真実がない国、アメリカ
2019年9月20日
Paul Craig Roberts
四年間にわたる土木技術者たちによるワールド・トレードセンター第7ビル崩壊の研究がメディアに提供されてから17日たった。研究は、火事は47階建ての建物の崩壊原因ではなかったと結論した。研究は、"WTC第7ビルの崩壊は、建物のあらゆる柱のほぼ同時に近い破壊がからむ全体的崩壊"だとも結論している。https://www.paulcraigroberts.org/2019/09/04/the-official-story-of-the-collapse-of-wtc-building-7-lies-in-ruins/ 日本語翻訳
言い換えれば、研究は建物が意図的な制御解体によって破壊されたと結論している。制御解体とは、建物を破壊する計画があり、多くのアメリカ治安機関が入居している建物に、解体用配線をするためにアクセスが認められていたことを意味する。この調査結果は、ワールド・トレードセンター所有者シルバースタインが、建物を「pullする」決定がなされたとテレビで言ったのと辻褄が合う。
https://www.youtube.com/watch?v=WlE8iIa5OUs
pull a building(建物を解体する)というのは、制御破壊によって建物を破壊することを意味する。後に、シルバースタインは発言を撤回しようとして、消防士を建物から撤退させる決定を意味だったと主張したが、報道によれば、火事は決して深刻なものとは見なされていなかったので、建物に消防士はいなかった。
17日後、土木工学チームの報告書は、アラスカのローカル・テレビ局と、アラスカのローカル新聞以外のアメリカ・メディアでは言及されないままだ。報告書は記録を抹殺するメモリー・ホールに直接放り込まれたのだ。アメリカ人の圧倒的多数は、情報が彼らから隠されていることを決して知るまい。
アメリカ人の認識を構成しているウソの山は実に高い。実際それは百階建てツインタワーと同じぐらい高い。カダフィとリビアについての嘘、サダム・フセインの「大量虐殺兵器」、「アサドの化学兵器使用」、タリバン、オサマ・ビンラディン、イエメン、パキスタン、中国、ロシアの侵略、第二次世界大戦、第一次世界大戦、ベトナム戦争、中南米諸国政府の打倒、ウクライナ、米西戦争、等々。
これら全ての嘘は暴露されたのに、圧倒的多数のアメリカ人に対して事実は隠されたままだ。『民衆のアメリカ史』を書いたハワード・ジンのような歴史学者や、『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史』で、オリバー・ストーンとピーター・カズニックが、彼らが暮らしている偽りの現実を、アメリカ人に意識させようと試みたが、真実の側のわずかな声は、大規模プロパガンダ機関に、ひたすら圧倒されている。
アメリカが暗い未来に直面している理由は、支配層エリートの狙いのため、言説が、彼らに支配されているからだ。インターネット以外に独立メディアは存在せず、そうしたメディアも、支配層が資金提供する無数のウェブサイトに圧倒されている。
2001年9月11日の出来事が、アメリカ国民には隠された狙いのために計画された偽旗攻撃だった可能性に取り組むには、多くのアメリカ人は精神的、感情的に余りに弱い。彼らは証拠を見るより、それを「陰謀理論」だと切って捨てる方がずっと気楽なのだ。
ツインタワーで亡くなった人々の遺族は、アメリカ国家安全保障の原因不明の完全な失敗を騒ぎたてた。誰も、驚くべきセキュリティー違反や国家安全保障の機能障害のかどで責任を問われなかった。ワシントンは金で家族を買収しようとしたが、部分的にしか成功しなかった。犠牲者の未亡人団体「ジャージー・ガールズ」は遺族の組織化を進めた。彼らの捜査要求を一年はぐらかした後、ホワイトハウスは、最終的に政治的調査に同意して、9/11委員会を任命したが、委員会は科学捜査を避けた。
ツインタワーで家族を失った遺族の会とは対照的に、ハイジャックされた旅客機で亡くなった人々の遺族会について私は全く何も聞いたことがない。おそらく彼らは9/11家族会に入っているのだ。もしそうであれば彼らは静かなメンバーだったに違いない。彼らが説明を要求している様子を私は見たことがない。彼らはほとんど存在していないかのようだ。
2001年9月11日についてウソをつかれていると知っている人々は、依然誠実な答えを得ようとしている。彼らの最新の取り組みに関する記事はここで読める。https://www.globalresearch.ca/911-truth-justice-18-years-after-the-attacks/5689203
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/
記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/09/20/america-a-land-without-truth/
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宗主国のためなら、イージス・アショアや欠陥戦闘機やトウモロコシや大豆は進んで爆買いするが、自国民は平然と棄民する。わずか13億円の支援金。誠意がない国。また台風がやってくるだろうか。
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