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2019年1月24日 (木)

独裁政権を支援する戦争屋ポンペオ

Brian CLOUGHLEY
2019年1月20日
Strategic Culture Foundation

 1月2日、マイク・ポンペオ国務長官はブラジルを訪問し、アーネスト・アロージョ外務大臣との議論で、彼らが「民主的な国家統治と、彼らの人権を復活させることで、ベネズエラとキューバとニカラグア国民を支持することを含め、地域の、世界的課題を取り上げるため共に働く重要性を強調した」と国務省は指摘した。ポンペオは、アメリカとブラジルが「独裁政権に反対して、共に働く機会がある」と宣言した。

 これから我々は、ポンペオが民主的な国家統治の強い提唱者で、常にアメリカが「独裁政権」の国に住む不幸な国民の支援を明かにするだろうと思う。彼が、世界人権宣言に明記されている「全員の思想、良心と宗教の自由の権利」を信じているに違いないことは外見上明かだ。

 不幸なことに、彼がブラジルを去り、中東に行った後、否定し難く権威主義的手段で国を支配している専制君主に対し、精力的な支持を彼が発言しているので、ポンペオは、民主主義と信教の自由について、非常により好みする支持者であることが明かになった。

 1月10日、カイロでの演説で、ポンペオはイランを脅迫し、「イラン政権と対決する我々の側に、これまでにないほどの国々が集結していると宣言した。エジプト、オマーン、クウェートとヨルダンは全て、制裁を避けようとするイランの努力を妨害するのに多いに貢献した。」世襲君主国家三国と、軍人に支配さる一国という、これらの国々が、対イランのアメリカの動きで、アメリカに加わったのは彼にとって喜ばしいに違いない。

例えば、オマーンは男性長子による「絶対王政で。 サルタンのカーブース・ビン・サイード・アル・サイードは、1970年からオマーンの世襲指導者だった。」 フリーダム・ハウスは「政権がほとんど全ての政治的権利と市民的自由を制限し、批判や反対意見に刑事罰を課していると指摘している。 政党は認められず、当局は、組織的政治的敵対勢力を認めていない。」

ヨルダンでは「君主は、首相と上院全議席の任命を含め、広い行政権と立法権を持っている。君主は裁判官を、承認し、解雇する。全ての法律に署名し、実行し、あるいは拒否する。議会を停止したり、解散したりすることができる。」

CIAファクトブックによれば、クウェートの指導者アミール(首長)は「支配的家族の中から選ばれ、国民議会によって承認される。首相と副首相は、アミールによって任命されるという」。ヒューマンライツ・ウォッチによれば、この独裁制で、ある「家庭内暴力や夫婦間レイプ禁止する法律はない。母親、妻、姉妹あるいは娘の姦通行為を発見して、彼女らを殺害した男性は、わずかな少罰金、あるいは3年の禁固刑以上罰せられれない」

 ポンペオは、ベネズエラ、キューバとニカラグアでは「民主的な国家統治と人権」を要求している。なぜオマーンやヨルダンやクウェートでは、要求しないのたろう?

 ポンペオ歴訪先で、絶対王政に支配されていない唯一の国は、大統領が「選挙で選ばれた前任者ムスリム同胞団のムハンマド・ムルシをクーデターで権力の座から追放して、ほぼ1年後、2014年5月に選出された」アブデル・ファタ・アル・シシ陸軍元帥のエジプトだ。シシは「2018年3月、唯一の弱小野党候補者に対し、二度目の4年任期を勝ち取った。人権弁護士カーリッド・アリとアーマド・シャフィク前首相は選挙から降り、前の軍隊首席補佐官サミ・ファヘズ・アナンは逮捕された。」

 彼の反イラン、反シリアの戦争挑発演説で、ポンペオはエジプト訪問が「福音主義キリスト教徒の私にとって、コプト教会のクリスマス祝典のすぐ後に来られて、特に有意義だった」と発言し、降誕大聖堂と、エジプトの「この礼拝[原文のまま]所、この巨大な、美しい、これらの、ここの自由な、明らかに主のなせるわざの豪華な建物」と称賛したアル・ファタ・アル=アリム・モスクを訪問した。

 エジプトでは「当局がキリスト教徒を差別し、宗教の自由の権利を侵害し続けた」というアムネスティー・インターナショナルの声明を彼は無視した。国務省自身は昨年「複数の情報源によれば、宗教にかかわらず、法律に違反して、当局は、すべての市民に等しい保護をせず、時に教会を閉鎖した」とを記録している。

 1月13日、「およそ200万人の学生がいる学校の全国ネットワーク」に責任があるアル・アズハル大学が、男性の友人に抱きしめられたことに対し、女子学生を追放したことで、エジプト政権と聖職者の偏狭さが典型的に示された。「花束を持った若者が若い女性の前でひざまずき、次にプロポーズに思われたことで、彼女を抱きしめるのを見せた」ビデオクリップでスキャンダルになった。大学の広報担当者によれば、これは「社会の価値感と原則」に違反しているのだ。「明らかに主のなせるわざの」エジプト礼拝所の自称崇拝者ポンペオからは一言もなかった。

 ポンペオは地域歴訪を続け、翌日、サウジアラビアに到着した時には、エジプト政権が「当局が、国家安全保障法廷に対するテロ容疑者の紹介や、外出禁止令の適用や、新聞押収を含め、例外的な保安対策をとることを許す」非常事態の7度目の延長を発表した。これは、フリーダム・ハウスが詳しく記録している通り「絶対君主制が、ほとんど全ての政治的権利と市民的自由を制限しているサウジアラビアでは支持されるだろう。全国規模で議員が選出されることはない。政権は権力を維持するため、大規模監視や、国の方針への反対派を犯罪化や、宗派主義の呼びかけや、石油収入で維持される公共支出に依存している。女性と宗教的少数派は、法律でも慣習でも、大規模な差別に直面している。」

 1月13日「ニューヨーク・タイムズ」が、リヤドで拘束されている姉妹、女性権利活動家ルジャイン・アル=ハズルールお解放を、ポンペオが、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子に頼むよう懇願するアリア・アル=ハズルールの論説を発表したことで、この差別が強調された。アリア・アル=ハズルール女史は、姉妹が刑務所で拷問にかけられており、ムハンマド・ビン・サルマンと親しい[去年10月2日に残酷にイスタンブールのサウジアラビアの領事館で殺された]ジャマル・カショギ氏殺人に関連して名指されたサウド・アル・カタニが、いくつかの拷問に同席していたと書いた。

 サウジアラビアの事実上の支配者ムハンマド・ビン・サルマンとの会話を「我々が行ったニ、三の場所についてお話したいと思う。我々は前進のために、重要な方法を学んだと思う。」とポンペオが言って始めたと「タイムズ」は報じた。政権が「穏やかな活動家や反体制派分子を弾圧し、政府政策に反対する意見を表明して、表現の自由の権利を行使する著者やオンライン解説者や他の人々をしつこく悩ませ」続けるサウジアラビアにおける、ルジャイン・アル=ハズルールや他のいかなる甚だしい人権侵害や拷問への言及はなかった。

 そうしたばつの悪いものは皆無だった。サウジアラビアでの「人権問題、女性活動家について話した、我々は説明責任について話した。我々の期待を話した。サウジアラビアは友人だ、友人が会話する際、人は彼らに自分が何を期待しているか言う。」とポンペオは言っただけで、それは全て忌避されたのだ。

 ポンペオの期待には、ワシントンが支配すると決めているラテンアメリカで「独裁政権に対抗する」よりも一層高い優先事項と彼が見なしている「イランの有害な影響力に対抗するため」サウジアラビア政権や他の中東独裁国との共同行動が含まれている。カイロ演説で、「イランの拡大」と「地域の破壊」を非難しながら、イランは「悪意があり」「圧制的」だと表現したのだから、軍隊が、イランの隣国、イラクとアフガニスタンに壊滅的打撃を与えた国務長官発言として、いささか皮肉だが、独裁主義に対するポンペオの反対は非常にえり好みが強いものだ。

 ポンペオの倫理的な取り組み方は明らかにあいまいで、彼の道義的柔軟性はトランポリン選手さえ、うらやむほどだ。彼のカイロ演説は「善のための勢力: 中東におけるアメリカの再活性化した役割」という題だったが、その再活性化が、ポンペオの友人たち、中東の独裁政権にワシントンが支援されるだろう、イラン破壊計画に限定されているのは明かだ。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2019/01/20/pompeo-warmonger-supports-authoritarian-regimes.html

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 再出場の御嶽海が勝った。足は大丈夫だろうか?

 こういう宗主国の戦争屋諸氏と同じ価値観を持った傀儡が支配する属国。隣国に対しては、うるさいほど吠える。地位協定のひどさをこそ、9~10カ国語で発信すればよいものを。傀儡は宗主国には決して吠えない。世界最大の傀儡属国、領土交渉などできるのだろうか?

防衛省は週内にも、哨戒機内で記録した電波信号音をレーダー照射の証拠として公開する方針だ。同時に、韓国側の不適切な対応に反論する声明文も発表する。日本語や韓国語版に加え、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、アラビア語など9~10カ国語での発信を検討している。

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