イラン指導者はヒトラーより酷く、絶対君主制はクールだ - サウジアラビア皇太子
公開日時: 2018年4月3日 00:24
RT

©Charles Platiau / ロイター
イギリス支配体制のお気に入りでいるだけでは満足できない模様で、ムハンマド・ビン・サルマーン(MbS)サウジアラビア皇太子は、アメリカ国民も口説き落とそうと魅力攻勢を進めている。
月曜日のアトランティック誌編集長ジェフリー・ゴールドバーグとの広範な宣伝インタビューから判断して、アメリカ政治支配層を感銘させる成功請け合いの方法は、イスラエルを賛美し、イランを悪魔化することだと皇太子は判断したに違いない。
MbSは、元ジョージ・W・ブッシュ大統領のスピーチライター、デーヴィド・フラムを霊媒者として呼び出し、イランとムスリム同胞団と、アルカイダや「イスラム国」 (IS、旧ISIS/ISIL)のようなスンナ派テロ集団について語り、王国の敵を“悪の三角形”と表現した。
更に読む
サウジアラビア皇太子の人気を高める広告会社巨大蜘蛛の巣の内部
“イラン最高指導者に比べれば、ヒトラーがまともに見えると私は思います”ビン・サルマーン皇太子は何の皮肉でもなく、証拠も無しに、ゴールドバーグに語った。“ヒトラーはイラン最高指導者がしようとしていることをしませんでした。ヒトラーはヨーロッパを征服しようとしました。 … 最高指導者は世界を征服しようとしています。”
MbSが、彼の魅力攻勢で切り札を出したのは、イスラエルについて語った際だった。ゴールドバーグによれば、MbSはイスラエルに“ついて悪く言わなかった”。
ユダヤ人には、少なくとも現在のイスラエルの一部で国民国家を持つ権利があるかどうかというゴールドバーグの質問に、皇太子はこう答えた。“それぞれに、どこであれ平和な国で暮らす権利があると思います。パレスチナ人とイスラエル人には彼ら自身の土地を持つ権利があると思います。”
イスラエル当局による最近のパレスチナ人18人殺害前に、インタビューは行われたが、ゴールドバーグは、事件が皇太子の考えを変えることはあるまいと憶測している。
“ムハンマド皇太子との会談は、ガザ-イスラエル国境で死傷者がでた最近の暴行前に行われたが、こうした出来事を踏まえて、皇太子が見解を抑えただろうとは私は思わない”とゴールドバーグは書いた。“サウジアラビア人は、多くのアラブ指導者たちと同様、パレスチナ人にはうんざりしているのだ。”
これはサウジアラビア皇太子というより、露骨なシオニストとして知られ、イスラエル軍で兵役に服したこともあるアトランティック誌編集者による評価である点に留意されたい。彼の個人的プリズムを通して主題を歪めるのは欠陥ではなく、2016年3月に公開された元大統領バラク・オバマとのものと同様、ゴールドバーグ・インタビューの特徴だ。
更に読む
サウジアラビアとイランの戦争は、わずか10年から15年の内におこりかねない - 皇太子
二人がワシントン郊外のサウジアラビア所有の邸宅で会談した際、皇太子は“あふれんばかりの快活さ”と表現して“もしムハンマド皇太子が実現したいと言っていることを実際に実現すれば、中東は違う場所になるだろう”とゴールドバーグは読者に語っている。
皇太子のハンドラー連中は、会話が女性の行動を規制するサウジアラビアの法律に向かって“皇太子が単刀直入な方向に逸れそうに見えた際など”心配でまゆをひそめていた。
“1979年以前、サウジアラビアに、社会的後見人の習慣はありましたが、後見人法はありませんでした”とMbSは述べた。“預言者ムハンマドの時代までさかのぼるわけではありません。1960年代には、女性は男性後見人と一緒に移動しませんでした。しかし、今はそうなっており、我々はこの方向で進み、家族も文化も損なわずに、これに対処する方法を考えたいと思います。”
ゴールドバーグの解釈では、1979年は、イラン革命と、スンナ派過激派によるメッカのアル=ハラム・モスク占拠事件のおかげで“王国で保守的揺り戻しが起きた“サウジアラビア史上の転換点”なのだ。だから、サウジアラビア人女性の地位について、本当に責められるべきなのは進歩的なMbSではなく、“悪の三角形”なのだ!
ところが、それに対して何かするつもりかと質問されて皇太子は答えた。“サウジアラビアには多数の保守的な家族があります。家庭内が分裂している家族が多数あります。”
何千人もの一般国民の命を犠牲にして、2015年3月以来続いているサウジアラビアが率いるイエメン軍事介入についてはどうだろう?
“サウジアラビアはイエメン国民を助けようとしているのです”とビン・サルマーン皇太子は述べた。
言論の自由? サウジアラビアには超えてはならない三つの線があります。イスラム教の誹謗はできません”とMbSは言った。二つ目は、サウジアラビア文化として、組織は批判しても良いが、個人を批判してはなりません。三つ目は“国家安全保障に関するあらゆることで、我々は危険を冒すことはできません。”
“しかしそれ以外なら国民は自分の好きなことをする自由があります”と彼は言った。
ゴールドバーグは、“国富の没収が絶対君主制の決定的特徴である支配者一家の名を頂いた国においては定義することが困難なこともあり”皇太子に汚職について質問するつもりはないと説明した。
現代的なものやグローバリゼーションを公然と称賛しながらも、ビン・サルマーン皇太子は独裁体制の熱烈な支持者なのだ。
“もし絶対君主制が無かったなら、アメリカ合州国は無かったはずです”と、フランス国王ルイ16世がアメリカ建国の父祖を支援したことを指摘して彼は言った。
読者の友人も興味をお持ちになるとお考えだろうか? 記事を共有願いたい!
記事原文のurl:https://www.rt.com/news/423010-saudi-salman-iran-hitler/
----------
なぜか、毒ガス攻撃カルト宗教教祖を思い出す。
オスプレイ横田配備。
またしても文書隠蔽。権力は腐敗する。大本営広報部権力は腐敗する。宗主国に学んで、属国傀儡政権も腐敗する。宗主国侵略戦争の鉄砲玉にされて滅亡するまで、ゆでガエルは気がつかない。「支持率」なるものを見る限り、それ以外、想像するのは困難だ。
« ‘でっちあげられた’スクリパリ事件に関する14の疑問で、モスクワはロンドンと対決 | トップページ | わが国はこうして失われてゆく »
「イラン」カテゴリの記事
- アメリカ・イラン間の最悪シナリオ:地域戦争と世界的衝撃波(2026.02.09)
- イランでの抗議行動を意図的に引き起こしているのを平然と認めるアメリカ(2026.02.07)
- トランプは、いつも尻込みして後退し、交渉を通じてイラン対応をすることに(2026.02.03)
- トランプは勝利を望んでいるが、イランはたやすい標的ではない(2026.01.31)
- 変化し続ける対イラン戦争の正当化理由(2026.02.01)
「アメリカ」カテゴリの記事
- イランでの抗議行動を意図的に引き起こしているのを平然と認めるアメリカ(2026.02.07)
- エプスタインのハニートラップ作戦にプーチンは関与していたのか? とんでもない。MI6のエセ・ニュースに過ぎない。(2026.02.06)
- エプスタインをロシア工作員だと宣伝しようとしている欧米メディア(2026.02.06)
- 専制的な政府をアメリカは強制的に排除すべきだという信念の分析(2026.02.03)
「NATO」カテゴリの記事
- ウクライナ和平交渉を露骨に妨害するNATOの「ルッテ工作員」(2026.02.08)
- 北極圏を巡る秘密戦争という文脈におけるグリーンランド(2026.01.27)
- ウクライナでは雰囲気が変わりつつある。もはや応援歌は歓迎されない(2026.01.21)
- グリーンランド問題におけるトランプ大統領に対する予想外の欧州の反応:大西洋横断同盟最後の亀裂?(2026.01.20)
- グリーンランドを巡ってアメリカとヨーロッパは戦争するのか?(2026.01.19)
「サウジアラビア・湾岸諸国」カテゴリの記事
- アラブによる分析を歪曲してイラン攻撃を主張するシオニスト(2026.02.04)
- 新たなエネルギーの未来に大きく賭けるアラムコ(2025.12.05)
- 世界を恐怖に陥れる一方、イスラム教徒を恐れよと我々に言うアメリカ帝国(2025.10.28)
- カタールの次はサウジアラビアか? サウジアラビア・パキスタン相互防衛協定は何を意味するのか?(2025.09.30)
« ‘でっちあげられた’スクリパリ事件に関する14の疑問で、モスクワはロンドンと対決 | トップページ | わが国はこうして失われてゆく »



コメント