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2018年5月19日 (土)

人が家を建てるとイスラエルが破壊する。人が子供を育てるとイスラエルが殺す。

2018年5月14日
Paul Craig Roberts

“家を建てると、連中が破壊する。子供を育てる、連中が殺害する。”

ジャーナリストは、今や連中のウソを広めるため権益集団に雇われた宣伝屋が占めている職業だが、アメリカ最後の本物ジャーナリスト、クリス・ヘッジズが、イスラエルは、神に選ばれた人々なのか、それとも悪魔の大量虐殺人種差別主義の反社会性人格障害者なのかを考えるための理由を説明してくれている。

イスラエルが、地球上に、これまで存在したもののうち最も悪の政府であることに疑問の余地はない。だが、あらゆるユダヤ人を憎悪する前に、人類に対するイスラエルの犯罪を、これほど正確に描写していると、ヘッジズが書いている映画“Killing Gaza”が、二人のユダヤ人によって作られていることに留意願いたい。極めて高い道徳的良心を持ったユダヤ人もいるが、大半のイスラエル人は、いかなる道徳的良心を持ち合わせていないように見える。道徳的良心を持っているユダヤ人や他の人類に対し、道徳的良心が全く無いイスラエル政府に、トランプ政府は足並みを揃えている。例えば、ネタニヤフに道徳的良心があると信じている人が地球上に誰かいるだろうか?

映画“Killing Gaza”を見て、イスラエル政府に道徳的良心の何らかの片鱗を見いだせるかどうか、お考え願いたい。この映画を支援願いたい。これは、核戦争を防ぐ唯一の要素である人類の道徳的良心にとって、極めて重要だ。

イスラエル政府の明らかな道徳の欠如こそが、第二次世界大戦での対ドイツ・ロシア戦勝記念式典の賓客として、最大の背徳者ネタニヤフをプーチンが招待したことが、一体なぜ、プーチンとロシアの評判に大きな損害を与えたかという理由だ。ロシアは大量虐殺ナチスと戦ったのに、今や、その政策が、対パレスチナ人、対シリア人。対イラン人の大量虐殺である、大量虐殺者ネタニヤフを、大統領招待して、敬意を表している。

http://www.informationclearinghouse.info/49417.htm 日本語翻訳は、こちら

 
トランプは、イスラエルに完全に支配されている。https://www.rt.com/usa/426720-israel-jerusalem-gaza-blumenthal/

Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/05/14/build-house-israel-destroys-raise-child-israel-kills/

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大本営広報部が、野球や将棋の偉業、殺人事件に懸命に注目をそらすなか、TPP11承認が衆院通過。

 

相撲画面の音声を消して、下記インタビューを拝聴した。

 

日刊IWJガイド・番組表「<岩上さんのインタビュー報告>『加計ありき』を示唆する新たな文書! 安倍総理の証人喚問は避けられない!?~岩上安身による日本共産党副委員長・田村智子参議院議員インタビュー/ガザ地区で負傷者の手当にあたっていた医療チームの医師らがイスラエル軍により狙撃され、犠牲者まで出る事態に!イスラエルの抑制なき暴力の行使に対し、世界各国から激しい非難の声が上がる!
審議時間3日間で6時間のみで『TPP11』承認案が衆院通過、与党から賛成討論もなし!~農水省は『自家採種・増殖』の原則禁止を検討、『大変なことがこのTPPをもとにして今なされようとしている!!』と、山田正彦元農水相が警鐘を鳴らす!」2018.5.19日号~No.2074号~

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コメント

TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)の日本語記事によれば、東エルサレム占領の50年目にちなんで、テルアビブにあるラビン広場に何千人ものイスラエル人が集まって、パレスチナ国家樹立への支援デモを行ったそうです。

TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)
テルアビブでイスラエル人が占領抗議デモ
http://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2017/05/28/teruabibudeisuraeruren-gazhan-ling-kang-yi-demo-740826

自国政府の行動を恥と感じている人々がイスラエル人の中にも確実に居ることを知って、私は嬉しくなりました。

 非暴力抗議行動を為してるパレスチナ人に対するイスラエル軍の残虐な軍事行動の一端が世界中に知れ渡ることになりました。もし、R2P (Responsibility to Peace) が正常に発動されるのであれば、米英仏は事態収拾のため失敗国家たるイスラエルに軍事介入をしなければなりませんが、当然のことながらその素振りはおろか、そのような議論が湧き上がる兆しすらありません。世界は米英仏を始めとする西側先進国のダブルスタンダートをまたもや見せつけられているのです。

 ようこそ素晴らしき世界へ!

 話は戻りますが、このイスラエル問題はイスラエル国民にしか解決出来ない事です。イスラエル国民がパレスチナ人との共存を受け入れることが出来れば、イスラエルは連邦制の国家に移行出来ると私は思うのです。パレスチナは自治共和国としてイスラエルの中で生き続けることも出来るのです。

 でも、なぜそれが出来ないのでしょうか。それはイスラエルが全体主義国家であるからかも知れません。著書「ホロコースト産業――同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたち」において、ホロコースト被害者としての立場を自らの政治的・経済的利益のために濫用していると指摘したアメリカのユダヤ人政治学者ノーマン・フィンケルシュタイン氏は、アメリカやイスラエルのパワーエリートから反ユダヤ主義者、自己憎悪者というレッテルを貼られました。彼のキャリアは輝かしいものとなるはずでしたが、暗転させられました。

 反ユダヤ主義者、自己憎悪者というレッテルを貼るアメリカとイスラエル。これは国家体制に批判的だった人々に「非国民」というレッテルを貼ってきた大日本帝国と同じですね。イスラエル国内にパレスチナ人という被迫害民族が居るということが、政治体制が引き起こしてきた様々な失敗を糊塗する良い隠れ蓑になっているとも言えるのです。このガザ問題の当事者の一方は、この政治体制を支えるイスラエル国民であることは間違いありません。イスラエル国民は、自国の政策に対して恥じることがあるのであれば、自らの手でその政治体制を刷新し新たな国家体制を築かなければなりません。それはイスラエル国民だけが成し得ることなのです。

 では、私たち日本人は何を為すべきでしょうか。苦境に立たされているパレスチナ人たちを人道的見地からサポートするNGOを支援したり、国際的な抗議活動団体に対して寄付することでしょうか。それが決して効果的ではないことを多くの人々はわかっているはずです。これまであらゆるチャリティが催され、多くのセレブや一般人がそれに寄付をしてきました。しかしながら、そのチャリティの目的は決して果たされることはなく、次のチャリティのネタを生み続けるだけでした。寄付した人々は身銭を切った代償としてカタルシスを得ましたが、苦境に立たされている現地の人々にはほとんどその支援は届かず、中抜きされてしまいました。チャリティもビジネスであって、利益が出てナンボなのです。

 私たちがすべきことは日本政府を動かすことです。ガザ問題に関してイスラエルを非難させたり、パレスチナとイスラエルとの間を仲介するよう日本国政府に要求出来るのは主権を持っている日本人なのです。日本人が日本国を変えなければならないと私は思うのです。

 日本国憲法の前文をお読みになった方の中には、その前文が発する精神の気高さとそのような憲法を保持する国民としての誇りを感じる方も居られるでしょう。55年体制から続く自民党政権は改憲政党らしくこの憲法の精神を軽んじてきました。その改憲政党が主導する政治体制を支持してきた主権者たちが日本国憲法を軽んじてきた、と言っても過言ではありません。つまり、日本国民みずからが日本国憲法の精神とその価値の大きさを軽んじているのです。

 私は、日本国民の一人として、日本国憲法前文に書かれた精神に強く共感する者です。この前文が放つ精神に恥じない行動を日本国政府に求める者です。

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