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2018年11月 2日 (金)

魔法の帝国主義とアメリカの万里の長城

2018年10月28日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 「哀れなメキシコよ、神からあまりに遠く、アメリカ合州国にあまりにも近い」という言い方は皆様御存じだろう。

 世界でも誇り高く、美しく、深遠な地域は、最初はヨーロッパ人 (スペイン人もフランス人も)、次に北アメリカ人に、何世紀にもわたり略奪され、強奪され、屈辱を受けた。

 征服の下品さと残忍さは、現実と思えないほど奇怪で、非現実的で、ばかげていることが良くあり - 私がそれに“魔法の帝国主義”(あるいは、お望みなら‘魔法の植民地主義’と呼ぼう)と名付けることにするほどだ

 マヤ族やアステカ族や他の先住民が生み出した偉大な文化、ヨーロッパ人の文化より遥かに進んでいた文化は粉砕され、たぶらかされ、裏切られ、最終的に屈伏させられた。地元の神々は‘永久追放され’死や拷問や両方の威嚇の下、カトリック信仰が全員に強制された。

 そうなのだ。欧米植民地主義と、実に奇怪で、シュールな形をとることが多い。‘魔法の帝国主義’を具体的に説明するには、どのような例を挙げたら良いだろう? 例えばこれだ。プエブラに近いチョルーラで、スペイン人は、世界最大(容量の上で)のピラミッド頂上に教会をどんと載せた。トラチウアルテペトルだ。私がこのエッセイを書いている今も、教会はそこに鎮座している。教会はピラミッドの頂上に悪びれることなく鎮座している。地方自治体は、その存在が自慢でさえあって、‘主要観光地’として売り込んでいる。ユネスコが文化的破壊行為の象徴として、いつの日かこれを“世界記憶遺産”リストに載せるのを私は願っている。

 現地の博物館で、学芸員のエリカさんを呼んで、この愚行について質問した。彼女は根気よく説明してくれた。

“我々は過去の残虐さについて話すことをしないよう強く指示されているのです。自国の歴史に対するメキシコの姿勢は、実際、統合失調症的です。スペイン人入植者によって、フランス人によって、そしてアメリカ人によって、わが国が略奪され、強奪され、虐待されたことを我々は知っています。 けれども、我々学者や教師や学芸員は、文字通り、それを無視し、‘前向きになり’、我々に対してなされたこと、我々が受け継いだものの‘良い面に目を向ける’ように命じられているのです。”

 明らかにエリカさんはうんざりしていた。彼女はあからさまに熱心に語ってくれた。

“昔、教会に何度か雷が落ちて、酷く破損し、現地住民は、自分たちの居場所で芸術的傑作 - ピラミッドの冒涜に抗議する地元の神々の怒りで、そうなったと信じています。ところが、建物は、教会と国家当局によって、すぐさま修復されたのです。教会がいまだに風景を支配していて、遥か彼方のプエブラからさえ見えますが、壮大なピラミッドは樹林で覆われた丘でしかないかのように侮辱され、軽んじられています。”

*

 メキシコは何世紀も苦しめられたが、今も苦しめられている。

 メキシコは世界でも偉大な国の一つだ。実際、メキシコは単なる国ではなく‘中国宇宙’や‘インド宇宙’や‘ロシア宇宙’など他の偉大な国々によって作り出された‘宇宙’と良く似た一つの宇宙だ。メキシコは古くからあり深遠で、上記の通り、自給自足で、彼らを攻撃し、略奪し、奴隷化しにきた連中の文化より遥かに進んだ、いくつかの桁外れの文明を生み出した。

 ところが、そうした文明は、侵略者により、その独自性を奪われ、強制的にキリスト教徒にされ、更に自らの土地における‘少数派’にまでおとしめられた。先住民は奴隷労働を強いられ、すぐさま遥か遠方に出荷され、最初はヨーロッパを、後に北アメリカを豊かにした自分たちの銀や他の原料を採掘するのに使われた。

 元々、こうしたことは全て外国から来た入植者によって行われたが、後に欧米の代理の現地エリートによって行われるようになった。

 同じ話は中南米至る所で見られる。同じ話は世界の実に多くの場所でも見られる。

 こうしたこと全てが真顔で行われた。欧米は、決して、反省や罪悪感の発作で有名なわけではない。何の正当化もされなかった。結局、想像上の‘文明の旗の下’(当然、欧米の文明だ)メキシコと名付けられた国の上に十字架が立ったのだ。

 この古くからの美しい世界の完全破壊は、ほとんど‘詩的な’形で行われたので、こうしたこと全てを‘魔法の国主義’と私は呼んでいる。宗教上の教理や、軍隊と拡張主義理論や、人種的、文化的、宗教的優位の神話の上に構築された。

 こうした全てが植民地時代に起きた。そして‘自由市場原理主義’時代の今も起きている。

 “こうしたことは、メキシコ人にとって良いことなのか悪い事なのか?”Who cares! そのような疑問は許されない。単に、欧米は世界で最も進んだ部分であり、‘よりよく分かっている’ので、メキシコ人は、欧米に耳を傾け、受け入れ、従うべきものと考えられている。‘優れた’という単語はほとんど使われない(‘政治的に不適切’なので)が、それが前提だ。

*

 今メキシコは沸騰している。メキシコは、子供扱い、奴隷扱い、世界の劣った部分扱いされるのに、うんざりしているのだ。

 今回私は三週間‘なじみの場所’再訪して全国を旅した。人々が考えている言い分を聞きたいのだ。

 約20年前、私は丸一年この国で暮らしていた。心の底では私は決して去っていない。

 今回、あらゆることが見覚えがあるようにも、同時に、見たことがないようにも感じられた。メキシコ・シティーやプエブラ、グアダラハラ、テキーラ、トラスカラ、ティフアナ、メリダ、オアハカの人々と話し、奥深い田舎にもいった。どこでも、私は人々の恐怖心を感じた。人々の不安を感じた、大変な不安だ。

 そう、恐怖は見られたが、あらゆるものを変え、ゼロから始めるという固い決意もある。

 私は“メキシコ - ゼロ年”という仮題のキュメンタリーを撮影していた。拘束力がある題名ではなかった、私はそれに慣れてきた。どこかピッタリだったので。

 (AMLOとして知られている)左翼政治家アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールが大統領選挙に勝利した。メキシコ中の二州を除く全てで、大きな支持を得たのだ。

 もしオブラドールが戦い、もし彼が固く決意していて、もし彼がメキシコ国民の利益のために尽くせば、全面的見直し、本当の変化、新たな始まりになりえるのだ。あるいは、もし彼がためらい、勇気をなくし、惰性に屈伏すれば何もおきず、ほぼゼロだ。

 メキシコの色々な所で私は少なくとも100人と話した。おそらくもっと多くの人と。一人も、本当に誰も、この国がうまくやっているとは言わなかった! ありとあらゆる前向きな指標にもかかわらず、人間開発指数(HDI)上での良い位置にもかかわらず、そしてメキシコは、結局OECD加盟国で、世界で15番目に大きな経済だという事実にもかかわらず。

 ‘魔法の帝国主義’が、この偉大な国を屈伏させたのだ。

 この国のありとあらゆるものが矛盾に満ちている。

 メキシコには、アメリカ合州国よりも、ずっと偉大な文化と、生活様式があったが、今は北に従属している。輸出の90%は、真っ直ぐ北米(アメリカとカナダ)向けだ。メキシコ人の世界観は、スペイン語版CNNやFOXなどのマスコミでメキシコを文字通り、あふれさせている洗脳右翼プロパガンダによって完全に形成されている。

 北米の振る舞いに激怒しながらも、それでもメキシコは、世界を、大変ないじめっこの目で見るよう強いられている。RTやCGTNやPressTVや、Telesurさえもが、インターネットでしか見られない。

 これは変わらなければいけない。誰もが、何らかの形で変わるべきなのをを知っている。だが、いかにして? 今のところ、何の計画もない。Is次期大統領が、何か案を実行するつもりだろうか? もし彼が実行した場合、居続けられるだろうか、それとも、チャベスやディルマを含め他の多くの人々がそうなったように、恫喝されたり、座を追われたり、殺害されたりするのだろうか?

 どれか中南米の国は、欧米によるグローバル独裁から本当の独立ができるのだろうか? キューバは独立した! あるいは、「これまでのところ、キューバだけだ」と書くべきか。ベネズエラも、かなりの程度。だが両国は、すさまじい代償を支払っている。

*

 メキシコの至る所に、欧米による‘関与’を思い出させるもの、あるいは‘蛮行記念碑’と呼ぶべきか、が残っている。そうしたものを見つけるには、探さなければならず、行間を読む必要さえあることが多い。

 スペインによる征服、審問、土地、天然資源の大規模窃盗、そして大虐殺に次ぐ大虐殺、拷問…

 2016年2月7日、テレスールはこう報じた。

‘メキシコ、ミチョアカン州先住民最高会議は、2400万人以上の先住民殺害に加担したかどで、カトリック教会を非難した。

メキシコ、ミチョアカン州の約30の先住民コミュニティーが、16世紀のスペインによるアメリカ大陸侵略中、カトリック教会の共犯で、彼らの先祖にたいしておこなった集団虐殺に謝罪するよう、フランシスコ教皇に要求する声明を公表した。

“500年以上、アメリカ大陸先住民は家を荒らされ、略奪され、殺害され、搾取され、差別され、迫害された”ミチョアカン州先住民最高会議は声明で、こう述べた。’

 さてフランシスコ教皇、何かご意見は。少なくとも正義について語る多少のご希望は?

 アメリカ合州国侵略と、メキシコの広大な領土の奪取:

“…米墨戦争は、アメリカ合州国の地理的境界を形成することに寄与した。この戦争の結果として、現在のテキサス州、アリゾナ州、ニュー・メキシコ州、カリフォルニア州と、コロラド州、ワイオミング州、ユタ州と、ネヴァダ州の一部を含め、アメリカは約100万平方マイルの領土を増やした”

 上記を読めば、この説明の後には、無数のメキシコ人の命を奪い、とてつもない領土を盗み取る結果となった戦慄の話が続くと思いたくなるはずだ。だが、そうではない。もちろん、そうではない! 冊子(メキシコ占領 1846年5月 - 1848年7月)に、軍事史主任ジョン・S・ブラウンが書いた序文からのこの引用は“アメリカ陸軍軍事史センター、スティーブン・A・カーニーによりプロデュースされた”と書かれている。謝罪と憤りではなく、この先の引用は、こうなっている。

“…米墨戦争は、最初の交戦から、アメリカ軍撤退まで、約26カ月続いた。戦闘は北メキシコから、メキシコ・シティーや、ニュー・メキシコ州や、カリフォルニア州まで、何千マイルにわたって起きた。戦争中、アメリカ陸軍は、一連の決定的に重要な通常戦闘に勝利したが、全てが何度となくアメリカの勝利のお膳立てをした陸軍士官学校卒業生の価値を浮き彫りにしている。米墨戦争には、いまだに我々が学ぶべきものがある。戦力投射、現地住民と比べて小さく見える小部隊での敵地での作戦実行、市街戦、占領の困難さ、個々の兵士の勇気と忍耐力…”

 冊子と、その序文の自画自賛のほとんど詩的な言葉は、全く、まるで魔法の帝国主義リアリズムにしっくり合うようにしているかのように聞こえる。だがそうではない。歴史は、このような形で、アメリカ合州国やヨーロッパで、不幸なことに、過去も現在も、植民地化されている国々の多くの学校でも教えられているのだ。

 更にフランスは、メキシコ・シティーや、1846年-1848年のアメリカ侵略後も、メキシコ側に残された領土の至る所で大虐殺した。フランスはメキシコに、二度‘介入した’。1838年から1839年までと、1862年から1867年までの衝突で少なくとも12,000人のメキシコ人が殺害された。フランスは、臆面もなく、情け容赦なく、殺害し、略奪し、命令を押しつけたが、まさに同じか、もっと酷いことを、アフリカ、アジア、中東、カリブ海やオセアニア至るところでしていたので、それは実際‘何か例外的なもの’ではなかった。

*

 現在、巨大な都市ティフアナの北部に、アメリカ当局と請け負い業者が、巨大な壁を建設している。それは占領されたゴラン高原とシリア本土の間にイスラエルが建てた‘perimeter’(防御線)と似ていなくもない。それにしても、多くのものが、疑わしいほど似ているようにおもえる、今日この頃だ。

 この壁は、帝国主義者の全くの狂気の明らかな表現だ。この土地丸ごと、1846年の侵略、あるいは‘公式’に米墨戦争と呼ばれているものの前、メキシコに属していた。両国は一つの大陸の一部だ。国境の両側には、基本的に同じ人々が暮らしている。何百万人ものメキシコ人がカリフォルニア州で暮らしており、国境の南 - メキシコで - 退職者村か、たとえば、ずっと学費が安く、より良いメキシコ大学の学生、あるいは芸術家として、より良い生活を求めている何百万人もの北アメリカ人がいる。北アメリカ人は、歯の治療のためメキシコに出かけ、メキシコ人は、より給料の高い仕事を求めて北に行く。国境地域は基本的に、独自の音楽、伝統、歴史や民間伝承を持った同化した地域だ。それ自身の魔法と、そう、そのリアリズムがあるはずで、昔はあったのが私には分かる。

 そうしたものは、すっかり破壊されて、なくなった。

 しかし、ガブリエル・ガルシア・マルケスの小説の中でのように、このあらゆる埃と狂気を通して、人は魔法を感じることができる。ここで、私はまだ中南米の中、その端、最後の縁にいる。壁に穴をあけろ!

 柵越しに、私はアメリカ業者に向かって叫んだ。もし彼が何か考えているのなら、一体どう考えているのか知りたかったのだ。彼は正直に、冷静に答えた。“これについて話すことは禁じられている。”

 私はメキシコ人女性と顔が合った。彼女はアメリカが建設した壁を背にしていた。彼女の家は、perimeter(防御線)からわずか一メートルだ。もし彼女が柵の間に指を差し込めば、彼女は法律上、アメリカ合州国にいることになる。彼女の名前はラティシアだ。

 彼女は政治は気にしていない。彼女の最大の恐怖は、この地域で暮らしている生き物が傷つくだろうことだ。

“彼らはこの地域の水の自然な流れを断っています。これは良い結果にはなりません。もう動物も移動てきません。これは残酷です。私は今の暮らしで幸せで、家族もそうです。こちら側で、私は問題ありません。でも、生き物は違います - 移動する必要があるのです…”

 彼女のおかげで、私はすんでのところで涙が出るところだった。私を壁に連れてきて、‘国境の現実’と、ここの麻薬カルテルが、どのように動いているかを説明していた麻薬売人、‘小物の売人’が、突然、短く、大きく、泣きじゃくった。結局、彼はラテンアメリカ人なのだ。彼は暴力団員かも知れないが、彼には心があるのだ。

 塀を乗り越えようとしている人々の大半はメキシコ人ではないことを知っている。メキシコ人の大多数は中流階級で、中流階級は、常にストレスに苦しみ、働き過ぎのアメリカよりも、メキシコでより良い暮らしをしているのだ。中米からの、生活を危険にさらして、縦断しているのは - グアテマラ、ホンジュラスから必死の人々だ - その政権がワシントンによって打倒された人々、国が破壊された人々だ。暴力団と麻薬マフィアに苦しんでいる人々 - 欧米が引き起こした内戦の直接の結果だ。

 こうした人々は“ラ・ベスティア”、“けもの”と呼ばれる怪物のようなメキシコ貨物列車に乗って旅している。屋根から線路に落ちると四肢が切断されてしまう。私は彼らを追い、撮影し、話をした。彼らはアメリカ国境に向かって、メキシコ南部国境の町から遥々北へと移動しているのだ。彼らには他に選択肢がないのだ。そしてワシントンは、それを知っている。ワシントンは彼らから社会主義を取り上げた - ホンジュラスやグアテマラでそうしたのだ。そして、見返りに、この忌ま忌ましい壁を彼らに与えたのだ。

 魔法の帝国主義!

 中米は荒廃している。地球上でも偉大な国の一つとなく可能性があるメキシコは沈滞し、恐怖の中で暮らし、腐敗や犯罪と(欧米に対して)卑屈で従順なエリートに苦しんでいる。この混乱丸ごと、新自由主義と北の利己的なわがままによって引き起こされたのだ。

 そこに、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール登場だ。

 メキシコ人は疲れている。もはや、自分自身を信じてはいないが、はっきりと、誇り高く投票した。希望したいのだ。信じたいのだ。生きたいのだ。試すのだ。

 人々は話し、人々は投票した。

 次に何か起こるか彼らには全く見当がつかない。彼らが投票した人物は本当に味方なのだろうか?

 メキシコ国立自治大学UNAMのラディカルな知識人たちは、そう考えはていない。彼らは私に言った。だが、この国の中核である貧しいマヤ族やアステカ族の村では、彼を支持している。国民は彼を信じている。彼らは願っている。彼には彼らを裏切る権利はない。

 “彼が大失敗すれば内戦になるでしょう。彼は最後の希望です。” 私はティファナでそう聞いた。

 偉大な南米作家で思想家の一人、エドゥアルド・ガレアーノに言われたことを私は何度となく思い出していた。

 “貧しい人々にあるのは希望だけだ。だから同志よ、決して希望をおもちゃにしてはいけない!”

 もしオブラドールが成功すれば、もし彼が約束したことの半分でも実現できれば、メキシコは劇的に変わるだろう。中米全体が変わるだろう。おそらく中南米全体が。ここはスペイン語話者人口が一番多い国で、実に長い年月、痛ましい何十年も眠っていた文化的、知的原動力なのだ。

 ここで魔法のリアリズムが、欧米によって輸入され実施されたあの魔法の帝国主義と触れ合うのだ。

 象徴的に、9月14日、メキシコ独立記念日が歴史的に祝われる夜に私は到着した。私は眠らなかった。私は群衆を見に、ソカロ広場に行った。スペインの大聖堂が偉大な先住民文明の廃墟の上に建てられている都市の空を、壮大な花火が飾ってかいた。貧乏人も金持ちも立って、色鮮やかなショーを見つめ、巨大な国旗を見ている。

 翌日、私は世界で最も美しい劇場の一つ、壮麗なベジャス・アルテス宮殿を撮影していた。そこでは、ソ連で教育された指揮者が、かつて貧しかった困窮社会出身の少年少女で構成される優れた‘青年オーケストラ’に向かい合っていた。舞台上では、有名なバジェットゥ・フォルクロリコ・デ・メヒコが演じていた。誇り高い民族的テーマで、若い女性たちがライフルを抱え、赤い革命に向かって行進する。聴衆は大声で叫んだ。見知らぬ同士の人々が抱き合い、握手していた。涙が、喜びの涙があった。

 おー メキシコ! 2018年。ゼロ年、と呼ぼう。そう私の映画の名前はこれにする。

 ゼロ年。革命、望むらくは。新たな始まり。独立。望むらくは。

 そう、私は書いた。もちろん、そうした。“人々は不承不承で、懐疑的だ。”だが彼らはその両方だ - 不承不承で、希望に満ちている。グアダラハラで、やむを得ない事情で、タクシー運転士をすることを強いられていた会計士に、こう言われた。

“選挙運動中に彼が約束したことが実現できるとは信じていなかったので、私はオブラドールに投票しませんでした。でも、彼は本気だと願いたいです。もし彼が本気だと分かったら、全てを投げ打って、彼を支持するため、私の人生を捧げます。”

 メキシコを救うためには、新自由主義と欧米依存をやめ、グローバル独裁と戦っている国々に加わることだ。実現可能だろうか? 実現するだろうか?

 私はオブラドールを信じている。私に他の選択肢は無い。私は、私が依然、深く愛している国まで遥々やってきた。私はできる手助けをするために、ここまで旅してきたのだ。私は‘偏らない観客’ではない。今は、そういう連中の出る幕ではない。

 数カ月のうちに、ユカタンやチアパス州のつつましい村々の運命が決められる。中南米全体が注目している。

 メキシコを変えることは不可能な課題のように見える。だが遂行されねばならない。本当の革命は、メキシコ国民第一であるべきで、何世紀もの酷い略奪と、侮辱、恐怖は最後尾におくべきだ。

 魔法の帝国主義なぞくそ食らえ。あらゆる帝国主義はくそ食らえ!

 アンドレ・ヴルチェクは哲学者、小説家、映画制作者、調査ジャーナリスト。彼は、Vltchek’s World in Word and Imagesを制作している。彼は革命的小説『Aurora』や他のの著者。彼の新刊には『Revolutionary Optimism, Western Nihilism』や『The Great October1 Socialist Revolution』がある。オンライン誌“New Eastern Outlook”への独占寄稿。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/10/28/magic-imperialism-and-the-great-american-wall/

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白痴製造洗脳箱は、しつこく韓国の裁判ばかりいっている。国民は、ああした愚劣な扇動など見ずに、今日の孫崎享氏メルマガ題名を考えるべき。

韓国が条約守らないと大騒ぎの日本国民は、今日本政府が沖縄に何をしているかを直視したらいい。法律に基づく埋め立て承認撤回処分の効力を、本来政府の行為から国民を救済する行政不服審査法を使ってその効力を剥奪する、限りなく恥ずかしい行為から目そらすな

 「衆院 予算委員会 質疑」与党の間は音声を消している。真面目な野党の質問の時には音を聞く。入管法をめぐる長妻議員の質問に、聞かれていないことを延々語る法務大臣。ひどいもの。「米軍マニュアル」と称するエセ極秘文書についての追求は興味深い。

 とんでもない条約、TPP翼賛を垂れ流す大本営広報部が、政府と一緒に、韓国の裁判結果を批判している。ということは、逆に、韓国の裁判結果がまともであることを意味するのではと思っていたところ、「街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋」から、最新記事
民族と被害  再び」のトラックバックを戴いた。大本営広報部とは全く違う。しかも、嬉しいことに、岩月浩二弁護士、IWJに出演予定とのこと。

11月2日にIWJに出演予定です(^.^)

11月2日(金)午後1時30分から午後5時30分の予定でIWJで岩上安身さんのインタビューを受けることになりました。
テーマはもちろん「日米FTA(貿易条項)の毒薬条項」です。
平日の昼間で、申し訳ありませんが、存分に語らせて頂きますので、よろしくお願い申し上げますm(__)m

今朝の「日刊IWJガイド」タイトルがそのもの。必見。

日刊IWJガイド「今世紀は米中覇権交代の世紀!? 米国が通商交渉で仕掛けた『毒薬条項』について岩月浩二弁護士にインタビュー」2018.11.2日号~No.2241号~(2018.11.2 8時00分)

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