自己嫌悪する白人
2018年8月21日
Paul Craig Roberts
昨夜ノースカロライナ州立大学のメインキャンパスで、憎悪と独善にあふれた無知な阿呆連中の暴徒が、“白人至上主義”に対する抗議行動として、南部連邦兵士の像を倒した。得られる写真から判断する限り“白人至上主義”に抗議している人々の大半は白人だ。こうした白人の誰か、彼らが抗議している白人至上主義を経験したことがあるのだろうか、私は疑問に思う。
白人について何を言って良いかという点では、あらゆることが許されるが、それを非白人について言えば“感受性訓練”を受けるよう懲戒処分されたり、終身地位保障を取り消されたり、あるいは、Googleであったように、上級の男性エンジニアが、男性と女性には異なる能力があり、異なった分野で優れているという明らかな事実を述べたかどで解雇されたりする結果になる大学や職場の発言規則に白人至上主義はない。
大学の入学優遇措置政策に白人至上主義はない。白人は“優先される少数派”の立場を与えられない。大企業や州や地方や連邦政府には“最後に雇用され、最初に首になる”白人割り当ては無い。
白人は、差別待遇に抗議することさえできない。もし白人が、非難に対して自らを擁護しようとすると、白人至上主義の表現として受け取られる。
白人は、自身の歴史も、歴史記念碑さえ持つことができない。100年前、侵略され、破壊された国の兵士銅像が白人至上主義の象徴だというのはばかげている。南部は侵略され、打ち負かされた。白人至上主義を伝えているのは北部諸州の兵士像だ。
イスラエル政府の政策や行動を批判するユダヤ人は“自己嫌悪するユダヤ人”と烙印を押される。この前例に倣えば、アイデンティティ政治に固執する白人は“自己嫌悪する白人”と理解することが可能だ。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/08/21/self-hating-whites/
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「高齢者就労のためには最低賃金以下でも働けるような労働法制の特例も必要」という酷民眠主党政治家。自民別動隊そのもの。連合は同じ意見なのだろうか。先日の驚くべき「排除」発言に続く暴言。純粋培養日本版ナチス?
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