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2018年7月25日 (水)

腐敗したエリートの更なるウソ

2018年7月23日

彼らを信じてはいけない

Paul Craig Roberts

 20年間、アメリカの雇用をアジアやメキシコに海外移転してきたことで、何千万人ものアメリカ国民の仕事や収入、州や地方自治体の年金税基盤、社会保障やメディケア用の連邦税基盤や、かつてはアメリカ合州国の特徴だった機会に満ちた社会が破壊された。

 アメリカ国民とアメリカ経済を犠牲にして、アメリカ人労働者を外国人労働者に置き換えた結果としての企業利益の増加で、企業幹部や取締役会、ヘッジ・ファンド、大株主やウオール街が、儲ける恩恵を得た。

 資本家の強欲のために政治家がおかした大きな過ち、金融規制緩和に起因する2008年の金融危機からの回復とされるもの以来の経済成長率の低さは、もっぱらインフレの過小評価に基づいている。アメリカ人は、十年間何のインフレにも苦しんでいないとされているが、何か買い物をする人なら誰でも、それはウソだと知っている。雇用の海外移転がもたらしたものは、アメリカ経済を駆動していた、生産性を元にしたアメリカ消費購買力成長の破壊だ。要するに、目先のことしか考えない執行役員や、取締役会やウオール街が、アメリカの総需要を損ねたのだ。

 無能なアラン・グリーンスパン指揮下の腐敗した連邦準備金制度理事会が、無くなった消費者所得増加の代わりに、消費者の負債を増加させた。これは消費者がこれ以上の借金を抱えられなくなるまでは機能する。後続の連邦準備金制度理事会議長は、金融資産の価格に何兆ドルも注ぎこむことで、砂上の楼閣を倒さないよう維持している。

 私の現役時代、このような連邦準備金制度理事会の不適切な振る舞いは重大な犯罪と見なされていた可能性が高い。連邦準備金制度理事会議長は、おそらく逮捕され、裁判にかけられていたはずだ。アメリカ国民を犠牲にして、五つの銀行を救済したかどで、少なくとも、辞任を強いられていたはずだ。

 何もなされなかったので、現在、金融資産の価格は、連邦準備金制度理事会と、その共犯者、日本銀行、EU中央銀行と、イングランド銀行が印刷する紙幣に基づいている。世界中での金融犯罪だ。

 状況は途方もなく悪いが、更に悪化しようとしている。無頓着なアメリカ人に、雇用の海外移転は、アメリカ人に、より多くの、より良い仕事をもたらすと言っていた全く同じ利己的エリート連中が、今度は、ロボットについて、同じことを言っている。

 会計事務所プライスウォーターハウスクーパースが、ロボットは、仕事を破壊するより、より多くの新しい仕事を、仕事から追われたアメリカ人のために生み出すという“研究”を発表するため、誰かに雇われた。雇用の海外移転で同じ結果が得られると、果てし無く繰り返したのと同様、このウソを、新自由主義経済学者や経済マスコミが果てし無く繰り返すことになる。

 製造業とソフトウエア・エンジニアリングのような専門技能職を失ったあと、看護士など一部の仕事は、アメリカ人看護士が不足しているという偽りの主張で、就労ビザで看護士を外国から呼んで穴埋めできるとは言え、国内サービス業で、海外移転が不可能な仕事をロボットは攻撃するのだ。長年、私が雇用統計について報じるようになって以来、国内サービス業雇用は、およそ90%あるいは、それ以上の新規雇用を占めている。今、アメリカ人は、多くの国内サービス雇用を、ロボットに奪われようとしているのだ。

 今やアメリカ雇用の大半を占める国内サービス業の仕事をするようプログラムするのに、必ずしも人工知能は必要ではない。しかも、今のレベルのロボットは、仕事をする負担を、顧客に押しつけている。疑念をお持ちであれば、最近、サービス・プロバイダーと連絡しようとした時の経験をお考え願いたい。

 人々は、その意味をなくされつつある。間もなく、人々は自動車の運転方法もわからなくなり、自動運転車がその機能を人々から奪い去る。ビデオ画面でプロパガンダに洗脳されながら、無頓着な人間が車の中に座っていることになる。人々は人間としての存在を経験するのを停止し、全員消耗品になる。

 彼らを処分する以外に、そういう人々を支援するのは金持ちの利益損失と見なされる可能性が高い、自立できる仕事を持たない何百万人もの人々を一体どうやって一掃できよう?

 生産手段が国有化されない限り、ロボットは人間社会のためには機能できるまい。不幸なことに、欧米の人々は徹底的に洗脳されていて、無頓着で、革命をすることが出来ない。

 あなたは抹消されたいだろうか? それがアメリカ資本主義があなたに対してしていることだ。

 Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/07/23/more-lies-from-the-corrupt-elite/

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相撲が終わっても、昼の痴呆番組見る気にならない。何を話題に、話をずらしているのだろう。

拝聴し損ねたインタビューを拝聴しよう。

安倍総理は「ジェンタイル・シオニスト」!? 米国の「イスラエルびいき」の背後にある「ジェンタイル・シオニズム」とは!? 岩上安身が「パレスチナの平和を考える会」事務局長・役重善洋氏にインタビュー 2018.7.24

Paul Craig Roberts氏の記事翻訳には、必ず、嫌がらせの?わけのわからないコメントが外国からつけられる。自動的にゴミとして処理され、公開されず、自動的に消去されるので、実害はない。しつこさに感心するだけ。古い記事翻訳にも、しつこ、無意味なコメントがつけられる。感心するのは、良い内容だと思う記事に、嫌がらせが集中すること。敵もさるものひっかくもの。その一例で、下記記事にも、頻繁に無意味なコメントがつく。

2012年9月29日
広島から福島へ、1945-2011

2012年11月30日
ハワード・ジンの木霊

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