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2018年9月29日 (土)

シリア上空に、ロシアが非公式飛行禁止空域を設定予定

2018年9月24日
The Saker

 今日、ショイグ国防大臣が、私が望んでいたもの遥かに超える措置を発表した。ショイグ国防大臣は、具体的には、ロシアが

  1. S-300防空システム(射程距離250km)を、シリアに二週間内に、供給する。
  2. ロシアは、シリア防空能力を*劇的に* 強化し、将来の“友軍による誤射”を防止する高度な自動防空管理システムを供給する。
  3. シリアと接する地中海を越え、地域のシリア領土の標的を攻撃する戦闘機の衛星航法や搭載レーダー・システムや通信を抑制する電子戦争能力をロシアは行使する。

 これは下記の理由から、非常に柔軟な素晴らしい解決策だ。

  1. これで、シリア上空に、法律上ではなく、事実上の、飛行禁止区域を設定することになる。そこでロシアは、国ごと、飛行機ごとに、どの飛行機を鎮圧/射撃すべきで、どれを追跡し監視するだけにするかの判断を柔軟におこなうことが可能になる。これでこの戦争の全当事者との交渉上、ロシアは極めて強力な立場になれる。
  2. こうした新たな能力は、イスラエルの行動に対し、シリア国内に配備されるのは当然だが、アメリカやアメリカの属国を含む、あり得るあらゆる侵略者に対するシリアの能力も劇的に強化することになる。S-300で、イスラエル航空機を、離陸直後、まだイスラエル領空内にある時から、シリアが探知し監視することが可能になる。
  3. ロシアは、どの自動防空管理システムのシリア引き渡しを計画しているか明らかにしていないが、これは、S-300とブク防空システムによる射撃管理に一般的に使用されているパリャーナD-4である可能性が高い。このシステムの送付は、シリア国内に駐留するロシア特別部隊の防空能力を劇的に増し、ボルトン風ネオコンにとって、ロシア軍を標的にすることが、ずっと困難になる。

 今回の対応の規模と質に驚かされたのを私は認めなければならない。明らかに、イスラエルの傲慢さは効果をもたらさず、今回は連中のいつもの厚かましさが、ロシアを激怒(入念に制御された怒りとは言え)させたのだ。ビビ・ネタニヤフにとって、シリア(とレバノンとイラン)に対する彼の政策を丸々駄目にするので、ロシアの対応は全くの最悪事態だ。イスラエルによる攻撃(200回以上、そのうち、わずか約10%しか、ロシアに通知しようとしなかった)は、イスラエルにとって何の具体的利益ももたらさず、今やイスラエルのロシアとの関係を根本的に損なってしまったのだ。私が何度も申し上げているように、自分たちは実に賢いという連中のあらゆる虫の良いプロパガンダにもかかわらず、イスラエルは、連中のほぼ無限のおごりに目がくらんでいて、実際には、かなり無能なのだ。

 だが、戦争では魔法の特効薬などないことに留意願いたい。一つには、イスラエルには依然として、シリア国内の標的を攻撃する(飛行機、あるいは艦船発射によるものも含むミサイルを使用してであれ)選択肢があるが、そのような攻撃を成功裏におこなう困難さは一桁増すだろう。アメリカ/NATO/CENTOM/などにも同じことが言える。一つの選択肢は、シリアとロシアの能力は、数量的に依然限られているので、極めて大量のミサイルを使用する飽和攻撃をすることだろう。理想的な状況でさえ(EW能力を除いて)、つまりロシア・ミサイルの殺傷率がたとえ1:1であっても、ロシアはロシアの供給量で対応できる数の敵ミサイルしか撃墜できない。地域におけるアメリカ+イスラエルのミサイル供給は遥かに多い。

 二つ目に、アメリカにも、イスラエルにも非常に高機能のEW戦闘能力があり、必要とあらば、両国がそれを使用するのは確実だ。たしかにロシアは、この分野では、質的に他の国々より先行しているが、悪党連中の能力を決して過小評価するべきではない。

 三つ目に、アングロシオニストは、以下の三つのどれかをするはずだ。南オセチアやクリミアでそうしたように、気にしないふりをし、現地の状況を基本的に受け入れる、あるいは、ロシアと何らかの合意を得るため交渉しようとする、あるいは、ロシアがひるむのを願ってのヒステリックな恫喝や挑発で対応する。我々としては選択肢#1を望むが、選択肢#2や#3の方が遥かに可能性が高いことも認識しなければならない。言い換えれば、これはまだ続くということだ。

 最後に、この最新のニュースは、プーチンは踏みつけられてもじっと耐える人間だとか、裏切り者だとか、ロシアはアングロ・シオニストに対抗できないやら、対抗するのをいやがっているという見解の偽りを決定的に暴いている。プーチンはイスラエルに対するおべっか使いだと非難していた連中全員、その大恥をごまかすのにおおわらわのはずだ。ロシアが時間をかけて、何が起きたのかを分析し、対応策を準備した事実は、彼らの弱さではなく、最も危険な状況における、責任ある行動の兆候だ。更に、このロシアの対応は、国家安全保障問題が危機にさらされた場合は、大西洋中心統合主義者第5列も、依然、ユーラシア主権主義者に従わざるを得ないことを示してもいる。これは、それ自体、非常に好ましい、心強い進展だ。

The Saker

この発表のビデオ。

記事原文のurl:http://thesaker.is/russia-will-establish-an-unofficial-no-fly-zone-over-syria/

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 彼の呼び名は、背後(せご)どん。立川談四楼師匠提案だという。座布団十枚。昭和の妖怪と祖父は呼ばれた。孫は平成の容喙。
 タレント引退報道に、『天上の葦』を連想した。本の中で対象にされているのは芸能タレントではなく、硬派ジャーナリストという大きな違いはあるが。『天上の葦』という本、ブログ「街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋」の『決意をもって書かれた作品 太田愛著 『天上の葦』(KADOKAWA)  ネタバレ注意』を拝読して初めて知った。まともな報道をする人々が次々消えて行く今、必読書。

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