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2018年9月 4日 (火)

歴史的に、挑発は戦争にエスカレートしてきた

2018年8月31日
戦争を避けることができ、世界は救われるのだろうか?

Paul Craig Roberts

 ロシアの自立を強いるので、ロシアにとって、とても良いアメリカ経済制裁にではなく、ワシントンによる際限のない侮辱と軍事挑発に対するプーチンのけんか腰でない対応にうんざりしたロシア人愛国者たちから圧力を、ロシア政府とプーチン大統領は、ロシア政府とプーチン大統領は受けている。ロシア人愛国者たちは戦争を望んでいるわけではなく、自分たちの国の名誉を守りたいと思っており、プーチンはこれをやり損ねていると彼らは考えているのだ。彼らの中には、プーチン自身、欧米を敬う大西洋中心統合主義者だと主張しているものもいる。

 このプーチンへの幻滅と、ロシア人新自由主義経済学者が彼に対して仕掛けた罠である年金支給退職年齢引き上げを、プーチンが支持したことで、まさにプーチンがシリアにおいて、再度ワシントンによって試されようとする時期に、彼の支持率を下げている。

 十分ロシア的でないという非難から、多くのコラムで、私はプーチンを擁護してきた。それが核戦争になり、その結果はひどいことになるのを知っているがゆえに、プーチンは戦争を避けたいのだ。アメリカと、軍事的に無能なNATO同盟諸国は、ロシアや中国、まして両国に対し、通常戦争をしかけることができないのを彼は分かっている。プーチンは、経済制裁が、ワシントン傀儡のヨーロッパ諸国を傷つけており、最終的にはヨーロッパ傀儡諸国の自立を強いて、ワシントンの好戦的腰姿勢を抑制するかも知れないことも理解している。おそらくロシアの損害がごくわずかか、皆無なまま、欧米世界を丸ごと破壊する能力をプーチンに与えているであろうロシアの新たな超強力兵器をもってしても、特に結果がわからないので、プーチンは、そうした破壊は無意味と思っているようだ。生命を維持する存在としての地球をだめにする、核の冬か別の結果になりかねないのだ。

 多くのコラムで私が言っているように、プーチンは聡明に振る舞っている。彼は世界を危険な戦争から守りながら、長期的ゲームに取り組んでいる。

 私はプーチンの戦略を支持し、決して感情に引きずられない人物として、彼の冷静さに敬服するが、それでも問題はある。彼が相手をしている欧米の連中は、彼の政治手腕の真価を理解できない阿呆なのだ。結果として、プーチンが、いわばほかの頬を差し出すごとに、侮辱と挑発が強まるのだ。

 シリアを考えよう。わずかな数のロシア空軍の支援を得て、シリア軍は、シリア政府を打倒するためにワシントンが送り込んだ、アメリカがそそのかし、資金提供し、武器を供与した勢力の一つを除いて、シリア全領土から排除した。

 残ったアメリカ代理部隊は絶滅される直前だ。連中を救うため、そして戦争再開を可能にするワシントンの足場を維持するため、ワシントンは、アメリカの売女マスコミと、従順な欧米マスコミが、アサドに罪をなすりつける次の偽旗“化学兵器攻撃”を準備した。トランプ大統領の国家安全保障顧問、狂って、おそらく正気でない、シオニスト・ネオコンは、ロシアに対し、“アサドの自国民”に対する、シリア/ロシアによる化学兵器使用を、ワシントン決して快く思わないと告げた。

 あらゆる化学兵器攻撃が、シリア政府打倒のために、アメリカがシリアに送り込んだ分子を活用して、ワシントンが画策する偽旗攻撃であることをロシアは重々承知している。実際昨日、駐アメリカ・ロシア大使に、全てをアメリカ政府に説明させた。

 駐米大使に、それを画策しているアメリカ幹部に、この画策を説明させ、ワシントンが画策する攻撃を避けたいと、プーチンが願っているのは明らかだ。https://www.zerohedge.com/news/2018-08-30/russian-ambassador-gave-intel-us-officials-showing-planned-chemical-provocation
 この戦略は、アメリカ政府幹部が羞恥心と品位をわきまえていると、プーチンが考えていることを意味する。連中はまず確実に、そうではない。私は連中と25年間過ごした。連中は、こうした単語の意味すらわからないのだ。

 そうではなく、世界に向かって公式に、どこにあろうと、シリア攻撃の責任を負うあらゆる部隊を絶滅するつもりだとプーチンが宣言していたら一体どうなるだろう? 私の見解 https://www.paulcraigroberts.org/2018/08/29/a-book-for-our-time-a-time-that-perhaps-has-run-its-course/  (日本語訳)- とロシア愛国者のボクダサーロフの見解 https://www.fort-russ.com/2018/08/a-russian-response-to-a-new-us-attack-on-syria-should-include-sinking-the-carriers-not-just-shooting-at-their-missiles/ では、そういうことが可能な国の指導者による、そのような最後通告は、ロシア嫌いワシントンの熱気を冷ますはずなのだ。対シリア攻撃は行われるまい。

 ボクダサーロフと私は間違っているかも知れない。超音速ミサイルを備えて、シリア周辺に配備されているロシア軍は、シリア攻撃のために召集されているアメリカ軍部隊の手には負えない。ところが、アメリカのうぬぼれは、実際、事実をしのぎ得る、その場合、プーチンは攻撃の源を破壊しなければなるまい。前もって何かを約束していないプーチンは、柔軟な対応が可能だ。ワシントンによる攻撃は、これまでのシリア攻撃同様、本当の攻撃ではなく、面子のためかも知れない。それにもかかわらず、ロシアは遅かれ早かれ、挑発に対し断固とした対応をとらねばなるまい。

 私はアメリカ人だ。私はロシア人ではなく、ましてロシア民族主義者ではない。アメリカ軍要員に、世界覇権というワシントンの破滅的願望の犠牲者に、まして中東におけるイスラエルの権益のために尽くすワシントンの犠牲者になって欲しいなどとは思わない。ワシントンに対抗する、もっとよい対策がプーチンに必要だと思う理由は、歴史に基づけば、宥和は更なる挑発を招き、降伏するか、戦うかしかない状態に至ってしまうと考えているからだ。その危険な点に至る前に、途中でこの過程を止める方が、ずっと良い。

 最近私がウェブサイトで著書を書評したアンドレイ・マルチャノフが、The Sakerと私が過去にしたように、挑発を前にして、プーチンは余りに受け身だという主張から最近プーチンを擁護した。https://russia-insider.com/en/russia-playing-long-game-no-room-instant-gratification-strategies-super-patriots/ri24561 私も同じような指摘をしているので、マルチャノフとThe Sakerには喝采するしかない。我々が違っている可能性があるのは、侮辱と挑発を果てし無く受け続けると、選択肢が、降伏か戦争かしかなくなるまで、そうしたものの激化を奨励することになるかどうかの認識だ。

 だから、アンドレイ・マルチャノフと、The Sakerと、プーチンとロシア政府に対する疑問はこうだ。ほかの頬を差し出すことが、一体いつまで機能するのか? 対立における自国の優位性を敵が無力化するまで、ほかの頬を差し出し続けるのだろうか? 国の名誉を守り損ねたことで、愛国的な国民の支持を失うまで、ほかの頬を差し出し続けるのだろうか? 最終的に、戦争か降伏か、いずれかを強いられるまで、ほかの頬を差し出し続けるのだろうか? 核戦争という結果になるまで、ほかの頬を差し出し続けるのだろうか?

 マルチャノフとThe Sakerは、私の疑問が正当であることに同意すると思う。二人とも、実に参考になる文章で、勝者の利益のために、お抱え歴史家が戦争の事実を曲げて伝えるものであるのを強調している。これを少し考えてみよう。ナポレオンもヒトラーも絶頂にあり、彼らの成功は、いかなる軍事的敗北によっても緩和されないのだ。そこで、彼らはロシアへと進軍し、完璧に打ち負かされた。連中はなぜこんなことをしたのだろう? 彼らは成功したおかげで途方もなく傲慢になり、ワシントンの覇権への思い込みを封入した危険な言葉“自分たちは例外”を信じ込んだがゆえ、それを実行したのだ。

 ワシントンで支配しているシオニスト・ネオコンは、ナポレオンとヒトラーがしたのと同じ間違いをおかしかねない。ソ連崩壊は歴史がアメリカを将来のモデルとして選んだことを意味する“歴史の終わり”を連中は信じている。連中のうぬぼれは、実際、ナポレオンとヒトラーのそれを超越している。

 そのような思い違いをしたイデオロギー勢力と対決して、ほかの頬を差し出すことに効果があるのだろうか、それとも更なる挑発を誘発するのだろうか?

 それがロシア政府の前に置かれた疑問だ。

 おそらくロシア政府は、ジョン・マケインに対する組織的追悼の意味を理解するだろう。アメリカ上院議員が、特にこれほど取り立てて実績のない人物が、このような形で追悼されるのは正常ではない。褒めたたえられているのは、マケインのロシア憎悪と戦争屋としての実績だ。ワシントンが褒めたたえているのは、連中自身の戦争への献身だ。

 Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/08/31/can-war-be-avoided-and-the-planet-saved/

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 戦争犯罪人勢ぞろいという雰囲気の式。宗主国の価値観、個人的に、対極にある。洗脳報道が属国でも浸透していて、式に参加しないトップを非難する人々がいる。

スポーツ界のパワハラはもちろん問題だろう。一方、国政トップの座を巡る競争が、IWJによれば、とんでもないものであるのに、大本営広報部は決して論じない。つまり大本営広報部はスポーツ界パワハラには反対だが、憲法への緊急事態条項新設支持派なのだ。

安倍総理が『自衛隊の最高指揮官』として改憲への決意を語る!? とにかく改憲を急ぐ安倍総理と、緊急事態条項新設を強調する石破議員という、究極の二択!?

 大本営広報部とは比較にならない活動をするジャーナリズムは、資金的困難に陥る。寄付の呼びかけを拝読するたびに、下記インタビューを思い出す。残念なことにビル・ゲーツではない年金生活者簡単には応じられない。こういう本が翻訳されないをを残念に思う。

ロバート・マクチェズニー『資本主義がインターネットを民主主義の敵にする』について語る

この国は途方もない人数の有能な人があふれています。この国は有能な人に満ちています。ここで不足しているのは、彼らを支える資金です。素晴らしいメディアの仕事をしている沢山の人々がいる事実は嬉しいことですが、彼らがきちんと食べられるようになって欲しいと思います。家族を持てるようになって欲しいものです。彼らの頭上には屋根があって欲しいですし、昼間の別の仕事や家事の残り時間で、ジャナーリズム活動をするというようなことを無くしたいものです。子供達を寝かせ着けた後、家を掃除し、会社での仕事に行くべく目覚めるよう床につく前、夜11:00に作業する人々が、報道や文化を担っていては、自由な社会は築けません。資金の保障がなければいけません。我々に必要な良いもの、文化、ジャーナリズムを生み出すことが出来る人々が、まともな報酬を得られるようにすべきです。

IWJ Independent Web Journal - 岩上安身責任編集

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