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2020年1月 3日 (金)

中東における極めて危険な進展(更新中)

2020年1月2日
The Saker

 親愛なる皆様

 私は家に着いて、ガーセム・ソレイマーニー少将が、多連装ロケット砲攻撃(ロシアの情報筋は無人飛行機攻撃だったと言う)とされるものにより、更に5人から8人の人々とともに殺されたというニュースを見た。これは実に悪い。更にこれだ。

 RIAニュースのテレグラム・チャンネルは、アメリカが、この攻撃を実行したと主張していると報じている。

 これまでのところ、PressTVはソレイマーニーの死を確認していないが、他局がは確認している。

 もし彼が本当に亡くなったなのであれば、ありそうな状況は下記のものだ。

100%の憶測開始
トランプがイランを脅迫し、最高指導者アリ・ハメネイが、アメリカができることは何もないと宣言し、ただ彼が間違っていることを証明するため、アメリカはソレイマーニーを殺害した。もちろん最高指導者アリ・ハメネイは、アメリカは何も*効果的な*ことはできないと言っていたのだ。彼は明らかに卑怯な暗殺を思い描いていなかった。アメリカ合州国政府は、今帝国がどれほど無敵か「アヤトラに目にもの見せた」のを見られるのだ。(既に始まった)結果など、どうなろうと構わない。
100%の憶測終了。

 攻撃そのものに戻ろう。

 率直に言って、彼らが実際それをしたか否かにかかわらず、トランプや/あるいはネタニヤフには、攻撃実行を主張しない十分な頭脳があるよう願っていた。そして、確かに、今アメリカは実行した主張をしているように見える。

 今、一つだけ疑問がある。イランは、この殺人を罰せず放置するだろうか?

 そうかもしれない。だが私は彼らが報復するとは想像できない。

 次に、イランがどのように報復しても、アメリカは、それをイラン攻撃のための口実として利用するだろう。

 今グリニッジ標準時01時46分で、鍵になる要因の多くが欠けているので、これについて判断するには余りに早い。
とは言え、わずかながら我々が知っていることを考えると、文字通り今すぐにも、中東で戦争がおきるかもしれないと皆様に警告する選択肢しか考えられない
 私はあらゆる情報を求めて、ニュースを探すつもりだ。
 もし何か興味深いことをご覧になったら是非コメント欄に(情報源を含め)情報公表願いたい。私は特にアメリカが攻撃の背後にいたのを公式に確認するかどうか見る必要がある。

 ガーセム・ソレイマーニー少将は正真正銘の英雄で、彼は、2015年、私の「Saker・マン・オブ・ザ・イヤー」だった。これは自由を愛する人々全員にとって本当に大きな損失だ。ご冥福をお祈りする。

 私は今夜遅く戻る予定だ。

The Saker
更新1: PressTVが現在報じているのは、これが全てだ。https://www.presstv.com/Detail/2020/01/03/615224/Hashd-Sha%E2%80%99abi-public-relations-director-killed-in-rocket-attack-on-Baghdad-airport
更新2: イラクTVが死亡を確認した。https://www.militarytimes.com/news/your-military/2020/01/03/iraq-rockets-fired-at-baghdad-airport-7-people-killed/
更新3: PressTVライブが将軍の死を確認した。https://www.presstv.com/Live
更新4: トランプが、これをTwitterに投稿した。これは確認も同様だ。
更新5: 今それは確認された。ご自身でご覧願いたい。https://www.rt.com/news/477354-pentagon-confirms-soleimani-killing/(もしこの白痴どもが彼らが本当にイランを「阻止」できると信じているなら、連中は私が思っていたより更に度し難い)
更新6: この情報源によれば、これは「大統領の指示で、米軍は、アメリカに指定された外国テロ組織、イラン革命防衛隊クッズ軍司令官ガーセム・ソレイマーニーを殺すことで、国外のアメリカ要員を保護するため決定的な防衛措置を行った」と国防省は電子メールの声明で述べた。」国防総省電子メールだ。
更新7: アメリカは今や、バグダッドのイラン大使館員を恫喝しようとしているように見える。ここを参照。https://www.presstv.com/Detail/2020/01/02/615194/Iraq-United-States-helicopter-Iran-Embassy-Baghdad

暫定的結論:

そう、今我々はソレイマーニーが本当に殺害され、アメリカが実行したのを知っている。鍵になる要因は全て集まった。今我々ができる全ては、この暗殺による(アメリカ国内でも、国外でも、イラン国内でも、国外でも)政治的副産物を明らかにすることだ。

 私は、どんな形にせよロシアが関与していたとは思わない。中国もそうだ。なぜか? 今すべてがイラン対応次第だから。私は明日中に分析を作成するつもりだ。

 もし読者が適切な/興味深い情報をお持ちなら是非下記コメント欄で公表願いたい。私は分析を書く前、それを読むつもりだ。今私は二つの理由で、戦争は、ほぼ80%確かで、残りは20%だと申し上げたい。第一に、イランは最初に状況の詳細分析をせずには決して何もしない極めて洗練された当事国であり、二番目に、我々はまだ全ての事実を得ていない(核となる重要な事実しか持っていない)ためだ。

 この時点で私が待機状態に留まる意味はない。私は明日は分析する前に、多少睡眠をとった方が良さそうだ。

 それまで皆様に、おやすみなさい/おはよう/こんにちはと申し上げる。

 希望を失なわない!!ことが重要だ。私は明日、なぜこの悲劇的な悪い事件に我々が過度に反応すべきではないか説明するつもりだ。

 私はまだ「抱擁と喝采」と言えるだろうか?

 私は「抱擁」だけに固執したい。

 放送終了。

 The Saker

記事原文のurl:https://thesaker.is/extremely-dangerous-development-in-the-middle-east/

----------

 2019年4月16日、下記のMoon of Alabamaによる記事を翻訳掲載している。

トランプはなぜイラン革命防衛隊軍団を外国テロ組織に指定したのか?

 現時点では、下記き二つの日本語記事がある。同じ情報源?

 CNN

イラン革命防衛隊の特殊部隊司令官ら死亡、バグダッドの空港にロケット攻撃 イラク国営テレビ

 livedoor

イラン革命防衛隊の特殊部隊司令官ら死亡、バグダッドの空港にロケット攻撃 イラク国営テレビ

 

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