フェイスブックはスマートフォンのマイクで盗聴しているのか? 内部告発者はそうだと言う
言う
2018年3月29日
True Publica
数年前、自動車を定期点検に出す際、サングラスを持ち出すのを忘れ、盗まれたことがある。自動車修理工場に文句を言って、この重要な出来事を、立腹して妻に報告した。薄気味の悪いことに、翌日から、フェイスブックで、 そこで全く同じ型のサングラスが買える宣伝を受け取るようになったのだ。悲観的な性格が、被害妄想に変わったと私は思った。ジョセフ・ヘラーが『Catch 22』で言ったように“自分が被害妄想だからといって、人々が追いかけてきているとは限らない。”このフェイスブックの場合 - 連中は追いかけてきていたのだ!
カナダのナショナル・ポスト紙、(下記がスクリーンショット)に、カナダ国民の一人が、まさに私のサングラス経験は、実際、被害妄想ではなく、事実だと証言している記事がある - フェイスブックは実際、私の個人的会話を聞き取る能力があるのだ。
“フェイスブックは、ユーザーの会話を、スマートフォンのマイクを通して、聞いている可能性があると、ケンブリッジ・アナリティカの内部告発者クリストファー・ワイリーが言っているということで記事は始まっている。火曜日、彼は英国会特別委員会に現れ、ほぼ四時間の証言で、Brexitの結果に影響を与えるためのフェイスブック・データー利用を説明するのに、彼は“欺瞞”や “だます”といった言葉を使った。フェイスブックは、広告の的を絞るために、ユーザーをスパイしているという長年のインターネット言説にも彼は答えた。”
記事は、昨年ガールフレンドとの会話が広まったため、フェイスブックが、キャット・フード広告をよこしたと主張するある男性のYouTubeビデオの話まで報じている。しかも盗聴の話は、ソーシャル・メディアで始終議論されている。公平に言って、このビデオは、実際、実に滑稽であると同時に、いささか不気味だ。
保守党議員で、英国下院委員会委員長のダミアン・コリンズがワイリーに、噂は本当かと尋ねた。
“フェイスブックができる事実に関して、スマートフォンにはいっているフェイスブック・アプリによって、人々が話したり、議論したりすることを盗聴して、それを広告の優先順決定にも使用するという類の様々な憶測があります”とコリンズは言った。“いや、そんなことは不可能だという人々もいます。フェイスブック・システムが、推測し、人が何に興味を持っているのかを予想するのが非常にうまいだけだと。”
ワイリーは憶測しているだけだ(おそらく、彼の法律的立場を守るため)と言いながら、フェイスブックや他のアプリは、盗聴し、環境の音に基づいて、ユーザーがどこにいるのか把握できるとまで言っている。“環境的文脈”を基に、TVがついているかどうか、仕事場にいるのか、自宅にいるのか判断するのだと彼は述べた。
“事務所にいるのか、戸外にいるのか、TVを見ているのか、今一体何をしているのかという判断の上で有用な音声があるのです。”と、ワイリーは述べた。
巨大ソーシャル・メディア企業は、広告の的を絞ったり、ユーザーに提供するニュースを調節したりするために人々のマイクを使用していないと再三拒否してきた。だがフェイスブックは、もしユーザーがそうしてよいという許可をした時だけ、そして、ユーザーが、例えば、ユーザーがビデオを撮影している場合、音声を必要とする機能を利用している場合のみ、アプリは、スマートフォンのマイクにアクセスするとも言っている。
昨年10月、フェイスブックの広告担当副社長が、噂について再度答えた。“私はフェイスブックで広告を運営している。我々は広告のためにユーザーのマイクを使用せず、決して使用したことがない。噂は真実ではない”と、ロブ・ゴールドマンはツイートした。
しかし、聴聞会にいたプライバシー活動家ポール・オリバー・ディヘイが指摘したように、フェイスブックのやり方が“不透明な”ので、どれだけのデータをユーザーが渡してしまったのか知りようがないのだ。
ガーディアンのディラン・カランは自分のフェイスブック・データをダウンロードした - 約600MBあり、およそ400,000ページのWord文書と同等だった。これはあなたが送ったり、受け取ったりした全てのメッセージ、あなたが送ったり、受け取ったりした全てのファイル、全ての電話連絡先、あなたが送ったり、受け取ったりした全てのオーディオ・メッセージ。あなたの好み、あなたと友達が話し合ったこと全てを保存しているのだ。彼らは、あなたがダウンロードした全てのアプリ、どういう種類の携帯電話を使っているか、何時購入したかも保存している。
カランは彼らが集めているデータには、あなたがどこにいるのか、どんなアプリをインストールしたか、いつそれを利用するか、何のためにそれを使用しているかが含まれ、彼らは、いつでも、人のウェブカムやマイクロホンにアクセスでき、連絡相手、電子メール、カレンダー、通信履歴、送受信したメッセージ、ダウンロードしたファイル、遊んだゲーム、写真とビデオ、音楽、検索履歴、閲覧履歴、どのラジオ局を聞いているかまで保存していることを確認した。
しかも、こうしたことには邪悪な面があるのだ。フェイスブックは、こうしたデータ全てを、誰であれ、それを購入する十分なお金を持っている人に喜んで売るのだ。フェイスブックは、あなたの政治傾向が一体何か、性的嗜好は何かを知っていて、更には、あなたの装置に対するキーストロークによって、あなたが何を考えているかを理解するツールまで設計しており、これらの最も個人的な思考を売る用意がすっかりできているのだ。
実際、BBCによれば、フェイスブックは、あなた関する5,000件の情報を販売している。あなたには、知るべき5,000件の興味深い情報があることをご存じだったろうか? 私は知らなかった。だがもし、あなたが日々しているあらゆることを、連中が盗聴し、録音し、保存できるなら、そういうことになるだろうと思う。それを利用して、広告を売るだけが問題ではないのだ。連中がそれを一体誰に売るのか、買った連中がそれに何を望んでいるのかが問題なのだ。
例えば、もし政府が反対意見を取り締まりたいと思ったら何が起きるだろう。まさか - 連中がそんなことをするはずがないと思われるだろうか? テリーザ・メイの最近の発言後、あなたも考え直したくなるかも知れない。
フェイスブックには一切職業倫理がない - 連中とケンブリッジ・アナリティカとストラテジック・コミュニケーション・ ラボラトリーズと選挙との関連に関わるスキャンダルで、これだけ明らかになったのだ。この話には、もろちん、続きがあるはずだ。
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夫婦それぞれ証人喚問が待っている。韓国のような状況になるのを夢想している。
おさななじみ以外にも、支持する人がいまもいるのに驚く。
トップが公聴会で、データ流出をあやまってすむわけではないだろう。
スマホで、料理屋を探したり、旅先を探したり、スピーカーで天気予報やらを聞いたりする洗脳宣伝を不思議に思いながら眺めている。
Facebookも、Twitterもアカウントは作ったが、ほとんどさわらない。
電話もいまだガラケー。
数日前、The Moon of Alabama氏も、そうだと知って驚いた。
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