トランプ政権は非常識
2018年4月13日
Paul Craig Roberts
主要核大国ロシアと戦争しようとするのは非常識ではないだろうか?
ロシアを威嚇し、ロシアにぬれぎぬを着せるのは非常識ではないだろうか?
“何百人ものロシア人”殺害を自慢するのは非常識ではないだろうか? https://news.antiwar.com/2018/04/12/pompeo-russians-met-their-match-us-killed-hundreds-of-them/
普通の人なら、上記三問に“イエス”と答えるはずだ。すると、こうした非常識な行動が政権の基本慣行であるトランプ政権は一体どういうことになるのだろう?
ヘイリーが非常識なのを疑う人がいるだろうか?
ジョン・ボルトンが非常識なのを疑う人がいるだろうか?
マイク・ポンペオがが非常識なのを疑う人がいるだろうか?
これは、核大国との戦争を煽るが非常識な連中を幹部職に任命するトランプが非常識なのを意味しているのだろうか?
これは、こうした人々の任命を承認する議会が非常識なのを意味しているだろうか?
これらは至極率直な疑問だ。
トランプが約束したシリアでの対決が避けられたとして、非常識なトランプ政権が、また次の危機を画策するのはどれぐらい先のことなのだろう?
非常識なトランプ政権の存在ゆえに、地球上の生命の存続が非常に危うくなっていることを世界中が理解すべきなのだ。
冷戦期中、積極的に関与していた、スティーヴン・コーエンや私のような人間は、アメリカ政府と、その傀儡ヨーロッパ諸国政府のロシアに対する無謀で無責任な振る舞いに驚いている。クリントン政権以来、そしてオバマとトランプの政権の下で劇的に悪化したこれほど無責任な現在の状況は、冷戦中は想像もできなかった。この短いビデオで、スティーヴン・コーエンが、タッカー・カールソンに、現在の状況の極端な危険さを語っている。https://www.youtube.com/watch?v=zvK1Eu01Lz0&t=54s
欧米の政治指導者たちは完全に失敗している。そうした大失敗は、地球上の生命とって致命的だということがわかる可能性が高い。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/
記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/04/13/trump-regime-insane/
----------
そのまま、びったり。安倍政権は非常識。
日本も含め、欧米の政治指導者たちは完全に失敗している。
属国大本営広報部、宗主国大本営広報部同様、でっち上げ化学兵器攻撃、三国による違法な攻撃について、真っ赤なウソをたれ流すだけ。
宗主国が推進したウクライナ・クーデターの実情を一切報じることなく、「クリミア併合したロシア」を繰り返すだけの大本営広報部には、もとより全く期待していない。
国枝昌樹氏や、孫崎享氏、属国大本営広報部の洗脳バラエティー呆導番組に登場して、話される可能性、ほぼゼロだろう。
« 愚行がこの世の終わりをもたらしつつある | トップページ | アメリカ/イギリスが醸成したシリアにおける危機は終わったのか? »
「アメリカ」カテゴリの記事
- バイデン、F-16とクリミアを攻撃するアメリカ兵器のウクライナ供与を承認(2023.05.25)
- プロパガンダを管理するため存在している欧米ニュース・メディア(2023.05.23)
- イスラエルと「新しい」中東(2023.05.20)
- 欧米の極めて複雑な中国分析の世界を理解する(2023.05.19)
- スラヴァ(栄光)? いや栄光どころでなく、恥を知れウクライナ!(2023.05.17)
「アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事
- ウクライナへのF-16供与(2023.05.27)
- 日本と韓国を中国と戦争させたいと望んでいるアメリカ(2023.05.26)
- バイデン、F-16とクリミアを攻撃するアメリカ兵器のウクライナ供与を承認(2023.05.25)
- バフムート陥落-アルチョモフスク解放(2023.05.21)
- 広島原爆の記憶を冒涜するG7戦争挑発サミット(2023.05.21)
「ロシア」カテゴリの記事
- ウクライナへのF-16供与(2023.05.27)
- バイデン、F-16とクリミアを攻撃するアメリカ兵器のウクライナ供与を承認(2023.05.25)
- バフムート陥落-アルチョモフスク解放(2023.05.21)
- 広島原爆の記憶を冒涜するG7戦争挑発サミット(2023.05.21)
「ポール・クレイグ・ロバーツ」カテゴリの記事
- ポール・クレイグ・ロバーツは大量虐殺が好きなのか?(2022.05.01)
- ロシアの安全保障提案をワシントンが拒絶したのはまずい判断(2022.01.31)
- 欧米で、ジャーナリズムは宣伝省にとって替わられた(2021.11.23)
- ワシントンは世界の悪の中心(2021.08.19)
- 真珠湾:画策された出来事? (2020.12.10)
「トランプ大統領」カテゴリの記事
- 念のためのお知らせ:かつてメディアは、今アメリカが唾を吐きかけている「一つの中国政策」に違反したかどで、トランプをバッシングしていた(2023.05.04)
- ジョー・バイデンがドナルド・トランプを破ったのがうれしい理由(2022.12.27)
- ペロシは「中国の夢だった」-トランプ(2022.08.08)
- トランプは我々は「ロシアと仲良く」すべきだと言った。彼は正しい(2022.06.13)
- ウクライナ戦争を考慮して、ロシアゲート再訪(2022.04.03)
« 愚行がこの世の終わりをもたらしつつある | トップページ | アメリカ/イギリスが醸成したシリアにおける危機は終わったのか? »
コメント