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2019年6月 9日 (日)

二本立て、イスラエル

 2019年6月8日

イスラエルによるリバティー号攻撃52周年記念日
イスラエルは民主主義国家ではなく独裁だ

Paul Craig Roberts

 二日前、アメリカは軍を称賛し、生き残った兵役経験者に感謝して、Dデイ75周年記念日を祝った。国は軍と共にしっかり立っていた。だがその二日後の今日は、ワシントンがアメリ海軍に背を向けた恥ずかしさの52周年記念日だ。エジプト沖に配備された監視船リバティー号がイスラエル戦闘機と魚雷艇に攻撃されたのは1967年6月8日だった。イスラエルはリバティーを沈没させられなかったが、34人のアメリカ水兵を殺害し、174人を負傷させるのに成功した。乗組員の70パーセントがイスラエル攻撃の犠牲者だった。

 ホワイトハウスは、イスラエル・ロビーを恐れ、アメリカ海軍がリバティー号防衛に行くのを阻止し、アメリカ人の生命を犠牲にして、ジョン・マケイン元合州国上院議員の父親、マケイン海軍大将にもみ消しを計画するよう命じ、さらにアメリカ海軍の名を汚した。生き残った乗組員はもし事件について話せば、軍法会議と投獄だと脅された。生き残った士官の一人が、アメリカ政府がこれまでアメリカ軍に与えた最も恥ずかしい行為について本を書くまでに、20年かかった。

 2003年、イスラエルのリバティー号攻撃の36年後、元海軍作戦部長と統合参謀本部議長のトム・モーラー海軍大将が、イスラエルによるリバティー号攻撃と、リバティー号が攻撃されていた間の軍の救出支援航空機呼び戻しと、その後のアメリカ政府による隠蔽を調査する独立委員会を召集した。委員会は、モーラー海軍大将、米海兵隊元副司令官レイモンド・デイビス大将、元アメリカ海軍法務総監メルリン・スターリング海軍准将と、駐サウジアラビア元アメリカ大使ジェームズ・エイキンズで構成されていた。

 例えば、このオンライン報告書を読むことができる:https://en.wikisource.org/wiki/The_Moorer_Report

 報告は衝撃的だ。報告の結論で、特に下記は際立っている。

 アメリカ国内でのイスラエル支援者の強力な影響力のため、ホワイトハウスは意図的に、アメリカ国民からこの攻撃の事実を隠蔽した。

 アメリカ国内でのイスラエル支持派圧力団体による継続する圧力のため、この攻撃は、議会によって一度も徹底的に調査されていない海軍唯一の重大事件のままだ。今日に至るまで、生き残った乗組員は攻撃について公式、公的に証言するのを許されていない。

 アメリカ海軍史に未曾有の公式隠蔽があった。このような隠蔽は今(退役)海軍准将メルリン・スターリング、元海軍法務総監、ウォード・ボストン船長、1967年のリバティー号攻撃審問海軍法廷の主席法律顧問陳述に裏付けられている。

 イスラエルによる攻撃と、その後のホワイトハウスによるもみ消しについての真実が現代まで、アメリカ人から公式に隠され続けて、国辱であること;

 選挙で選ばれたアメリカ公務員がアメリカの権益をどんな外国でものものに従属させることをいとわなくて、特に、それらがアメリカの権益と対立するとき、イスラエルの権益に対抗することを好まないときはいつでも、我々の国家安全保障に脅威が存在すること; この政策は、リバティー号防衛の失敗と、イスラエル攻撃の後の公式のもみ消しにより証拠づけられて、アメリカ人の安全と合衆国の安全管理を危険にさらす。」

 生存者の多くとのインタビュー、攻撃を隠蔽する役を割り当てられ、その後、隠蔽するのを拒絶したウォード・ボストン船長や、ホワイトハウスの命令で呼び戻された海軍強襲揚陸艦アメリカ号の戦闘飛行隊ビル・クナトソン隊長や、戦略的国際研究センターCSISでの元同僚モーラー海軍大将との長い議論の後、私はイスラエルによるリバティー攻撃について何度か書いた。例えば、その一部はこのウェブサイトのアーカイブで読める。 https://www.paulcraigroberts.org/2016/07/26/the-israeli-attack-on-the-uss-liberty-paul-craig-roberts/ 翻訳は「アメリカ艦船リバティー号に対するイスラエルによる攻撃」 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-fd10.html

 アメリカ政府に対するイスラエルの影響力を軽視する人全員、無知なばか者だ。

 ネタニヤフは自らを独裁者に引き上げている。

 我々は毎日「イスラエルは中東唯一の民主主義だ」というのを耳にする、しかしイスラエルは民主主義国家なのだろうか、独裁なのだろうか?

 民主主義国家では政府の最高メンバーさえ法律に従うはずだが、ネタニヤフの場合はそうではない。2年に及ぶ調査後、イスラエル検事総長は、ネタニヤフ首相を贈収賄、詐欺と背任行為の罪で起訴する意図を発表した。 https://www.nytimes.com/2019/02/28/world/middleeast/benjamin-netanyahu-indicted.html

 これは、アメリカ大統領選挙で不正をするためプーチンと共謀したかどで、トランプ大統領をマラーが起訴するようなものだ。トランプには一巻の終わりがあっても、ネタニヤフにはないのだ。ネタニヤフはイスラエルのアビハイ・マンデルブリット検事総長を解任し、彼自身をその職に任命して、彼自身に告訴に対する免責を与えたのだ。https://www.rt.com/news/461082-netanyahu-justice-minister-charges/

ネタニヤフ首相は、既に自身を防衛、厚生と文部相に任じている。今彼は検事総長でもある。政府のいくつの職が一人の手中に集中すれば、その人物が独裁者になるのだろう? こう考えてみよう。もしトランプ大統領が、国防長官、司法長官、財務長官と国土安全保障長官だったら、彼は大統領なのだろうか、独裁者なのだろうか?

トランプはこれらのポストのどれも持っていないが、民主党の一部が独裁者だと言って彼を非難している。それならネタニヤフは一体何にあたるのだろう?

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 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/06/08/an-israeli-double-feature/

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 「リバティー号 52周年」で検索しても、「東武 リバティ1周年記念ツアー」しか出てこない。

 興味深いことに、文中でロバーツ氏が言及している彼の過去記事の小生翻訳、「アメリカ艦船リバティー号に対するイスラエルによる攻撃」 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-fd10.html 検索してもでてこない。コピーされた方々のページは見つかる。前にも書いたが、彼らはいわれているような、検索エンジンではない。隠蔽エンジンだ。

 

Liberty

 この話題は「大企業支配政府下において、企業検閲は国家検閲だ」の後記でもかいた。

 簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(日本?)(冒頭末尾以外再再再掲)が、いかに隠蔽されたかを。

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