営学校の拡大による公教育民営化を推進してきたボストン・コンサルティング・グループという企業だという。

 中日新聞 2月日の記事

あの人に迫る 鈴木大裕 教育研究者、高知県土佐町議
市場原理導入は公教育崩壊招く

 該当部分をコピーさせていただこう。(ところで、カット、コピー、ペーストという概念を発明したラリー・テスラーが亡くなった。XeroxのPARK研究所で、開発していたワード・プロセッサー、Gypsyに、ラリー・テスラーらが最初に実装したもの。)

-日本でも公教育民営化は進むのか。

 一三年に当時の下村博文文部科学相は、定例会見で米国のチャータースクールをイメージして公設民営学校の普及を進めたい考えを示しており、大阪では既に始まっている。ここ数年教育への関与を急速に強めている経済産業省の動きにも注視が必要だ。経産省は一八年に「未来の教室」という実証事業を立ち上げ、教育とテクノロジーを組み合わせる「EdTech(エドテック)」を導入、学校外のオルタナティブ(代替)教育サービスや学校の働き方改革などを進めてきた。

 私は、学校業務の民間委託を加速する経産省主導の「学校における働き方改革」で、公教育民営化の波が一気に押し寄せる危険性がある、と講演の度に警告してきた。だが、「未来の教室」事業の事務局が、米国で公立学校の大規模な閉校と公設民営学校の拡大による公教育民営化を推進してきたボストン・コンサルティング・グループという企業だと知った今、その懸念は増すばかりだ。教育への介入を強めれば、子どもの教育はしだいに経済界の要求に服従するようになるのではないだろうか。

 政府は総額約四千億円をかけて、小中学校で子ども一人に一台パソコンを配布する方針も示している。だが、教員不足が全国で深刻化する中で、パソコンにお金をかけている場合なのか。テストやテクノロジーに莫大(ばくだい)な金をかける前に、まずは私たちの子どものために基本的な教育環境を整える責任がある。いったい誰による誰のための教育「改革」なのか?

 

WHOのテドロス・アダノムは一体何者なのか?

2020年2月18日
F. William Engdahl
New Eastern Outlook

 一見したところ、国連世界保健機構WHO事務局長が中国じゅうに広がっているコロナウイルスの健康緊急事態について、素早く真剣に行動をしたように思えた。1月30日、彼は状況を論じるため中国指導者と会いに行き、北京での協議とWHO諮問機関との会議後、テドロス・アダノム ・ゲブレイェソスは、コロナウイルスを「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」だと宣言した。WHOが本当にしたことと、特に事務局長の発言は彼には、世界保健以外の何かの動機があるのではという懸念を引き起こす。

 12月の時点で、中国中央部の都市武漢で、最初に発見された2019年の新型コロナウイルス(2019 nCov)と呼ばれているものの発生を巡る多くの未解決の問題がある。1月20日ごろまでに呼吸器系疾患の重い症例が、大変な勢いで広がったため、北京は、中国の正月祝いの主要な社会的行事を中止し、広がりを何としても阻止する決死の試みで、1月23日、人口1100万人の都市武漢周囲の防疫線を含め、抜本策をとった。約500万人の住民が、中国最大の休日に、親類を訪問するため既に都市を出た後ながら、検疫隔離が課された。

 1月28日、テドロスは状況を論じるため、北京で習近平主席と会った。

 中国のコロナウイルスの状況が、1月30日の「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言するのが必要だというテドロス宣言の時までに、武漢の一時封鎖が宣言されたときから、まるまる1週間が経っていた。このような公衆衛生封鎖は、これまで決して現代試みられていなかった。実際、武漢が当局に閉鎖された日、WHO中国代表ガウデン・ ガレアがロイターに「1100万人の人々の一時封鎖は公衆衛生の歴史で前例がなく、それは確かにWHOの勧告ではない。」と述べた。

 だが、WHO事務局長テドロスが到着した際、事務局長は、この状況を封じ込めて、それに対処する北京がとっている途方もない処置に対する称賛以外の何もしなかった。WHOのジュネーブ本部に戻ると、テドロスは、中国が疫病大流行対策の上で「新たな標準を作って」いると発表した。「実際に中国がするよう要求されるより一層多くのことを中国はしている」と付け加えた。だがそれから彼は、予防策として、他の国々が中国への飛行機旅行を禁止する必要はないという説明がつかない陳述をした。彼は渡航や貿易を不用意に妨げる必要はどこにもないと言った。「今は判断する時ではない。烙印を押すのではなく、団結の時だ」と宣言した。

 それが何を意味するかは少しも明確ではなく、極めて重要な時期に、世界の対応を鈍らせようとしていたことだけは明らかだ。主導的国際保健機構として、国連WHOはそのような健康脅威に対する世界的な対応に、かなりの影響力がある。そこで、航空会社の旅行禁止に対するテドロスの非難を、一層注目すべきものにする。そこで、WHOのトップには、秘密の狙いがあるのではないかという疑念を引き起こす。

 WHOのテドロスは一体何者なのか?

 テドロス・アダノム・ゲブレイェソスは論争の的の香港人マーガレット・チャン博士に代わって、2017年にWHO事務局長に選出された。彼は世界保健機構で、始めて医者ではない肩書きの最初のアフリカ人だ。ウィキペディアによれば、彼はエリトリアのアスマラ大学で生物学の学士号を得た。彼はメンギスツのマルクス主義者独裁下で、保健省で、それからジュニアの位置で勤めた。メンギスツ没落後、1991年に、テドロスはイギリスに行き、2000年、「チグリス地域、北エチオピアでのマラリア伝染に対するダムの影響」という博士論文で、ノッチンガム大学から地域保健保の博士号を得た。

 それから彼は、メレス・ゼナウィ首相の下で、2005年から2012年まで保健大臣をつとめた。そこで彼はビル・クリントン前大統領に会い、クリントンと、クリントン財団と、クリントンHIV/AIDSイニシアティブ(CHAI)と緊密な関係を築いた。彼はビル&メリンダ・ゲイツ財団とも強いコネを作った。保健相として、テドロスはゲイツ財団に共同設立された世界エイズ・結核・マラリア対策基金(略称:グローバルファンド)の事務局長を務めた。グローバルファンドは、詐欺と汚職事件まみれだった。

 現在、WHOへの最大寄贈者は、ゲイツ財団と、その関連団体の、ワクチン接種のためのGAVIアライアンスだ。ゲイツやクリントンのような後援者がいるので、テドロスが、エチオピア外相としての仕事後、始めて医者ではないWHO事務局長のポストを勝ち取ったのも驚きではなかった。WHOの地位を勝ち取るためのテドロスの3年の選挙活動中に、彼は否定しているが、エチオピア保健相時代、流行の重大性を過小評価しようとして、コレラの症状に「急性水様性下痢」(AWD)という誤ったレッテルを貼って、コレラの三つの大流行を隠蔽したかどで、彼は告訴されていた。

「烙印を押すな」

 他の国々で、新型コロナウイルスの確認や、推測される症例の広がりに関する報道報が、ここ数週間で増えるなか、多数の航空会社が、一時的に中国往復便をキャンセルする予防策を講じた。テドロスは、武漢の新型コロナウイルスを「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」(2009年、WHOはその状況をレベル6の世界的大流行と呼んだ)と公式に宣言しているが、他の国々が中国への飛行機旅行を急激な削減を可能にしたことを繰り返し批判した。2月7日、中国の人民日報民は「このような制約は、公衆衛生への貢献はほとんどなく、恐れと烙印の効果を増大しかねない」ことを強調し、テドロスが述べたとして、中国への旅行禁止に、彼が不賛成なのを報じた。

 どんな伝染病でも、非常に早期に病気を発見する行動が、抑制する上で重要だ。

エチオピア航空

 この時期、国営航空会社が中国便を削減しなかった国が一つある。テドロスのエチオピアだ。エチオピア航空は中国の主要都市から毎日エチオピアに飛び続けている。アジスアベバ空港では、乗客は最小限の体温検査をされるだけで、潜伏期が14日間の病気で、アフリカでの病原体の広がりを制限するのに十分ではない。44の異なる国の59の他の航空会社が全て中国便を停止しているのに、エチオピア航空は、世界保健機構の指示に従うと言って、毎日の中国便を継続している

 中国とアフリカ間の空路の入り口は、エチオピアだ。中国はアジスアベバに新空港を作った、それは中国と、ザンビアとのような多くのアフリカの国々との旅行の「玄関口」だ。エチオピアのボレ国際空港は、平均一日1500人の乗客が中国から到着する。ザンビアからナイジェリアまで、アフリカで働く、推定百万人の中国人がいる、テドロスのエチオピアは、彼らがアフリカに入る場所なのだ。問題は、エチオピアが極めて貧しい国で、アフリカの大部分のように、コロナウイルスのどんな発生も処理する準備ができていないことだ。エチオピア国民が中国空路継続の危険に抗議したにもかかわらず、政府はWHOとテドロスの声明を利用して、事業を継続している。警戒信号として、ボツワナでコロナウイルスが最初に報告された事例は、エチオピア航空飛行機で中国から来たアフリカ学生だった。

 毎日の便で、エチオピアの約1,500人の中国乗客がボレ国際空港を通過するエチオピアの医療制度は適切な対策をする準備ができていない。エチオピアは何十年もの内戦後、アフリカで最も貧しい国の一つだ。エチオピアを、一帯一路のためのアフリカ投資戦略の中核として見ている中国が、遥かに大きい最大投資国なのだ。

 WHO事務局長テドロスが自国の航空会社に、中国便の停止を宣言して、短期的な予防策を講じるよう圧力をかけないのは、経済関係を危険にさらしたくないためなのだろうか? 彼がWHO事務局長に選ばれた時、テドロスは、1991年からエチオピアを強権的手法で支配していた少数派のティグレ人民解放戦線の政治局メンバーだった。彼は現在、管理された兆しをほとんど示さずに増大している国際危機への公衆衛生の予防原則よりも、エチオピア航空の財政的健全性と、彼の党の盟友や、エチオピアに対する中国投資の未来の方を懸念しているのだろうか? 実際、ここ数日、テドロスは、WHOは中国への旅行歴の無い人々の間で広がる「出来事を懸念しており」それが「より大きい火になる火花であり得る」ことを指摘し増大する警戒の兆しを見せた。我々は、それがエチオピア航空の中国便に対してのみならずWHO政策の変化を意味するのかどうかしっかりと見守らなくてはならない。

 F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師。プリンストン大学の政治学位を持つ石油と地政学のベストセラー作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/02/18/who-is-who-s-tedros-adhanom/

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 植草一秀の『知られざる真実』

私たちの命を守らない安倍内閣という災厄

 また親の七光政治家がクルーズ船のゾーニングで赤恥をかいている。親の七光。Business Journal

橋本副大臣、客船ゾーニング“証拠写真”投稿し正当性強調→岩田教授に反論され即削除

 三度書いたが、繰り返そう。名家政治家といわれる買弁諸氏を見ると、有名なこの言葉を思いだす。

貴方は豪勢な殿様というところから、御自分では偉い人間だと思っていらっしゃる!貴族、財産、勲章、位階、それやこれで鼻高々と!だが、それほどの宝を獲られるにつけて、貴方はそもそも何をなされた?生まれるだけの手間をかけた、ただそれだけじゃありませんか。

ボオマルシェ著・辰野隆訳『フィガロの結婚』(岩波文庫)193ページ

2020年2月21日 (金)

トランプはアメリカ軍をイラクに永久配備する計画

2020年2月17日
The SakerブログへのEric Zuesse寄稿

 公的に特定されるのを望まない、信頼できる非常に情報に通じた関係筋が、CENTCOM(アメリカ中央軍)指揮下ではなく、NATO指揮下で、アメリカ軍が永久にイラク駐留する合意に達したと、秘密で、私に知らせてくれた。

 2月12日、NATO諸国の防衛大臣は、イラクで作戦を増すことに同意した。2019年秋から、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務局長は、この計画(トランプはそれ以前から要求していた)を準備するため、ずっと働いており、チュニジアが、他のNATO加盟国を中東を支配するアメリカの代理人として使うトランプ計画の鍵となる部分なので、ストルテンベルグは、ヨルダンで、アブドラ国王と、ブリュッセルで、チュニジアのサブリー・バッシュトブジ外務大臣と会談した。

 2月1日、ムスリム同胞団支持派のトルコは、この計画に同意し、(元カダフィ支持者で、今リビア内戦で、リビア内の全てのジハード戦士打倒が目的だと主張している)ハリファ・ハフタルの軍隊を破るべく、ファイズ・サラージ(今アメリカ、EU、トルコに支援されている元君主主義者)の軍隊を支援するため、チュニジア経由で、ジハード戦士(アルカイダ関連集団、プラス多少のISIS)を、ジハード戦士で満たされたシリアのイドリブ県から、リビアへ移動するだろう。アメリカ、EUとトルコがファイズ・サラージを支持しているのに対し、ロシアは、そこで平和を仲介することを除いて、戦争には関係していないが、ファイズ・サラージはロシアによる、いかなる関与も拒否している。リビアに対するトルコの関心は、付近の地中海の石油とガスの利権に対して始まっている競合で、縄張りを勝ち取るより強い立場になれるよう、リビアの支持を勝ち取ることだ。リビアにトルコの恩義を感じさせることは、トルコが沖合の石油を得る可能性を増やすことになる。

 シリアのイドリブ県で、トルコが保護しているジハード戦士に対するアメリカの立場は、トルコも支持している、サラージをひいきして、アメリカが反対しているハフタルを打倒する上で、彼らは、代理現地軍として有用だということだ。それで、リビアでこの取り組みに関して、トルコとアメリカは協力している。

 アメリカの関心は、シリアの非宗教的政府を打倒し、サウジアラビアを所有する原理主義スンニ派のサウド家に受け入れられる政府で置き換えることだ。従って、これを実現するため、アメリカはイラクで軍隊を維持する必要がある。さもなければ、アメリカとサウド家は、究極的に、両方征服したいと望んでいるロシアとイランが、中東で、更に強い影響力を持つことになるが、それは、アメリカもサウド家も望んでいない。アメリカがイラクを侵略したのは、直接、アメリカ国際企業が利益を得るためだけでなく、そこに、2003年の侵略後、バグダッドに建設された建物、世界最大の大使館ビル(そこから他のアメリカ大使館にさえ供給する)から供給される何百もの基地を造り、そこから全中東を支配するためなのだ。現在、トランプの計画は、彼らに、過去よりも、中東で手伝わせるために、NATO同盟諸国者を引き込むことだ。トランプは、アメリカ納税者が、全経費の資金を負担せずに済むように、アメリカや、同盟諸国(あるいは属国諸国)(他のNATO諸国を含め)に本拠がある巨大国際企業の億万長者所有者のために、帝国主義を押しつけるための財政負担の一部を、アメリカ属国諸国に負担させたがっているのだ。これが、トランプ計画を実施するため、シュトルテンベルクが何カ月間も働いていた理由だ。

 2月1日、「独占記事:米軍、イラクに部分的撤退を申し出」をベテラン中東記者デイビッド・ハーストがMiddle East Eyeサイトの見出し記事にして、こう報じた。

 アメリカは、バグダッドの80キロ北に位置し、アメリカ人指導者と請負業者を収容しているバラド空軍基地のような、シーア派が多数派の地域や、付近の陣地を去る用意を調えたと、米軍代表が、イラク人に述べた。

 ワシントンはバグダッドでの駐留さえ削減を考えているとイラク人は言われた。

 「我々はバラドの基地のようなシーア派が多数派の地域の一部から撤退する用意がある。我々はバグダッドにおける我々の駐留を減らすことができるかも知れない」と米軍代表がイラクの相手に語り、イラク側は、イラクの首都におけるアメリカ軍の駐留は、大使館と空港を守る程度に縮小されるだろうと理解した。

 だが、米国側は、イラクで最大のアメリカ空軍基地アイン・アル・アサド基地から、そして、実際、中東全体から撤退するのを断固排除している。

 米国側にとって、アイン・アル・アサド基地は「越えてはならない一線」なのだ。

 アメリカ代表は述べた。「我々は[この基地から]の撤退については話し始めることさえできない。撤退は論外だ。」

 この議論は、極めて機微なものなので、イラクから遠く離れて行われた。会談はヨルダン・アンマン駐留カナダ大使私邸で行われた、とMiddle East Eyeは聞いた。

 米軍代表者、NATO当局者とイラクの安全保障上級顧問が会談に出席した。

 アメリカは、究極的に、ロシアとイランと同盟しているシリアの非宗教的大統領バッシャール・アル・アサド打倒(無関係)のために巨大なアイン・アル・アサド基地が必要だ。シリア政権転覆のための戦争を助けるこの機能を、NATOは益々引き継ぐことになる。

 2月15日、中東モニターが「イラク: バグダッドから軍事的に離脱するため、ワシントンはNATO駐留を強化」という見出し記事で、アメリカ同盟諸国がそこを引き継ぐが、「これはNATOの任務が、強力なアメリカ部隊を含む場合に限り、うまくいく」と報じた。だから、アメリカ撤退は名ばかりだ。もし彼が二期を勝ち取れば、トランプはNATOを見捨てなと保証することで、NATOに役立つだろうし、トランプが、実際にはそうせずに、中東から撤退していると主張することで、トランプが二期目を勝ち取るのに役立つだろう。

 この狙いは、至る所で大衆をだますことだ。国際問題では、これが勝つための方法だ。まず、自国民をだます。次に、同盟諸国に彼らの国民をだまさせるのだ。これで「連合」ができる。ドナルド・トランプは、まさに、これをしているのだ。

 バラク・オバマがジョージ・W・ブッシュの戦争を続けたのと全く同様、トランプはバラク・オバマの戦争を続けている。アメリカが中東を支配する計画は2001年以来、今も予定通りだ。オバマはしばしば「アメリカは唯一の不可欠な国だ。」と言っていた。(それゆえ、他の全ての国々は「なくても済むのだ」。)アメリカは確かに主導的な国だ。アメリカの支配階級には忍耐がある。彼らはローマは一日で築かれなかったのを知っている。(「アメリカが1つの不可欠な国だ」ように)主導的な国で、最大の国際的な侵略者であるために不可欠なことは、他の全ての国々を「なくても済む」と見なす(彼らにアメリカを恐れさせる)ことで、それで、彼らは、主導的な国が必要とする通りにするか、なくてすまされる、つまり征服するための標的国リストに加えられるのだ。彼らはなくて済む。彼らは使い捨てだ。使い捨ての国は、従属的な立場を知っている。

2月15日、国際戦略研究所はこう報じた。

アメリカは、NATO同盟国よりも、際立って高い割合の防衛予算を購入とR&Dにあてた。ヨーロッパ諸国は、彼らの総支出の中で、防衛資を増やしている - 利用可能なデータがある国々で、資金は、2018年の19.8%から、2019年には23.1%まで上昇したが、アメリカでは、防衛資は29%に達している。アメリカの防衛資は、ヨーロッパ諸国総計の四倍だ。

 「防衛」にGDPの29%を使う国は、他の面では弱いかもしれないが、世界中の全員がその国を恐れるだろう、他の全ての国は、それほど高い比率(そういうことをするのは、一国しかない)を使う国は、たまたま世界最大経済の国なので、自分たちは「なくても済む」ことを知っている。アメリカの属国ではない全ての国々は、アメリカによって(あるいはその支配階級によって)、市場ではなく、「政権転覆」の標的にされる国、「敵」と見なされる。そして標的を定められた国になるのは、標的市場になるのとは非常に異なっている。その国は、ただの標的なのだ。制裁の標的、クーデターの標的でしかなく、もしこの二つが失敗したら、イラクのように、侵略と軍事占領の標的になるのだ。

(だが、実際には、アメリカは、国防総省と、他のアメリカ軍に対して、22兆ドル経済からさかれる、約7%、1.5兆ドルしか使っていない。それでも、それは地球上で最高の割合かもしれない。アメリカ軍事出費の年間約一兆ドルは会計簿に記載されないから、「防衛費」の数値は実際10%により近い可能性がある。だが、それは29%ではない。現在、アメリカGDPの約20%が医療費で、それは地球上の、あらゆる国の医療費でも最大の割合だ。アメリカ医療の品質はすべての工業国の中で最低か、それに近い。だから医療での浪費は軍事よりさらに大きい。)

 イラクとイランとシリア、そしてロシアに対して友好的なあらゆる他の国々、彼らの全てがアメリカ政権の標的だ。それがトランプがイラクのアメリカ軍を維持しようと計画している理由だ。イラクは2003年に征服されたが、彼はそのままに維持したいのだ。

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調査歴史家Eric Zuesseは著者で、最新刊は、They’re Not Even Close: The Democratic vs. Republican Economic Records, 1910-2010と、CHRIST’S VENTRILOQUISTS: The Event that Created Christianity

記事原文のurl:https://thesaker.is/trump-plans-to-keep-u-s-troops-permanently-in-iraq/

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 この記事、題名にあるイラクを「日本」におきかえても、そのまま通じる。宗主国、真珠湾攻撃で、ひっかけた時点で、そういう明確な方針を持っていたに違いない。今、日本の医療は、当然、宗主国の医薬品企業、保険企業のために、徐々に侵食されつつある。ゆで蛙方式で。日本の場合は、戦争兵器でのぼろ儲けではなく、大規模建設からのミカジメが与党資金源なのかも知れない。典型が原発とダム。オリンピック工事も、その一つだろうが、今や風前の灯火。

 日刊ゲンダイDIGITAL記事。実刑を受けるべき夫妻は無事で、無力な国民が実刑。アベこべ。

 筆者は、あの相澤冬樹記者。

口封じの国策捜査で実刑に…森友事件の真相は解明されず

 クルーズ船の感染症対策を批判し、削除した岩田氏、批判内容は正論だろうと思うが、東京電力福島原発事故では、トンデモないツイートをしていたというのにビックリ。下記がそのツイートのアドレスと文章。「福島の放射線被害はなかった」と本気で思っているのだろうか?

https://twitter.com/georgebest1969/status/934327629921976320

福島の放射線被害はなかったけどメンタルなど沢山の健康問題は生じましたし、やはり原発事故は怖いです。キューバ危機や核兵器紛失で被害なかった、は核兵器怖くないという結論を導きません。

 東京新聞

検事長定年延長 政府の説明破綻状態 「前から制度、適用せず」

トランプ支持者は、ライブアクション・ロールプレイではロン・ポール支持者の、ジョージ・W・ブッシュ支持者だ

2020年2月16日
ケイトリン・ジョンストン
CaitlinJohnstone.com

 トランプ政権は、議会に、先月のイラン軍当局トップ、ガーセム・ソレイマーニー無人飛行機暗殺を正当化する公式声明を公開した。全く誰も驚かなかったが、正式声明は、暗殺を擁護するこの政権の元々の主張に真っ向から矛盾して、ソレイマーニーによる、いかなる差し迫った脅威に、まったく言及していない

 「トランプ政権は、先月のイランのガーセム・ソレイマーニー司令官暗殺に対する論拠を損なう新報告を公表してウソをついたと言って非難された」とMiddle East Eyeが報じている。「金曜、外交問題に関する下院委員会の委員長は、陳述で、議会へのドナルド・トランプ大統領の1月3日の攻撃を擁護する公式声明が、ソレイマーニーによる「差し迫った脅威」を特定し損ねたと述べた。」

 「この公式報告は、彼がアメリカ人員と大使館に対する差し迫った攻撃を防ぐためにイランを攻撃したという大統領の虚偽の主張と真っ向から矛盾する」とニューヨークのエリオット・エンゲル民主党下院議員が言った

 「トランプ大統領と幹部は、彼が議会の承認なしで戦争行為をしたのを許す差し迫った脅迫の存在についてウソをついた」とミシガン選出無所属のジャスティン・アマッシュ下院議員がTwitterで書いた。「アメリカ人の安全のために、憲法は大統領の弁明にかかわらず無許可の攻撃的な行動を禁じる。」

トランプ大統領と幹部は、彼が議会の承認なしで戦争行為をしたのを許す、差し迫った脅迫の存在についてウソをついた。大統領の正当化にかかわらず、憲法は、アメリカ人の安全のため、無許可の攻撃的行動を禁じている。 https://t.co/EQLT1T63iY

- ジャスティン・アマッシュ(@justinamash) 2020年2月14日

 もう一人のアメリカ大統領によって、もう一つの中東の国に対する、もう一つの戦争行為について、世界がだまされたのは、かなり長い間多くの評論家にとって明らかだった。トランプ政権の暗黙の自認は、その単なる確認だ。このウソの確認に加えて、米軍基地に対するイランのミサイル報復で負傷したアメリカ兵はいなかったと言われていたが、意外な事実と同様、イラクの暴力の応酬をひき起こした最初のロケット攻撃は、アメリカが言うような、イランに後援された民兵ではなく、おそらく、ISISによるものだ

 これが法律的に意味するのは、ソレイマーニー暗殺は戦争犯罪だったということだ。実際的なレベルで、アメリカは決して戦争犯罪のかどで起訴されないから、我々が今そうだったとを知っているのは、暗殺で、トランプ自身の自白で、「我々は思っているより」悲惨な全面戦争に我々を近づけられ、ウソをつかれたということだ。

 私が「差し迫る脅威」物語の崩壊について、個人的に興味深いと思うのは、私がソレイマーニー暗殺について先月議論して時間を過ごした多くのトランプ支持者の誰も、今まで、彼が、アメリカ人に対する差し迫った脅威だったと主張しようとしなかったことだ。彼らはソレイマーニーは死ぬのに値する悪人だったと主張し、彼が大使館攻撃や、前述のロケット攻撃の黒幕だったという根拠のない主張を紡ぎだそうと試みるだろうし、彼らはテロリストを支援するテロ愛好家だと、私を非難するだろうが、アメリカ人の命に対する差し迫った脅威があったと主張する人に、私は一度も会ったことがない。

 彼らは、それが良いものではないと知っていたので、こういう主張をしようとしなかったのだ。彼らはトランプ政権が、弁護できないウソの主張をしていたのを知っていたのだ。彼らはこれを知っていた。彼らは全く気にかけなかっただけだ。

これは非常に多くを物語る。私は一つ残らず返事メールを読んだ。一人として、彼がアメリカに対する、差し迫った脅威だったことを、ほんの切れはしさえ書いていない。まじめな話、スターリンは、闇の国家のこのような言説の、やみくもな、揺るがない受け入れを見せるのを決して誇りには思わなかったろう。https://t.co/GrzzkKBy63
- Dan Maul (@DanVMaul) 2020年1月5日

 彼らは、真実や事実に対するどんな関心からも物事を見ようとしていないので、全く気にかけないのだ。彼らの唯一の興味は、常に彼らの大統領を守ることと、11月、彼の再選を保証するのに役立つ言説を推進することにあるのだ。それは彼らにとってゲームなのだ。客観的な現実との関係が、わずかしかないか、全くない物語から成り立つっている想像のゲームなのだ。彼らはライブアクション・ロールプレイをしているのだ

 まあ公正に言えば、彼ら全員ではない。二種類のトランプ支持者がいるのだ。名前の次に(R)がついている限りは、アニマトロニクスのチャッキーチーズ人形を支持する公認候補に投票する共和党員がおり、更に、トランプがする全てのことが、闇の国家に対する密かな素晴らしい戦略上の画策だと言う、いわゆる「ポピュリスト」がいるのだ。

 この二つのカテゴリーには(闇の国家という敵と沼で戦っているふりをしているネオコンの沼モンスター、シーン・ハンニティは最もこっけいな例だ)多少の重複があるが、そこには注目に値する違いがある。ソレイマーニー暗殺後、公認候補に投票する共和党員は、ブッシュ支持者のように「ワーイ、我々は、そうしたい相手は誰でも殺すのだ!」とオンラインで叫んでいるのに対して、「ポピュリスト」は、これは平和の敵に対する、もう一つの戦略上の4Dチェス戦略だと主張した。昔の読者の一人は、ソレイマーニーは、実際、闇の国家のために働いていて、オバマとヒラリー・クリントンに守られていたと、私と本気で論争しようとした。

 後者のトランプ支持者のカテゴリーは、私がいつもすることをしていると、出くわすタイプだ。彼らの派閥行動について正直な公然と派閥の共和党は私自身のようなライターにほとんど興味を持たない傾向があるのに対して、彼ら自身を、反体制で、反戦で、宣伝反対であると考えるトランプ支持者が私の軌道の中にしばしば彼らの道を進む。これらは同じく私の読者が同じ理由で一般に出くわすタイプだ、それで彼らは私がここで書いているトランプ支持者のカテゴリーだ。

最初は負傷者はいなかった。それから一ダースになった。それから更に増えた。そこで彼らはドナルド・トランプに「頭痛」と呼ばれた。今これだ。明確なのは最初の報告が実に非常に間違っていたが、アメリカ人に真実として売られたのだ。 https://t.co/PyMh3kzsM5

- VoteVets (@votevets) 2020年2月10日

 ソレイマーニー暗殺に関するニュースが突如知れわたった際、私はこう書いた

 「相応の報復攻撃で、アメリカの軍事目標や、アメリカ同盟国の軍事目標に対する攻撃が必ずあるだろう。もしそれが起きたら、帝国が身を引くか、あるいは、我々が、可能性としてほとんど無制限の規模の総力戦を見ることになるかの、どちらかだ。」

 そして実際、まさにそれが起きたのだ。イランは、アメリカ軍事目標に対して報復し、100人以上のアメリカ兵を負傷させ、そこでアメリカ帝国が身を引いたのだ。トランプの無謀な瀬戸際外交行為は、イラン司令官の死、ひどく破損した空軍基地、多数の負傷兵、ほうほうの体で逃げ出す撤退と、アメリカとイランを、「人々が思うより」本物の何の戦略的意味もない戦争に近づけた。それなのに、軍事的応酬後、何日間も、私のソーシャル・メディアが、トランプ支持者から受けるのは、戦争の危険を警告する私は頭がおかしく、ヒステリックだと言うものだった。

 こうした奇異な頭の動きは、トランプ支持者が、現実と全くつながっていないがゆえに可能なのだ。彼らはロン・ポールのような平和と反独裁主義の擁護者のために声援している知識ある愛国者のふりをする奇妙なライブアクシ・ョンロールプレイ(LARP)ゲームをしながら、現実には、彼らは、ネオコンとCIAの長く続いている狙いを推進している標準的な共和党大統領を声援するだけの、ありふれた共和党員として振る舞っているのだ。

 現実には、トランプはジュリアン・アサンジを投獄し冷戦を再開し、飢餓制裁で何万人ものベネズエラ人を殺し、アメリカが支援する大量虐殺からイエメンを救う試みを拒否し、政権転覆を実現するという明言した目標で、飢餓制裁とCIA工作を使ってイランで内戦を煽動しようと努め、シリア再建を阻止し、シリア油田占領を目指し、中東や他の場所で兵隊の数を大いに増やし、前政権が一日に投下した爆弾よりも数を大いに増やし、記録的な数の一般人を殺害し、そうした空襲に対する軍の説明責任を減らしたのだ。

 トランプが推進している闇の国家長年の政策のそれぞれを、私のソーシャル・メディアのトランプ支持者は、闇の国家に対する素晴らしい戦略上の画策だと言って擁護するのだ。文字通り、そうした行動のそれぞれを、一つの例外もなしに。トランプが支配体制の邪悪な政策を推進し、私がそれについて率直な意見を述べると必ず、私が反対意見を述べていることは、実際はトランプによる大企業に対する巧妙な動きであるのかを説明するコメントを必ずもらうことになる。アサンジを逮捕しているトランプは、実際はアサンジに手を貸すトランプなのだ。ネオコンに手を貸しているトランプは、実際はネオコンを傷つけるトランプなのだ。現在皇帝が身につけているのは、確実に何か見えない優雅な服なのだ。

 トランプは、言うことと、することが全く違う。彼は反干渉主義や、泥沼反対のリップサービスをし、彼がかんで含むように言う物語に支持者は調子を合わせる。彼は話術と想像力の薄い上辺で隠された、もう一人のジョージ・W・ブッシュだ。だが、ライブアクシ・ョンロールプレイでは、彼はロン・ポールなのだ。

 トランプ就任の数カ月前、私はこの仕事を始めたが、2017年1月以来、私は、この大統領がしている不快なことを指摘した時からずっと、トランプ支持者は、私に「待って様子を見ろ。」と言ってきた。

 「落ち着いて」と彼らは私(彼らは常に私が落ち着くよう望んでいる)に言う。「トランプは大きなことをしてくれる。そのうちわかるよ。」

 彼らは何年もの間「そのうちわかるよ」と言い続けてきた。トランプの任期はほぼ終わっている。あなた方は間違っていたのを認める頃合いだよ、君たち。

 あなたはだまされている。あなたは話術と空しい言葉で、ありふれた共和党の狙いを推進する、ありふれた共和党大統領を支援するようはめられている。多少ポピュリストのように見えるショーウインドー装飾や、標準的な共和党イデオロギー・プロパガンダで、あなたの反体制感情は、まんまと囲い込まれる。民主党員が浅はかな弾劾騒ぎとスキャンダラスな予備選挙で、実にばかな振る舞いをしている間、あなたは大いに満足して座っていたが、実際はあなたも彼ら同様、目隠しされ、だまされている。

 アメリカ大統領が、あなたを救おうとしていると信じるのは、FBIとCIAが、あなたを救うと信じるのと同じぐらい愚かだ。民主党員は後者だったが、共和党は前者だった。いずれも、体制によるオーダー・メード・プロパガンダによって、体制の違う顔に声援するようはめられて、唯一勝つのは、まさに同じ体制なのだ。

 アメリカの両手の指人形劇を信じるよう陥れられるのはやめよう。それは、いつも偽物で、常に同じ終わりだ。あなたのすべての金は演者の懐に入り、あなたはだまされる。幻覚を見破ろう。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2020/02/16/trump-supporters-are-george-w-bush-supporters-larping-as-ron-paul-supporters/

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 「トランプは、体制の裏をかいて、良い政策を進めているのだ。」という不思議な主張、聞いたことがある。宗主国にも、そういう発想をする人々がいるというのに驚いた。確かに、そう思わなければ、投票はするまい。超富豪が庶民のための政治をするわけはない、となぜ思わないのだろう。不思議な方々だ。

 厚労省幹部も感染したという。厚労省より、LITERA記事の方を信じたくなる。

岩田教授に対する政府の反論は真っ赤な嘘! 他の医師もずさん管理を証言、橋本岳副大臣の投稿写真には“ゾーンぐちゃぐちゃ”の証拠

2020年2月20日 (木)

サウジアラビアに対抗して、ムスリム同胞団側につくかもしれないフーシ派

2020年2月14日
キャサリン・シャクダム
New Eastern Outlook

 「ここ数週間、イエメンの(ムスリム同胞団などの、様々なイスラム団体の政治的上部組織)アル=イスラのメンバーにより、アラビア半島でサウジアラビアの影響力を弱めるため、フーシ派との政略同盟を組織する取り組みが行われた」とサヌアの情報筋が独占的発言で述べた。

 当然ながら、安全上の理由から、仮にアリと呼ぶ我々の情報源は匿名を条件に話したが、アル=イスラは自勢力とアンサール・アッラー(フーシ派)勢力間で和睦し、地域で、サウジアラビアとその同盟国の盲点を突こうと狙っていると断固述べた。

 いまだに、イラン、より概括的にはシーア派イスラム世界に対する親近感ゆえに、故アリ・アブドラ・サレハ大統領に忠実な国民全体会議の一派、フーシ派にして、アル=イスラは、多かれ少なかれ国連が支援するアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領寄りだが、イエメンと、より広範な地域での最近の展開が、ムスリム同胞団に、既存の政治的枠にこだわらず、彼らのイデオロギー的居場所を広げて考えるよう駆り立てたのだ。

 政治運動として、ムスリム同胞団とイエメンのアル=イスラは、かなり急進的で、不寛容な世界観を持っているが、指導部は、まさに彼らが破壊したいと望んでいる相手や軍事組織と組むことを意味するにせよ、現実主義に従うのをいとわず、そうできると言わなければならない。

 アル=イスラにとって、権力と支配力の追求は、いかなる政治的一貫性より遥かに重要なのだ。

 「フーシ派とムスリム同胞団の同盟は決して法外なものではない。歴史的に、同胞団は現実的で、指導部は、常に最強で、戦術的に最も有利な相手との提携を好んできた」とアリが指摘した。

 実際、アル=イスラは、権力分担の方が、長引く対立より良いのを理解し、故サレハ大統領の指導下で、何十年間も国民全体会議と共存していた。サレハ大統領に対する好都合な反政府勢力として、当時、サレハと与党を、彼らの地域構想と同じレベルに引き留めておく目的を正当化できる手段として見なされて、アル=イスラは、サウジアラビアやUAEを含め、いくつかの湾岸諸国からの財政援助される恩恵をうけていた。

 好戦的過激派集団への支援のかどで、同胞団が政治的恩寵を失うにつれ、アル=イスラは、その輝ける星が、むしろ劇的に欠けるのを目にして、指導体制に同盟を再考することを強いた。

 元来アル=イスラは、フーシ派に反対し、ハーディ大統領とサウジアラビア率いる連合を支持したが、この党は、ハディとサウジアラビア後援者から自立して、イエメン内に影勢力圏を作ろうとし、アル=イスラはリヤドとアブダビと直接競合するようになった。

 サウジアラビアと他の湾岸諸国が、ムスリム同胞団や他の過激派やテロ集団支援に関し、カタールとの外交関係を切断した2017年6月以来、UAEはアル=イスラの陣地に対する軍事攻勢を始めた、この動きが、アル=イスラを、喫緊の実存的脅威と見なす敵、フーシ派との連合を狙う動きに押しやったとされている。

 2018年8月、南部の港アデンで、武装過激派戦士が、アル=イスラ幹部のアラファト・ハザムを殺そうとした際、ハーディの軍と、サウジアラビアに率いられるイエメン連合間の緊張がむき出しになった。UAEもハーディ支持者も、いかなる関与も否定しているが、アル=イスラは、元後援者のメッセージを実にはっきり聞いたのだ。生き残るには、通常の政治的枠組み外での同盟が必要だ。

 「彼らが、それぞれの地域のネットワーク、すなわち、イラン、イラク、カタールと、もちろんトルコに接近することで、イエメンのかなりの領域と、多くの部族指導者に対する支配が得られ、イエメンと地域からサウジアラビアを追い出すことができるという意味で、アル=イスラもフーシ派もお互いを必要としている」とアリが強調した。

 多くの読者にとって、このニュースを理解するのに、一、二分必要だとしても、ムスリム同胞団支持者と、地域のイランの様々な代理部隊間の壮大な同盟という考えは、長年進行中だったのだ。武力外交は、空念仏ではない。

 2019年11月、まさしく、彼らが合意できる一つのこと、サウジアラビア封じ込めの必要性に対し、彼らの勢力をまとめるため、ムスリム同胞団とイラン両方がとった処置を明らかにする報告をInterceptでジェームズ・ライゼンが書いていた。

 彼はこう書いていた。「2014年の会談に関するイラン諜報電報は、モルシが権力から追放された後も、接触を維持する彼らがまだ協力できるかどうか判断するための、ムスリム同胞団とイラン当局による秘密の取り組みに、興味深い一瞥を与えてくれる。」

 「シーア派世界代表としてのイランと、スンニ派世界代表としてのムスリム同胞団という象徴の相違は明白だ」と同胞団メンバーは、イラン情報省の電報で指摘した。だが彼らは、それがそこで「協力のための共通基盤に焦点をあてるべき」ことを強調した。グループが共有した最も重要な一つは、ムスリム同胞団とイランの「共通の敵」サウジアラビアに対する憎悪だったと同胞団代表は述べた。」

 国内では、民衆が不穏状態で、外国ではイラクが全ての外国軍の駐留終了を要求する状態で、イランが、いくぶん「弱体化している」中、テヘランは、イエメンから始める、ムスリム同胞団との政略連合形成を望んでいるのかもしれない。

 フーシ派にとって、イデオロギーを理由に、休戦のための取り組みを無視するには、アル=イスラは余りに大きな戦術的機会だ。

 もし両国が実際協力すると決めたなら、間もなく、サウジアラビアや湾岸協力会議の多くの国々は、彼らはイエメンに戦いを挑まなければ良かったと思うかもしれない。

 キャサリン・シャクダムは、Al Bayan Centre for Planning & Studiesの過激派運動を専門とする特別研究員。彼女はA Tale of Grand Resistance: Yemen, the Wahhabi and the House of Saudの著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/02/14/the-houthis-may-side-with-the-muslim-brotherhood-against-saudi-arabia/

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 教育も食い物。大学入試改悪に新疑惑 教育腐敗実行会議

 LITERA記事

大学入試改革に新疑惑! 安倍肝いりの「教育再生実行会議」メンバーが裏で試験対策ビジネス 下村元文科相や昭恵夫人とも関係

 東京新聞記事に同感。こういう、当たり前の常識が、常識でない地域は国でも何でもない。アリスのワンダーランド。

首相懇親会疑惑 言い逃れはもう無理だ

2020年2月19日 (水)

バーニーがトランプを破るための民主党最良の希望である理由

Finian Cunningham
2020年2月14日
Strategic Culture Foundation

 おそらく民主党は、あらゆる機会に、彼を反射的にあざ笑うのではなく、変化のために、時には、トランプ大統領に耳をかたむけるべきだ。民主党は、徹底的に憎んでいる共和党現職の打倒に必死だ。民主党が、激戦の中から大統領候補を指名する準備をする中、一体誰が、11月、大統領選挙に勝利する最良の可能性をもたらすだろう?

 大統領自身によれば、彼が最も恐れているのは、バーニー・サンダースだ。

 今週、サンダースと億万長者の大物マイケル・ブルームバーグ、どちらに対抗して立候補するのを好むか尋ねられて、トランプはホワイトハウス記者団に言った。「率直に言って、私はバーニー・サンダースより、ブルームバーグに対抗して立候補したい」。「なぜなら、皆が彼が好きかどうか、彼と意見が一致するかどうにかかわらず、サンダースには本物の支持者がいる。私は彼が言っていることは、とんでもないと思う。だが、彼には支持者がいる。ブルームバーグは金で買っているだけだ。」

 メディア王で、ニューヨーク市前市長ブルームバーグは自身を民主党大統領候補として売り込むため、何千万ドルも使っている。党は7月に、ミルウォーキー大会で候補者を指名するだろう。

 だが民主党予備選挙がアメリカ全土で進行するにつれ、初期にリードしているのはバーモントの78歳の上院議員バーニー・サンダースだ。自称社会主義者は、獲得代議員数を通して大失敗にもかかわらず先週アイオワで一般投票を獲得した。今週、サンダースはニューハンプシャー州での投票でトップになった。

 今月末、カリフォルニアとテキサスのような巨大な州でスーパーチューズデーのレースが起きる前に、民主党選挙運動は、ネバダとサウスカロライナに進む。

 ニューハンプシャーでの勝利演説で、サンダースは熱狂的な支持者に語った。「我々はネバダに行く、我々はサウスカロライナに行く、我々は次も勝つつもりだ。この勝利は、ドナルド・トランプの終焉の始まりだと申し上げたい。」

 ホワイトハウスに向かってトランプと戦うことにサンダースが確信を持っているのは、トランプが彼を恐れているのと同じ理由だ。サンダースには、支持者と選挙運動組織者の手ごわい草の根運動があるのだ。他の民主党候補者は誰も、支持者の間で同じ活気を呼び起こせていない。サンダースは青年、学生、労働者や少数民族という人口上重要な集団に接近した。彼はうらやましい肝心な勢力、大衆の勢いを活性化させたように思える。

 もう一つの重要な政治的武器は政策だ。サンダースは言う。「我々の政策は、この国の労働者家庭の痛みに向けて語っている」。

 アイオワとニューハンプシャーの後、エリザベス・ウォーレン上院議員と、元オバマの副大統領ジョー・バイデン、二人の選挙スターは失速した。

 しかしながら、ピート・ブティジェッジとエイミー・クロブチャー上院議員はサンダースと民主党候補者になろうとして競う二人の候補者になった。彼らはニューハンプシャー予備選挙で、それぞれ二位と三位だった。

 これら候補者のいずれも、最近まで比較的無名だった。クロブチャーは、有権者がほとんど常に彼女の名前を、どうつづるか知らないと冗談を言いさえしている。インディアナ州サウスベンド前市長ブティジェッジは、若者らしいイメージと、CIA機密活動につながるとされるアフガニスタンでの軍人としての不透明な戦歴がある。

 民主党支配層が、大半の有権者に対する訴求力を最大にしようとして、ブティジェッジとクロブチャーを「中道派」候補者として育てているのは疑惑にとどまらない。

 今週ニューヨーク・タイムズは、こう書いている。「民主党の競争は、党が民主社会主義者サンダースで左傾するのか、ブティジェッジ、あるいは三位につけているエイミー・クロブチャー上院議員で、中道で行くのかに帰着するように思われる。」

 ニューヨーク・タイムズは「民主党の伝統的な構造は、彼の革命的な民主社会主義というレッテルの不安から、サンダースに対して結集するよう構成されている。」と認めて、サンダースに対して党による裏切りの可能性を漏らした。

 悲惨な結果になった2016年の戦術的な、反民主的企みが繰り返される危険がここにある。当時、バーニー・サンダースは、今回の選挙でもしているのと同様、ワシントンにおける根本的変更に向けて、青年と労働者を活性化させていた。だが4年前、民主党幹部は、大統領候補としてヒラリー・クリントンを支持する方が分別があるのだと思っていた。民主党支配層は、すさまじい縁故主義で、クリントンが、味気ない中道主義と大企業とのつながりで、多くの普通のアメリカ人に嫌悪されているのが見えなかったのだ。

 2016年、バーニー・サンダースに大統領立候補の機会を与えるのを拒否して、民主党支配層は、普通の党員とより広範な有権者の民主主義への希望を無視しただけでなく、必然的に、「沼」として知られるワシントン二大政党戦争挑発にうんざりしている国民の大規模な有権者の不満を、型破りのドナルド・トランプに、かき集めさせたのだ。

 今回、信じられないことに、堕落した民主党支配層は、連中の問題がある中道という概念について何か学んだ兆しがないのだ。

 選挙に勝つために必要なのは人々の不満と熱情に語れる政治家だ。2016年、トランプは、煽動政治家のふりをして、それに成功した。

 アメリカのすさまじい経済不平等と社会崩壊を考えれば、必要なのは、アメリカ寡頭政治による、うすぎたない捕食性資本主義国家に対して、人々の強い怒りをかき立てることができる候補者だ。それは安全な平凡な「中道派」にはできない。腐ったシステムに対する本格的政治反撃が必要だ。

 イギリスのインデペンデント紙のインタビューで、サンダースの兄ラリーが、バーニーが、なぜトランプに挑戦する男なのかについて、下記の見解を語った。

 イギリスで暮らしている退職した学者で政治運動家のラリー(84)はこう言った。「選挙は重要な問題を巡って戦われるだろう。誰が何を手に入れるか、財産と収入が億万長者に向けられてしまうのかどうか、誰でもまともな暮らしの可能性が得られるかどうか。その中で、もしバーナードが先導すれば、民主党が勝つだろう。もし誰か穏健中道派が先導すれば、彼らは相当苦労するだろう。トランプがいるのだから、我々は数十年、中道なのだから。中道ということは、本当の中道を意味せず、権力を持った人々が異議を申し立てられずにすむことを意味する。」.

 バーニー・サンダースは勝利の時代精神をとらえたように見える。そしてトランプはそれを知っている。民主党幹部とは違って。

 Finian Cunninghamは主要報道機関の元編集者・記者。国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。
 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/02/14/why-bernie-is-democrats-best-hope-beat-trump/

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 震源地のインターコンチネンタル・ホテル、本社はイギリスのようだ。

 植草一秀の『知られざる真実』

グルメンピックPartⅡと化す東京マラソン

 しんぶん赤旗

小泉環境相 対策本部より新年会
欠席認めるも居直り5連発

 答弁の様子をテレビで見た。確実に、魚の頭。

2020年2月18日 (火)

アサンジに起きていることは我々全員に起きる

2020年2月10日
TDオリジナル
Chris Hedges

 スペインの民間警備会社アンダーカバー・グローバルの起訴されている所有者デイビッド・モラレスは、ウィキリークス創設者・発行人のジュリアン・アサンジがロンドンのエクアドル大使館にいた時に、彼の弁護士や他の訪問者とした会談の音声と映像記録をCIAに提供したかどで、スペイン高等裁判所に調査されている。警備会社は、報道によれば、アサンジ訪問者全員のパスポート写真を撮った。同社は、大使館では認められていないのに、訪問者の電話をとって、電話を傍受する取り組みで、会話を開いたかどで非難されている。同社は、報道によれば、全て大使館受け付けにあずける必要があるとされるラップトップや電子タブレットやUSBスティックからデータを盗んだ。報道によれば、同社はアサンジの会談と訪問者との会話の全てについて、詳細な報告書を編集した。アサンジを訪問した幼児がアサンジの隠し子かどうかを確定するためのDNAテストをするために、同社は赤ん坊のおむつを盗むことさえ計画したと言われている。報道によれば、アンダーカバー・グローバルは、どうやらCIAの要請で、ロンドン大使館で働くエクアドル外交官を秘密に調査した。

 国家裁判所アウディエンシア・ナシオナルによる、UCグローバルの活動の調査と、スペインの新聞エル・パイスと、イタリアの新聞ラ・レプブリカに発表されたや、漏れた映像や、声明や、文書は、新たな世界規模の安全保障国家を覗く窓になる。ここで法による統治は無関係だ。ここでは、プライバシーも弁護士依頼人秘匿特権も存在しない。ここでは、人々は24時間、一日中監視下で暮らしている。ここでは、暴君的権力の犯罪をあばこうと試みる全員が追い詰められ、捕まえられ、誘拐され、投獄され、破壊される。この世界規模の安全保障国家は、大企業と政府の恐るべき組み合わせだ。そして、連中は、アサンジにしたことを、我々の全員に対してもするだろう。

 アメリカ合州国で、機密文書の公表は、まだ犯罪ではない。もしアサンジが引き渡され、有罪判決されれば、それは犯罪になる。アサンジはアメリカ国民ではない。彼が設立したウィキリークスはアメリカを本拠とする出版社ではない。アサンジの犯人引き渡しは、権力の内部機構に対するジャーナリズムによる調査の終わりを意味するだろう。その下では国境も国籍も法律も何の意味もない、大企業による恐るべき世界的専制支配を確固たるものににする。このような判例が確立した途端、機密資料を公表するどの企業も、ニューヨーク・タイムズから代替ウェブサイトに至るまで起訴され沈黙させられるだろう。

 アサンジ迫害における法律と国際協約に対する、はなはだしい反抗的態度は無数ある。2019年4月、エクアドルのレニン・モレノ大統領は、政治亡命者としてのアサンジの身分にもかかわらず、彼が年過ごしたロンドン大使館で、恣意的にアサンジの亡命権を終了させた。モレノは、エクアドルに帰化した市民権所有者を逮捕するため、外交上容認された独立の領域、大使館に、イギリス警察が入る権限を与えた。(アサンジはオーストラリア市民権を保持している。)イギリス警察は一度も犯罪をしたことがないアサンジを差し押さえ、イギリス政府は、表向き保釈金違反のかどで彼を投獄したままにしている。

 アサンジは悪名高い高度警備のベルマーシュ刑務所に拘留されている。彼は隔離され、多くの時間を過ごし、しばしば大量の鎮静剤を与えられ、様々な病気の医学的治療をするのを拒否されている。彼の弁護士は、定期的にクライアントにアクセスするのを拒否されていると言う。二人の医者と一緒にアサンジを調べた、拷問に関する国連特別報告者ニルス・メルツァーは、アサンジが長期の心理的な苦悩を経験していると述べた。メルツァーは、スウェーデンにアサンジを引き渡そうとする取り組みで、性的暴行事件に関する捜査を引き延ばした、イギリス、アメリカ、エクアドルとスウェーデンによるアサンジへの「司法迫害」と彼が呼ぶものを批判した。アサンジは、この事件は、アメリカに彼を引き渡すための口実だったと言っている。アサンジがイギリス警察に逮捕された途端、性的暴行の告訴は取り下げられた。

 イラクとアフガニスタンでのアメリカ戦争犯罪を暴露する秘密の軍と外交公電、文書や映像を公表する上での彼の役割のかどで、防諜法下の17の容疑に直面すべく、引き渡されれば、アサンジは、アメリカ合州国で政治化された見せしめ裁判に会うとメルツァーは言う。告訴のそれぞれが10年の量刑の可能性があり、アサンジが政府コンピュータに不法アクセスしようと企んだ追加告訴では5年の最大刑だ。彼がアメリカ合州国に引き渡されるかどうか決定する聴聞が、2月24日、ロンドンのウーリッジ刑事法院で始まる。それは約一週間続き、次に5月18日に再開し、更に3週間予定されている。

 ウィキリークスは、アフガニスタンとイラクの米軍の戦争ログ、250,000通の外交公電のキャッシュと、800のグアンタナモ湾抑留者評価要約と、2007年の「巻き添え殺人」映像を公表したが、この映像では、バグダッドの通りで、子供二人とロイター記者を含め、一般人を撃ち倒す際、米軍ヘリコプター・パイロットが冗談を言っていた。資料は米軍の下級諜報専門家チェルシー・マニング、当時のブラッドリー・マニングにより、2010年にウィキリークスに与えられた。アサンジは激怒するアメリカ諜報関係者により「アメリカ合州国機密情報史上最大漏洩の一つ」を起こしたと非難された。マニングは2013年8月、スパイ活動のかどで有罪判決され、35年の軍刑務所拘留を宣告された。2017年1月、彼女はバラク・オバマ大統領により恩赦された。大陪審で、ウィキリークス事件について証言するのを拒否した後、マニングは去年刑務所に戻るよう命じられ服役中だ。ウィキリークスが文書化した戦争犯罪のかどで、今まで誰も告訴されていない。

 アサンジは、民主党全国委員会と民主党当局幹部に帰属する70,000の不法アクセスされた電子メールを公開することで、民主党支配層の敵意を買った。電子メールはヒラリー・クリントン選挙対策責任者ジョン・ポデスタのアカウントから複写された。ポデスタ電子メールは、イスラム国の主要出資者二国、サウジアラビアとカタールによる、クリントン財団への何百万ドルもの寄付を示していた。電子メールは、講演のために、ヒラリー・クリントンにゴールドマン・サックスが払った657,000ドルが賄賂としか思えないほど大きい金額なのを暴露した。電子メールはクリントンの繰り返されるウソを暴露した。例えば彼女は、電子メールで、金融エリートに「貿易を解放し、国境を開放」したいと言い、経済を運営する上で、ウォール街経営者は最も良い立場にあると思うと、彼女の選挙運動での発言と矛盾する発言をしているのがばれた。電子メールは、ドナルド・トランプが確実に共和党指名候補になるようにするため、共和党予備選挙に影響を与えるクリントン選挙運動の取り組みを暴露した。電子メールは、クリントンが、予備選挙討論の質問内容を事前に知っていたことを暴露した。電子メールは、クリントンがリビア戦争、彼女が大統領候補としての資格を磨くだろうと信じた戦争の主任建築家であることを暴露した。

 ジャーナリストは、このような情報、戦争のログは隠れたままにしておくべきだったと主張することができるが、彼らは以後自身をジャーナリストとは呼べない。

 民主党と共和党の指導部は、アサンジを引き渡させ、判決を下す運動で団結している。トランプに破れたのを、ロシアのせいにしようとした民主党は、ロシア政府のハッカーがポデスタ電子メールを入手したと非難した。だが元FBI長官ジェームズ・コミーは、電子メールがおそらく仲介者によってウィキリークスに渡されたのを認めており、アサンジは電子メールは「国家機関」に提供されたものではないと言っている。

 アメリカ帝国の職権乱用と犯罪を暴露する上で、ウィキリークスは、他のあらゆる報道機関より遥かに多くをなしとげた。戦争のログやポデスタ電子メールに加え、ウィキリークスは、フランス選挙を含め、CIAと国家安全保障局に使われているハッキングツールや、外国選挙に対する彼らの干渉を公表した。ウィキリークスは、労働者党下院議員による、イギリス労働党党首ジェレミー・コービンに対する内部陰謀を明らかにした。アメリカ諜報機関によるアメリカ大衆の大規模監視を公表したエドワード・スノーデンが香港からモスクワまで逃亡するのを支援し、アメリカ合州国への犯人引き渡しから救うため、ウィキリークスは介入した。(スノーデン漏洩も、アサンジがアメリカの「犯人追跡標的リストに」載っていたことを明らかにした。)

 スペイン裁判所による調査は、彼のプライバシーと顧客-弁護士機密の権利に違反したとして、モラレスとUCGlobalを告訴した、アサンジが提出した刑事告発の結果だ。ウィキリークス創設者は、同社が横領、贈収賄と不正資金浄化のかどで有罪だと言う。

 エル・パイスによれば、モラレスは「彼の多くの従業員に、当時のエクアドルのラファエル・コレア大統領政府に雇われていたにもかかわらず、彼はこのオーストラリア人活動家が大使館で開催する会談の文書、映像と音声を送っているとされる「アメリカのために」働いていると、口頭と文書でのべていた」。

 "南部の都市ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに本社があるこのスペイン企業は、エクアドル諜報機関セナインに雇われているにもかかわらず、モラレスはアメリカ諜報局と彼の関係を秘密にしておくよう数回彼の従業員に要求した」とエル・パイスは報じている。

 エル・パイスによれば「彼らがアサンジ他国に連れて行くため、外交パスポートを使って、エクアドル大使館からのアサンジ脱出を計画していた時、エクアドル諜報機関のトップ、ロミー・バエホーとアサンジの会談をスパイするようUCGlobal S.L所有者は命じた」。「この新聞に相談された企業に近い情報筋によれば、陰謀理論に拍車をかける「敗北」だとアサンジが考えたという理由で、この構想は最終的に拒絶された。モラレスは彼の従業員にアメリカ諜報機関と彼の関係を秘密にしておくこよう要求した。」

 アサンジの弁護士を含むバエホー-アサンジ会談は2017年12月21日に行われた。警備会社は大使館に設置したマイクとカメラで音声と映像を記録した。エル・パイスによれば、CIAはおそらく大使館に設置された「外部ストリーミング・アクセスポイント」を通してすぐ計画を知った。翌日アメリカ合州国はアサンジに対する国際逮捕状を発付した。

 マイクはアサンジの弁護士が記録されるのを避けようとする取り組みで、顧客と閉じこもるだろう消火器と女性トイレに埋め込まれていた。大使館の窓は、CIAが外で使うレーザー・マイクに、より良い音声の品質を提供するよう加工されていたと新聞が報じた。

 大使館へのアサンジ亡命を認めていたラファエル・コレアに代わりモレノがエクアドル大統領に選ばれた時、大使館から発行人を追い出す強力な作戦が開始された。それには、毎日のいやがらせ、インターネット・アクセス遮断や、ほとんど全ての訪問終了が含まれる。

 カジノの大物シェルダン・アデルソンのボディガードをし、彼の企業ラスベガスサンズ警備をしているUC Globalは、トランプ政権と当時のCIA長官マイク・ポンペオに、アサンジを優先標的にするよう圧力をかけるため、トランプ大統領の友人で、共和党への最大寄贈者の一人アデルソンを、どうやら使ったようだ。

 ラ・レプブリカは、エル・パイス同様、大使館でのUCグローバルの監視から生じた重要なファイルや記録や他の情報を得た。情報には、大使館内のアサンジの写真や、彼が医者やジャーナリストや政治家や名士や弁護団メンバーとした会話記録が含まれている。

 「ラ・レプブリカが入手した映像と音声記録は、ジュリアン・アサンジやウィキリークスのジャーナリストたちや弁護士や医者や記者が、大使館内で受けた、極端なプライバシー侵害を明らかにし、このような敵対的な環境では、ジャーナリズムの情報源や資料を守ることが不可能であることを示す衝撃的なケーススタディだ」とイタリア新聞は書いた。「アサンジが亡命で守られていたと我々が考えていたのに、こうして集められた情報が、アフガニスタンからイラク、グアンタナモに至るまでの、戦争犯罪と拷問を明らかにする合衆国政府秘密文書公表のかどによる、アメリカによる引き渡し要求や、現在告訴されている、175年の禁固刑のリスクがある犯罪のかどで、彼を刑務所に入れる裏付けに使われると考えると、このスパイ活動作戦は特に衝撃的だ。」

 Chris Hedgesは海外特派員として中米、中東、アフリカとバルカンでほぼ20年過ごした。50以上の国から報道し、15年間海外特派員としてクリスチャン・サイエンスモニター、National Public Radio、ダラス・モーニング・ニューズとニューヨーク・タイムズで働いた。

記事原文のurl:https://www.truthdig.com/articles/what-is-happening-to-assange-will-happen-to-the-rest-of-us/

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 昨日の国会中継も迫力の追求。今日は中継しないようだ。不都合なのだろうか?与党は既に後釜を検討中?インターネット国会中継、野党抜きの、見るに耐えない醜悪な茶番。

 日刊ゲンダイDIGITAL

ここがおかしい 小林節が斬る!
検察官の定年延長は違法で違憲 法治国家否定の首相の暴論

 LITERA

安倍首相が辻元清美に「桜前夜祭」問題の決定的な嘘を暴かれ窮地! コロナ対応でも馬脚「桜やってる場合か」の野党攻撃も説得力ゼロ

 植草一秀の『知られざる真実』

消費税増税で大不況に突入した日本経済

 気になるニュースを見た。三日前の記事。

5 U.S. cities to start testing patients with flu-like symptoms for coronavirus
The tests will only be given to patients who test negative for the flu.

 アメリカ五都市、インフルエンザ風症状の患者のコロナウイルス検査を開始 検査でインフルエンザではないのが明らかな患者に対してのみ行う

2020年2月17日 (月)

大統領になりたくて政党を買収するオリガルヒ

2020年2月15日
Moon of Alabama

 マイク・ブルームバーグは世界九番目の金持ちだ。かつてニューヨーク市の共和党市長をつとめ、激しい人種差別侮辱的性差別で知られているオリガルヒだ。彼は以来大統領になろうと決めた。

 トランプで満足している共和党では立候補する可能性はないので、民主党候補者として出馬することにした。ブルームバーグは以来、民主党全国委員会と、全ての州で民主党を買収した。

民主党全国委員会はマイク・グラベルに、どの候補者に対しても討論会規則は変えないと言った。「それは我々の一番の規則だ。我々は誰にも規則を変えることができない。」

数カ月後、彼らは討論会の規則をオリガルヒのブルームバーグが討論に参加するように変えた。彼が民主党全国委員会に300,000ドル与えた後。

 彼の政治戦術実に単純だ。人々は彼の言い分など聞きたがらないので、彼は様々な問題については語らず、莫大な金を使うのだ

彼は莫大な金をまいている。スタッフや資源TV広告、トランプが長いこと支配しているフェースブックへの広告に。有権者に、裕福なテクノクラート支配下の生活も、それほど悪くないと説得するのを狙ったインターネット・ミーム軍団と、立食つき選挙運動の催しの助けを借りて、彼の退屈なイメージを克服しようと試みている。ドリンクコーナーや、ステーキとチーズを挟んだサンドイッチ、ホーギーや、ブリーチーズとイチジクの前菜が揃ったフィラデルフィア選挙運動決起集会で、一人の支持者が「私はこれはしゃれていると思う」とタイムズに語った。「ここはナイトクラブのような感じだ。彼が人々を呼び込むには、これが必要だ。」

 今日までに、選挙運動に、ブルームバーグは3億5000万ドル以上使った。彼は数十億ドルも進んで使おうとしており、それができるのだ。長年かけて、ブルームバーグは政治的、博愛主義帝国を築くため、100億ドル以上使った。彼はその金を、彼に批判的な意見を抑えるために使ったのだ。

2015年、Center for American Progressの研究者が、ブルームバーグ時代のニューヨーク市警の章で、4300語で、アメリカのイスラム恐怖症に関する報告書を書いた。

報告が発表されたとき、その章は消えていた。

その時までに、ブルームバーグは、Center for American Progressに150万ドル寄付していた。その金額は増大していた。

 本当に良くないのは、それが機能することだ

3カ月前、世論調査で、候補競争での拒否率が最高で、マイク・ブルームバーグが「広く嫌われている」ことが分かっていた。今彼は民主党指名で、上位三人に入っている。これまでで最も金持ちの一人が、選挙プロセスのあらゆる部分をひっくり返そうとしているのだ。しかも、これは我々が知っている内容に過ぎない。

 買収された民主党と多くの幹部は、これに満足しているように思われる。彼らはそれで、アメリカがウクライナよりひどく見えさせるのを気にしない。そう、アメリカ政治は常に腐敗している。だがあからさまな買収で大統領になるのは通常の悪臭を超えている。

 だがヒラリー・クリントンを副大統領候補とするブルームバーグはトランプを破るのに必要な票を本当に得ることが可能だろうか? 私個人としては疑っている。

有名な匿名ブロガーのAtriosは策略全体には愕然としているのだが、結局、ひっかかっている。

ブルームバーグは様々な理由で良くない、その一つは、とんでもない財産で選挙を(広告だけではなく、人々を)買収している億万長者を、人々は進んで信奉すべきではないことだ。ブルームバーグかトランプかということになれば、私はブルームバーグを選ぶが、人々がなぜこれを選択肢にするのだろう? それはばかげている。ばか者(もちろん、インチキな)億万長者を打ちすえることができる唯一の人は、もう一人のばか者億万長者? 至る所、壊れた脳だらけ。

 「ブルームバーグかトランプかということになれば、私はブルームバーグを選ぶ」というのは、私の考えでは、この民主党と選挙のハイジャックに対する、まさに悪い対応そのものだ。そもそもブルームバーグの動きを可能にしているのは、こういう振る舞いだ。

 選挙を乗っ取っている億万長者への良い対応は、金持ちによる選挙運動は失敗するリスクが高いことをはっきり示すべきなのだ。第三者に投票するか、棄権するのが唯一責任ある対応だ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/02/oligarch-buys-political-party-seeks-to-become-president.html

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 自分の財産で買収する下劣な候補。税金で買収するのはもっと下劣。またしても、辻元議員の追求に「パフォーマンス」という野次。聞こえてもいませんというポチ議長。

 植草一秀の『知られざる真実』

最優先課題は安倍内閣に終止符を打つこと

 孫崎氏の今日のメルマガ題名:

桜を見る会 メディア全てが報じていない。首相は国会で、参加者から5千円会費を事務所職員が集め、その場でホテル側に渡したと説明。首相側には収入は発生していない、→ ホテル・代金は主催者から。収入支出あれば、政治資金収支報告書への記載義務。これなし

2020年2月16日 (日)

中国ウイルスは新たな大恐慌を引き起こすだろうか?

2020年2月11日
F. William Engdahl
New Eastern Outlook

 歴史的に、大恐慌は、主要金融市場周辺での予想外の出来事で始まっている。1931年5月、ウィーンのオーストリア・クレジットアンシュタルト銀行の突然の破綻が、戦後ドイツの脆弱な銀行体制を丸ごと崩壊させ、主要なアメリカ銀行が根底から揺さぶられて、アメリカでの大恐慌を引き起こした。またしても、中国の2019年新型コロナウイルスと、その世界貿易に、特にアメリカ-中国貿易対する影響は、新しい経済不況を引き起こす、金融市場外部の予測しなかった出来事になるのだろうか?

 中国の武漢と周辺の都市で爆発するコロナウイルスに関するニュースが突如知れわたった1月20日頃までは、グローバル、特にアメリカの金融市場は、連邦準備銀行が、より多くの流動性を供給することと、選挙年に、トランプ政権が、できる限りのあらゆることをする組み合わせの行動で、経済を前向きに維持できるだろうと楽観的だった。一月、連邦準備銀行の流動性がアメリカ史上、最も過大評価された株式市場に油をそそぎ、株は人為的高騰を続けた。

 ところが、それ以来、公式の中国感染者の数が毎日急激に増加し、コロナウイルスが原因の死亡が増えて、世界の主要製造センターで、沈み始めている、グローバルな工業サプライチェーンの巨大な供給源部分、中国は、医療上の緊急事態で、壊滅的な経済的影響を受け、その結果としての、現時点で7700万人以上の市民と、関連する製造をしている都市の防疫線封鎖に直面しかねない。それは、世界中、特に準備不足のアメリカを、深刻な景気下降に引きずり込みかねない。

 既に崩れそうなアメリカ経済

 通常、主要マスコミで軽視されているのは、世界最大の経済、アメリカが、中国ウイルス・ショック前に、既に景気悪化の気掛かりな兆候を示していた事実だ。

 一月以前の、過去最も気掛かりな衰退の一つは、多くの人々が、アメリカ・エネルギー・ルネッサンスの先導役だったと信じていた部門、つまり、かつてブームのシェール石油とガス部門だった。これまで10年間にわたり、世界の多くの人々を驚かせて、アメリカは、ロシアとサウジアラビア両方を追い越し、世界最大の石油生産国になった。一月始め、アメリカ石油生産高は、一日1300万バレルになった。その上昇の膨大な部分が、非在来型のシェー石油井戸によるもののためで、大半がテキサスだ。

 アメリカのシェール・エネルギー産業は、中国が2020年、更に、185億米ドルのエネルギー製品を買うことに同意した最近のアメリカ-中国の貿易取り引きに希望を託していた。これは、2017年アメリカ輸入、91億ドルの二倍で、2021年には、更に339億米ドルの増加だ。この割当量は、アメリカからの今年の、中国の原油、液化天然ガス(LNG)と石炭の毎月輸入の二倍で、来年は三倍だ。

 これは全て、コロナウイルスの爆発と、それに続く、主要航空会社による中国の旅行禁止令、中国で多数の工場が閉鎖すに前のことだ。経済がウイルス流行の影響で打撃を受けて、世界最大の石油輸入国、中国が、今後数カ月、際立ってより少ない石油を輸入になるだろうという予想のために、今石油価格が急激に下落している。一月末時点で、中国の石油需要は、一日約300万バレル、消費量は全体で20%減り、アメリカのウエスト・テキサス・インターメディエイト石油の価格は、50ドルを下まわっている。これは2008年の金融危機以来最大の石油需要ショックだ。

 一月に、ウェスト・テキサス・インターミディエイト石油価格が15%下がり、一月としては、1991年以来最悪の下落だ。中国ウイルスで増大する死者数に関する毎日の報道が現れるにつれ、それは一層悪化している。価格はリビア内戦以来、一月の毎日百万バレルの石油削減にもかかわらず下がり続けている。中国の流行による損害が拡大し続けるにつれ、世界の石油需要は下がり続けるだろう。それは生産を削減するという石油輸出国機構の緊急決定にもかかわらず、脆弱なアメリカ・シェール石油産業にとって大惨事を意味する。

 2019年12月、中国のウイルス・ニュース以前に、既に価格が収益性を下まわって、さまよい続けるにつれ、アメリカ・シェール石油企業破産申告の数は際立って増大していた。産業モニターのベイカー・ヒューズによれば、稼働中のアメリカの石油とガス掘削リグの数は一年前の同時期から265減り、790リグにまで落ちた。多くのアメリカ石油とガス会社は中国への新たな輸出ブームを絶望的に期待している。それさえ楽天的だが、最近の進展は、上昇するコストと下落する井戸生産性に直面しているアメリカのシェール生産者にとって悪夢となりかねない。

 危機に瀕しているアメリカ輸送

 企業が、連邦準備銀行の流動性を、新たな生産設備に投資するのではなく、自社株買い戻しに使うために、上昇できる株式市場と異なり、本物の経済は、経済の中で移動する商品貨物に依存している。アメリカでトラック輸送は重要だ。指標は、中国ウイルス事件のずっと前から前向きではなかった。12月、アメリカ最大のトラック運送業者集団の一つ、インディアナのセラドン社が破産保護を申請したが、ドライバー3,000人以上の、アメリカ史上最大のトラック輸送破産申請だ。2019年の三四半期に、約800のトラック運輸会社が破産したが、運送業データ企業のブロートン・キャピタルによれば、2018年の破産の二倍以上だ。

 しかもアメリカ商品出荷減少はトラック輸送だけではない。全般的だ。業界団体Cass Freight Indexによると、一月のアメリカ貨物総出荷、鉄道、荷船、航空、陸上で出荷された商品は、前年比、7.9%減った。それは対前年比、13番目の月次減少で、2009年11月の金融危機以来最も痛烈な下落だった。それは穀物のようなバルク商品は含まず、自動車、自動車部品などを含んでいる。鉄道輸送貨物は9.2%減った。下落の一つの主な理由は、アメリカ製造における弱さだ。最近の主張にもかかわらず、少なくとも大きな数では、雇用が、中国からアメリカに戻っていないことだ。その代わりに12月の ISM米国工業購買担当者景気指数(PMI)は、11月から0.9パーセント下がり、47.2%になった。連続5番目の減少の月で、2009年6月以来、最も速い減速の月だった。雇用、新規注文、新規輸出注文、製造、受注残高と棚卸し資産の全てが縮小している

 これに加えて、2019年の深刻な荒天被害の後、貿易戦争の結果、中国への輸出を削減されたアメリカ農民の脆弱な状態がある。大いに喧伝された12月のアメリカ・中国貿易協定第一段階は、もし本当であれば、アメリカ農民を大きく押し上げる約500億ドルのアメリカ農産物を中国が輸入するよう要求している。2017年、アメリカは、中国に大豆やトウモロコシを含め、農業産品を190億ドル輸出した。今コロナウイルスが中国じゅうに蔓延するにつれ、農産物輸出を押し上げる可能性は日ごとに弱まっている。北京は既に、ウイルス影響のため、新貿易協定を再考要求するとほのめかしている。2019年、アメリカ農場破産は、1980年代以来、最悪の危機の一つで、2018年より24%も多く、2020年の巨大中国輸出市場の消失は、かつかつで生きている何千人もの農民への衝撃的な打撃だ。

 この全ては、それ自体は経済破滅を引き起こさない。とは言え、世界製造の中心中国からのサプライチェーンを混乱させる、最近史上最も重要なリスクは、不幸なことに、まさにその、あらゆる兆しを示しているが、このリスクが増大し続ければ、ボーイングやGMやアップルや無数の他のアメリカ企業に計り知れない悪影響を及ぼすだろう。

 何百万人もの普通のアメリカ人にとって、過去10年の超低金利の中、上昇する株式市場は退職後の主な蓄えの源だった。今世界経済に対するコロナウイルスの影響の恐れから、世界中の株式市場が、大幅な売りで、急落は、急速にパニック売りに変わり、何百万人ものアメリカ人の蓄えを消し去りかねない。緊急事態に対して、1000ドルの貯金があるアメリカの家族は、わずか41%なので、影響は深刻なはずだ。

 この危機の、20年前とさえ違う経済側面の差は、中国が、欧米、特にアメリカからの製造外注で最大のシェアを享受している世界経済グローバル化の劇的衝撃だ。韓国の主要自動車メーカー現代自動車と起亜は、重要な中国部品サプライチェーンが、コロナウイルスの停止したままなため、韓国での生産停止を発表した。ドイツ産業は、自動車部品から工作機械に至るまで、中国からの輸出に大きく依存している。フランス、イタリアや他のEU経済も大きな打撃を受ける立場にある。

 AxiCorpのスティーヴン・アイネスは「中国の巨大な産業と消費エンジンへのどのような経済的衝撃であれ、グローバル化で深まった貿易、金融のつながりを通して、急速に他の国々に広がる」と警告する。アメリカほど、このような衝撃の被害を受けやすい国は、余りない。2003年の中国と香港でのSARS危機でさえ、中国のグローバル化の度合いは、ずっと低かった。

 世界経済の負債総額は過去最高で、アメリカの負債総額も同様で、思いがけない中国の医療大惨事は、わずか数週間前には、ほとんど誰も想像していたはずがない経済的影響を与えかねない。どれだけの中国の製造企業が閉鎖しているのか、どれだけ長く続くのか、我々には今のところ、正確な報道がなく、グローバル・サプライチェーン崩壊は、まさに始まろうとしている。これは世界を揺るがす可能性があるが、金融市場は、知らぬが仏で全てを無視している。

 F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師。プリンストン大学の政治学位を持つ石油と地政学のベストセラー作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/02/11/will-china-virus-trigger-new-great-depression/

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 日々の感染拡大報道を見ていての妄想。魚の頭氏と厚労相のコメント後、女性が微笑して言う。

 ウ ツ テ ナ シ

 日刊ゲンダイDIGITAL

2.20が新型肺炎パンデミック節目 最大8200万人感染の恐怖

新型肺炎 抜き差しならなくなってきた五輪と景気の行方

2020年2月15日 (土)

アメリカからのドゥテルテの「軍事的自立」は中国の新たな機会を作るか?

Paul Antonopoulos
Center for Syncretic Studies研究員
2020年2月12日


 フィリピンは、アメリカとの訪問米軍に関する地位協定(VFA)を公式に終わらせると発表した。米軍駐留の否認は、中国が南シナ海の軍事化を拡大し、東南アジアで、米国駐留を大いに弱める好機になるだろう。VFAは、1998年に署名され、フィリピンに配備されるアメリカ軍艦、航空機と兵士の法律上の地位を保障している。

 同日、フィリピンのテオドロ・ロクシン外務大臣は、マニラによる協定の公式破棄確認に署名し、アメリカ政府に送付したとツイッターで述べた。

「アメリカ大使館の課長代理が、訪問米軍に関する地位協定終了の通知を受け取った。法律上の礼儀として、この自明な進展には、これ以上の発表はしない。」

 サルバドール・パネロ大統領報道官は、協定の終了は、今日から180日間で発効するとのべ、こう付け加えた。

「我々が我々自身で防衛すべき時期だ。我々は我々自身我々の防御を強化し、他のどの国にも頼らない。」

 2016年に大統領になった時以来、ドゥテルテは、アメリカとの結びつきを断ち、ロシアと中国のような非伝統的な同盟国とのより親密な結びつきを追求すると彼は繰り返し言っていた。彼の麻薬撲滅運動について、数人のアメリカ当局者が発言した際、大統領は公然とワシントンに対する不満を表明した。麻薬戦争に関係しているフィリピン当局者を罰することを意図した決議を米国上院が通過させた際、不和は高まった。人権擁護活動家で、ドゥテルテ政権の批評者で、自身が麻薬関係の容疑で逮捕されたレイラ・デ・リマ上院議員の逮捕についても、ワシントンは、批判的だった。

 2016年から2018年まで警察長官をつとめたロナルド・デラ・ロサ上院議員は、米国大使館は、彼のビザを、なぜ拒否したか説明しなかったが、彼の監督下で殺された人々と関係があると思ったと述べた。フィリピンで麻薬撲滅運動推進に参加したロナルド・デラ・ロサ上院議員のビザをアメリカが拒否した後、ドゥテルテは軍事条約の破棄を命じた。

 VFA破棄で、中国は恩恵を受けるだろう。VFAは、2016年以来、中国による西部環礁の建設強化と軍国化阻止を支援していた。南シナ海主権論争に関する国際仲裁裁判所決定が2016年7月に公表される前、中国は緊急にこの地域を改修し、武装化する準備をしていた。VFAが中国がスカボロー礁を人工島に変換するのを防いだのだ。米軍A-10ワートホッグ対地攻撃機とF/A-18戦闘機の存在が、中国にスカボロー礁人工島化の考えを断念させた。

 それにもかかわらず、中国は7つの砂洲と南沙諸島に構造物を完成した。スカボロー礁の買収は、彼らに、南シナ海での係争水域に対するより重要な支配権を与えるだろう。2012年、中国はニ隻の船を巡る緊張で、フィリピンからスカーボロ支配権を奪った。その時以来、中国は無数の海軍艦隊や沿岸警備船で環礁での軍事存在を維持した。フィリピン政府に問題を国際法廷にもたらすよう促したのは、中国によるスカーボロ礁占領だった。

 法廷裁定にもかかわらず、北京は、南シナ海の戦略的海上航路で、諸国が共有し、主権を主張している大陸棚を含め、ほとんど全ての南シナ海に対する主権を持っていると主張している。2016年、常設仲裁裁判所は、中国の全ての主張を否定し、無効にした。中国が南沙で埋め立てをし、非合法軍国化を行った後、この地域における、他の国々に対する北京によって迫る危険を、アメリカは明確に理解していた。

 三つの主要中国人工島は攻撃することがほぼ不可能な砂洲と辺境居留地に過ぎない。

 フィリピンによるVFA破棄は、中国にその長期目標を遂行する好機を与えるだろう。VFAが破棄されて、中国が派兵可能になり、前哨基地を構築し、軍事化できれば、中国は軍事的に完全に南シナ海から他の国々を排除できる。

 以前、フィリピンのテオドロ・ロクシン外務大臣は、米軍の定期的駐留が、フィリピンの西部海域で、中国が劇的行動をするのを阻止していると強調していた。今度は、ドゥテルテが中国に接近する彼の路線を続けることを意味するのだろうか?ドゥテルテのワシントンに対する敵意にもかかわらず、北京とマニラ間での完全な同盟を防ぐ、南シナ海を均等に分割するという大きな課題が、まだある。だが、ドゥテルテの動きは、フィリピンが南シナ海の国境が引き直される道を開いたのは確実だ。

記事原文のurl:https://infobrics.org/post/30340/

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 2006年の吉井議員は、「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」で原発の電源喪失による最悪事態を警告をしていた。もちろん、それを政府は無視し、結局、福島メルト・ダウン。それをコントロール下にあると真っ赤ウソをついて、無理やり招き寄せる異様さ。

 ポンコツの宗主国兵器を爆買いしながら、カジノを招き、感染病研究を大リストラする売国亡国政権。

 日刊ゲンダイDIGITAL

 コロナ拡大は安倍政権の人災 国立感染研大リストラの大罪

 日刊IWJガイドでも、インタビュー予定が。

日刊IWJガイド・土曜版「明日午後7時より、岩上安身が元東京大学医科学研究所特任教授で医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医師に新型コロナウイルスについて緊急インタビュー!」2020.2.15 日号~No.2711号

 ガイドでは、気になる大きな催しが指摘されている。該当部分をコピーさせていただこう。

直近で懸念されるのは、2月23日の「天皇誕生日」に皇居で行われる一般参賀です。特に高齢者が数多く集まることから、延期や中止の可能性が、ネット上で取りざたされています。

大型イベントはその後も続きます。今年の東京マラソンは半月後の3月1日に予定されています。参加定員はマラソン3万7500人、10kmコース500人の計3万8000人が予定されています。応援などの人出は、2013年の場合、沿道人数130万5千人、東京大マラソン祭観客数43万人の計173万5000人。選手、関係者、観客、そして一般の通行人。都心で大勢の人々が声を出し、混じりあいます。この巨大な群衆に感染者が混じっていたら、やはり感染拡大はまぬがれないでしょう。当然のことながら、この東京マラソンの中止を求める声も、ネット上に数多くあがっています。

 もはや日本丸ごと、上野のオサル電車風を漂流船状態。魚の頭はかなり腐っている。田中正造大学が毎年刊行されている田中正造カレンダーの今年のものを見直した。現在の予言のよう。何と120年前の書簡。1900年2月12日川俣久平宛書簡の画と文章。

 毎日新聞記事で画が見られる。ただし全文を読むのは有料。

「田中正造大学」カレンダー30作目 「行政、司法、立法の内部の精神死シて…」新年、正造の言葉と共に /栃木

行政、司法、立法の内部の精神死シて 或ハ犬に食れ 或ハ早くもガイ骨トナリテ踊ルアリ 死ニ残りの痩せ男トナレルアリ 亡国ノ跡

 「なぜ戦争が不可避なのか」という2014年5月27日の翻訳記事末尾などでも、この文章に触れた。比較的容易に入手できるのは、田中正造文集 (一) 鉱毒と政治 岩波文庫 青N107-1 219ページにある。

 宛て先の川俣氏で思い出す。足尾銅山の鉱毒被害を受けた農民が大挙して東京に請願のため行進し、待ち構える警官隊に大量逮捕された川俣事件は、1900年2月13日のこと。

 NPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館主催で、「川俣事件120周年記念の集い」が、3月15日に予定されているようだ。

2020年2月14日 (金)

剣闘士修道院から右翼過激派を追いだそうとしているイタリア

2020年2月10日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 ニューズウィークでさえ、当意即妙に、極右新兵訓練所と書いたイタリアの修道院から、元ホワイトハウス戦略家で、ブライトバート編集者のスティーブ・バノンが、とうとう追い出された。

 私は、しばらくの間、少数の他の人々とともに、トランプの元最高顧問が、あらゆる一線を越えて、あらゆる危険なたちの右翼同盟を推進、融合して、欧州連合の内政に直接干渉し始めたことを警告していた。政治的、哲学的、宗教的に。修道院はバノンが「ユダヤ教とキリスト教欧米の基盤となるもの」と称する「授業」をすることになっていた。

 戦術は? スティーブ・バノン自身の評価によれば「近代的な剣闘士学校」だ。

 既に、2019年、ジャーナルNEO(New Eastern Outlook)は、イタリアでのバノンの活動を分析する一つの記事を掲載していた。「アメリカ政治局員スティーブ・バノンの経歴。中国からローマ法王まで」。 そこで、こう論じていた。

「スティーブ・バノンは、才能ある宣伝屋で、欧米の支配権と帝国主義「文化」の促進者だ。自分が何をしているか、何を達成しようと望んでいるかを、彼が正確に知っているので、彼は極めて危険だ。世界全体の支配。」

 去年、イタリアがあえて、世界中で最も力がある、抜け目ないネオコンの一人の活動を乱して、波風を立てるだろうと想像するのは困難だった。だが想像ができないことが、突然行われたのだ。

 「ニューズウィーク」のロージー・マッコールがこう報じている。

「イタリア文化省は、13世紀の修道院から、右翼の政治新兵訓練所とされるものを立ち退かせたと発表したとAFPが報じている。新兵訓練所は、バノンが資金を供給するDignitatis Humanae Institute(DHI)を通して、元ドナルド・トランプ大統領顧問スティーブ・バノンとつながっている。

AFPによると、学生を「欧米を防御する」よう訓練するため設立された新兵訓練所は、2018年2月、中央イタリアの自治体フロジノーネの、トリスルティ修道院で、19年の賃借契約が認められていた。ところが、木曜日、文化省は、この集団が偽って賃借契約に応札していたため、彼らを立ち退かせたと述べた。これは、テレグラフ紙によれば、文化省が「様々な契約義務違反」のため、賃貸契約を無効にするつもりだという五月の報道に続くものだ。

これは今年学生の小集団に最初の三週間コースを始めることを望んで、開催場所を改修するため建築許可を得る過程の途上だったイギリス人保守主義者で、DHIの理事長ベンジャミンハーンウェルにとっての打撃だ。報道によれば、ハーンウェルは、プロジェクトに百万ドルを提供すると約束していたバノンのパートナーだ。

 もちろん「新兵訓練所」は、イデオロギー的理由によってではなく、専門的理由で立ち退かせられた。

 与党、五つ星運動(Movimento 5 Stelle)の私の知人は、この話題に関し、静かで、用心深かった。彼らは、いつもは率直なのだが、公表を前提とするのをいやがった。私はこまごまとしたニュースしかない。だが私が手に入れたものは、多くを物語っている。これは大きな、極めて危険な問題だ。バノン氏は、ドナルド・トランプ・チームから離れて久しいが、大統領のネオコン・メンバーのために、まだ彼が働いているということに疑いを持っている人は極めてわずかだ。

 私はローマから一体何を得ただろう? 混乱した内部ニュースの吠え声と、バノンの話については、記事で、実名を使わないという要求だ。

「アンドレさん、我々は、国務院で決断されるまで、報道機関に話してはいけないという命令を受けています。政権の中では戦争です。一年以上の戦争です。政府と教会の中の戦闘です。フランシスコ教皇は保守主義者に反対です。新文化大臣フランチェスキーニ(PD)は教会につながっています。自体は、今も不確実です。tar(地方行政裁判所)はバノン支持を表明して、文化大臣の決定を阻止しています。今国務院は決定しなければなりません。」

 ローマからの、もう一人の情報提供者が、ずっと具体的な分析を提供してくれた。

「彼の中国に対する憎悪に屈服して、プロパガンダを作り出し、バノンから直接命令を受けている北部同盟や「Fratelli d'・Italia」[イタリアの同胞]のようなイタリア政党があるのです。」

 もちろん、これは大変なことだ。北部同盟や「Fratelli d'・Italia」はイタリアで最も強力な政治勢力の一部だ。彼らがアメリカ右翼過激派の支配下にあるという事実は、大変な、スキャンダラスなニュースだ。

***

 長い間、スティーブ・バノンは、イタリアや、それ以外の国々の右翼部隊に声援を送っていた。

 La Presseによれば、(2018年9月23日)、彼は「彼らがいれば、ここイタリアで革命はうまくいく」と主張して、イタリア右翼運動を称賛した:

ローマでの「Fratelli d'・Italiaの催し「アトレイユ」の舞台で、スティーブ・バノンは、サルビーニとメロニの党を称賛:選挙で、イタリア人は、変化のときだと言ってシステムに反対して発言した」。彼らは、自分たちの文化と国を防御することを望むがゆえに、人種差別主義で、外国人嫌いだと言われるのにうんざりだ」と元ホワイトハウス戦略家が述べた。「皆さんのは、最も重要な実験だ。革命がここで機能すれば、それは広まるだろう」とバノンは付け加えた。」

 意外ではないが、スティーブ・バノンは、自分が代表しているとする人々の激怒を呼び起こすため語っていると主張している。現代のカトリック教会と、キリスト教全般だ。

 バノンが何度か個人的に侮辱したフランシスコ教皇は、明らかに彼の政治に反対している。

 私はこの記事のため、最も重要な現役神学者/哲学者の一人友人のジョン・カブ・ジュニアに質問したところ、要点をはっきり言ってくれた。

「スティーブ・バノンは、現代、カール大帝風のキリスト教を臆面もなく更新して、他の「キリスト教徒」から大きな支持を得られることを明らかにした。彼はイエスや、ヘブライ人預言者に従うふりを、皆無ではないにせよ、ほとんどしない。彼にとって英雄は剣闘士だ。彼は、暴力を含むあらゆる方法で、人々に戦う準備をさせているように見える。戦争は、我々がかつて「キリスト教世界」と呼んだどの国よりも、欧米支持だ。聖書の見地からは、国民国家や欧米への献身は偶像崇拝だ。」

 ジョン・カブは、こう結論した。

「最初のキリスト教徒、イエスの信奉者たろうと努める人々は、憎悪を広めた人たちさえ愛するよう要求された。だが、その愛の一つの側面は、偶像崇拝者として、欧米防衛を彼らの最高優先事項にしている人々を識別することでなければならない。キリスト教徒は、この偶像崇拝の帰結を示し続けるべきだ。それは社会にとって破壊的だ。それは偶像崇拝者にも損害を与える。我々が本当にスティーブ・バノンを愛するなら、我々は彼の偶像崇拝の考えと行動が、他の人々にも彼自身にも与える損害を減らすようつとめるよう要求される。もし彼のキリスト教理解が、イエスの教えと聖職者の任務に場所を与えるとすれば、我々は、イエスの教えを、彼の仕事が、どれほど根本的に邪魔しているか指摘できる。もし彼が聖書の神に関心があるなら、我々は彼が、神が仕えるよう呼びかけている人々に奉仕し損ねているかを指摘できる。もし彼が本当に欧米の未来を気にかけているなら、我々は彼が繁栄する未来への道を阻止しているのを示せる。おそらく、ただ、おそらく、彼は聞くことができるだろう。」

 スティーブ・バノンにとって、ヨーロッパ政治の不穏な海の中を巡航するのは容易ではないことが明確になる。本当に、ヨーロッパは終始、危険なほど、右方向に動いている。一部の人々は、極右に向かって動いているとさえ言うだろう。

 だがそれはトランプの右ではなく、バノンの右でもない。ヨーロッパは、どの方向に行くべきか決めるのに、もう一人のアメリカ官僚は必要ないと感じているのだ。

 ヨーロッパ右翼は非常に民族主義だ。だがバノンはファシストの統一ヨーロッパ戦線を構築しようとしている。ヨーロッパの国が、どんな形であれ、団結を求めているようには思えない。イギリスやハンガリーやイタリアさえ、これを証明している。

 (非常に往々にして、実際そうなのだが)彼らの権益に役立つなら、ヨーロッパ人は、ロシアや中国と協力するのをいとわない。バノンのような連中は、文化的、宗教的原理主義者だ。彼らは、まさに無数の国を攻撃し、ロシアや中国などの国々で、何百万という人々を殺害した植民地主義者とファシストだったと同じ連中で構成されている。少なくとも現在、この種の態度は、ベルリンやローマやマドリッドでは、さほど人気は高くない。そこで、住民たちは、戦争の危険や、他のいかなる直接の闘争的介入なしで、新植民地主義で手に入れていた全ての権益を欲しているのだ。

 バノンは「徹底的に」やる用意がある。爆破し、西洋軍の現地派兵さえ。

 そして、彼は、傲慢に、非外交的に挑発する。

 ロシアや中国や、欧米の他の敵によって、最小の緊張緩和が作り出されるときでさえ、彼はすぐさま、傷口に塩を塗り始める。

 最近、彼は最も教養がない形で、中国とその外交を侮辱した。2020年1月20日、フォーブスはこう書いた。

「皆さんが、今日中国や、米国・メキシコ・カナダ協定の契約署名で目にしているのは、アメリカの管理された下落の終わりの始まりだ」と元トランプ顧問スティーブ・バノンは、水曜日、CBNCで語った。「これはアメリカにとって、巨大な勝利で、それこそが、皆が、習近平がここで署名したり、中国メディアが報道したりしない理由だ。トランプは、中国についての考え方の重心を、エリートのものから変えたのだ。」

 だが、フォーブスさえ、このような衝動的行動には疑念を持っている。

 事態は一層深く、一層邪悪になる。バノンは、欧米あるいは、中国(中華人民共和国)そのものからであれ、最も反中華人民共和国、反共産主義の個人と組んで、資金を捜している。2019年10月29日、Axiosが報じた。

「一体誰がスティーブ・バノンの仕事に資金供給しているのかという謎は、少なくとも部分的に解決された。Axiosが得た契約書によれば、論争の的の中国人億万長者とつながるに企業、郭媒体が「戦略上のコンサルタント業務」のために、少なくとも百万ドルでバノンと契約した。

なぜそれが重要か。郭文貴という名の、英語名Miles Kwokとしても知られる億万長者亡命者は米中対立の渦中にある。彼は遠慮なく中国共産党批判をする人物で、報道によればマー・ア・ラゴのメンバーだ。ニューヨーク・タイムズによると、彼は贈収賄と、詐欺と不正資金浄化のかどで、中国の指名手配リストに載っている」

***

 バノンは分析しない。彼はあやつるのだ。スティーブは話をする時、書く時、政治をしているのだ。

 今イタリアは、うんざりしているように思われる。あるいは、少なくともイタリア政権中の一部の人々が。イタリアは複雑な転換期間にある。イタリアは、もはや、合衆国風右翼を歓迎していない。

 イタリアは中国を必要としている。中国は5つ星運動に様々な同盟者がいる。同じことがベネズエラやイランのような国にさえ、言うことができる。イタリアは、もはやベルルスコーニのイタリアではない。

 もしバノンが永久に「剣闘士修道院」から追い出されれば、もう一つのイタリアとヨーロッパが始まった兆しかもしれない。必ずしも、左翼や「進歩派」の始まりではないが、それでも始まりだ。命懸けの戦闘に取りつかれたイデオロギー剣闘士を通して、ワシントンが海の向こう側から、全く無競争で支配するのを許さないという信号を送ることができたのだ。バノンは地理と時代両方の上で誤算した。21世紀ローマと、その周囲は、古代ギリシャのスパルタとは何の関係もないのだ。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/02/10/italy-tries-to-kick-out-theright-wing-extremist-steve-bannon-from-the-gladiator-cloister/

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 辻元議員の追求、全くごもっとも、大賛成。些細な点が気になる。「鯛は頭から腐る」という表現。小生が知っているのは「は頭から腐る」。「英語にもロシア語にもあります。」と言っていたので、英語とロシア語の表現を探してみた。英語もロシア語も「は頭から腐る」だ。いずれにせよ、宗主国も属国も「魚は頭から腐る」現状は同じで彼女の指摘は正しい。

 A fish rots from the head down.

 Рыба с головы гниет.

 政府は、コロナ感染を意図的に拡大させて、オウン・ゴールで、オリンピック中止を狙っているのだろうか?「韓国で、オリンピック嫌がらせの防護服ポスター」という言葉にひかれて、見たら、聖火ランナーが防護服を着て走っていた。放射能を暗示したのだろうか?今や、コロナ防護服?

 LITERA

“安倍側近の不倫コンビ”和泉補佐官・大坪審議官の新疑惑を政府機関理事長が告発! 感染症研究などの予算80億円を自分の担当事業に投入

 植草一秀の『知られざる真実』

国内での感染拡大リスクに対応しない安倍内閣

 時事ニュース

安倍首相、共産は「現在も暴力革命」

 日本を破壊している究極のウソツキに、デタラメを言われたくはないだろう。いくら彼が正気ではないとはいえ。

 NHK

共産 志位委員長「暴力革命とは無縁」首相答弁に反論

2020年2月13日 (木)

レイ・マクガヴァン:ドイツ・テレビがジュリアン・アサンジをわなにかけたウソを暴露

2020年2月6日
Consortiumnews.com

 スウェーデンによるジュリアン・アサンジに対する「強姦」事件でっちあげを明らかにする国連拷問問題特別報告者とのインタビューを、主要ドイツTV局が放送した。

 コンソーシアム・ニュースへのレイ・マクガヴァン特別寄稿

 この発行人が、アメリカ法廷行きと、その先の一生刑務所暮らしへ向かう犯人引き渡し片道切符付きロンドン最高警備刑務所に、どうやってたどり着いたかについて、混乱している人々にとって、真実が現れたのだ。

 ドイツの主要テレビ局の一つZDFが、水曜夜ゴールデンタイムに、スウェーデン当局が、ジュリアン・アサンジをレイプ犯人に「仕立て上げた」のを物語る二編を放送した。

 昨夜まで、大半のドイツ人も、他のヨーロッパの「主要マスコミ」を見ている人々も、ほぼ確実にアメリカが立案し、スウェーデンやイギリスや、最終的にエクアドルのような属国の共犯者連中が紡いで、アサンジをクモの巣に陥らせた策略を全く知らなかった。

 ZDFは、国連拷問問題特別報告者メルツァーにインタビューして、このクモの巣を破ったのだ。ZDFの第一部「Heute Sendung」(ドイツ語)は、13:00分から15:30分までが特に多くを物語っている。第二部ZDF「Heute Journal」は(25:49分から30:19分)だ。

 ZDFの番組二本とも、彼を捕虜として拘留するため、アサンジに対する主張が、どのように「でっちあげられ」、操作されているかについて、中断も論評も最小にして、メルツァー・インタビューを見せて、彼の調査結果自身に語らせている。

 そもそも、メルツァーも含め、多くの人々に、アサンジが強姦犯だと信じるよう仕向けた特に中傷的な主張、十分実験済みの陰険な中傷技術は、特に効果的だった。スウェーデンは、決して公式に彼を強姦や、何らかの犯罪で告訴してはいない。対イラク攻撃前の大量破壊兵器の証拠と全く同様、性犯罪の主張が「でっちあげられた」ことを示す、メルツァーが発見した書類の一部をZDFが示した。

 メルツァーは以前、マスコミによるアサンジ描写に欺かれていて、当初、アサンジ事件調査に気が進まなかったのを認めていた。ここに、6月26日の犠牲者を支援する国際デーの論説で、メルツァーが去年書いたものがある。

 主要マスコミは、この論説を印刷したり、掲載したりするまい。Medium.comが「ジュリアン・アサンジの拷問をあばく」という題で掲載した。

抜粋:

「ですが確かに、私自身弁解しているのに気がついた。アサンジは、エクアドル大使館内をスケートボードで走り、壁に糞便を塗る利己的なナルシストに違いないと。私が大使館員から聞いたのは、彼らの建物での、彼の滞在で避けられない不便に、相互尊重と配慮で対処したということだけだ。

これはモレノ大統領当選後に変わり、大使館員は突然アサンジに対する悪口を見つけるよう指示され、そうしないと、すぐに交代させられた。大統領自ら乗り出し、おしゃべりで世界を祝福し、いかなる適法手続きもなしに、アサンジから、亡命と市民権を、じきじきに剥奪した。

結局、私はプロパガンダで目をくらませられていて、彼があばいた犯罪から注目を逸らすために、アサンジが組織的に中傷されていたことを、とうとう私はわかり始めた。(強調は筆者。)

 メルツァーはこの深刻な警告で彼の論説を締めくくった。

「これは、アサンジを守るだけでなく、西洋民主主義の運命を封ずる可能性が高い前例を防ぐためでもある。権力者連中は罰を受けずに済む状態で、真実を語ることが犯罪になってしまえば、軌道修正するには手遅れだ。我々の意見は検閲に、我々の運命は、とどまるところを知らない専制権力に、屈してしまうだろう。」(強調は筆者。)

 ドイツZDFが番組を放送する数日前に、「心理的拷問」を含め、アサンジが何を体験したかを暴露するメルツァーの不屈の取り組みは、若干の穏当な成功に遭遇した。リンクした記事のリンクは、アサンジについてのメルツァーの最良インタビューだ。

 アサンジのアメリカ引き渡しへの反対は益々広範に広がっている。先週、欧州評議会議員会議(PACE)が、何年もの沈黙を終わらせて、アサンジの即時放免を要求して、アサンジに有利な、もう一本の藁になった。

 それにもかかわらず、800年前、ジョン王からマグナ・カルタをもぎ取った貴族の勇気を思い起こすようイギリスに促すのは、至難のわざのままだ。

 レイ・マクガヴァンは、ワシントンの救世主教会の出版部門Tell the Wordで働いている。彼は健全さを求める元諜報機関専門家(VIPS)の共同創設者。

 表明された意見は単に著者のものであり、必ずしも、コンソーシアム・ニュースのものを反映するものではない。

記事原文のurl:https://consortiumnews.com/2020/02/06/ray-mcgovern-german-tv-exposes-the-lies-that-entrapped-julian-assange/

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 大統領になれるはずはないと知りながらも、サンダース氏勝利は嬉しい。

 辻元氏に「意味のない質問だよ」という首相ヤジ

 それを放置する棚橋委員長のデタラメ。見ていて腹がたつ采配。

 つくづく「人間としてどうか」と思う。

 頭から腐っている痛い事実を指摘されたのを、罵詈雑言と言い換える見事さ。

 東京新聞が、仮想通貨マルチ代表とヤジ氏との写真をスクープ。東京新聞の読者で良かった!リテラ記事あり。

 「桜を見る会」に”仮想通貨マルチ”の「48」代表らが…前夜祭や昭恵夫人のパーティにも参加、安倍首相との写真を勧誘に利用

 植草一秀の『知られざる真実』の記事題名通り。

こんな人が首相であることは私たちの悲劇

 夕方は下記インタビューを拝見予定。

日刊IWJガイド「本日午後4時半より、『岩上安身による郷原信郎弁護士インタビュー』を公共性に鑑み、全編フルオープンで生配信します!」2020.2.13 日号~No.2709号

2020年2月12日 (水)

中南米の活動家と先住民指導者にとって増大する危険

ラモナ・ワディ
2020年2月8日
Strategic Culture Foundation

 中南米の先住民や環境保護活動家、人権擁護活動家は暗殺の危険に脅かされ続けている。ニカラグアでは、土地を巡る戦いが続く中、6人の先住民が移住者に殺された。先住民共同体は、移住者による土地奪取と暴力に対する政府の怠慢に不平を言い、絶滅の不安を表明している。

 一方メキシコでは、一週間内に、チョウ保護区で働く二人の環境活動家が死亡しているのが発見された。オメロ・ゴメス・ゴンザレスは溺死しているのを発見され、検死によれば、頭部に傷を受けていた。彼の活動は、違法伐採ベンチャーと、アボカド栽培の秘密農業の権益と衝突し、安定した経済事業として、環境ツーリズムを主張していた。オメロの兄弟アマード・ゴメスは「彼らは、社会のために何かをしている人々、あらゆる活動家をやっつけて、奇妙なことが起きている。」と述べた。

 2008年、ユネスコにより世界遺産として分類された保護区で働いていたツアーガイド、ラウル・エルナンデス・ロメロは、鋭利なものによる頭の傷を受けた状態で死亡しているのを発見された。

 メキシコ、芸術家、活動家で母親のイザベル・カバニリャス・ド・ラ・トーレは頭に銃弾を受けて殺された。彼女の活動は女性たち、環境と移民を守っていた。

 2020年1月、Front Line Defendersが公表した報告書は、2019年、世界で304人の活動家が殺されたことを明らかにしている。コロンビアでは、106人の活動家が殺害され、人権、先住民、環境の抗議行動に対して、中南米を最も危険な地域にしている。殺された活動家のうち40人が先住民指導者であることが判明しており、他方、少なくとも53人の先住民活動家が脅迫された。2018年、環境活動家殺害で、この地域が統計で一位だった。

 農業と採掘産業の取り組みで、事業のために、開発されていない土地へと目が向く中、先住民の土地は、政府の標的のままだ。先週水曜、ブラジルのヤイル・ボルソナーロ大統領は、2019年の言説を進めて、先住民共同体を、彼らの土地のいわゆる開発に参加するのを許して、機会均等を与えるという口実で、先住民の土地を、採掘企業や農業やエネルギー企業が使えるようにすると言い出した。だが先住民共同体は、この法案を「大量虐殺」だと言っている。

 2019年9月、ブラジル先住民共同体の保護活動家が、コロンビアとペルーとのブラジル国境近くで、オートバイに乗っていて撃ち殺された。国立先住民保護財団FUNAIの前職員、環境保護部門の長、マクシエル・ペレイラ・ドス・サントスは、ブラジル政府の資本主義政策と直接対決していた。猟師や農民や木こりへの進入拒否を含む彼の活動は、ブラジルの未接触先住民共同体も保護していた。

 主流メディアでは、これら事件のわずかしか、ベルタ・カセレスやマカリナ・バルデスや、マリエル・フランコのような目立つ主要ニュースになるまい。だが中南米諸国政府が、主に、多国籍企業の野望や政府政策につながる暴力を見て見ぬ振りをするが、それぞれの被害者を記憶することは必要だ。最近、ブラジルの駐フランス大使ルイス・フェルナンド・セーラは、ブラジルのボルソナーロが大統領候補だった時に、彼が刺されたことより、マリエル・フランコ暗殺に注目したことでフランス議員に文句を言った。セーラ大使が省いているのは、ボルソナーロ刺傷事件での精神病とみなされた人物の行為と、先住民の土地における多国籍企業権益のために、圧制的な政策で、先住民共同体を壊滅して、アクセスを促進するのに懸命な政府の意図的行動との違いだ。

 国家とその機関と多国籍企業間の協力は、メキシコでも明白だった。ゴメスの死の調査の一部として、警官53人が殺人に関して尋問された。関与に関する情報は出ていないが、ゴメスが殺されたオカンポは、当局に賄賂を使って、自分たちの勢力を確保する凶暴な犯罪組織の活動で悪名が高い。

 事業を装って活動し、政府の権益に奉仕する、組織犯罪の増加で、活動家たちは、いかなる保護の装いもないまま、増大する危険に直面しているのだ。

 個々の寄稿者の意見は、必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

 ラモナ・ワディは独立研究者、フリージャーナリスト、書評者、ブログ作者。彼女はパレスチナやチリや中南米に関し、広範囲の主題を報じている。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/02/08/increasing-peril-for-latin-americas-activists-and-indigenous-leaders/

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 雑誌『世界』3月号 吉田敏浩氏の記事「砂川裁判最高裁判決」の呪縛は解けるか─日米安保体制を根本から問う国賠訴訟 によれば、第三回口頭弁論は二月一二日に開かれる。

 宗主国に対する余りにも違う姿勢の彼、本気だろうか? 一寸の虫にも五分の魂?

 孫崎氏の今日のメルマガ題名:

比は米軍に比国内で訓練実施を可能とする1999年成立の米比軍事協定破棄を行う意思があることを米側に通告。比外相等は議会で増大する中国の脅威の下、協定の存在は重要と指摘。比大統領の提起の原因は上院議員へのビザ発給停止への報復。どこまで真剣か不明

 対照的な、恥さらし。
 日刊ゲンダイDIGITAL記事

やっぱり? 安倍地元高級旅館の新年会中止に“第2の桜”疑惑

 スプートニクでは、

横浜港沖のクルーズ船に対する政府の対応を疑問視 「期待はずれ」=ザハロワ報道官

 日刊IWJガイド

「コロナで日産・トヨタ国内工場停止!! サプライチェーン寸断が日本直撃!! 全員感染可能性ある密閉クルーズ船は、なぜ『全員検疫』しない!?」2020.2.12 日号~No.2708号

2020年2月11日 (火)

アイオワ党員集会さえ信じられないアメリカが、一体どうして、ベネズエラ大統領を決める資格があるだろう?

ロバート・ブリッジ
2020年2月7日

 民主党アイオワ党員集会が単純な算数で失敗し、とどまる所を知らない大混乱に落ち込んだわずか一日後、ベネズエラのワシントンの手先フアン・グアイドは、トランプの一般教書演説で、ベネズエラの正当な代表として、大いにもてはやされた。この二つの出来事は、思い上がりと横柄に酔って、自己全滅寸前でぐらつく殺人帝国の徴候だ。

 将来の歴史家が、ピエロ国の厄介な検死を行う際には、大衆民主主義における偉大な実験が、逃れられない死の連鎖に入った瞬間として、2020年2月第1週をあげるだろう。この内部崩壊は、実際、壮大な崩壊の前には、非常に良く有るのだが、最高司令官ドナルド・J・トランプが一般教書演説の間中、景気が良いと強調したので、おそらく多くの人々を当惑させるだろう。

酔った情報工学専攻の大学生でさえ、もっとうまく設計できたはずの品質不良アプリケーションを、これだけ儲かる予備選挙契約をどうして得られたかわからない。だが、これは調査するべきだ。

- ユージーン・グー MD、(@eugenegu) 2020年2月4日

 だが焼けるようなアメリカ経済の表面のすぐ下では、それ以上の発言を必要としないほど法外な、一般教書演説でのナンシー・ペロシの錯乱した行動が象徴する政治的熱情の泡立つ火山湖が横たわっており、最終的には、ふたを吹き飛ばして、その危険な軌跡で、現代のポンペイのように、アメリカを凍結乾燥するだろう。

 差し迫る大惨事が予言された週、支配体制は、二つのつまずきを経験した。一つは、沼殺し、ドナルド・トランプを追い払い損ねたこと、もう一つは、透明な、昔ながらの方法で、アイオワ党員集会の勝者を名指し損ねたこと。この連続する出来事は「闇の国家」が同時に二つの大敗北を受け入れるはずがないので、つながっている。それで連中は、民主党にとって、ドナルド・トランプより潜在的に一層危険な民主的社会主義者、バーニー・サンダースを阻止することを強いられた。

 ここでアメリカの民主主義の仮面が剥がれ落ち、獣の本質が明らかになったのだ。アイオワ党員集会の結果は、生放送で集計されている中、ピート・ブティジェッジ市長は初期のリードを享受していた。だが最終的に、群れに差をつける前に、民主社会主義者のバーニー・サンダースが差を埋め始めた。まさに、その瞬間に、欠陥とされるアプリケーションのため、結果が消えたのだ。どんな結果も示される前に、小さな町の市長は、選挙で勝ったと自慢していたが、翌日まで、ブティジェッジが僅差で勝ったと宣言されなかった。多くの観察者には、民主党は空中に政治的変化の風を感じ、ゲームの最中に、ボールを取って、自陣を急襲したように見えた。聞いたような話ではないか?

 現時点では、結果を報じる新しいアプリケーションが壊れたという話を信じるか、記事、サンダースが勝利を目指して進んでいるのが明白になった時、汚い民主党員がゲームを不正に操作したと主張して「陰謀論者」になることが可能だ。2016年、ウィキリークスが約20,000通の民主党全国委員会電子メール公表で示したように、以前、民主党はサンダースに対して共謀したことがあるので、後者の理論を裏付ける多くの理由がある。

アプリケーションの「失敗」:デモイン80選挙区:

バーニー・グループには101人いた
ピート・グループは66人いた

中略

これが民主主義??? 🤔#IACaucus pic.twitter.com/ZeekGiL6yM

- andthenwhat? (@NWcarol28)2020年2月5日

 このアプリケーションの背後には、愉快にもシャドウ社という名の、実にやましい出自の企業がある。第一に、シャドウ社の、考え方次第なのだが、想像もできない不適格、あるいは、専門技術のおかげで、確実に政治的に恩恵を受けたブティジェッジは、アイオワ党員集会に先行して、この企業に何万ドルも支払っていたのだ。第二に、シャドウ社幹部の多くが、ヒラリー・クリントン選挙運動で以前働いていた事実は、あの選挙運動の「フェアプレー」への悪名高い誓約を考えれば、些細な追加情報どころではあるまい。第三に、シャドウ社のアプリケーションを「調べる」国土安全保障省の取り組みは、アイオワ民主党に直ぐさま拒否された。アメリカ選挙への「ロシアの干渉」を巡るこれまで数年にわたる話を考えれば、国土安全保障省に新技術をちらり見せることこそ賢明だと思われないだろうか? 結局、おそらくアイオワ州人は、「何の中身もない」ロシア騒ぎを、多くの他の民主党員のようには、決して本当に信じていなかったのだ。

 最後に、大きな不気味要因の締めくくり、大惨事の世界マスター本人、他ならぬジョージ・ソロスが、このあやしい企業の最大株主だった。ソロスが、投資に何らかの見返りを望んでいると考えれば、一体誰が、彼の狂ったグローバルな夢を実現させるのに最善だろう? 「ヨハネの黙示録の四人の女性騎士」として良く知られている急進的な左翼革新主義者軍団と一緒の筋金入りの社会主義バーニー・サンダース、それともインディアナ州、サウスベンドの従順な市長? だが、ブティジェッジは、どんな討論ででも、トランプに食い物にされる可能性が高く、間もなく、このメディア王が、ゲームのルールを変えさせることができので、バーニー・サンダースや、エリザベス・ウォーレン、ジョー・バイデン、ピート・ブティジェッジ、エイミー・クロブチャーや、アンドリュー・ヤンやトム・ステイヤーと、間もなくCNN討論の舞台に登場する億万長者マイケル・ブルームバーグが参加する撮るかに複雑なゲームで、アイオワでのブティジェッジの「勝利」は、ただの歩の動きに過ぎなかったのだ。

 一方、クロブチャーや、ヤンや、ステイヤーより世論調査で支持率が高いイラク戦争退役軍人トゥルシー・ギャバードは、ニューハンプシャー予備選挙に進むための討論会に招かれさえしていない。

昨夜のアイオワ党員集会の結果報告遅れと、それが候補者や、彼らの選挙運動や、民主党党員集会参加者の皆様に不安を与えたことを心から遺憾に思います。
- Shadow, Inc.(@ShadowIncHQ) 2020年2月4日

 国境の南で、ベネズエラの人々は、現実に展開しているこの民主政治のアメリカのお手本を大いに楽しんでいるに違いない。2018年、ニコラス・マドゥロが67パーセントの票で再選勝利した2018年のベネズエラ大統領選挙を、アメリカは「いかさま」だと宣言した。アメリカはそれから更に、それまで政治的に無名だったフアン・グアイドが、ベネズエラ大統領だと認めたのだ。

 この社会主義国が世界中で最も透明な選挙技術を持っていることが分かって、ベネズエラ選挙に干渉するアメリカの横柄さが一層目立つことになった。

 「投票者は、投票して、確認するのに、タッチ方式の電子パッドを使う」とエウゲニオ・マルティネスがフォーブスに書いた。「確認した後、電子投票は暗号化され、ランダムに機械のメモリーに格納される。投票者は印刷されたレシートで自身の投票を確認し、それを物理的投票箱の中に入れるのだ。」

 言い換えれば、ベネズエラ選挙で不正行為をするのは不可能でないにせよ、極めて困難なのだ。アメリカ人は、マクドナルドでビッグマックを、あるいはスターバックスでコーヒーを買う時は、かならずレシートを受けとるのに、ますますいかがわしくなる選挙では、票を投じたことに対する「領収書」を全く受け取れないのだ。だから、アイオワ州での大失敗の一日後、一般教書演説で、グアイドが民主政治の看板役として登場する滑稽なタイミングは、ペロシのかんしゃくより、本当に遥かに意義深い見せ物だった。

 ロバート・ブリッジは、アメリカ人作家・ジャーナリスト。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/02/07/how-can-america-play-kingmaker-in-venezuela-when-it-cant-be-trusted-to-conduct-a-caucus-in-iowa/

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 サンダース、アイオワ党員集会の再確認要求をしたようだ。バイデン、さすがに、ウクライナ・スキャンダルが打撃になっているのだろうか。

カーク・ダグラスの死を偽善的に悼む左翼風新マッカーシー魔女狩り運動

マシュー・エレット
2020年2月9日
Strategic Culture Foundation

 2月5日に、ハリウッド映画の伝説的人物カーク・ダグラスが103歳で亡くなると、左翼風主流放送局が胸が悪くなるような偽善を見せた。CNNが2月6日に報道したように、これらマスコミは「1950年代後期に、ハリウッドのブラックリストを無くすのを支援するため、人を引きつける彼のスターとしての力と影響力を駆使した」と彼の人生に対する無数の賛辞や追悼を書いた。多くのハリウッド有名人や、MSNBC、NYタイムズ、ワシントンポストが類似の称賛で、この言説に続いた。

 これで胸がひどく悪くなるのは、この追悼がウソだからではなく、まさにこのMSM /ハリウッド連中が、カーク・ダグラスと、彼の親密な協力者たちが、人生で勇敢に戦った、ファシスト・マッカーシー運動機構の継承者だからだ。

 ハリウッドと現在のCIA

 ここ数十年、少数の例外を除き、ハリウッドは(主流メディアの多くと全く同様)CIAや、より広範に、軍産複合体の支店になっている。CNNのようなエセ通信社が、ボーッとしたアメリカ知識人に、エセ事実を紡ぎだす一方、ハリウッドは、話を語る重要な催眠術の威力を通して、被害者の心や想像力に影響を与え、そうしたニセの種が育つ肥沃土を用意するのだ。トム・クランシーの『エージェント:ライアン』、スピルバーグの『ブリッジ・オブ・スパイ』や、『レッド・スパロー』や『Bitter Harvest』は、ロシアを極悪非道な悪党として描き、CIAを勇ましく愛国的な高みに引き上げる最も人気が高いプロパガンダ映画の一部に過ぎない。

 アメリカ内の中国人学者に対する攻撃に至った、蘇った冷戦の脅威や、現役米国大統領対するクーデター未遂のさ中、オバマ政権がハリウッド幹部に「ロシア言説に反撃する」映画を推進するよう要求していたことが、不法侵入で得られ、ウィキリークスが公表したソニー・ピクチャー電子メールが動かぬ証拠を提供となり、全てが明らかにされた。

 ハリウッドが、大きな悪の勢力を演じることができるのと全く同様、カーク・ダグラスと協力者たちの小さなネットワークが、大きな善の勢力を、簡単に演じることができるのを示したのだ。これは正直と勇気の精神を示す映画は、知性の門番を回避して、特定状況下では、より良い愛国者、世界市民たり得る聴衆の内面的本質を撃つことができるのだ。

 そこで「このような冷戦ピークの世界史の暗い時期、カーク・ダグラスと彼の協力者の小さいながらも影響力を持った人々のネットワークが、一体なぜそれほど重要だったのか?」という重要な疑問がおきる。

 ブラックリストを終わらせる:ダグラスとトラン

 CNN追悼からの上記引用は、ハリウッドのブラックリストを終わらせるダグラスの取り組みをあげている。知らない方々のために言っておくと、ブラックリストというのは、ハリウッドの「不可触民」に与えられた名前だった。ジョセフ・マッカーシー上院議員とJ・エドガー・フーバーFBI長官の独裁的な指導の下で行われる、下院のファシスト非米活動聴聞会に協力するのを勇敢に拒否した作家や監督やプロデューサーたちだ。聴聞が終わるまでに、何百人もの人生が破壊され、アメリカ合衆国憲法を擁護したかどで実刑判決を受けただけでなく、釈放後も、何年にもわたり、雇用不能にされた、偉大なドルトン・トランボを先頭に、10人の主要メンバー、ハリウッド・テンが見せしめにされた。それだけでなく、彼らを雇用しているのが見つかった人々は誰であれ、類似の罰で脅された。

 厳しい現実にもかかわらず、1950年代、トランボはクレジットを入れず、二本、アカデミー賞を獲得し(『ローマの休日』と『黒い牡牛』)彼らの多くが偽名で働き続けた。

 この暗い期間中、勇敢な映画製作者たちは、トランボを中心に構成された、カーク・ダグラス、デイビッド・ミラー、ジョン・フランケンハイマー、スタンレー・クレイマー、バート・ランカスターや、プロデューサーのエドワード・ルイスのネットワークは、20年間、非常に親密に働いた。彼らが制作した作品は、新たに形成された「闇の国家」の土台を揺さ振る話題であるだけでなく、その自己満足が、国外での新しいパックス・アメリカーナ支配と、国内での、人種差別警察国家の形成を可能にしたアメリカ人の道義的感受性を目覚めさせようと努力していた。

 カーク・ダグラスは反戦名画『突撃』(1957)と『スパルタカス』(1960)を制作したブリナ・プロダクションズという彼自身の映画会社を設立し、これに素早く対応した。

 『突撃』は、第一次世界大戦中に、自爆作戦に従うのを拒否した数人のフランス兵士の不当な処刑の実話で、非合理的な戦争と、恣意的な政治的権力が手に負えなくなることに反対する強い声明になっていた。

 紀元前72年を舞台にした『スパルタカス』は、ローマに対し、2年間、自由の闘いを率いたトラキア奴隷の実話で、直接、アメリカの公民権運動、より広範には、反帝国主義の戦い語っていた。

 『スパルタカス』に、ブラックリストを終わらせる戦略上の潜在力があったのは、それがアメリカ最高の不可触民「共産主義支持者」ドルトン・トランボに書かれた事実にあった。トランボの実名を使うカーク・ダグラスのぎりぎり最後の決断は、大半の人々が理解しているより遥かに危険なもので、後年、ダグラスはこの時期について語っている。

「選択は難しかった。結果は苦痛を伴い、まさに本物だった。ブラックリスト時代、誰も雇ってくれないので、亡命した友人や、絶望で自殺した俳優がいた。『スパルタカス』に、ブラックリストに載せられた脚本家、友人ドルトン・トランボを起用すれば、私は「共産党支持者」というレッテルを貼られ、俳優としての私の人生は終わると脅された。人は信条を守るため立ち上がらなければならない時がある。不正に対して反対意見を述べるため、公的な影響力を使う同僚の俳優たちを私は誇りに思う。98歳で、私は歴史から一つの教訓を学んだ。歴史は、しばしば繰り返すのだ。私はトランボ、素晴らしい映画が、我々全員に、ブラックリスト時代は、アメリカの酷い時期だったのを想起させるよう願うが、我々がそれから学んで、決して再び起きないようにしなくてはならない。」

 新たに選出されたジョン・ケネディ大統領と弟のロバートが、映画を見るために反共産主義のピケラインを最初に越えて、更に、はっきりと映画を支持した時、ブラックリストの基盤は破壊され、15年間の恐怖の体系は轟音とともに崩壊した。

 ケネディ暗殺とトランボの復讐

 1963年のケネディの死は、アメリカを絶望、薬と狂気のらせんに陥れた。フランケンハイマーの『影なき狙撃者』(1962)や『5月の7日間』のような映画(1964)が、闇の国家によるアメリカ乗っ取りに光をあてようと試みたが遅すぎた。1960年代、ダグラス、エド・ルイス、トランボやフランケンハイマーは、『脱獄』『非情の町』『フィクサー』『ガン・ファイター』『セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身』『大列車作戦』『悪魔の弟子』『ジョニーは戦場へ行った』『ホースメン』などの映画で、しっかり協力し続けた。悲しいことに、文化的退廃はあまりにも深く根付いていて、1957-1964年という時期の密度が濃い創造的抵抗の芸術性に比肩するものは皆無だった。

 だが、一本のほとんど無名の映画は大いに傑出しているのに、ほとんど何も知られていないので、今、これに言及しなければならない。

 ケネディ暗殺10年後、トランボ、エドワード・ルイス、デイビッド・ミラー、マーク・レインとゲイリー・ホロウィッツは「トランボ最後の戦い」とも呼べる映画を制作した。この映画は『ダラスの熱い日』(1973)と呼ばれ、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺陰謀の主要なまとめ役として、カーク・ダグラス長年の協力者バート・ランカスターが主演した。以前ダグラスと『スパルタカス』を制作したエドワード・ルイスは、(ピッグズ湾攻撃の大失敗後に解雇された元CIA職員)プロ傭兵チームを三つ使い、ジョン・ケネディ暗殺を手配する寡頭体制支配者の陰謀団の話を語るこの映画の先頭に立った。信じられないほど良く調査された筋書きは、虚構を説得力ある事実で満たしており、ケネディ家と親しく、ニューヨーク州法律顧問で、公民権運動家(人種差別に対して戦うフリーダム・ライダーとして逮捕された唯一の議員)マーク・レインの著書に基づいていた。

 ジェームズ・ファリントン(ランカスター)と(ロバート・ライアンが演じる)徒党の指導者ロバート・フォスターの説得力ある対話の中で、ケネディ暗殺が必要な本当の理由、世界的人口減少が身も凍るような詳細で語られて、戦いが始まる。

 ここでフォスターは、ファリントンに、こう言う。

「ジェームズ、本物の問題はこれだ。20年で、この惑星の人口は70億人になるだろう。連中の大半は、茶色か、黄色か、黒人だ。彼ら全員飢えている。彼ら全員が愛すると決めている。彼らは、その温床から、ヨーロッパと北米に押し寄せるだろう。だから、ベトナムだ。そこで我々が徹底的に取り組むことで、我々が今後何十年も南アジアを支配できるようになる。適切な計画で、世紀の終わりまでに人口を5億5000万人に減らすことができる。私はデータを見て、知っているんだ。」

 ジェームズ:「我々は、まるで「最後の審判」台帳を読み上げる神々のようだな?」

 フォスター:「ああ、誰かがそれをしなければならない。この影響を受けた国々が良くなるだけではない。そこで開発されたテクニックは超過人口を減らすのに使える。黒人、プエルトリコ人、メキシコ系アメリカ人、困窮しがちな白人」。

 この映画は、大半のアメリカ映画館から排除されているが、いまだに、単独武装犯という言説に対する、最も直接的な、実に身も凍るような反論の一つで、私が古い記事「実現すべきだったJFKの未来構想を忘れない」で述べたように、ケネディ暗殺の根底にある楽天的な理念への恐れ、根深い新マルサス学派の狙いを、この制作者が知っていることを示す唯一の映画なのだ。

 現代世界で、巨大な政治力を持ったひと握りの集団が神の役を演じようとしている中、JFK暗殺を監督した連中の前任者が渇望していたのと全く同様、戦争と病気は、人類の自然状態ではなく、人口増加を抑制する手段なのだ。

 ダグラスの逝去を悼んでいる、そのマスコミとハリウッドこそ、人類に、寡頭政治の戦争、病気と飢えの世界的大流行を永久に終わらせる最後で最良の機会を提供するロシアと中国間の協調関係の確立や、月や火星に人間の永住植民地を建設する宇宙計画復活で、JFKの遺産が再生するのを、ひどく恐れているマルサス学派遺産の犯罪者だということを肝に銘じる価値がある。

 マシュー・J.L・エレットはジャーナリスト、講師、Canadian Patriot Review創設者。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/02/09/leftist-neo-mccarthyite-witchhunters-hypocritically-mourn-the-death-of-kirk-douglas/

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 宗主国との安保体制が、属国化の根源だが、雑誌『世界』3月号にある吉田敏浩氏の記事、「砂川裁判最高裁判決」の呪縛は解けるか─日米安保体制を根本から問う国賠訴訟 によれば、第三回口頭弁論は、二月一二日。

2020年2月10日 (月)

オマーンの老国王は崩御したが、新国王が連続性を保証するだろう

2020年2月6日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 オマーンのカブース・ビン・サイード国王が79歳で崩御した。彼は湾岸で最も長く勤めた君主だった。24時間以内に、彼の遺言の封筒が開けられ、新国王が発表され、王族評議会の前で宣誓した。

 彼の名はハイサム・ビン・タリク・アル・サイードで、彼は前国王のいとこで、オマーン国の遺産・文化大臣だ。

 それが、東京でマスコミに報じられる前に、私は友人の国際連合教育科学文化機関ユネスコのアラブ地域責任者で、レバノンとシリア特使のハメド・アルハマミ博士からこのニュースを聞いた。我々は、私の「レバノン時代」から、お互い良く知っているのだが、今回彼は、日本政府とより親密な協力関係を深め、イエメンとシリアに対する支援に署名するために、わずか数日間、来日していたのだ。

 オーマン人のアルハマミ博士は新国王の良い友人だ。

 我々は、東京の北にある古い世界遺産、日光に向けて一緒に出発するところだったが、その時私は彼の目に涙が浮かんでいるのに気が付いたのだ。彼が説明してくれた。

「国王は何年も不治の病を患った後、オマーンで崩御しました。彼は国で最も重要な人でした。彼はオマーンの全てを変えました。私が子供だった頃、我々は一足のくつを買う余裕さえありませんでした。今オマーン国民は無料教育と医療を享受し、20歳の男女は、国から600平方メートルの土地をもらう権利を持っています。」

 少なくとも理論上、サウジアラビアやバーレーンほど裕福ではないオマーン訪問中に、私は両国でのような窮状は目にしなかった。オマーンは、ひどく分裂したイエメンの両地域と同様、シーア派のシリアとイランの友人に対しても寛大な国だ。オマーンは全てのアラブ諸国に敬意を払われ、近隣諸国と紛争がない「独特な」異なった湾岸国家だ。

 欧米とその湾岸同盟諸国が仕掛けたシリアでの苦い戦争中ずっと、オマーンは、ダマスカスにおいて外交代表を維持していた。オマーンは定期便をイエメンに飛ばして、負傷者や病人をマスカットに連れて来て、彼らが、もちろん無料で、最良の医療施設で治療するようにしていた。ホワイトハウスが地域で軍事衝突をあおる中、マスカットとテヘラン間の関係は今も良い。

* **

 オマーンは、北京と東京いずれとも、非常に良い関係を維持している。

 アルハマミ博士は、アラブ地域ユネスコと日本間の協力を強化するため、特にシリアとイエメン両方で教育部門を支援するために来日した。

 彼の日本訪問中、たまたまオマーン国王が崩御し、新国王が権力を継承したのだ。

 列車での旅の間に、ハメドは私に詳細に説明してくれた。

「前国王は、国民に焦点を当てて、国を貧困から引き上げ、教養を身につけた健康な国民と共に国を近代化して、発展させました。教育は最高レベルまで全て無料で、学生は最高300米ドルまでの毎月の奨学金さえ受けます。」

 医療保険制度も無料です。一次医療に注力するセンターがあり、より複雑な病気の場合、患者は他の病院に紹介されます。」

 ハメド・アルハマミ博士は、かつてオマーンの教育部門で働いていた。

「前国王は、教育には特に陣頭指揮を執られました。私が文科省教育課程局長だった頃は、教科書についての彼の意見がかかれた手書きメモを良く受けとったものです。」

 まるでアラブ風社会主義のようではないか? おそらく、そうだろうが、それが実際そうであっても、中東では、そうは呼ばれないのだが。

 古い美しい普通列車が山を登り、ユネスコで保護されている世界文化・環境遺産の日光に向かう中、ハメドは前国王の偉大な業績を列記するのをやめられるなかった。

「貧しい学生にとって、状況は劇的に改善しました。彼らは政府資金で私立大学に入学でき、政府奨学金の受給資格もあります。」

* **

 そして今? カブース国王には子供がいなかった。それで、高齢の君主が亡くなる前に、ハイサム・ビン・タリク・アル・サイードが精選されていたのだ。

 オマーンとその支配者は、特に最近、文化に取りつかれていた。現地のもの、アラブのもの、外国のもの。マスカットの新しい豪華なオペラ劇場と新しい優雅な博物館は、その明白な証拠だ。ハイサム・ビン・タリクという選択は、それゆえ論理的だった。

 地域の不穏な海の中での文化と調和。中東は燃えているが、オマーンは少なくとも今のところ穏やかなように思われる。

 私は、今、近い将来、何が起きると予想しているかハメドに尋ねた。

 さほどのためらいもなしに彼は答えた。

「対外的には、前国王は、非干渉対外政策を行いました。オマーンはこの地域の他のあらゆる国々との良い関係を維持しています。彼は、パレスチナ、イエメンとシリアに細心の注意を払い、物質的支援と政策的助言の両方を国や民族に提供しました。私はオマーンは、しっかり前国王が設定した道筋を進むと期待しています。」

 そして、何かユネスコの精神に近いものを。

「新国王は元遺産・文化大臣で、文化修復の仕事のためシリアとの協力に署名するのに尽力しました。」

 湾岸でおそらく最も安定した国オマーンは半世紀間支配した尊敬された国王を失った。だがオマーンは、もう一人の賢明な君主を得た。称賛に値する連続性が静かに保証されたように思われる。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/02/06/in-oman-the-old-monarch-passed-away-but-the-new-one-will-guarantee-continuity/

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 一般教書演説に、とんでもない目玉ゲスト。本当に大本営広報部の洗脳痴呆番組顔負け。正気の世界と思えない。

まるでバラエティ番組…トランプが一般教書演説で発揮した「演出力」

 植草一秀の『知られざる真実』

危機管理能力欠如を露呈する安倍内閣

2020年2月 9日 (日)

シリア、イドリブでのロシア・トルコこう着状態 - エルドアン最後の抵抗?

2020年2月6日
The Sakerブログへのガッサーン・カディによる寄稿

 シリア軍が国際的な友人や同盟者、特にロシアの支援で、多くの勝利を得て、シリア大都市の大部分をテロ集団支配から解放できたが、戦いは決して終わっていない。

 アメリカが支配する北東の状況に対処する前に、イドリブと、その周辺を含む西部地域を完全に、正統な政府支配下にもどさなければならない。

 実際、政治的に言って、今の状況は、おそらく「対シリア戦争」が始まった9年前より対処するのは複雑だ。ほぼ正確に9年前、シリアの敵が、共同攻撃を開始する取り組みで団結した。シリアに対する憎悪だけで団結し、彼らは多様な狙いを持っていたが、彼らはお互いの強さを十分に利用するため取り組みで団結した。サウジアラビア率いるイスラム主義ワッハーブ派は、トルコに率いられ、カタールに資金供給されたムスリム同胞団に加わり、彼ら全員、アサド大統領を辞任させ、合法的な非宗教的なシリア政府を、宗派的で、欧米ロードマップの狙いに対して、より柔軟なものに置き換える目的で、NATOやイスラエルや、他の敵討ち集団中のレバノンの極右民兵と手を結んだ。

 彼らは失敗した。

 共同の目的を達成する上で、彼らは失敗し、元シリア軍士官ザフラン・アローシュに率いられるジェイシー・アル=イスラムのような、彼らが作った軍の一部は消滅した。2015年12月に、アローシュは、シリア軍攻撃で死んだが、犠牲者の中には、同様に第一線から退かされ、職を失った共謀者がいた。最も目立つのは、おそらくシリアに対する攻撃構築者の最大の一人だったバンダル・ビン・スルターンだ。

 2013年半ばに、シリア軍がクサイルの戦いで、圧倒的勝利をした後、潮はシリアに有利に変わり始めた。これは、テロリストが、ダマスカス州を彼らの北部補給路と接続するのを基本的にできなくした決定的な戦いだった。振り返ってみれば、この勝利なしで、シリアが、ロシアから多くの支持を獲得するのが可能だったかどうかは議論の余地があるだろう。シリアは、このような部隊を獲得にするには、闘志や決意や国への敬意を示さなければならなかった。結局、ロシアは、伝統的に、あらゆる困難にもかかわらず、威厳を持って立ち上がる人々を高く評価し、尊重するだけでなく、地政学の場で、欧米ブロックによって、何10年も脇に追いやられていた後、どんな冒険的企てであれ着手する前に、あらゆるロシアのグローバルな動きも、完全に徹底的に評価しなければならなかった。

 それゆえ、ロシア自身とプーチン大統領にとって、特に、シリアにおけるロシア軍駐留が非常に高い成功の可能性があるのを確認することが重要だった。

 ロシアの行動前に、シリアの敵の分裂は、空でも、シリアの地上でも、形態を現し始めた。サウジアラビアにとって、最初で最大の失望は、2013年9月に、バンダル殿下が、グータでの化学兵器攻撃とされるものを画策した後、ダマスカスを跡形もなくするのを、アメリカが拒否したことだった。それはクサイルの戦いと、チェチェン共和国で、イスラム至上主義者を解き放つと脅迫して、プーチンを恐喝するのに失敗した後の、バンダルの最後の息だった。

 その時以降「対シリア戦争」でのサウジアラビアの役割は衰退し、アローシュ終焉で終わった。だが2017年に、カタールとサウジアラビア間の緊張が出現した際、カタールは、同盟国トルコに「代弁」された。

 エルドアンは、以前は、ダマスカスのウマヤド・モスクで、勝ち誇って祈ると固く決めていた。だが彼の旧陣営が味わった、あらゆる挫折にもかかわらず、彼は二度目のチャンス、残念賞を獲得する決意が強いのだ。

 2015年11月、トルコがロシアのSu-24を撃墜した後、トルコとロシア間関係はどん底に落ちた。だが現実主義者エルドアンは、まもなくプーチンに謝り、イドリブでの行き詰まり状況に、どのように対処するべきかについて、最終的に協議に達した。

 だが、エルドアンは、ソチ合意として知られるようになったものへの誓約を真面目に守っていない。https://thedefensepost.com/2019/10/22/russia-turkey-syria-mou/

 本格的なNATO加盟国、ロシアの親密な友人、EU加盟を望んでいる国の代表、オスマン帝国再建を望むイスラム教徒、クルド問題に対処可能な民族主義者という複数の役をエルドアンは挑戦的に演じている。彼が見ようとしないのは、そうした異様な行動で、同情的なイスラム教の支援者の人気を得られるが、国際舞台では、益々嘲笑されていることだ。

 彼の見えすいた矛盾は、唖然とするほどに思えるが、できる限り強くサルタンになろうとしている現実主義者エルドアンは、イスラム至上主義と愛国心に固執しており、彼自身に究極の目的を実現するため、悪魔の曲に合わせて踊るのを許すイスラム法に基づく宣告ファトワを見つけたかのように振る舞っている。

 とりわけ、プーチンに対して、エルドアンは自身、アメリカとの連合を再考していて、ロシアのS-400防空ミサイル・システム購入を望んでいるロシアの友人として描写している。アメリカに対しては、彼はNATO同盟国で、アメリカの最新最先端F-35戦闘機購入を望んでいるアメリカ同盟者のままだ。一方で、彼はイスラエルに対し、言葉では攻撃するが、イスラエルとは強い外交的な結びつきを維持することに決めている。彼はパレスチナの大義への支持を誓うが、彼の言葉を行動に移す証拠は示さない。

 エルドアンが、いかなる認識や敬意に本当に値するとすれば、それは彼が、意図的、体系的に、自分の進路に植えつけた、あらゆる矛盾の間を曲がりくねって進み、生き残る能力にある。

 彼は;少なくともシリアでは、選択肢を使い果たした可能性があるが、だからといって、彼が数日の間に、お互いの一層矛盾する声明をするのを阻止するわけではない。2020年1月終わり、ロシアに支援されるシリア軍のイドリブ攻撃に対して、彼は、シリアで新しい攻撃をすると脅した。https://sputniknews.com/middleeast/202001311078189883-erdogan-threatens-new-offensive-in-syria—report/ 数日後、彼は方向転換して、イドリブの状況が、ロシアと彼の関係を悪くするようにはしないと宣言した。https://sputniknews.com/middleeast/202002041078225599-turkey-will-not-escalate-tensions-with-russia-over-syrias-idlib—erdogan/?fbclid=IwAR1X6tQuRrWsX5iQ3kJCJaxFoR11cnfJpj–VlYhuUu9ZXLK6OQal0kiHaw だが、たった四日間しか離れていない二つの声明の間に、シリア軍はトルコ陣地を砲撃し、6人のトルコ兵士を殺害し、約10人を負傷させたとされている。誰でも予想するように、このような前例がない事件で、エルドアンが憤激するはずなのだが、パレスチナのベテラン・ジャーナリスト、アブドゥル・バリ・アトワンによれば、今回は、そうはならないという。

 翻訳に値する論文で、ロシアとシリアはイドリブで行動することに決め、彼らは、もはや、エルドアンが約束と合意を守るのを期待していないのだという。

 アトワン記事の題名は「シリアのサラコブで、トルコ部隊を砲撃して、6人のトルコ兵士を殺害したのは何を意味するか?ロシアのエルドアンへのメッセージは何か?ロシアとトルコはソチ合意を破棄したのか?イドリブでの骨をも粉砕する戦いで、一体誰が勝利者になるのだろう?」だ。

https://www.raialyoum.com/index.php/ماذا-يعني-القصف-السوري-لقوات-تركية-في-س/

 アトワンの分析によれば、シリアによるトルコ隊列砲撃は、ソチ合意をエルドアンが遵守していないことに対するロシア-シリア両国の堪忍袋の緒が切れたことを示している。アトワンは、トルコ内の世論調査が、エルドアンのシリアでのエスカレーションも、部隊のリビア派兵も支援されていないことを示していると論じている。

 今回、アトワンはエルドアンのウソと矛盾の言説の終わりを見たのだろうか? 個人的に、私は彼がそうであるよう希望する。私は以前の分析で、何度か、エルドアンが最後の、有害な間違いしたと予想したのを認めなければならない。どういうわけか彼は、いつも落ちた穴を抜け出して、前進し続けるのに成功している。

 彼は最後の致命的な間違いをしたのだろうか、それとも彼は折れて、シリアのしたいようにさせようとしているのだろうか?

 時間がたてば分かるだろう。

記事原文のurl:https://thesaker.is/the-syrian-russian-turksih-idlib-stand-0ff-erdogans-last-stand/

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 クルーズ船での感染拡大、止まるようには見えない。

日刊IWJガイド「新型肺炎疑い初の日本人死者! 日本企業の中国工場再開再延期!! サプライチェーン寸断!? 日本は第2の『感染ハブ』!? 五輪開催危ぶまれる!?」2020.2.9日号~No.2705号

 

2020年2月 8日 (土)

主要な抑圧機構は完全にむき出し

2020年2月2日
ケイトリン・ジョンストーン
CaitlinJohnstone.com

 政府の秘密と、内部告発者や情報漏洩者や漏洩情報出版者の重要性について、私は多くの記事を書いている。それには当然の理由がある。公に対する説明責任から、自分たちの悪行を隠すことができる政府は、できることなら何でもするからだ。政府の振る舞いが一体何かさえ知らされなければ、政府が、望んでいる形で振る舞うのを保証するために、国民は民主主義を活用できない。

 そうしたものは、陰謀論者連中や反体制政治諸派の多くの注目を惹きつけている。多くの目が、政府の不透明な隠れ蓑と、その背後で起きていることに光をあてようとする勇敢な人々に対する迫害を注視している。十分とは言えなくとも、かなり多くの目が。

 我々にとって大いに不利益なことに、我々に対する圧政と搾取の主要な操作が、我々の目の前で起きている事実には、ごくわずかの人しか注目しない。

 買収された政治家による際限のない言説、体制が所有している報道機関と、何が世界中で起きているかについての主要言説を支配する操られたソーシャル・メディアが、政府の秘密隠蔽よりも、我々の社会の病気に遥かに貢献している。我々は経験からこれを知っている。内部告発者がNSA監視や、巻き添え補殺人などの、強力な政府の悪行について秘密情報を暴露する時は、いつも、公に対する説明責任も、このような不正再発を阻止する全面的組織的変更要求も見ることはなく、政治/メディア支配層の言説支配しかない。

 暴露された情報から注意を逸らせ、情報を明らかにした人物が、法律を破ったり、振る舞いが、どこか行儀が悪かったりするのに注意をむけるために言説支配が使われる。暴露は実は大したことではないやら、基本的に、既に周知の知識だったやらと思わせるために使われる。その日の次のホットな話題や、マスコミ・ニュースが紡ぎだす白色雑音の忘却の彼方に衆目をそらすために使われる。何も変化しない。

 我々は再び、それが何度も何度も繰り返し起きているのを目にしている。言説支配装置は実に効果的、効率的になり、2018年に、アメリカやイギリスやフランスが、全くウソの理由でシリアに爆弾投下したのはほぼ確実だという最近の暴露も完全に無視することが可能なほどだ。ベリングキャットのわずかな、でたらめな歪曲や、マスコミの完全な報道管制によって、まるで一度も起きたことがないかのようだ。

 これが我々に物語っているのは、我々にとって何より重要な問題は、政府の秘密のカーテンの背後で陰謀が起きているという事ではなく、人々の考え方や行動や投票が、公然と積極的に操作されていることだ。政府の秘密は、確かに、支配体制による言説支配の一つの側面だが、大衆の情報入手を支配するのも、もう一つの側面だ。その最大部分は、情報に対する大衆の考え方の支配だ。

 無数の方法で、支配階級に搾取され、圧迫されながらも、圧倒的に多い庶民の数の力を、本当の変化を強制するために、人々が決して使わない理由は、現状を、望ましい(か少なくとも普通だ)と思うよう洗脳されているためだ。政治/メディア支配層のプロパガンダは、そのための支配層の防衛最前線だ。最も強力で不可欠な武器だ。

 我々は、ただ受動的に、別のマニングやスノーデンやイアン・ヘンダーソンが、我々が圧政装置と戦うのに使える情報を与えてくれるのを待ってるだけではないのを意味するのだから、あらゆる党派の反体制派が、これを理解することが重要だ。これらの人々は素晴らしい貢献をしてくれたが、我々の世界で何が本当に起きているのかということに人々の注意を惹きつける戦いは、決して情報漏えい者や内部告発者だけに限られない。政府の秘密には翻弄されないのだ。

 もし読者が何らかのメディアに従事しているのなら、大衆を眠らせ、自己満足状態に保つ言説のマトリックスに関与しているのだ。読者が、ツイッター・アカウント、ユーチューブ・アカウントや、多少のビラやスプレーペンキ缶を持っているかどうかは重要ではない。読者が、なんらかのメッセージを発信できるなら、直接、読者を圧迫する機構に影響を与えることができる。読者は、人々に、だまされていることを知らせることができ、なぜかを、説明することができ、彼らを、より多くの情報を見つけられるところに向かわせることができる。

 これは大いに力を与えてくれる。あらゆる保安検査やとスピン・ドクターを通り抜けて、非常に衝撃的なニュース記事が本当の社会の目覚めを引き起こすのを願って無為に待つ必要はない。読者自身が情報であり得るのだ。読者が目覚めの触媒になることができるのだ。

 この船の進路を変える鍵は政府の不透明なベールの背後のどこかに隠されているわけではない。それはあなたの中にある。それは我々全員の中にある。我々は真正面にいる、無防備で、むき出しのプロパガンダ機関による言説支配を攻撃することで、今すぐ、我々の仲間の覚醒を始めることができるのだ。

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 日々、クルーズ船乗客の感染者が増えている。14日どころか、検疫の語源、カランティン、40日間に延びるのでは、と素人は思う。

 上級国民、ようやく起訴。執行猶予の可能性も!

■昨年4月の母子死亡『池袋暴走』事故で東京地検が「上級国民」飯塚幸三・元通産省工業技術院長を逮捕せず在宅起訴!! 執行猶予の可能性も!?

2020年2月 7日 (金)

グローバリズムの結果は世界の不安定化

2020年2月5日
Paul Craig Roberts

 現時点では、そうは思われないが、もしコロナウイルスが深刻だと分かれば、多くの経済が悪い影響を受けかねない。中国は他の国々のメーカーに供給する多くの部分の供給源で、中国はアップルのような多くのアメリカ企業の完成品供給源だ。もし出荷ができなければ、中国外での販売と生産が影響を受ける。収入がなければ、従業員に給料は支払えない。2008年金融危機と異なり、これは失業危機と巨大メーカーや販売会社の破産だ。

 これが、グローバリズムが、我々を傷つきやすくする危険だ。アメリカ企業が、アメリカと世界で販売する製品を、アメリカで生産していれば、中国での大流行は、彼らの中国販売に影響するだけで、企業収入を脅かさなかったはずだ。

 「グローバリズム」を作り出した思慮に欠ける連中は、相互依存が危険で、大規模な思いがけない結果になりかねないことを見落としたのだ。流行の有無にかかわらず、多くの理由で供給が切断されかねない。例えば、ストライキ、政治不安、自然の大惨事、制裁や、戦争のような他の紛争。世界体制に対する、これらの脅威は、より安い労賃や、その結果生じる株主のキャピタル・ゲインや企業経営者のボーナスによって正当化されないのは明らかだ。グローバリズムで恩恵を受けるのは、わずか一パーセントだけだ。

 グローバリズムは、短期的強欲が動機の連中に作り出された。グローバリズムの約束は一つも実現しなかった。グローバリズムは大規模な過ちだ。それでも、ほとんどどこでも政治指導者と経済学者はグローバリズムを擁護する。人間の知性など、その程度だ。

 この時点で、コロナウイルスと、世界的大流行の予想でのヒステリーを理解するのは困難だ。人口13億人の中国で、約24,000人が感染し、500が亡くなった。これは取るに足りない病気だ。世界中の何百万人もの人々に感染し、600,000人が亡くなる普通の季節的なインフルエンザと比較すれば、コロナウイルスはこれまでのところ、取るに足りない。中国外の感染は非常に少なく、中国人に限定されているように思われる。人々の人種を特定するのを渋っているので、正確に知るのは困難だ。

 それでも中国では広大な地域が隔離されている、中国往来旅行は制限されている。季節的なインフルエンザに対しては、こうした対策はとられていない。これまでのところ、今年のインフルエンザ・シーズンで、アメリカだけで、1900万人が感染し、180,000人が入院し、10,000人が亡くなった。最新の報道では、アメリカで16人(おそらく全員が中国人)がコロナウイルスに感染したが、一人も亡くなっていないということだ。https://www.cnbc.com/2020/02/03/the-flu-has-already-killed-10000-across-us-as-world-frets-over-coronavirus.html

 おそらく、コロナウイルスは、ほんの小手調べで、遥かに悪いことが起きるはずだ。もしそうなれば、世界の国内総生産(GDP)は打撃を被るだろう。検疫隔離で仕事ができなくなる。完成品や部品が製造供給できなくなる。売るべき商品なしで、販売はできない。収入なしで、企業は従業員や他の費用を支払うことができない。世界中で、収入が下落する。企業が倒産する。後は野となれだ。

 もし命を脅かすコロナウイルスか、何か他のものの世界的大流行が勃発し、世界恐慌になれば、グローバリズムが原因だったということを、我々は非常にはっきり理解するはずだ。政府が、自国住民を、外国での破壊的な事象の被害を受けやすくするような、思慮に欠けたり、腐敗したりしている国は、医学的、経済的、社会的、政治的に不安定だ。

 グローバリズムの結果は世界不安定だ。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2020/02/05/the-consequence-of-globalism-is-world-instability/

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 週刊金曜日 2/7 1267号には、「新型肺炎のパンデミックに対抗する手段はあるか」という天笠啓佑氏の記事がある。記事の中の太字小見出しは、グローバル化が広げる感染症。

 岩波書店の月刊誌『世界』3月号 特集1 災害列島改造論

 石橋克彦神戸大学名誉教授の記事を拝読。

超広域大震災にどう備えるか 大地動乱・人口減少時代の成長信仰が衰亡を招く

 神保太郎氏の「メディア批評 第147回」も拝読。

(1)アベ様の耳はロバの耳、その口はシュレッダー
(2)カジノ資本の狙い 書かないメディア

 (1)では、官房長官答弁、「居酒屋でなら胸ぐらをつかまれる場面だ」」失言チャンピォン氏の「一国家・一民族主義」も取り上げられている。

 

2020年2月 6日 (木)

シリア軍の前進が、トルコとロシア間の新たなこぜりあいをおこしつつある

2020年2月3日
Moon of Alabama

 イドリブ県解放のシリア軍作戦継続がトルコとロシア間の新たな衝突を起こしつつある。

 イドリブ県は、いまだに大半がトルコが支配する「反政府派」やアルカイダと提携するタハリール・アル=シャームのようなジハード集団(HTS)に占拠されている。2018年9月に署名されたトルコ・ロシア間のアスタナ合意は、この県や緩衝地帯での停戦と、海岸と都市アレッポ間のM4道路と、ダマスカスとアレッポ間のM5道路の再開を含んでいた。トルコ・ロシア間の停戦協議は、明示的にジハード戦士を除外していた。

 道路は、民間シリア交通用に決して再開されず、何回かの停戦は失敗し続けた。継続するロシアとシリアの空爆作戦が、ジハード戦士のより大規模攻撃開始を阻止している。一方ジハード戦士による、いやがらせの砲火や、全面的攻撃で、アレッポ市や他の地域で文民や軍人が死に続けている。停戦監視を意図していたトルコ監視所は、代わりに「反政府派」に諜報情報と兵站補給を提供している。

 6日前、シリア軍がイドリブ県南東の都市マアッラト・アン=ヌウマーンを解放した後、我々は書いた。

南東イドリブ 2020年1月28日

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東から来て、シリア軍は挟撃作戦で、都市の北と南で、M5道路を横断した。都市を占領していたジハード戦士は、唯一残された道路で、西方、カフラナベルとアルバラに逃れた。都市そのものは戦いなしに奪還された。上の地図は、まだこの最近の進展を反映していない。
この動きは、マアッラト・アン=ヌウマーンの南にあるトルコ監視所を孤立させた。これはシリア政府軍に包囲された3番目の監視所だ。今日早く、約30台のトルコ軍用車列がトルコからイドリブ県に入った。彼らはM4とM5道路が合流するセラキブ近くに新たな監視所を築くと予想される。セラキブはシリア軍作戦の次の標的だろう。

 実際それが起きたことだ。市に向かう更なるシリアの動きを阻止する狙いで、トルコはセラキブの南に新たな重武装監視所を設置した。一方シリア軍は、セラキブのより近くに動いたが、東側面の安全を確保するのに時間をかけた。

 トルコ大統領はシリア軍が彼の傭兵に対して前進するのを面白く思わなかった

1月29日、記者団への発言で、エルドアンは「ロシアは、不幸にも、アスタナとソチ合意を遵守していない。イドリブ爆撃を止めなければ、我々の忍耐の限界を超え、我々は今後必要なことをする。」と言って、初めてロシアを直接酷評した。
ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、ロシアは「イドリブ地域に関しソチ協定の下で完全に全ての義務に従っている」ことを強く主張し、エルドアンの非難を拒絶した。

 右側面の安全を確保した後、シリア軍は、M5道路に沿って、セラキブに向かった。だがトルコ「監視所」は、その経路に沿う道を封鎖していた。昨日シリア軍は予想外の動きをした。シリア軍は都市を包囲するため、北西に向かってM5から離れた。

南東イドリブ 2020年2月2日

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 この動きはトルコを警戒させた。トルコはシリア政府がセラキブを解放して、アレッポに向かうM4とM5道路の支配を奪還するのを望んでいない。

 トルコは、突如、M4道路を「トルコ軍地域」だと宣言し、セラキブ周囲に、より多くの「監視所」を築くため、重火器を持った軍用車隊を送り込んだ。昨夜中に、トルコとシリア前哨部隊間の最初の衝突が起きた。シリア砲兵隊が新たなトルコ「監視所」の一つを砲撃し、トルコ兵8人を殺害し、約30人を負傷させた。トルコ砲兵隊が反撃したが、標的に命中し損ねたように思われる。

 今朝エルドアンは激怒していた。面子を立てるため、彼はトルコ陸軍と空軍が、シリア部隊に反撃したと主張した。イドリブ領空を支配するロシアは、いかなるトルコ空爆も起きていないと否定した

月曜日、ロシア国防省の一部である)「シリアでの対立双方のロシア調停センター」が、トルコ航空機は、シリア政府軍陣地に対する空襲を行うためシリア領空に進入していないと声明で述べた。
記者会見で、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、先に、アンカラでトルコ空軍のF-16戦闘機と砲兵隊が、兵士4人を殺害したトルコ陣地に対する攻撃に反撃して、イドリブの40の標的を攻撃したと述べた。エルドアンによれば、報復攻撃で、30-35人のシリア人を殺害した。だがトルコ大統領は彼らが軍人だったかどうか明示しなかった。

 今日シリア軍は包囲作戦を継続した。シリア軍はセラキブの西のM4アレッポ-ラタキア道路を渡り、現在更に北に移動し、セラキブとイドリブ間の道路を切断しようとしている。

南東イドリブ 2020年2月3日

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 シリア軍が両方の道路を阻止するのに成功すれば、セラキブのトルコ部隊はトルコからの直接補給線が切断される。

 トルコ関係筋からのこの地図が、今危険にさらされた「監視所」示している

南東イドリブ 2020年2月3日

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 トルコはシリア内に新たな兵器と兵士を搬入し続けている

シリア人権監視団の信頼できる情報源が新たなトルコ軍縦隊がイスケンデルンの国境で、カフル・ルシンを経由して、シリア領に入ったことを確認した。情報源は、正体不明な人々が乗った縦隊が装甲車に護衛されて、南に向かったとシリア人権監視団に知らせた。

昨日、トルコ軍の五つの装甲車両や兵員運搬車やトラック縦隊が、カフル・ルシン交差点を経由し、アレッポとイドリブを目指して、シリアに入った。これら縦隊の一つはM4道路を経由してアレハ地域に向かい、もう一隊はセラキブに立ち寄った。

朝以来、シリア領に入ったトラックと軍用車両の数は、ほぼ320台にのぼった。一方、M4として知られるアレッポ-ラタキア間道路がトルコ軍の軍事地域だという声明の中、トルコの縦隊がイドリブとアレッポに向かったのは、ロシアに対するトルコの本格的なエスカレーションだ

 ロシアの合意なしに、イドリブで行動するようアメリカがトルコを説得したのではないかと疑いたくなる。

1月30日、アメリカ欧州軍および北大西洋条約機構(NATO)連合軍最高司令官トッド・ ウォルターズ大将がシリアに焦点を当てる会談のためアンカラを訪問した。アンカラ情報筋は、ウォルタース大将とフルシ・アカル国防大臣とヤシャル・ギュレル参謀総長との会談は、アメリカ軍事駐留が集中しているユーフラテス東とユーフラテス西を対象にしていたと指摘している。

 ロシア軍はエルドアンの計画に同意せず、これ以上のわるさを思いとどまらせるべくロシアが行動するのは明白に思われる。今やプーチンとエルドアン間の電話会談の頃合いだ。ロシア大統領は、トルコ大統領に、トルコ経済が低迷しており、かなりの金額が危険にさらされていることを想起させるだろう。

Rag?p Soylu @ragipsoylu - 10:17 UTC- 2020年2月3日

  • トルコのロシア依存
  • 観光事業:700万人のロシア人がトルコを訪問。第一位
  • 原子力協力:アックユ原子力発電所はロシアが建設
  • トルコストリーム・パイプライン
  • トルコ輸出は30億ドルに達する
  • トルコはロシアからガスの40%を輸入

 アレッポにとって経済的に重要な道路を解放するシリアの作戦は続くだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/02/syrian-army-progress-leads-to-new-scuffle-between-turkey-and-russia.html#more

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 アイオワ州での宗主国大統領候補の順位、異様な発表遅れ。ソフトの欠陥という原因は本当だろうか。順位は本当だろうか。黒人の次は女性で目先を変えようとして失敗したので、今度はLGBT?

 夜の呆導番組を見ていたら、評論家が「検疫というのは、カランティン、つまり、14日が語源です」という趣旨の説明をした。カランティンは知っていたが、念のため確認するとイタリア語が語源。14日ではなく40日。

 Lexicoというネットのサイトのquarantineの項にはこうある。

Origin Mid 17th century from Italian quarantina ‘forty days’, from quaranta ‘forty’.

 昨日は、三権一体国会の中継はなかった。

日刊IWJガイド「東京高検検事長・黒川弘務氏の定年延長の閣議決定問題について森雅子法務大臣が国会で答弁! をの内容を元検事の郷原信郎弁護士が『法律解釈として疑問』と指摘!! 2月13日午後4時半から岩上安身が郷原弁護士インタビュー!」2020.2.6日号~No.2702号

 日刊IWJガイドに書かれている下記場面、なぜか実況中継しない大本営広報部。

なぜかテレビ中継が一切なかった昨日の国会で、立憲民主党の小川淳也議員が「桜を見る会」問題でキレッキレの追及!

2020年2月 5日 (水)

中東における帝国主義と解放戦略


 現在、アメリカは中東で覇権を維持するのに大きな困難を味わっている。アメリカ軍は、イラクでも、シリアでも迷惑だと宣言され、アメリカと連中のテロリスト外人部隊の大群は、毎月、領土と陣地を失っている。アメリカは本格的なエスカレーション、より多くの軍隊派兵と、イランに対する絶え間ない恫喝で、これに反撃した。同時に、我々は、レバノンやイラクやイランで強い抗議行動を目にしている。

Pål Steigan

2020年2月1日
InformationClearingHouse

 何百万人ものイラク人が最近、抗議行動をした際、彼らの主要スローガンは≪アメリカは中東から出て行け!≫だった。

 これを、どのように解釈すべきだろう?

 明らかに、中東には多くの社会的緊張がある。階級的、民族的、宗教的、文化的な。この地域は、何百年だけではなく、数千年も遡る対立と緊張の継ぎはぎ細工だ。世界中のどこであれ、常に不正な上流階級に反抗する多くの理由がある。だが個々の国や地域の特定状態の、現実的、徹底的な分析に基づいていなければ、いかなる反乱も成功できない。

 アフリカと同様に、中東の国境は恣意的に引かれている。国境は、人々自身が欲した産物というよりは、帝国主義列強のごまかしの産物だ。

 非植民地化の時代には、統一されたアラブ世界の創出を願う、強力な、非宗教的汎アラブ運動があった。この運動は、当時大衆の強い支持があった民族主義と社会主義の考えに影響されていたを。ヨルダンのアブドゥッラー1世国王が、ヨルダン、パレスチナとシリアから構成される王国を構想していた。エジプトとシリアは、短期間、アラブ連合共和国と呼ばれる連合を設立した。カダフィは、リビア、シリアとエジプトを結び付けたアラブ共和国連邦を望んでいた。1958年に、まもなく解消された同盟、アラブ連盟と呼ばれるものが、ヨルダンとイラク間で設立された。これら全ての努力は一時的だった。結局、残ったのは、国家の連邦でも、同盟でもない、アラブ連盟だ。もちろん、クルド国家や、類似の、何かが複数のクルド極小国家から構成されるものへの要求はある。それでも、第一次世界大戦後の、最も争いの種となった産物は、パレスチナ人の土地へのイスラエル国家設立だった。第一次世界大戦中、イギリスのアーサー・バルフォア外務大臣が、後にバルフォア宣言として知られるようになった≪ユダヤ人がパレスチナの地に国民的郷土を樹立することにつき好意をもって見ることとする»約束をしたのだ。

 だが国を作るこれら全ての試みの基盤は一体何だろう?成否の必要条件は何だろう?

帝国主義列強は、彼らの間の権力関係によって世界を分割する。

 レーニンはこれについて《資本主義の最高の段階としての帝国主義》で最良で最も永続性がある解説をし、帝国主義時代の五つの基本特徴を説明した。

  1. 生産と資本の集中は非常に高い段階に発展し、経済生活上、決定的役職を果たす独占を生み出す。
  2. 金融資本と産業資本の統合と、この「金融資本」を基にした金融寡頭政治の成立
  3. 商品輸出とは異なる資本輸出が、例外的に重要になる。
  4. 彼らの間で世界を分割する独占資本主義者の国際的連合の設立
  5. 最大の資本主義列強間での全世界の地域分割が完了する。

 だがレーニンは、とりわけ、様々な資本主義諸国における生産力の不均等な発展ゆえに、資本主義諸国は不均等に発展すると指摘した。しばらくすると、世界の分割のされ方と、帝国主義列強の相対的な勢力との間に差が生じる。この相違は、最終的に、権力の新しい関係に基づいた世界の再分割を強いることになる。レーニンは、こう述べている

「資本主義の下で、片や生産力の発展と資本蓄積と、片や植民地の分割と金融資本の勢力圏との間の乖離を克服するのに戦争以外あり得るだろうか?というのが問題だ。」

 二つの世界大戦は、帝国主義列強間の力関係の不均衡さゆえに起きた戦争だった。大英帝国は全盛期を過ぎており、イギリス資本主義は競争で遅れていた。アメリカとドイツが最大の産業的、技術的成長をしていた強国で、最終的にこの不均衡は爆発した。一度ならず二度。

 ベルサイユとヤルタ

 第一次世界大戦の勝利者は、敗者を犠牲にして世界を彼ら自身の間で分割した。主な敗者はドイツ、オーストリア・ハンガリー、ロシア(ソ連)とオスマン帝国だった。この分割は、ベルサイユ条約と、それに続く小規模な条約で決められた。


ベルサイユ条約(ウィキペディア)後のヨーロッパ

 この地図はオスマン帝国がどのように分割されたかを示している。

 第二次世界大戦の終わりに、勝利者の列強が、ソ連、クリミア半島のヤルタで会合した。ドイツの差し迫った敗北後、ヨーロッパをどのように分割すべきかについて、ルーズベルトとチャーチルとスターリンが協議した。この地図はそれがどのように構想されたかを示し、その後に現れた二つのブロックが、冷戦の基盤になった。ベルサイユの後、1919年に作られたユーゴスラビアは維持され、《二つのブロック間の》として統合されたことに留意願いたい。だからユーゴスラビアは、ベルサイユとヤルタ合意両方の遺産を維持する国だった。


ソ連が崩壊した際の決定的変化

 帝国主義時代には、種々の列強間の争いが常にあった。戦いは、市場、安い労働力の利用、原材料、エネルギー、輸送路や軍事支配を巡るものだった。帝国主義諸国は、その勢力によって世界を彼らの間で分ける。だが帝国主義列強は不均等に発展する。

 ある大国が崩壊したり、ある地域に対する支配を失ったりすれば、ライバル国が空隙を満たすために競争する。帝国主義列強は、自然哲学で、アリストテレスが、ホロール・ヴァキュアイと呼んだ「自然は真空を嫌悪する」原理に従うのだ。

 ソ連が冷戦に破れた時に、まさにそれが起きたのだ。1991年、ソ連は存在を停止し、まもなく東欧圏も過去のものになった。それで古い秩序を維持していた均衡が破れた。巨大な領域が、再分割可能になったのだ。弱体化したロシアは、少し前まで、ソ連が支配していた地域ではなく、かろうじて自身の領土を保存するのに成功した。

 「これほど広大な地域が、再分割に開放されたことはこれまで決してなかった。あらたに手に入れることが可能になったのは、二つの恐ろしい世界大戦の結果だった。戦争にならざるを得なかった。」(Pål Steigan1999)

 ソ連が崩壊したとき、ヤルタ協定とベルサイユ協定の両方が現実に崩壊し、この地政学的空間を支配するための荒々しい競争への道が開けたのだ。

 これが、巨大なユーラシア大陸の支配確保に全力を注ぐ、アメリカのユーラシア地政学戦略のため土台を築いたのだ。1990年以来、大半の戦争の基礎にあったのは、アメリカ合州国に有利なこの再分配のための取り組みだ。ソマリア、イラク戦争、バルカン戦争、リビア、ウクライナとシリア。

 アメリカは積極的に、この先頭に立っており、東方にNATOを拡大し、いわゆる《カラー革命》の形で政権交代を引き起こすプロセスも、この戦いの一環だった。キエフでのクーデター、ナチ分子を利用した、ウクライナのアメリカ植民地への変換や、ドンバスでの戦争もこの構図の一部だ。ロシアが征服されて、手足をばらばらにされるか、アメリカの攻撃を終わらせるまでは、この戦争は終わるまい。

 そこで要約しよう。世界には、帝国主義列強間で分ける、征服すべき新植民地がもはやないので、諸列強は再分配のために戦うしかないのだ。新たな分割の基盤と可能性を作り出すのは資本主義の不均等な発展だ。経済的、技術的に、より速く発展する列強は、より大きな市場、より多くの原材料、更なる戦略的支配を要求するのだ。

 二つのひどい戦争の結果は、またもや、再分割に対して開かれたのだ。

 第一次世界大戦は、おそらく2000万人の死者と、少なくとも同じぐらい多くの負傷者を、もたらした。第二次世界大戦は、約7200万人の死者をもたらした。これはおおよその数で、正確な数値を巡って、いまだに論争があるが、ともあれ、数値はこの規模だろう。ベルサイユ条約とヤルタ条約で終わった二つの世界大戦は、他の苦しみや信じ難い数の損失と、一億人をわずかに下回る死者をもたらした。1991年以来、低強度《世界大戦》が、《真空》を征服するため、特にアメリカによって戦われている。ドナルド・トランプは最近、アメリカが、ウソに基づいて、8兆ドルと、何百万人の命を失った戦争をしたと述べた。アメリカによる戦利品の新分配は、平和裡には起きなかったのだ。

《サイクス-ピコ協定に対する反乱》

 中東の状況を巡る議論で、左翼的、急進的、反帝国主義に見られたいと願う人々の中には、サイクス-ピコ条約とベルサイユ条約で引いた人為的国境に反対する時期だと言う人々がいる。確かにこれら国境は人工的で帝国主義的だ。だが、左派と反帝国主義者は、今これら国境を、一体どのように修正させるつもりなのだろう?

 現実には、中東再分配のために戦っているのはアメリカとイスラエルだ。これがパレスチナを永久に葬ることを目指すドナルド・トランプの《世紀の取り引き》の根本的基礎であり、イラクを分割するアメリカ新戦略でも、それは露骨に述べられている。

 これは全中東分割を目指すシオニストの、イスラエルの本当の敵がいなくなり、地域全体を支配し、大イスラエルの創生も可能にするイノン計画の最新版に過ぎない。

 1919年以来の帝国主義国境見直しを率いているのは反帝国主義者ではない。帝国主義者だ。これを実現するため、彼らはしばしば、初めは大衆運動や、国民運動を利用するが、それもやがては、より大規模なゲームでの、手先か代理にされてしまう。これは、もはや数えられることができないほど歴史で何度も起きたことだ。ヒトラー・ドイツは、ウスタシャを代理人として使い、クロアチア人の愛国心を利用した。1929年から1945年まで、彼らは何十万というセルビア人やユダヤ人やロマ人を殺した。彼らのイデオロギーの政治的子孫は、1995年、クライナ地域で極めて残忍な民族浄化を実行し、いわゆる「嵐作戦」で200,000人以上のセルビア人を追い出した。ヒトラーも、ステパーン・バンデラのウクライナ民族主義者組織OUNの過激ウクライナ民族主義者を使い、バンデラ死後、CIAはソ連に対し、彼らを第五列として使い続けた。

 1991年の湾岸戦争から2003年のイラク戦争までのアメリカによる低強度イラク戦争は、イラクを飛び領土に分割するのを助けた。イラク・クルディスタンはアメリカ《飛行禁止区域》の助けを借りて、石油豊富な北部で自治を実現した。アメリカは、それでイラクで彼らの道具となる自治区を作り出したのだ。確かに、イラクのクルド人はサダム・フセインの下で虐げられていた。だが確実に(彼らのイラク《クルディスタン》はアメリカの言うなりになる属国になったのだ。ブトロス・ブトロス・ガリ国連事務総長がジョン・ピルジャーとの会話で認めたように、飛行禁止区域が非合法だったことに疑問はない。

 今アメリカ合州国は、イラクを三つに分ける計画で、北イラクのクルド人をいまだに利用している。その目的で、彼らはエルビルに世界最大の領事館を建設している。彼らが計画しているのは、単なる《国づくり》に過ぎない。

 よく知られているように、アメリカは、シリアの27パーセントを占領しておくため、シリアでも、クルド人を口実として使用している。クルド民兵のシリア民主軍SDFやクルド民主統一党PYDが、いくら民主政治やフェミニズムや自治主義を主張しても助けにはならない。彼らはアメリカに北東シリア占領を維持するよう懇願する結果になっている。

 新世界戦争のための準備

 イスラエルとアメリカは対イラン戦争の準備をしている。この戦いで、彼らは人々をだますために必要なだけ大量の《進歩的》言説を開発するはずだ。そこにあって至極当然の、この地域における本物の不満が誇張され、大きく炸裂するだろう。イスラエルが《社会運動》に最新ニュースを用意し、大量の現金の他に、訓練や後方支援というアメリカ《暴動キット》を受け取るだろう。

 1919年の国境を修正する良い理由があるかもしれないが、今日の状況では、そのような動きは直ぐさま大戦争を引き起こすだろう。クルド人には、彼ら自身の国家をもつ権利があるという人々がおり、おそらくそうかも知れない。問題は、究極的に、クルド人以外の、他の人々によって決められるのだ。問題は今日の地政学の状況で、統一クルディスタンを作るには、《それ》がトルコとシリアとイラクとイランを打倒するのを要求することだ。彼らの同盟諸国、特にロシアと中国が紛争に巻き込まれずに、それがどのように起きるかを考えるのは困難だ。そうなれば、我々にとって新たな世界大戦になる。その場合、一億人ではなく、おそらく、その十倍が死亡するか、我々が知っている文明の崩壊になる。クルド問題には、それだけの価値はない。

 これは、社会的てあれ、国家的であれ、圧迫や不正と戦うべきではないことを意味するのではない。確実に、戦うべきだ。だが中東地図を修正するのは非常に危険な計画で、非常に危険な結果になるリスクを冒すのを理解しなければならない。これに代わる選択肢は、アメリカとイスラエルの覇権を弱体化させ、それにより将来の戦いのための、より良い条件を引き出す政治闘争を支持することだ。

 小国が何らかの形の国家独立を実現するため、地政学状況に頼るのは目新しいことではない。これは例えば、私の生国ノルウェーで事実だった。1814年にナポレオン戦争でフランスに敗北し、デンマークが、ノルウェーをスウェーデンに取られたが、同時にそれは別のノルウェー憲法と内部自治の余地を生んだ。皆が、1814年のノルウェー建国始祖たちを讃えるが、これはヨーロッパ戦場で決定されたのだ。そして再び、ほぼ百年後の1905年、スウェーデンとの強制された連合解消のための地政学的土台を築いたのは日露戦争でのロシア敗北だった。(これはごく大雑把な説明で、遥かに多くの細部があるが、ロシアが極東で艦隊の大半を失ったことが、西欧で利用可能な権力の空白を作ったのは確実だ。)

 だから、今すべき最善のことは、各国の分裂を支持するのではなく、アメリカを中東から追い出すための共同戦線の支持だ。バグダッドでの百万人抗議行進が口火を切った。それに続いて更に多くの勢力を強化すべき十分な理由がある。アメリカが撤退した時だけ、この地域の民族と国々は、より良い未来の発展を可能にする、彼らの間での平和協定に達することが可能になるだろう。この文脈で、中国が他の列強よりも気高いからではなく、このプロジェクトが少なくとも現状では、非宗派的で、非排他的で、正真正銘、多国間なので、中国が(一帯一路構想としても知られる)《シルクロード》を開発しているのは良いことだ。ワシントン支配下の世界警察を持ったアメリカによる独占的支配に代わる選択肢は多極世界だ。こうしている間にも、それは成長している。帝国の余命はいくばくもない。これが、20年、あるいは50年後に、どういう姿になっているか、まだわからない。

 Pål Steiganは現在ノルウェーのベテラン・ジャーナリストで活動家、独立ニュースサイトSteigan.noの編集者。テーリエ・マロイによる翻訳。

記事原文のurl:http://www.informationclearinghouse.info/52930.htm

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 「人間としてどうなのか」?と疑っているご本人に言われて驚愕するばかり。ウソつきに言われたくない。

“幼児性全開”安倍首相が立憲・黒岩議員を「嘘つき」呼ばわりするも秒殺!「いま根拠ないこと言った!」と喚いた直後に証拠を突きつけられ

 植草一秀の『知られざる真実』も書いておられる。

「人間としてどうなのかと」は誰のこと? 2020年2月4日

 以前、ライドシェア拡大は危険と指摘した笠井氏、昨日はウーバイーツの使い捨て商法を指摘。今は全く交流がない知人がライドシェアを絶賛したのを良く覚えている。信じがたい宗主国絶賛論者。宗主国の医療制度も絶賛していた。

日刊IWJガイド「本日午後5時半より岩上安身による『人間使い捨て国家』著者・明石順平弁護士インタビュー後編を行います!」2020.2.5日号~No.2701

 一番最初の地図で、昔翻訳した記事を思い出した。

イエメンのミステリーとピーターズ中佐の地図 2015年4月17日掲載

血の国境 より良い中東とはどんな姿なのか 2009年4月15日掲載

2020年2月 4日 (火)

皆がイラクの話題を論じるのに立腹する、イラクを侵略しているネオコン連中

2020年1月30日
ケイトリン・ジョンストン
CaitlinJohnstone.com

 今アメリカ政治では非常に多くのことが進行中なので一体何について書くべきか決めるのは困難だ。大統領選挙や、弾劾や、トランプのエセ・パレスチナ「協定」や、コビー・ブライアントの死や、コロナウイルスの恐怖騒動などの大騒ぎで、放送時間のために競い合うそれほど多くの他の重要な政治問題が、我々は既に情報上の白色雑音飽和の中にいるようなのに、まだ二月にさえななっていない。来月、民主党大統領予備選挙(それには、あらゆる支配体制による操作が必ず伴う)と、ジュリアン・アサンジ引き渡し裁判が始まると、もっと騒々しくなるだろう。

 この騒音の中で、私が生活費を稼ぐため、拾いだせる多くの興味深い進展の一つは、バーニー・サンダースの支持率増加に対する、トランプ時代、民主党との奇妙な新同盟のおかげで復帰したブッシュ時代のネオコンのヒステリックな反応だった。わずか数日間の間に、我々は、主流マスコミで、「トランプは絶対駄目」の敵意に満ちたネオコン連中、ブレット・トコジラミ・スティーブンスや、デイビッド・悪の枢軸・フラム、ジェニファー・ジョン・マケインは余りにハト派・ルービンと、マックス「アメリカ帝国擁護者」ブーツのサンダースに対する悪意に満ちた中傷記事の大洪水を目にしている。

 これは二つの理由で、これまでのところ良い結果になっている。第一にそれは、三年前、ネオコン戦争売女が、トランプに対する民主党内の大量「抵抗者」の大量殺人を促進するため被った進歩主義の仮面をはぎ取った。第二に、それはイラク侵略の悪と、一体誰がそれを促進するのを手伝ったかについて、新世代の若い有権者全員を教育した。

「今の私は信頼できますよ」と私は言った「私は心を入れ変えたから。そうしていない人を信頼してはいけない。」
それで私は何についても決して見解を変えたように思えないバーニー・サンダースを想起する。
. @PostOpinions: https://t.co/xfANCuO9Fv
- マックス・ブート (@MaxBoot) 2020年1月29日、

 あらゆる機会に軍事侵略強化を要求する一群の評論家が、そのことで腹を立てるのは、いつでも良い兆しだが、特に彼のバーニーに対する癇癪が見ていて笑えるので、私はここでマックス・ブートを取り上げたい。

 「バーニー・サンダースは「非常識なほど首尾一貫しているが、それは自慢すべきことではない」という題のワシントン・ポスト記事で、ブートは突飛なことに、色々間違っていたことを認める必要がなかったという事実で、サンダースを攻撃すると決めたのだ。

 「だが私はイラク戦争のような、いくつかの重要事項に関する私の意見を再考し、地球温暖化現象や、銃砲規制や、白人の特権などの、現実が保守的な定説と対立する話題について話し始めたのは本当だ」とブートは書き、彼は今なら信頼できる「なぜなら私は考えを変えたからだと付け加えている。「そうしていない誰も信頼するな。」

 サンダースへの攻撃方針として、ブートが一貫性を選んだのは、彼自身の経歴上驚くほど一貫しているので、興味をそそる。彼は、まさに逆方向で一貫していたのだ。

 イラクからアフガニスタン、リビアからシリア、イランからロシアまで、どこにでも極めて攻撃的な干渉政策を推進している元PNACメンバーのブーツは、いくつかの記憶に残る最も壊滅的で悲惨な軍事介入言説の主要責任者だった。彼は何百万人もの人の生活を破壊した帝国主義政策を推進しただけでなく、首尾一貫して、2001年の傑作「アメリカ帝国の擁護」のような帝国主義支持の悪質な哲学を推進した。

 それこそが、ブートが有名主流外交政策評論家として、まんまと使われ続けている唯一無二の理由だ。彼に取りえになる特徴はない。彼は頭が切れるわけではない。彼は魅力的ではない。彼は、どんなことについても正しかったことはない。彼は高価な軍装備品導入だけ首尾一貫、しっかり支持している。寡頭政治メディアは彼のその点が好きなのだ。

https://twitter.com/MaxBoot/status/1222667748896989184

 弾劾論議で、お仲間のジョン・ボルトンが、彼の側についた興奮で有頂天になって、ブートは、トランプによるベネズエラでの政権転覆干渉、ボリビアでの右翼軍事クーデターの応援団となり、意図的でない自己風刺を閉めた。それを公開した後、ツイッター上で、イラク侵略を彼が強力に推進したのを非難するサンダース選挙運動のデイビッド・シロタの攻撃の的になっているのに気がついた。ブートは泣き言を言い「よー、バーニー」イラクの件は間違っていたと彼が認めているのを受け入れ、全てを忘れてくれと応えた。

 「私は間違っていたのを認めるが、私はそれから学んだ。バーニーもそうすべきだ。彼はいくつかのことで間違っていた。よー、バーニー。あんたは間違ってた。どうして我々があんたに耳をかたむけなければいけないのだ?」とブートはTwitterで書いた。

 「大爆笑。そのとおり」とジェニファー・ルービンが応えた。

 これは、このマスコミ評論家連中が、本当に甘やかされ、隔絶され、誰にも文句を言われない人生に慣れている様子をしっかり物語っている。ウソに基づいて百万人もの人々を死なせる戦争への道を開くのを手伝っておいて、それから何年も後に「そう、私はあれで失敗したよ、やり直しが必要だ」と言えると信じるには、それを、あたかも独善的に、称賛と敬意に値する優れた美徳のように自認するのは言うまでもなく、信じ難いほどの資格や権利が必要だと言える。

 百万人の人を殺害するのを手伝っておきながら、人がそれを持ち出したら憤慨するというわけには行かない。そんなことはあり得ない。自分の非行を認めても、おかした誤りは元に戻らないが、一生結果責任を問われない環境で暮らせる人物しか、そうなると信じることはできない。

弾劾論じるため@CNNTonightに行くところだ。https://t.co/gK47ZicNX2

トランプの弁護士たちが、ボルトンの決定的な証拠が存在しないふりをしているのは特筆すべきだ。それほど多くの共和党上院議員が、まだボルトンから聞く理由がないと主張している。共和党の怒りの欠如に、大いに怒りを感じる。
- マックス・ブート (@MaxBoot) 2020年1月28日

 マックス! ありとあらゆることについて完全に間違っているのが嫌になったのなら、ここに有力情報がある。一群の人々を殺すことが全ての問題に対する理想的解決だという考え方を消し去ることから始めなさい。普通の人々はそうは思わない。それが、あなたがどんな普通の人より頻繁に間違っている理由だ。それは実に単純だ。

 彼らが生きている限り、許すことができないイラク侵略を売り込んだ連中の誰にも、何に関しても耳を傾けてはならない。彼らは主流マスコミのゴールデン・アワーに登場してはならない。彼らは、どこであれマクドナルドより魅力的な仕事を見つけることができてはならない。

 この連中が自身をさらけ出すのは良いことで、益々多くの人々がイラク侵略について学ぶのは良いことだ。マックス・ブートが擁護した多くの他の悲惨な介入の、いずれも言うに及ばず、この一つの恐ろしい行為によって、我々人間に対して行われた計り知れない悪を正すため、今まで何もなされていないのだ。

 全ての軍事大虐殺が実態通りに見られ、マックス・ブートのような戦争売女連中が正体通りに見られて、両方、陳腐化して、永久に消え去るような正気の世界を期待しよう。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2020/01/30/iraq-raping-neocon-upset-that-people-keep-bringing-up-the-iraq-thing/

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  昨日の領収書を示せと要求した辻本質問に続いて、今日の黒岩宇裕議員質問も鋭い。実に酷い議事進行。聞かれていないことを延々述べて時間を潰す森羅万象卑男。横でへらへら笑っている与党幹部。

 LITERA記事

安倍首相が「前夜祭」問題で「私と同じ方式なら問題ない」と脱法行為にお墨付き! 収支報告書不記載も公選法違反もやり放題に

 昨日、所要で近くの郵便局本局に行った。送ろうとした海外向け郵便物、いずれも「時間がかかります」と念を押された。始めての経験。コロナウイルスの影響だろう。局内で、若い中国人が、マスクらしきものを、いくつもの箱につめて送っていた。一度ではたらず、また詰めていた。年配の方は香港向けにマスクらしきものを送っていた。局員とのやりとりを、そばで聞いていたにすぎないが。

 三権癒着の見本。

日刊IWJガイド「枝野立憲代表が批判『首相を逮捕するかもしれない機関に官邸介入』!! 閣議決定の黒川検事長定年延長を野党国会追及!! しかし既に延長の効果!?」2020.2.4日号~No.2700

 植草一秀の『知られざる真実』

京都市長選が示す政治刷新への課題

2020年2月 3日 (月)

アメリカの中東での姿勢:大惨事の準備

2020年1月29日
The Saker

[本記事はUnz Reviewビューのために書かれた

 ウソ、ひどいウソと数値

 トランプと国防総省がウソをついていたことが分かる。またしても。今回はイラクのアメリカ軍に対するイラン反撃の本当の影響について。最初に彼らは負傷したアメリカ人員はいなかったと主張したが、結局最終的に、34人の兵士が外傷性脳障害を負ったと認めなければならなかった(トランプは「頭痛」と「分類し直した」)。それから彼らは、本当は34人ではなく、実際は50人だったと認めざるを得なかった!

 一部の情報源によれば、全てのアメリカ要員が掩蔽壕に隠れていたわけではなく、一部が基地周辺を守るために配備されていた。何が事実だったにせよ、これはイランの反撃が、当初帝国が報告したよりずっと強烈だったことの更なる証拠になる。実際、イランの情報源が、攻撃後、多くの負傷した犠牲者が、イスラエル、クウェートとドイツに飛行機で搬送されたことを示している。その夜何が起きたかについて、我々はおそらく決して完全な真実は見つけられないだろうが、今二つ確実なことがある。

  1. イラン攻撃は極めて効果的で、今や地域の全てのアメリカ/NATO/イスラエル軍は、次のイラン攻撃を待つ格好の標的のようになっているのは否定し難い。
  2. アメリカ合州国政府はイランによる反撃の本当の規模と性質を劇的に過小報告せざるを得なかった。

 アメリカ要員が得ていた警告の質をはっきりさせよう。今我々は少なくとも以下の警告を受けていたのを知っている:

  1. (イランが彼らの意志について概要を説明した)イラク政府を通しての警告。
  2. (イランでアメリカの利害関係を代表しており、イランが彼らの意志について概要を説明した)スイス当局を通しての警告。
  3. 地上、航空、宇宙でのアメリカ偵察/諜報能力による警告。

 それにもかかわらず、これらのほとんど理想的な条件にもかかわらず(防衛という見地から)、我々はイラン・ミサイルの一発も迎撃されず、ミサイルが高精度で命中し、アメリカ軍基地が(破壊されたヘリコプターや無人飛行機を含め)大損害をこうむり、多数の負傷者が出たのを目にしている(攻撃後の画像詳細については、この記事を参照)。

 もしこの攻撃を「概念実証」作戦として見れば、イラン側としては、素晴らしい精度と、弾道ミサイルの強力な能力が証明されており、一方、米国側としては、この攻撃の唯一の効用は、地域のアメリカ軍が全て、イラン・ミサイル攻撃の被害を極めて受けやすいことの証明だったの明らかだ。イランがアメリカ人犠牲者を最大にしたいと望んでいた場合、彼らが、いかなる警告も与えなかった場合を想像願いたい。一体どのような結果になっていただろう?! もしイランが、例えば燃料庫や火薬庫、アメリカ要員が住む建物、(CENTCOMの主要兵站ノードを含め)産業施設、港や飛行場に目標を定めていたらどうだろう?イランが基本的に無防備な施設に対して放っただろう地獄を想像できるだろうか?!

 まだ半信半疑でおられるのだろうか?

 それなら、トランプ政権が、なぜウソをつき、イラン攻撃の実際の規模を最小化しなければならなかったかを自問願いたい。もしホワイトハウスが攻撃規模お大きさを認めれば、彼らが、それを止めたり、あるいは有意に小さく見せることが全くできないことを認めなければならないので、ホワイトハウスはウソをつき、攻撃はほとんど影響がないと表現すると決めたのはかなり明白だ。それだけでなく、憤激しているアメリカ国民(大半のアメリカ人が「銀河史上、最大の軍隊」について、いまだに伝統的プロパガンダ言説を信じている!)が、地域全体をアメリカに、その気がない大規模戦争に陥れるイスラエルへの即座のイラン攻撃を誘引したに違いない対イラン報復的攻撃を要求しただろう。

 それを、攻撃の影響を誇張しているかも知れないが、80人の兵士が負傷したとしたイランの主張と対比願いたい(私は、少なくともこれまでのところ、イラン政府が、アメリカよりはるかに率直で、露骨なウソをいいがちではないと付け加えたい)。アメリカが、いかなる代償を払っても避けたいとを望んでいる、それ以上のエスカレーションに、明らかにイランは準備ができていた。

 すると一体何が本当に起きたのか?

 攻撃から防御する二つの基本的な方法がある。拒否と懲罰だ。拒否は、いつもアメリカとイスラエルに対し、シリアが侵入してくるミサイルを撃墜してしていたことだ。拒否は、必ずしも「エスカレーション」の段階を上げることなく、自身の被害を最小化するので理想的だ。それと対照的に、懲罰は、攻撃を防御できない時、攻撃する側に報復的反撃をするが、自身が攻撃された後に限るのだ。それはアメリカが、ほとんど、いつでも、イランに対してできることだ(一部の全く非現実的な主張に反し、イランの対空防衛は、米軍がイラン、国民とインフラに巨大な損害を与えるのを阻止できない)。

 イラン懲罰における問題は、損害が最終的に勝利をもたらす限り、巨大な敗北を受けるのを実際にいとわない敵に対処していることだ。自分の国、国民、あるいは信仰のために命を捧げるのをいとわない人々を、一体どのようにして阻止できるだろう?

 優れた分析者であるイランが、アメリカが与えることができる損害に、完全に気付いているのは確実だと私は思う。ここで鍵となる要因は、アメリカがミサイルと爆撃機を解き放ち、目標の多く(全てではないにせよ)を破壊すれば、イランを封じ込めるものは何も残っていないのを彼らが理解していることだ。

 イラン戦略については、このように考えることができる。

  • もしアメリカが何もしないか、あるいは象徴的攻撃(たとえば、シリアでのイスラエル攻撃のように)だけをすれば、本当に軍事的に重要なことは何も達成し損ねるが、彼らがアメリカ(あるいはイスラエル)に力の錯覚を与える上で非常に効果があるので、イランはこれらの攻撃を無視することができる。
  • もしアメリカが最終的に激しくイランを攻撃すると決めれば、反撃という「懲罰カード」を使い果たすことになり、それ以上イランを阻止する選択肢がなくなるだろう。
  • もしアメリカ(あるいはイスラエル)が核兵器を使うと決めるなら、このような攻撃は本質的に「今あなたが考えられるどんな報復も正当だ」と伝えて、イランに「政治的切り札」を与えることになる。イランが最も苦痛を伴う形あらゆる報復するのは確実だ!

 あなたは現在のアメリカの状態を「2値」と考えることができる。「全部無し」か「全部有り」だ。もちろん、自らの選択ではないが、この状態は中東の戦略地政学的現実と、両者間の様々な非対称の結果だ。

アメリカ イラン
制空権 有り 無し
戦闘能力がある地上部隊 無し 有り
大きな損失を受ける覚悟 無し 有り
長い脆弱な補給線 有り 無し

 上記はもちろん簡略版だが、それでも基本的に事実だ。これら非対称の理由は実に単純ながら、重要な相違にある。アメリカ人は、大戦争に安上がりで勝てると信じるよう洗脳されている。イランは(アメリカ、ソ連とヨーロッパが支援したイラクが、イランを攻撃し、イラン社会を大きく破壊した後では、全く確実に)このような幻想を全く抱いていない。だが「安い戦争」の時代は、とっくに終わっている

 さらに、イランはアメリカ制空権が、それだけで魔法のようにアメリカ勝利をもたらすわけではないのを知っている。最終的に、イランは米国攻撃に対する準備に40年を費やしている。アメリカは、本当に今年の1月8日に通知されたに過ぎない。

 再び、アメリカにとって、それは「全部有り」か「全部無し」なのだ。我々はイランの反撃の後、数日間「全部無し」を目にした、2006年、ヒズボラに対するイスラエル作戦を想起することで、「全部有り」が、どういうものか見えてくる。

 だがイランには、イラク駐留米軍に対する攻撃で実証したように、非常に緩やかなエスカレーション能力がある。彼らはただ少数のミサイルを発射したり、何百発も発射したりすることができる。彼らはアメリカ人犠牲者を最大することができ、あるいは彼らはCENTCOMのインフラを狙うと決めることができる。彼らは、アメリカ合衆国を直接攻撃すると決めたり、彼の同盟国(サウジアラビア王国)とボス(イスラエル)を攻撃すると決めたりできる。彼らは、いかなる行為に対して、自分の功績だと主張したり、CIAが一見もっともらしい反証というものの背後に隠れたりすることができる。

 アメリカとアングロ・シオニスト帝国全体は、イランより遥かに強力だが、イランは、軍事評論家が「エスカレーション支配力」と呼ぶものの支配を可能にする方法と手段を巧みに発展させた。

 イランは、全能アメリカを「レディーンした」のだろうか?

 マイケル・レディーンを覚えておられるだろうか? 彼はこの歴史的金言を思いついたネオコンだ。「ほぼ10年ごとに、アメリカ合州国は、どこか小さな、どうでも良い国を拾って壁にたたきつけて、世界に我々が本気なのを示す必要がある」。

 イランが、まさにそれをして、アメリカを拾い上げ「本気なのを示すため、壁に投げつけたのは」のは皮肉ではあるまいか?

 この全ては、我々に何を物語っているのだろう?

 一つ目は、米軍は実際大変な窮地にあるのだ。アメリカ対空防衛は、絶望的に無力だ。サウジアラビアでのフーシ派攻撃で、我々は彼らの「性能」を見た。パトリオット・ミサイルは、最初の湾岸戦争でも今日も、決して十分に能力を発揮しなかったのが真実だ。大きい相違は、サダム・フセインのイラクは高精度ミサイルを持っておらず、アメリカ(あるいは、それを言うならイスラエル)を攻撃する試みが、それほど効果的ではなかったのだ。だから国防総省は、その武器システムの本当の性能(あるいはその欠如!)を容易に捏造できたのだ。イランが、他のものを無視して、入念に一部の建物を正確に狙うことが可能な今、全中東が根本的に新時代に入ったことを示している。

 第二に、中東の米軍基地が、弾道ミサイル、巡航ミサイル攻撃に極めて脆弱なことも明白だ。対空防衛は非常に複雑なハイテク軍事部門で、本当に効果的な対空防衛体制を開発すには、数十年ではなくともしばしば何年も要する。一部の弱い防衛力が乏しい国だけを攻撃する傾向と、米軍が過去に持っていた本物の抑止力のおかげで、アメリカは航空防衛について決して本当に心配せずに済んでいた。「どうでも良い国」はミサイルを持っておらず、他方「大男たち」はあえて公然とアメリカ軍を攻撃するまい。

 最近までは。

 今、全能の世界覇権者アメリカは、ずっと弱いイランによって壁に投げつけられ、それ自身「小さいでどうでも良い国」のように扱われている。

 甘い皮肉!

 だが、ここには、もっと多くのことがある。

 イランの本当の目標:アメリカを中東から追いだす

 イラン(地域の多くのイラン同盟国も)は、ソレイマーニー司令官殺人に対する本当の報復は、まずはイラクとシリアからのアメリカ軍の完全撤退、それに続く、全中東からの完全撤退をもたらすことなのを明確にした。

 このような結果は、どれぐらいありそうだろう?

 今のところ、それが本当に起こる可能性は顕微鏡でなければ見えないくらいだと言いいたい。結局、誰が本気でアメリカがサウジアラビアやイスラエルを去るのを想像できただろう? 本当の激変がない限りは起きるまい。

 公式にはアメリカ同盟国ながら、「同盟国」にアメリカが好んでしてくださる「恩着せがましい態度」に大いに辟易している明らかな兆候を示しているトルコやパキスタンのような国はどうだろう? これらの国が、アメリカ合州国政府傭兵(それがアメリカ軍の実態、お雇い侵略者)が急いで逃げるよう公式に要求すると信じる理由があるだろうか?

 それから、イラクやアフガニスタンのように、非常に成功した積極的な反米勢力を受け入れて、ひどく強化された基地にアメリカ軍を避難させた国もある。これらの国で、アメリカの「勝利」がどのように見えるか、多少とも信用できるシナリオを提案できる正気の人物など誰もいるとは思えない。ソ連が駐留したより長く、アメリカが、アフガニスタンに駐留している事実は、ソ連軍がアメリカ軍より遥かに効果的だった(そして人気も高かった)だけでなく、ゴルバチョフの共産党政治局は、トランプの国家安全保障会議NSCより遥かに、現実を知っていたことを示している。

 事実が何であれ、イラクとアフガニスタンでの戦争が破れることは否定し難いと思われ、どれだけスタンドプレーをしても、この結果は変わるまい。アメリカが基本的に頑固さと敗北を認める能力の欠如から居残っているシリアについても同じことが言える。

 中東のための「アメリカ政府の平和構想」

 何百というUNSC決議に違反し、典型的に非合法な土地奪取と結びついた、シオニストのアパルトヘイトだ。しかも、彼らはそれを「平和のための構想」と呼んでいるのだ。

 「最高ばか者」が、ビビ・ネタニヤフと世界に「彼の」中東「平和」計画を誇らしげ説明するのを私は聞いていた。この最近のばかげた行為は、ワシントン D.C.の思考態度に関して、二つの重要なことを示している。

  1. 米国支配階級は、イスラエルロビーの好感と支持を得るためなら何でもする。
  2. アメリカは、中東の人々が考えることは、いささかも気にしない。

 何ら新しいことではないが、トランプの下で大量の「ステロイド注射」を受けた、この動きは、中東での帝国の避けられない崩壊に貢献するだけだ。一つは、地域の全ての、いわゆる「アメリカ同盟国」にとって、アメリカにとって重要な唯一の国は、イスラエルで、全ての他の国々がほとんど何の価値もないのを理解している。更に、中東のあらゆる支配者は、今アメリカと同盟するのは、イスラエルの安手の売春婦になることで、わなに気がつかない愚かな政治家にとって、確実に政治的自殺を意味するのを知っている。最終的に、アフガニスタン、イラク、イエメン、レバノンとシリアでの戦争は「親切の枢軸」が、誇張と思い上がりは十分だが、実際の戦闘能力は非常に不足していることを示した。

 任期の初日からトランプが従事しているイスラエル圧力団体への惨めなごますりは、中東で(実際、中東をも越えて!)一層アメリカを孤立させ、弱めるのに役立つだけだというのが単純な真実だ。

 この文脈で、地域からアメリカ合州国を追い出すというイランの目標はどれぐらい現実的だろう?

 単に短期に見れば、全く現実的ではない。だが、地域の、全てではなく、いくつかの国々を見れば、中期的には、それが非常に現実的だと私は急いで補足したい。最終的に、長期的に、それは現実的であるだけでなく、たとえイランが自身が多くを、あるいは全く何もしないとしても、それが起きるのは避けられない。


たとえ彼らは理解していないにせよ、これらのにっこり笑っている阿呆連中は他の誰より帝国を破壊するため多くのことをしている!

 結論:「イスラエル」の余命はいくばくもない。

 イスラエルは、あれこれの国や政治家が「再び」600万人のユダヤ人を毒ガスで殺すか、「地図から」イスラエルを抹殺するか、新しいホロコーストに携わることさえ望んでいる「新ヒトラー」だと、我々全員にお決まりのことを語ってきた。ギラード・アツモンはこの精神障害を「事前心的外傷性ストレス障害」と巧みに呼んでおり、彼は実に正確だ。イスラエルは主としてこの「先制的geschrei *」を、欧米非ユダヤ人(ゴイム)から可能な限り多くの譲歩(と金)を搾り取る方法として使ってきた。だが深い意味では、イスラエル人は少なくともぼんやりと、彼らのプロジェクトは持続可能ではなく、自分の全ての隣人を威嚇することで、どんな国家の生き残りも保証できないのを知っている可能性がある。暴力、特に邪悪な過激な暴力は、本当に、人々を威嚇できるが、それも、ある程度の時間だけだ。遅かれ早かれ、いかに露骨であっても、人間の魂はどんな恐れにも負けないほど成長し、恐れを、新たな非常に強力な決意の感覚で置き換えるだろう。

 ロバート・フィスクが、14年前の、2006年に、こう言っていた

シャロンが重度の脳卒中を患う前、クネセト(イスラエル国会)でこの言葉を言った。「パレスチナ人は痛みを感じなくてはならない」。これは一つのパレスチナ・インティファーダ中のことだった。もしアラブ人を殴り、殴り、殴り続ければ、彼らは屈服するだろう。最終的に彼らは跪き、自分たちに、欲するものを与えるだろうという考えだ。それはもはや、あてはまらないのだから、これは、何から何まで、自己欺瞞だ。それは私が最初に中東に到着した30年前には、あてはまったていた。もしイスラエル人がレバノン国境を越えれば、パレスチナ人は彼らの自動車に飛び乗り、ベイルートにドライブし、映画館に行った。今イスラエル人がレバノン国境を越えると、ヒズボラがベイルートで彼らの車に乗り、彼らとの戦いに参加するため、南に駆けつける。だが重要なのは、今アラブ人はもはや恐れないことだ。彼らの指導者たちは恐れている、この世界のムバラクたち、エジプト大統領、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王。彼らは恐れている。彼らは彼らの金のモスクで揺れ震える、なぜなら彼らは我々に支持されているから。だが人々はもはや恐れていない。

 2006年には、ごく一部のアラブ人にだけ本当だったことが、今や大部分の人々(多分全員にさえ?)に本当になった 2020年のアラブ人。イラン人については、彼らは一度もアメリカ合州国を不安に思ったことがなく、この運動が設立された際、新生ヒズボラに彼らが質的に新しいこの種の「特別な勇気」(これが本当のシーア派精神だ!)「吹き込んだ」のは彼らだ。

 帝国は多くのことを生き残れるが、彼らがもはや恐れられなくなると終焉は近い。イランの攻撃は世界の国々に基本的な新現実を証明した。イランがアメリカを恐れているより、アメリカはイランをずっと恐れているのだ。アメリカ支配者と政治家は、もちろん違う主張をするだろう。だが今や、フーシ派でさえ公然と、「親切の枢軸」の連合した威力に首尾よく挑戦できるというだけでも現実を作り直す無駄な努力は失敗する運命だ。

 アメリカとイスラエルの指導部は、タイタニック号上のオーケストラとみなすことができる。彼らは上手に演奏しているが、彼らは濡れて、死ぬだろう。

The Saker

(* geschrei:金切り声を上げること、悲鳴を上げること、叫ぶことを意味するイディッシュ語単語)

記事原文のurl:https://thesaker.is/u-s-posture-in-the-middle-east-preparing-for-disaster/

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 売国傀儡の言うこととは、常に逆のことを考えなければいけない面倒な属国。平和ではなく、戦争への船出。

 孫崎享氏のメルマガ記事:

海自護衛艦、中東へ出航 2月下旬から情報収集活動、日本船舶の安全確保ではない。危険を増す行動だ。相手国(イラン)から見れば、「調査」は「偵察行動」、敵対的軍事行動の一環、 有志連合でないといっても、情報は米国とシェア。実体的に有志連合。攻撃の危険を増す

 あの選挙、唯一の効能は、自称野党の本質が暴露されたことだろうか?

日刊IWJガイド「注目の京都市長選は現職の門川大作氏が4回目の当選も、18歳、19歳の新選挙権者層は福山和人氏を支持!! 」2020.2.3日号~No.2699号

2020年2月 2日 (日)

永久戦争中のアメリカ

2020年1月31日
Paul Craig Roberts

 映画監督のオリバー・ストーンは彼の映画でアカデミー賞を12獲得した。だが彼がアメリカの戦争の一つに批判的な映画の資金調達をしようとすると、この卓越した実績は役に立たない。
「そういう種類の内容をしようとすると、それはできない。」戦争支持の言説に彼が従わないため"経済検閲"されているのだとストーンはいう https://sputniknews.com/us/202001311078189951-oliver-stone-united-states-is-the-evil-empire/

 ハリウッドは、戦争を擁護するCNNやニューヨーク・タイムズや、その他の売女マスコミと同じ検閲をしている。ロシアや中国や北朝鮮やイランやベネズエラのような「脅威」というレッテルを貼られた国の見解を、我々は決して聞けないとストーンは指摘する。

 民主党も共和党も戦争大賛成だ。彼女は戦争支持者ではないので、民主党員はトゥルシー・ギャバードには、ニューハンプシャー大統領候補対話にさえ参加させるまい。

 ストーンはヒラリー・クリントンやジョー・バイデンなどの民主党幹部連中は、ディック・チェイニーやシオニスト・ネオコンと同じぐらい戦争賛成だという事実が「アメリカが、どれだけ身動きがとれない状態かを示しています」と言う。ストーンのインタビューで、プーチン大統領が言った通り「誰がアメリカ大統領になっても変わらない」。ワシントンの政策は、戦争によって実現する覇権なのだ。

 トランプは、アメリカを戦争から脱出させたいと言った。トランプは、ロシアとの関係を正常化し、ジョージ・W・ブッシュとオバマが、米軍や「自由の闘士」と呼ばれる代理部隊で侵略した国から米軍を撤退させると言った。だが「ロシアゲート」や「弾劾ゲート」で圧力をかけられて、トランプは強力なイスラエル圧力団体による保護を求めたが無駄だった。トランプ弾劾で最も積極的な連中は、下院多数派の民主党ユダヤ人議員で、トランプに対する、わざとらしい虚偽の証言証人の大半もユダヤ人だった。

 それにもかかわらず、トランプは彼の大統領職をイスラエルに捧げている。トランプは最近、イスラエルが彼がそうするよう望んだので、イランが兵器に利用可能なウラン濃縮をやめて遵守していたイランとの充実した多国間合意を離脱すると言った。2020年1月28日火曜日に起訴された重罪犯イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフとのワシントンでの共同記者会見でネタニヤフにへつらう言辞を弄しているが、これは全てのアメリカ人を当惑させ、心から恥ずかしく思わせる、アメリカ大統領による演技だ。

 「皆知っているように、私はイスラエルのために多くのことをした。アメリカ大使館をエルサレム[アラビア語でアル・クッズ]に移転させ、ゴラン高原を承認し、率直に言って、おそらく最も重要なことは、イランとの酷い核合意から離脱した」とイスラエル擁護の大声をあげる聴衆にむけて、ホワイトハウスでアメリカ大統領が述べた。

 トランプが国連見解に違反するまで、エルサレムへのアメリカ大使館移転というトランプの動きは、世界の他の国々や、それまでのワシントンの見解に矛盾している。国際法によれば、イスラエルには併合できない、イスラエルが占領したシリアのゴラン高原を、トランプは所有しておらず、「力は正義である」以外に、イスラエルにシリア領土を与える権限や法的権限を持っていない。だがトランプはそうした。

 注:トランプは彼を弾劾する理由を提供したのだが、それには、彼らが決してするはずのない行為、民主党が反イスラエル姿勢をとる必要がある。共和党もそうはするまい。両党の何から何まで、イスラエル圧力団体が所有しているのだ。

 それゆえに、イスラエルのための中東でのアメリカ戦争は続くだろう。イスラエルは南レバノンの水資源を欲しており、二度失敗したイスラエルの試みが実証している通り、イスラエルは自身の力では、これを実現することができない。

 イスラエルは地域を占領するため自慢のイスラエル軍を二度南レバノンに派兵し、自慢のイスラエル軍は、二度のヒズボラ民兵により、命からがら逃げ出させられた。

 ヒズボラはシリアとイランに資金供給され補給されており、これが、イスラエルが、シリアとイランと戦って、アメリカ人が死ぬための条件を作り出し続けるために、ネタニヤフが、彼の操り人形、アメリカ大統領ドナルド・トランプを利用している理由だ。

 トランプは意固地にネタニヤフの指示に従うだろうが、ロシアが邪魔だ。

 我々にとっての疑問は、ロシアが、欧米に受け入れてもらえるために、腐敗した政治的、社会的な機能障害の欧米への加盟と引き換えにシリアとイランを売るかどうかだ。

 エリツィン時代のアメリカによるロシア乗っ取りによって豊かになったオリガルヒ、ロシアの重要な大立て者連中の欧米の権益を考慮すると、ロシア政府は欧米への加入と引き換えに、中東での大イスラエルを受け入れることがあり得ないとは言えない。

 ロシアは、欧米に毒されることに対し、非常に脆弱だ。共産主義下での生活、あるいはそれにまつわる言説が、ロシア青年の多くに、ロシアに対する偏見を持たせている。アメリカは道路が金で舗装された涅槃だという信仰がある。アメリカ・プロパガンダの成功は全世界におよんでおり、これはロシアにとって大きな弱点だ。現在ワシントンから資金提供されるNGOは、何千人ものロシア青年を、プーチン抗議行動にかりたてることができ、それはアメリカで見出しになり、プーチンはロシア民主主義を抑制する独裁者だというワシントンのプロパガンダを裏付ける。ロシア政府が、この第五列の活動を認める理由はロシア政府の確信の欠如を示している。ワシントンは、このロシアの確信の欠如につけこんで、圧力を強化している。

 ワシントンとそのヨーロッパの家臣が、毎分、毎日、毎週、毎月、毎年ロシアに対して作戦行動をしている状態で、1991年にそうしたように、ロシア政府は再び倒れかねないのだ。ロシアは悠々とした気分からはほど遠い。ロシア主権はまだ保証されていない。

 ワシントンは戦争の根源だ。ワシントンは他の国々を侵略し、爆弾を投下し、悪者にし、脅かす唯一の国だ。戦争の脅威はワシントンにのみ存在している。

 招待されたイラクへの民間旅客機で平和使節におもむいたイラン政府高官ソレイマーニーをトランプは殺したのだ。これは犯罪と戦争行為の両方だ。ロシアがイランの反撃を抑制したので、今ワシントンはソレイマーニー後継者を殺すと脅している。

 世界は見て見ないふりをしている。アメリカ人は、ロシアや中国や北朝鮮やベネズエラのように、イランを敵として見るよう洗脳されている。だから殺されるイラン人が増えれば増えるほど、洗脳されたアメリカ人は益々が幸福になるのだ。

 ヨーロッパと日本はワシントン属国で、イスラエルに奉仕する世界覇権のためのワシントンの衝動を阻止する上で、いかなる抑制も知性も、全く貢献できない。

 戦争が我々の未来だというのが結論だ。コロナウイルスが、鳥インフルエンザや、SARSや、豚インフルエンザのような世界的大流行の誇大宣伝ではないと想定しても、核兵器より遥かにわずかな人々しか殺さない。

 本当に、ワシントンと、その戦争は、惑星地球の生命に対する脅威だ。世界がワシントンとイスラエルの野心で捕らわれの身になっている。ロシアと中国が断固とした態度を取るのを拒絶して、愚かにも、アメリカの干渉や、おそらく生物兵器攻撃にも両国を開放し続けているので、戦争は我々の未来だ。ボタンが押された時、我々は存在するのをやめるだろう。動物、鳥、植物や樹木もそうなるだろう。

 ワシントンがもたらした荒廃だけが残るだろう。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2020/01/31/america-at-war-forever/

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 京都市長選挙の日。

日刊IWJガイド「本日京都市長選投票!! 現職門川氏先行、新人福山氏・村山氏追う!! 福山氏最終演説に立憲プラカ持つ支持者多数、門川氏推薦の立憲執行部へ『造反』」2020.2.2日号~No.2698号

2020年2月 1日 (土)

新たな温暖化対策強調の背後にある本当の金の流れ

2020年1月27日
F. William Engdahl
New Eastern Outlook

 わずか一年ほどで、思いつける人々のほとんど全員、地球温暖化を「止める」ための急進的対策として、新たな環境重視の時流に乗ったように思える。現在、企業経済グローバル化の砦であるスイスのダボス世界経済フォーラムは、今年、「地球を救う方法」という概念に焦点を当てて、「ステークホルダーがつくる持続可能て結束した世界」を主要テーマにした。もちろん、特別講演者は若いスウェーデン人活動家グレタ・トゥーンベリだった。ごくわずかの人々しか理解していないのは、このすべてが、世界的な資本の流れの大規模な移行を準備するために、利益を得る立場にあるひと握りの巨大金融企業によって、どれほど慎重に計画されているかだ。

 グレタから、いとしのチャールズ皇太子に至るまで、ダボス2020年の主題は、初めて地球温暖化の話題で独占された。世界巨大企業約3,000社の会議の隙間をぬって、大規模な世界的キャンペーンが計画されており、それには世界最大の投資ファンドのトップ連中や世界の主要な中央銀行幹部が加わっているのだ。

 ダボス評議員

 グローバリゼーション推進者のダボスが、地球温暖化問題の背後に、それほど強力に控えているのは偶然ではなかった。ダボス世界経済フォーラムには任命された評議委員会がある。彼らの中には、環境活動家の億万長者で、Climate Reality Project議長で、グレタ・トゥーンベリの早くからの後援者アル・ゴアがいる。世界経済フォーラム評議員には、ECB総裁としての最初の言葉が、中央銀行は気候変化を優先事項にしなければならないと言った元IMF専務理事で、現欧州中央銀行総裁のクリスティーヌ・ラガルドもいる。もう一人のダボス評議員として、ボリス・ジョンソンの地球温暖化顧問に任命されて、気候変化を無視する年金基金が(原文のまま)破産のリスクをおかしていると警告している退任するイングランド銀行総裁マーク・カーニーがいる。評議委員会には、影響力の大きなカーライル・グループ創設者デイビッド・M・ルーベンスタインもいる。世銀グループの競争力と炭素排出権価格設定の上に同じくレベルが高い指導者としてフォーラムの議長である農業関連巨大企業ユニリバーのFeike Sybesmaもいる。この新たな環境重視の取り組み推進に関して、おそらく最も興味深いのは、投資グループ、ブラックロック創設者でCEOのラリー・フィンクだ。

 フィンクの手紙

 ブラックロックは普通の投資資金ではない。ニューヨークに本拠地を置くブラックロックは、100以上の国に投資した約7兆ドル、そう、兆も管理している世界最大の資産管理企業だ。それはドイツ、フランスの合計GDPよりも大きい。彼らは世界中の全ての主要取引所で株を支配し、主要石油企業や世界最大の石炭企業の筆頭株主だ。意欲的なドイツのCDU政治家フレデリック・メルツは、2016年から、ブラックロック・ドイツの会長だ。

 2020年1月14日、気候変化を呼び物にするダボス会議のわずか数日前、フィンクは企業CEO向けに、異様な年報を発行した。ブラックロック創設者でCEOのラリー・フィンクは、気候関連投資に、本格的に飛び乗ったのだ。

 ブラックロックの7兆ドルから多少の投資を期待している無数の企業に案内する精読される手紙に、彼はこう書いていた。「地球温暖化は、企業の長期見通しにおける決定的要因になった。」最近の地球温暖化反対運動を引き合いに出して、フィンクはこう述べている。「認識は急速に変化しつつある、我々は金融の基本的再形成の寸前にあると私は考えている信。気候リスクの証拠が、現代の資金管理に関する中核的な仮定を再考するよう投資家に強いている。」

 「気候リスクは投資リスクだ」と宣言して、フィンクは、気候リスクがどのように経済全体に影響を与えるか、というとてつもなく困難な質問をする。彼には答えがあるのを我々は知ることになる。「リスクと資産価値の徹底的な再評価」と彼が呼ぶものに言及して、フィンクは「資本市場は、未来のリスクを前倒しにするので、我々は、気候そのものの変更を見るより速く、資本配分の変化を目にすることになる。近い将来、大半の人々が予想するより早く、大規模な資本再配分があるだろう。」ひと握りの世界最大の金融集団が、その資本再配分の舵を取ることを我々は知るのだ。これだけでも、内省のための小休止が必要なはずだ。ここには、別の狙いがあるのだろうか?

 フィンクとお仲間は、一体どのようにして、彼らの投資、そして、他の人々の金、我々の何百万もの国民貯蓄の投資の流れを変えるのだろう? ブラックロックは、7兆ドルを投資している企業に「持続可能性を、ポートフォリオ構築とリスク管理にとって、不可欠なものにし、彼らがグリー適合だという証明を見せるよう要求することを計画している。一般石炭生産者のような、持続可能性での高いリスクとなるものへの投資を止める。化石燃料をふるいにかけるような新たな投資商品のたちあげ。投資管理活動での、持続可能性と透明度への貢献強化」。言い換えれば、もしあなたが国連IPCCやマッキンゼー社を含めた関連集団の要求に従わなければ、あなたは多額の金を失のだ。

 TCFDとSASBが、しっかり監視する

 新たなグリーン投資は良いことだという主張の一環として、フィンクは、ブラックロックが気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の創設メンバーだったと言っている。彼は「気候関連リスクの評価や報告や、資産管理に不可欠なガバナンス問題に関して、TCFDは有益な枠組みを提供します」と主張している。

 TCFDは、2015年に国際決済銀行が創設し、ダボス理事会メンバーのイングランド銀行総裁マーク・カーニーが議長を務めている。2016年、シティー・オブ・ロンドン自治体とイギリス政府とTCFDが、「グリーン」投資に、何兆ドルも向けることを目指して、グリーンファイナンス・イニシアチブを立ち上げた。金融安定理事会FSBの中央銀行幹部が、TCFDを構成する31人の人々を指名した。億万長者マイケル・ブルームバーグが議長を務めるTCFDには、更に、ブラックロック、JP Morgan Chase、バークレイズ銀行、HSBC;世界で二番目に大きい再保険会社のスイス・リー、中国のICBC銀行、タタ・スティール、ENI石油、ダウ・ケミカル、巨大採鉱企業BHPと、アル・ゴアのジェネレーション・インベストメント社のデイビッド・ブラッドがいる。中央銀行の極めて重要な役割に留意願いたい。

 更に、ブラックロックと、一兆ドル資金の世界中のお仲間が、適切な企業に正しい投資をするのを保証するため、フィンクは「ブラックロックは、米国サステナビリティ会計基準審議会(SASB)が様々な問題に対し、報告持続可能性情報に一連の明確な基準を提供すると信じている」と述べており、温暖化防止に役立つという認可を与えるSASBメンバーを、一体誰が構成するかを見るまでは、これは心強い。メンバーには、もちろんブラックロックに加えて、ヴァンガード・ファンド、フィデリティー・インベストメント、ゴールドマン・サックス、ステイト・ストリート・グローバル、カーライル・グループ、ロックフェラー・キャピタル・マネジメントや、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチやUBS等の多数の大手銀行がいる。この枠組みグループは一体何をしているのだろう? 彼らのウェブサイトによれば「我々は、2011年以来、77の産業のために、持続可能性会計基準を開発し、維持するという意欲的目標に取り組んでいる。」つまり、現在、主要な採鉱や石炭や石油プロジェクトで、数十年にわたり、世界中の資本の流れの舵を取っている、まさにその金融集団が、今、どの企業が、将来「グリーンボンド」投資の金に恵まれる資格があるのか、どの企業は、そうでないのかの裁定者になっているのだ。

 中央銀行連中が加わる

 ここ数カ月、世界中の主要中央銀行幹部が、中央銀行の「主要責任」の核心として、驚くべきことに、インフレーションや通貨安定化のような問題をさしおいて、気候変化だと言い出した。一体どうして、そうなるのか、誰も、あえて説明しようとしておらず、これには一層困惑させられる。

 2019年11月、連邦準備制度理事会は「気候変化の経済学」という題の会議を開催した。連邦準備制度理事会の金融安定委員会議長ラエル・ブレイナードが、気候変化は金融政策と金融安定のために重要だと述べた。最近、日本銀行の黒田東彦総裁は、日本の新聞に「気候関連リスクは、他の金融リスクより、影響が比較的長く続くことを意味する点で、他のリスクと違い、影響は遥かに予測しがたい」「それゆえ、気候関連リスクの影響は、徹底的に調査、分析する必要がある」と述べた。前IMF専務理事のクリスティーヌ・ラガルドは、欧州中央銀行総裁としての最初の発言として、欧州中央銀行政策レビューで、地球温暖化に関し、重要な役割を演じたいと宣言し、欧州中央銀行のドイツ・メンバー、イェンス・ヴァイドマンから批判された

 おそらく、地球温暖化について、最も率直で活動的な中央銀行幹部はラリー・フィンクとともにダボス評議員である、退任予定のイングランド銀行総裁マイク・カーニーだ。ボリス・ジョンソンの地球温暖化問題顧問をつとめる予定のカーニーは、最近、不特定の年金基金分析を引用して、「あらゆる企業の政策を合計すれば、摂氏3.7-3.8度の温暖化と矛盾しない」とBBCに述べた。彼は更に、摂氏4度の気温上昇にまつわるリスクの中には「最高7億6000万人の人々に影響を与える海面の9メートル上昇、 燃えるような熱波や干ばつや、深刻な食物供給問題」があると科学者たちが言っていると続けた。確かに、本当に恐ろしいことだ。

 上記通り、既に2015年の昔、ダボス理事会評議員で、国際決済銀行BISの金融安定理事会(FSB)議長のカーニーは「地球温暖化のリスクについて、投資家、貸付会社やと保険会社に助言するため」気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)を設立していた。

 明確になりつつあるのは、最近の劇的な地球温暖化反対行動の世界的な活動は、世界の生活水準を劇的に低下させる、遥かに効率が低いエネルギー・モードへの世界経済の本格的再編成を正当化するのが狙いだ。2010年、国連気候変動政府間パネルの第三作業部会共同議長オトマル・エデンホファー博士が、インタビュアーに言った「我々は、事実上、世界の富を、気候政策で再分配するのだとはっきり言わなければならない。国際的な気候政策が環境政策だという錯覚から、人は自身を解放しなければならない。それは環境政策には、もはや、ほとんど何も関係ない」それをするために、世界最大の資金管理者ブラックロックから始めるより良い方法があるだろうか?

 F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師。プリンストン大学の政治学位を持つ石油と地政学のベストセラー作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/01/27/follow-the-real-money-behind-the-new-green-agenda/

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 「クルーズ船から乗客6000人降りられず、新型肺炎検査で2人隔離」という記事で『デカメロン』を思い出した。イタリア古典。デカとは十という意味。1348年に大流行したペストから逃れるためフィレンツェ郊外にこもった男3人、女7人の10人が退屈しのぎの話をする趣向、10人が10話ずつ語り全100話。読んだのは40年以上前。楽しい艶笑譚。

 1/31 参院・予算委員会
 共産党の大門実紀史議員が、萩生田光一大臣が、関連集会で「カジノは、一度開設したら、撤退させることができない仕組みなので、安心して進出できるようになっている」という趣旨の発言したのを暴露。当然のわけのわからない弁明?にTPPのラチェット条項や、ISD条項を思い出した。
 夜の大本営広報部呆導、この重要な質疑応答にふれたものはあったのだろうか。

 共産党大門実紀史議員の質疑 約20分

 https://youtu.be/1APbT46VPGI

 そこで、孫崎享氏の日刊ゲンダイ記事題名には、大いに違和感を受ける。

米国ファーストのトランプ政権と自分ファーストの安倍政権

 日本人の資産を、アメリカのカジノ企業に永遠にさしあげる行為は自分ファーストだけではないだろう。下記表現が、より正確だろう。

米国ファーストのトランプ政権と米国ファーストの安倍政権

 日刊ゲンダイDIGITALには、こういう記事もある。

また望月記者イジメ?菅長官ベッタリの首相官邸記者クラブ

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