リベラリズムは欧米を弱体化させた破綻したイデオロギーだとプーチン大統領
2019年6月29日
Paul Craig Roberts
「リベラリズムという考えは陳腐化している。それは圧倒的多数の国民の利益と対立するようになった。」 - ウラジーミル・プーチン、ロシア大統領 https://on.rt.com/9x4u
プーチンの声明が重要なのは、それが正しいだけでなく、ロシアのリベラル大西洋主義者による政策を拒絶している点にある。欧米の世界経済上の利権に、ロシアの国益を従属させようと努める欧米権益と連携する、大西洋主義者と呼ばれる、リベラルなロシア人の集団は、余りに長い間ロシアで容認されてきた。プーチンは、ずっと前に彼らを解任すべきだった。大西洋主義者の政策は、ロシアの主権を世界的権益の犠牲にして、ロシア経済に損害を与えた。現代欧米芸術や文化の特徴である頽廃のロシアへの導入も、彼らは支持している。https://russia-insider.com/en/christianity/russian-christians-interupt-play-glorifying-sodomy-urge-audience-leave-many-do/ri27310 See also: https://russia-insider.com/en/violence-erupts-west-turns-its-sexual-subversion-weapon-georgia/ri27312
プーチンのリベラリズム拒絶は、大西洋主義者の拒絶を暗示している。これらアメリカ模倣者の危険な考えがロシア政府から一掃されれば、ロシアの隆盛も一層早まるだろう。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/
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まれにオペラやバレーを鑑賞するが、ほとんどロシアのもの。数日前には、国立モスクワ音楽院室内合唱団を聞いた。第一部は古典と現代音楽。第二部はロシア民謡とソビエトの愛唱歌。第二次世界大戦にまつわる歌「おお、道よ」や「鶴」、翻訳歌詞の意味は、「愛唱」というには重すぎる。
対韓半導体輸出規制には驚いている。今日の孫崎享氏のメルマガ題名:
対韓半導体輸出規制の動き。なぜ自由貿易か。双方に利益あるから。輸出規制は双方にマイナス。韓国企業に大打撃。それは確かだ。だが供給者の日本企業は供給なしでマイナス。さらに関連日本企業もマイナス。韓国内製化→中長期に打撃。関連記事転載。
「党首討論」見ていない。大本営広報部のいい加減な司会だったようだ。
日刊IWJガイド「いよいよ運命の夏が始まる! 本日、参院選の公示日! 争点は改憲と金! 」 2019.7.4日号~No.2485号~(2019.7.4 8時00分)
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