戦争寸前
Paul Craig Roberts
2018年4月9日
更新
犯罪的に狂気のワシントン政府が世界を最終戦争へと追いやりつつあることに疑問の余地は全くない。
https://www.rt.com/news/423634-unsc-security-threats-syria-chemical/
https://www.rt.com/news/423627-russian-military-checks-chemical-douma/
更新:
アメリカ人として、我々は、ワシントンに、世界を破壊へと導いている犯罪的に狂気の政府がある可能性に直面しなければならない。
ロシア政府報道発表
シリア政府軍による塩素や他の毒物の使用とされるものに関する偽情報が蒔かれている。ドゥマでの化学兵器攻撃に関する最新の偽ニュースが昨日報じられた。これら報道は、またしても、一度ならず、テロリストやイギリスとアメリカに本部をおく他の似非人道主義組織とぐるになって活動していることが証明されている悪名高いホワイト・ヘルメットに言及している。
我々はそのような危険な挑発の可能性を最近警告した。これら全く裏付けのないウソの狙いは、テロリストと、政治的解決を拒否している妥協しようとしない過激反政府派を保護することと、外部勢力によるあり得る武力行使正当化することだ。
再び、正統な政府による要求でロシア軍が配備されているシリアへの、でっちあげのニセの口実のもとでの軍事介入は全く受け入れられず、極めて深刻な結果になりかねないことを我々は言わざるを得ない。
http://www.mid.ru/ru/foreign_policy/news/-/asset_publisher/cKNonkJE02Bw/content/id/3155552?p_p_id=101_INSTANCE_cKNonkJE02Bw&_101_INSTANCE_cKNonkJE02Bw_languageId=en_GB
この警告の、ジョン・ヘルマーによる解釈は下記の通りだ:
“ソールズベリーでも、ロンドンでも、ハーグでも、法の支配が破壊され、ワシントンでは詐欺の支配が宣言されており、世界で唯一残るのは、武力による支配だけだ。聖金曜日に、スタフカ[ロシア国軍最高司令部]が、モスクワで会合し、用意ができている。外務省が日曜日に“最も深刻な結果”になると発表した。これはつまりアメリカが一人のロシア兵士を銃撃すれば、世界は戦争になるということだ。情報戦争ではなく、サイバー戦争ではなく、経済戦争ではなく、代理戦争ではない。世界戦争だ。”
http://johnhelmer.org/?p=17680
状況がこれほど深刻でないことを願う。
戦争寸前
“ロシアの見方は単純だ。欧米は無限にウソをつきつづける偽善的マスコミに支援された悪党集団に支配されており、欧米一般大衆は救いようがないほどゾンビ化している。” - The Saker
https://russia-insider.com/en/russia-ready-war-mood-prime-time-tv-grim/ri23019
“アメリカの将軍たちは、アメリカ政治家やマスコミやアメリカ政権とは違い、結果が壊滅的になりかねない場合には、リスク回避型だ。” - ギルバート・ドクトロウ
https://russia-insider.com/en/were-not-going-war-not-yet-last-nights-russian-tv-analysis/ri23024
上記は、三人中二人の最も聡明で、信頼できるロシア専門家のものだ。三人目は、傲慢さに溺れた尊大なワシントンがロシアを戦争へと挑発していると、私同様に懸念しているスティーヴン・コーエン教授だ。
The Sakerは、ロシアは、ワシントンのウソや侮辱的言動や画策された出来事を我慢したのは間違いだったと結論をだし、もし大うつけのアメリカがシリアを攻撃すれば、ロシアは関与しているアメリカ軍を破壊すると決めていると判断している。
ドクトロウは、ワシントンは大うつけだが、アメリカ統合参謀本部には思慮分別があり、ロシア攻撃には賛成するまいと判断している。
私はドクトロウが正しいことを願う。しかしながら、あの狂った認知症の戦争屋ジョン・ボルトンがホワイト・ハウスで、タフガイ役を楽しむトランプのとなりに座っているので、ドクトロウの解釈で安心するというより、The Sakerの解釈で恐怖感を覚えるのだ。
現時点では、その妥当性を私は確認できないが、シリア内のロシア軍のみならず、全ロシア軍が厳戒態勢にあるという報道がある。例えば以下を参照。http://defence-blog.com/news/russia-suddenly-puts-troops-alert.html
今日の国連でのロシアに対するニッキー・ヘイリーの恫喝は、ワシントンでは理性が勝るだろうというドクトロウの希望を裏付けるものではない。狂ったあまは、アメリカは、国連が賛成しようがするまいが、“怪物”アサドに対して行動するつもりだと言ったのだ。
狂った戦争屋ボルトンの隣に座ったタフマンのトランプは、declaredシリアでの化学兵器攻撃とされるものに“対応する、激しく対応するつもりだ。我々全員が目撃したような残虐行為を… この世界で起きるのを許すことはできない。特にアメリカには力があり、我々はそれを止めることが可能なのだから。”
シリアによる化学兵器攻撃などなかった。私は絶対100%の事実として知っている。私の命を賭けても良い。ところが、アメリカ大統領は、全く事実でないことを“我々全員が目撃した”かのように宣言している。ロシア人が、欧米は無限にウソをつきつづける偽善的マスコミに支援された悪党集団に支配されており、欧米一般大衆は救いようがないほどゾンビ化していると結論を下すのも驚くにはあたらない。
もし、正気のアメリカ統合参謀本部が、狂った大統領と国家安全保障問題担当補佐官に打ち勝つというドクトロウが間違っていれば、我々は戦争に向かっていることになる。
それは、アメリカが決して勝利しない戦争だ。
読者の皆様は、欧米マスコミは、この差し迫った危機に全く触れていないことに留意願いたい。代わりに、CNNであれ、BBCであれ、マスコミは、FBIによるトランプ弁護士の家宅捜索についてのニュース報道を流しているのだ。
無頓着なアメリカ人というのは穏やかすぎる表現だ。無知というのが正しい単語だ。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/04/09/threshold-war-paul-craig-roberts/
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「フランスのマクロン大統領は10日、化学兵器の製造拠点を攻撃する可能性を示唆した」という。スクリパリ事件をでっちあげるイギリス。トランプは、証拠もなしに賛成したすぐあと、今度は自分たちで、シリア毒ガス攻撃をでっちあげる白々しさ。
大本営広報部は、いずれの件でも、ロシアやら、シリアのせいだと垂れ流し呆導。
久しぶりに友人と会って、自衛隊日報隠しなどありえない。軍隊にとって、極めて重要な日報を隠すはずがないと話しあったばかり。同じ主旨での国会での追求に納得。
関係ない逃げ口上を延々述べる首相の時間稼ぎを許している議長運営のおかしさ。
藤永茂氏、ブログ『私の闇の奥』で、「核戦争を阻止しなければ」という記事で、この事態の深刻さを、荒野で、しきりに叫び続けている米国の賢者Paul Craig Robertsの勇気ある発言に触れておられる。全く同じ時期に。
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大変な事態が訪れるのでしょうか?
キリスト教徒の忌み日「13日の金曜日」が明日に迫っていますね。
これが良い意味で意識され、
事態が無茶な戦争を回避する方に動くと良いのですが・・・・・
昨日「侵略によって手に入れたシリアの油田を手放したくない西側支配層によって、世界は破滅させられるのか? 」http://blog.livedoor.jp/dendrodium/archives/75698100.htmlという記事を書いたのですが、その時
シリアの油田を手放すべきでないと書いた新聞記事に付いて、何所の新聞だったか確認しようとネット検索した所、新聞社の名前を書いたものが全然ありませんでした。
誰かが検索欄からその件を消し去っているようです。
ワシントン・ポストだったでしょうか?
(以前こちらの記事でその新聞社の名を見てはいたのですが、自分の記憶力に自信がなかったのでした。)
投稿: 和久希世 | 2018年4月12日 (木) 08時40分