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2018年10月21日 (日)

ワシントンの戦争がよその人にもたらしている惨事の一端にアメリカ人を触れさせたハリケーン

2018年10月15日
Paul Craig Roberts

 パナマシティー海岸東部からアパラチコーラまでのフロリダ州住民は、交戦地帯が一体どのようものかを今理解している。750,000人が電気も水も無い状態だ。何千もの住宅や商業施設が消滅してしまった。メキシコビーチは地表からほぼ一掃された。多くの地域は今も近づけない。道路上の瓦礫や倒木のため、多くの人々がいまだ現地に閉じ込められている。

 行方不明の家族を探している家族は、略奪者や、やじ馬を地域から締め出し、緊急対応部隊や修復部隊のために、残ったわずかな交通容量を維持しようとしている警官に時に阻止されている。そうした被災者の僅かに残った財産を略奪するほど人間性に欠如した人々を想像するのは困難だ。

 だがおそらく、そういう連中を想像するのは困難ではない。たぶん、そういう連中がクリントン政権以来アメリカ外交政策を支配しているのだ。こうした被害の写真を見れば:https://weather.com/safety/hurricane/news/2018-10-09-hurricane-michael-photos、クリントン政権以来“我々の”名の下で活動している“我が”政府が、8つの国々、セルビア、アフガニスタン、イラク、ソマリア、リビア、シリア、パキスタンで、そしてイエメンで進行中の残虐行為で加えている損害について想像できるだろう。パナマシティからアパラチコーラにいたるフロリダ州パンハンドル地域の荒廃を目にした人なら誰でも、中東と北アフリカを荒廃させたディック・チェイニーと彼のシオニスト・ネオコン戦争屋のしわざを見ているのだと考えらことができるだろう。

 アメリカ人は奇妙な人々だ。それが本当かどうかについて異議を申し立てる人が多数いる学校での銃乱射事件で、殺されたとされる子供たちの両親に大変な額のお金を送り、カバノーを強姦未遂で非難しているクリスティン・ブラジー・フォードを、主張が裏付けできないにもかかわらず支持して、膨大なお金を送っている。“白人異性愛の迫害者”や銃保有者や不法移民反対者たちのせいだとされるイデオロギー犯罪に反応する共感や思いやりは、ハリケーン・マイケルやアメリカ外交政策の犠牲者にも反応するのだろうか?

 リベラル-進歩派-左翼は、30年か40年前の強姦未遂とされるものについて、これだけ怒れるのに、8カ国での何百万人もの人々の命や将来やインフラのワシントンによる破壊は一体なぜ何の抗議もせずに受け入れるのだろう? トランプが文句を言っている移民は全員、アメリカによる自国での戦争から逃れている人々だ。もしアメリカとヨーロッパが難民を望まないのであれば、一体なぜ難民を生み出す戦争に加わっているのだろう?

 この単純な疑問は欧米政治家連中の知性を越えているのだろうか?

 アメリカの世界支配というネオコンの考えが優先事項であると最新の防衛態勢報告が再確認したことに、アメリカ人は気づいているのだろうか? 両国が独自の外交・防衛政策を持っているというだけの理由で、ワシントンが、ロシアと中国を脅威と見なしていることをアメリカ人は理解しているのだろうか? アメリカ覇権というものは、いかなる国も主権国家であるのを認められないのだということをアメリカ人は理解しているだろうか?

 いや、もちろん彼らは理解していない。売女マスコミはそういうことを報じない。扇動屋と民主党アイデンティティ政治の間には膨大な無知がある。ロシアと中国との戦争は国家の自殺だ。イランとの戦争は地域的自殺だ。我々にはこれを理解する政府が必要だ。

 Paul Craig  Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/10/15/hurricanes-give-americans-taste-of-disaster-washingtons-wars-bring-to-others/

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 いつもは選挙が近づくと憂鬱な気分になる。しかし今回の那覇市長選挙は結果が楽しみ。IWJによる下記報道映像が見られる。

那覇市長選「城間みきこ必勝ラストスパート打ち上げ式」 2018.10.20

 サウジ発表を「大きな一歩。信頼する。問題解決に近づいている」と評価し、兵器輸出を膨大な金額と、雇用への影響ゆえにキャンセルしない大統領。ひどいものだ。サルマーン皇太子とニッコリ写っている経営者、もちろん、大統領とも、ニッコリ写っている。

 孫崎享氏のメルマガ、今日の題名は下記。

「カショギ氏殺害の焦点は何か。?サウジ皇太子の関与の解明、?トランプ大統領は今後対サウジ政策をどうするか。トランプ氏がサウジ寄りの姿勢を見せる背景に、約1100億ドルに及ぶ武器売却契約、さらにトランプ氏自身とサウジとのビジネス上の結びつき」

先日、後半を見損ねたIWJインタビューを、これから拝聴。

トランプ政権は11月6日の中間選挙を乗り切る!? 没落する帝国・米国と急激に台頭してきた中国との覇権争いの激動下で日本はどうすべきか!?~10.18岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー 2018.10.18

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