ボルトンはイスラエルで対イラン・アメリカ攻撃を引き起こす方法をネタニヤフと相談中
2019年6月23日
Paul Craig Roberts
6月22日に掲載したように( https://www.paulcraigroberts.org/2019/06/22/as-we-face-armageddon-the-western-world-is-leaderless/ 日本語訳はこちら)、ネタニヤフの代理人として、ワシントンがイランを攻撃する危険に世界は依然、直面している。イスラエル代理人ジョン・ボルトンは既にイスラエルにおり、ネタニヤフと相談している。イラン攻撃で面子を立てるようトランプに強いる一層重大な偽旗攻撃が計画されているのは間違いない。https://www.rt.com/news/462505-bolton-army-ready-action/
もしイスラエルとその手先のアメリカ・ネオコンが中東に火をつけるのに成功すれば、それはロシアと中国指導体制の落ち度でもある。ロシアと中国はイランとのNATO風連合を発表し、イランに軍隊を派兵し、もし戦争が起きれば、イスラエルが最初になることを犯罪人ネタニヤフに知らせることで、状況を安定させられるはずだ。
イランを守って世界を救うのは、ロシアと中国の責任ではないという主張を私は知っている。この見解の問題点は、もし戦争が起きれば、ロシア、中国いずれもその結果から逃れられないことだ。戦争に対応しなければならない事態に直面させられるより、両国政府が一体となって先を見越した措置をとるほうが遥かに賢明だろう。
アメリカ議会はずっと前に、現在、ボルトンとネタニヤフの手中にある戦争権限を放棄することで、責任を回避することに決めている。ヨーロッパ政治家はワシントンの何も考えない傀儡だ。世界の指導力にとって唯一の可能性はロシアと中国の政府にある。両者とも、彼らの無為が命取りの行動様式であることを理解すべきだ。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/
----------
うっかり夜のニュースを見て元女優のすさまじい発言を聞かされた。どちらが愚か者で恥を知るべきなのだろう。
『政権交代から6年余り。民主党政権の負の遺産のしりぬぐいをしてきた安倍総理に、感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、まったくの常識はずれ、愚か者の所業とのそしりは免れません!野党の皆さん、もう一度改めて申し上げます。恥を知りなさい。』
植草一秀の『知られざる真実』
まだ残存する消費税増税延期・衆参ダブル選可能性
そして、日刊IWJニュースのインタビュー、この記事とつながっているテーマ!
« ハルマゲドンに直面する中、欧米には指導者不在 | トップページ | イギリスとオマーン:深まりつつある両国の特別な関係は王位継承後も存続するだろうか? »
「イラン」カテゴリの記事
- 失敗に終わったネタニヤフ首相のアメリカ訪問(2025.04.24)
- イランおよび大中東との戦争の踏み台– ディエゴガルシア島!(2025.04.20)
- 真実は反ユダヤ主義だ。抗議はテロだ。反対意見はロシア・プロパガンダだ。(2025.04.11)
- 対イラン戦争でロシアの支援を得たいトランプ大統領(2025.03.27)
- 大統領の鳴り物入り宣伝など忘れろ アメリカ帝国主義によるホワイトハウス占拠だ(2025.01.19)
「アメリカ」カテゴリの記事
- 失敗に終わったネタニヤフ首相のアメリカ訪問(2025.04.24)
- 「イスラエルは自国を防衛する権利がある」はジェノサイド・スローガン(2025.04.19)
- 最悪のシナリオ:アメリカを孤立させ、世界規模の紛争拡大を招くトランプ関税(2025.04.17)
「アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事
- 失敗に終わったネタニヤフ首相のアメリカ訪問(2025.04.24)
- 最悪のシナリオ:アメリカを孤立させ、世界規模の紛争拡大を招くトランプ関税(2025.04.17)
- スティーブン・ミラン:経済学を装うプロパガンダ(2025.04.15)
「ロシア」カテゴリの記事
- ナチス・ドイツ打倒記念行事参加を禁止する欧州連合(2025.04.25)
- あなたに安全を約束するアメリカにご用心(2025.04.05)
「中国」カテゴリの記事
- 関税 - またもやひるんだトランプ大統領(2025.04.14)
- ガザについて嘘をついたように、連中は中国についても嘘をつくだろう(2025.04.18)
- 様々な問題の責任を支配者以外の全員のせいにするよう我々は騙されている(2025.03.14)
- 日本の国家安全保障戦略(2025.03.02)
- トランプ大統領の欧州に対する懲罰は一体何をもたらすのか(2025.02.23)
「ポール・クレイグ・ロバーツ」カテゴリの記事
- 腐敗したアメリカ支配層に宣戦布告したかどでトランプは暗殺されるのだろうか?(2023.06.26)
- ポール・クレイグ・ロバーツは大量虐殺が好きなのか?(2022.05.01)
- ロシアの安全保障提案をワシントンが拒絶したのはまずい判断(2022.01.31)
- 欧米で、ジャーナリズムは宣伝省にとって替わられた(2021.11.23)
「イスラエル・パレスチナ」カテゴリの記事
- 失敗に終わったネタニヤフ首相のアメリカ訪問(2025.04.24)
- 「イスラエルは自国を防衛する権利がある」はジェノサイド・スローガン(2025.04.19)
「トランプ大統領」カテゴリの記事
- 最悪のシナリオ:アメリカを孤立させ、世界規模の紛争拡大を招くトランプ関税(2025.04.17)
- スティーブン・ミラン:経済学を装うプロパガンダ(2025.04.15)
最近のコメント