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2020年1月 1日 (水)

ロシアや中国や、帝国に吸収されない他の政府を私が批判しない理由

2019年12月30日
ケイトリン・ジョンストン
CailinJohnstone.com

 たまたまある日、どの政治的エコー・チェンバーで議論をしているかによるが、私に対する良くある批判の一つは、読者の多くも確実に遭遇しておられるだろうが、アメリカ合州国と同盟国の外交政策を批判することに全エネルギーを投入しているということだ。

 「あなたは反戦ではない、アメリカの戦争に反対なだけだ!」と彼らは、あたかも何か衝撃的な打撃を与えるかのように言うのだ。「もしそれほど反戦なら、どうしてシリアでのアサドの戦争を批判しないのだ? それほどの反帝国主義者なら、今までに、どこで、一度でも、ロシア帝国主義も中国帝国主義を批判したか見せろ。」

 こうした主張は、世界中の他の全ての強暴な政府にも反対していない限り、アメリカが率いる戦争に反対する人々は、平和への願いが本当の動機ではないというのだ。もし人がアメリカ帝国主義を批判するだけで、ただ他の国の帝国主義を批判しないのなら、その人は、遥かに邪悪なもの、おそらくアメリカに対する憎悪が動機なのに違いない。

 こうした説得力のない主張に対して、私には三つ答えがあるが、それを利用したいとお望みの方々のために、ここに列記しておこう。

1.こういう主張をしている人々は、彼らの主張を自分には決して適用しない。

 世界のあらゆる場所での、全ての政府による、全ての悪事を誰も非難しない。もしツイッターで、「あなたは全ての良くない政府を批判しなければならず、さもなければ、あなたの批判は無効だ」と言う人物に出くわしたら、彼らのツイッター・ハンドルに、主流メディアが長年悪者にしていない、「ドゥテルテ」や「シーシー」や、アメリカと同盟している他の専制君主の誰かを加えて、検索して頂きたい。そうすれば彼らが、そのアカウントで、そうした指導者の誰かに一度も触れていないことがわかるはずだ。

 もちろん、これが証明するのは、彼らは実際に全ての政府による全ての悪事は等しく非難に値するという信念を実践していないことだ。彼らが実際に実践しているのは、テレビが批判している政府を批判すべきだという信念だ。ロシアや中国やシリアやイランなど。アメリカ国務省とCIAのお好みではない政府だ。従順でない政府だ。アメリカに集権化している帝国の塊に吸収されるのに抵抗している政府だ。

 彼らはそれは実行不可能だという理由で、自身が主張する論理を実行しない。誰でも一日に使える時間は限られており、人はどこに焦点を置くべきか決めなければならない。私は個人的に、戦争商売と帝国主義で、唯一の最も言語道断な違反者に焦点を置くと決めている。そこで、次の話題になる。

2.アメリカ帝国は、戦争を商売にする地球上最悪の帝国主義勢力だ。

 アメリカ率いる政権転覆干渉主義は文字通り常に悲惨で、文字通り決して有用ではない。これは明白な事実だ。私がオンラインの議論で立場を明確にすると、難攻不落の立場なので、帝国主義者は非常に落胆する。そこで通常、人身攻撃が始まる。

 全てが等しいわけではない。そんなことは、良い大人に説明しなければならないものではないが、それがプロパガンダの本質だ。他の政府が悪事を働いているのは事実だ。私が知る限り、政府が軍隊を持って、重要な秘密を国民から隠すことが可能になるや否や、これが、ほぼ既定事実になる。帝国に吸収されないロシアや中国や他の政府は、明らかに、この規則の例外ではない。だがアメリカは規模の上で最悪だ。

 他のどの国も到底アメリカには及ばない。他のどの国も、世界中に何百という軍事基地を置いて、宣戦布告しない多数の軍事行動に従事してはいない。他のどの国も、イギリスやイスラエルやサウジアラビアのような強力な殺人政府と、しっかりまとまった連合の形で、地球上に不規則に広がる巨大帝国を育てはしなかった。他のどの国も、軍事・経済連合に吸収されるのを拒否する政府を、制裁や、クーデター画策、秘密CIA作戦、カラー革命、経済操作、プロパガンダ、反体制派民兵の武装、全面的軍事侵略開始で、妨害して、弱体化させるべく、常に取り組んではいない。アメリカとそのガン帝国が転移したした国々だけが、それだけの規模で、あらゆることをしているのだ。

 だから、私は皆様同様、世界中の実に多くの異なる悪に抵抗するため一日に使える時間は限られているので、唯一最も言語道断な犯罪者への反対に、エネルギーを注ぐと決めている。私の意見では、十分な反対勢力が、ほとんどいない犯罪者に。

3.私は自分が暮らしている帝国の悪に対する特別な責任を負っている

 インタビューで、なぜ彼が自身の政府を批判するのに大半の時間を費やすのか尋ねられた際、ノーム・チョムスキーはこう答えた

 「二つの理由から、私の関心事は、私自身の国家が実行している主にテロと暴力です。一つは、それは、たまたま国際的暴力の大きな要素ですから。でも、それよりずっと重要な理由からなのです。つまり私がそれについて何かすることができるからです。ですから、世界中の暴力のたとえ大半でなく、2%に、アメリカが責任があるにせよ、それは主に私に責任がある2%なのです。それは単純な倫理的判断です。つまり、人の行動の倫理的価値は、予期される予測可能な結果によるのです。人の残虐行為を非難するのは非常に容易です。それは18世紀に行われた残虐行為を非難すると同じぐらい倫理的価値があります。」

 ここオーストラリアで、生活するため、私が何をしているのか人々に聞かれると、時々冗談で、オーストラリア外交政策について書いていると答えているが、それはアメリカ外交政策について書いていることを意味している。オーストラリアが、どのようにワシントンの子分つまり、国際問題に関し、アメリカの軍事/諜報的な手先以上のほとんど何の有意義な役割も果たせない無力な属国役を演じているか、私は何度も書いてきた。

 だから、私が実際ここでしている全ては、意味のある主権国家など存在しない帝国の現実に対するチョムスキー哲学の適用だ。帝国内の一員として、もしアラスカやハワイに住んでいたらするだろう同じ方法で、アメリカ政府の不正に焦点を当てるのだ。

 私が世界最大の問題と見なしているもの、つまり私がたまたま暮らし、従って反対する特別な責任を負っている殺人帝国に対し、私は自分の知識と能力を集中している。それこそが誰もがとるべき唯一正気の立場だというのが私の考えだ。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2019/12/30/why-i-dont-criticize-russia-china-or-other-unabsorbed-governments/

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 全く対照的な人物による文章、脱けている漢字を補って読んだ。

新しい時代に向けた属国づくりを力強く進める時です。

 孫崎享氏の今日のメルマガ題名

2020年の日本:メディア、日本の民主主義が危機的になりつつある要因の一つが主要メディアの安倍首相への隷属。2019年は報道の自由、日本は世界の67番目。そして今 安倍首相とメディア幹部会食、「桜」疑惑の最中に急増、桜見る会前夜祭五千円より高い饗応

 新年、大本営広報部の番組ではなく、インタビューを拝聴予定。

年末年始は是非IWJをご覧ください!! 本日は午後2時より岩上安身による作家・歴史評論家・原田伊織氏へのインタビュー、午後4時より「シンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏 6.30」、午後8時より岩上安身による島根大学名誉教授・井上寛司氏へのインタビューを再配信!

 

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