イランでの抗議行動はワシントンの画策
2020年1月13日
Paul Craig Roberts
抗議しているイラン学生、イラン政府、誰が最も愚かか知るのは困難だ。
ロシアや中国の政府と同様、イラン政府は、彼らの敵ワシントンやイギリスがNGOに資金供給し、イランで活動するのを許している。無頓着で実に愚かなイラン人学生たちは、外国に資金供給されるNGOから資金、激励、組織、抗議行動する力を得ている。
学生がどれほど愚かか示すと、報道によれば、敵は、彼らを爆撃すると脅している国アメリカではなく、イラン政府だと繰り返しているのだ。イラクやリビアやシリアの後、イラン学生が、一体どうして、自国を、似たような混乱と破壊状態にしたがっているのか、いぶかしく思う。なぜこのような愚かな学生を産み出す大学に、政府が資金供給するのか不思議に思う。
ワシントンの政権転覆リストにある国々が、一体なぜ彼らの国内でワシントンが第五列に資金供給するのを許すのかに関する説明を私は一度も見たことがない。イランやロシアや中国は国家への反逆を受け入れることで、どれほど民主的か示そうとしているのだろうか?
私が知る限り、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスや他のいかなるワシントン属国にも、イランや中国やロシアから資金供給を受け、政権転覆を煽動するNGOはない。アメリカでは、大統領は、アメリカを売っていると非難されずに、ロシア大統領と会うことさえできない。ロシアから資金供給されたNGOが抗議行動を計画し、政権転覆を煽動するのをワシントンが大目に見る可能性は想像できない。
イランやロシアや中国がそれを認めているのは、これら政府の能力への疑問を引き起こす。
ロシア人専門家によれば、ウクライナの飛行機墜落事故を起こした「人的ミス」に対して、アメリカに「部分的責任」がある。 https://www.paulcraigroberts.org/2020/01/13/according-to-russian-experts-the-us-bears-partial-responsibility-for-the-human-error-which-caused-the-ukrainian-plane-crash/
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2020/01/13/the-iranian-protests-are-a-washington-orchestration/
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大切な金づるは、安心してラクダに乗っていられる。ミサイルは飛んでこない。観光写真を見ても言葉は出ない。
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明石順平弁護士の新刊「人間使い捨て国家」を拝読しているので、明日のインタビューはありがたい。ご本人から拝聴すれば理解が深まりそう。
「人間使い捨て国家」脱却には政治を変えなければ! 明日午後5時半より岩上安身による明石順平弁護士インタビューを生配信します!
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