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2018年9月19日 (水)

ワシントンの『マトリックス』が欧米中で真実を遮断している

2018年9月14日
Paul Craig Roberts

 国民と司法と議会が、行政府が一体何をしているかに関する情報を入手するのを大幅に制限し、それによって、チェイニー/ブッシュとオバマ政権時代の行政府による違法で違憲の行為に対する、司法、立法、選挙による行動を阻止するのに、ディック・チェイニーに、9/11が利用されたことを、私は長年強調してきた。

 最近本棚で、チェイニーと彼の子分、ジョン・ユー、ジェイ・ バイビー、デヴィッド・アディントンとシャナン・コフィンが、秘密司法省メモと、ジョージ・W・ブッシュの大統領命令を利用して、中東での戦争と、国内での警察国家に関するチェイニーの計画にとって邪魔になるあらゆる情報の公表を、いかに阻止したかを描いているチャーリー・サヴェージの素晴らしい本『Takeover』(2007年)を発見した。もしアメリカ人が、韓国からの移民ジョン・ユーが秘密の司法省メモを書いて、権力の分立とアメリカの市民的自由を反故にしたことを理解すれば、我々の建国文書、アメリカ憲法に尽くそうとしない移民への反対は更に高まろう。

 十年後のディヴィッド・レイ・グリフィンによる2017年の著書『Bush and Cheney: How They Ruined America and the World』も、ディック・チェイニーが、一体どのようにして、アメリカ憲法をシュレッダーにかけたかを実証している。

 アメリカ憲法に規定されたものが、アメリカ合州国に何も残っていないことをご理解戴けるよう、この二冊を一緒に書評するつもりだ。政府による代理検閲者としてのアマゾン利用に関するThe Sakerのマイケル・ホフマンとのインタビューで、私はこの二冊に触れようと思ったのだ。私企業が売りたいものを選択するという名目で、アマゾン独占が、政府が憲法修正第1項の「言論の自由」条項を侵害すること無しに、政府が検閲することを可能にしている。

 これをお読み願いたい。http://www.informationclearinghouse.info/50261.htm この本で、シャーマン反トラスト法が施行されないことで、いかにして、ワシントンが、アマゾンのようなワシントンのために、憲法修正第1項の「言論の自由」条項が禁じている汚れ仕事をする私的独占企業を生み出すことを可能にしたかご理解いただけるだろう。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

 記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/09/14/washingtons-matrix-is-closing-down-truth-throughout-the-western-world/

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 ロシア軍機が、シリアのラタキアを攻撃するイスラエルF16戦闘機の巧妙な戦術で、イスラエル戦闘機を狙ったはずのシリア・ミサイルで撃墜されたようだ。イスラエルが、ラタキア爆撃をロシアに通告したのは、そのわずか一分前で、ロシア軍機は退避できなかったという。レーダーから見た面積が広い飛行機で、速度も遅い方が命中はしやすいだろうが、ミサイルシステムには、飛行機の国籍を認識して、誤爆を防ぐ機能はないのだろうか、素朴な疑問を感じる。大本営広報部、シナイ半島駐留多国籍軍・監視団(MFO)への派兵の可能性をたっぷり垂れ流しているが、こちらの事件の報道はどうなのだろう。

ワシントンの『マトリックス』は日本でも真実を遮断している

ところで、思いついて、検索エンジン機能をためしてみた。
「植草」「知られざる真実」どちらでも、「植草一秀の『知られざる真実』」は最初には出てこない。題名そのもの「植草一秀の『知られざる真実』」で検索しても同じ。何とも不思議なことだ。

 「植草一秀の『知られざる真実』」の最新記事は
石破茂氏が明らかにしたアベノミクス大失敗

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