フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校乱射事件
2018年2月26日
Paul Craig Roberts
ヴァレンタイン・デーのフロリダ州での乱射事件に関して私が沈黙していることに、読者の方々から問い合わせをいただいている。学校乱射事件は私の専門分野ではないというのがお答えだ。しかも独立したTVや印刷物の全国版メディアがもはや存在していないアメリカのような国では、事実を見出すことが不可能で、当局説明に頼るしかない。おそらく一体何が起きたのかを見出すのは不可能だろうが、時間と努力を惜しまない人であれば、独立したインターネット・メディアによって、それぞれの結論にたどり着くことが可能だろう。考慮すべきいくつかの点を下記にあげる。
フロリダ州パークランド ストーンマン・ダグラス高校のある教師は、高校で非常事態の訓練が行われる予定だと聞かされていたと言っている。銃撃音を聞いた時、彼は訓練だと思ったのだ。https://www.youtube.com/watch?v=tAN4g66RFug
本物の乱射事件が起きた際に生徒を備えさせるため、警官が空砲を発砲し、生徒が悲鳴をあげるを行う予定だと言われたという生徒たちをインタビューしている記者たちのビデオを、デビーという女性が投稿している。https://www.bitchute.com/video/hCp33awMjsq9/ ビデオのおよそ28分あたりで、フロリダ州パークランド高校の生徒が、インタビューしている記者たちに、高校で本物の攻撃をシミュレートする本物そっくりの訓練が行われる予定だと言われたと語っている。
デビーに関して、私は何も知らない。主張をしているのがデビーではないという点は留意に値する。生徒インタビューは報道機関が流したインタビューだ。
デビーのビデオは、もっと整理し、ずっと短く、混乱を少なくできたはずだ。事前に簡潔な報告をまとめるのではなく、彼女はご覧の通りの報告を作った。55分のところで、大衆のだまされやすさと、公式な事件の推移と、ニュース報道との間の、アメリカ人が矛盾や、マスコミが提示している証拠と マスコミによるその証拠の説明との間の矛盾に、気付くことができないことを巡って、デビーは感情的になっている。
矛盾については疑問の余地がない。これがただのいい加減な報道なのか、記者が事前に用意された公式説明報道発表を読み上げているだけなのか私にはわからない。
非常事態訓練が予定されていると言われたと語っている高校教師と生徒のビデオ・インタビューが本物であることに疑問の余地はない。私が怪訝に思うのは、公式説明では訓練に触れられていないことだ。ボストン・マラソン爆破事件を想起されたい。あの日、ボストン新聞はレース最後に、爆発訓練が予定されていると発表し、訓練発表ビデオは、爆発直前、その発表では本当の爆弾ではないといった現場で作成されていた。
フロリダ州パークランドの高校事件でわけがわからない他の点として(1)一人の女生徒が、校舎から容疑者と歩いて出たが、校舎の他の場所で銃撃は続いていたと語っており、彼女は銃撃犯は二人いたという結論に至っている。別の銃撃犯は、銃撃犯は三人いたと言っている。(2) 銃撃が行われている最中、警官が校舎内にいたと生徒たちが言っている。(3) 銃撃犯を高校まで乗せたUber運転手のインタビュー報道は皆無に見える。(4) わずか数分しかない時系列は、容疑者が 防弾チョッキ、ヘルメット、ガスマスクを着け、吹き抜けで階段を上がって、異なる階三つで銃撃するには不十分だ。
この件について私が言えるのは、他の出来事について言ったことと同じだ。矛盾を明らかにし、訓練予定が発表されていたことを認めるどころか、マスコミは当然の疑問を呈する人々を陰謀論オタクだと切って捨てている。我々は合理的な説明の代わりに、中傷を聞かされている。一体なぜだろう?
当局やマスコミが、どうして、教師と生徒が誤解し、訓練が発表されたと取り違えてしまったのかを説明したり、あるいは、そうではなく、発表されていた訓練と同時に実際の事件が起こった例がいくつかあるのは一体なぜかを説明したりするのが一体なぜそれほど困難なのだろう? 9/11そのものも含め、事件の訓練と同時に、本当の事件が起き、実際の出来事の前に、一体どうして事実がわかっていたのかというのは、印刷もTVメディアも、実に興味深い話題と思うはずだろうにと思いたくなる。
ところが、またしても、事前に準備された話を聞かされたのだ。今回の場合、時系列の問題は、2001年9月11日、まだ建っているワールド・トレード・センター第7ビル前に立ったBBC記者が、予想外のビル崩壊が起きたと、出来事の20分か30分前に発言したのを思い出させる。
多くのアメリカ人がひどく洗脳されていて、実にだまされやすいので、当局や売女マスコミに吹き込まれる公式説明に完全に矛盾する証拠を見抜くことができないのだ。ロレイン・デイ医師はサンフランシスコ総合病院心療外科主任だった。彼女はボストン・マラソン爆発公式説明が、信用に値せず、誤っていることを完膚なきまでに示した。ご自分でご覧願いたい。https://www.reddit.com/r/conspiracy/comments/34vs8r/lorraine_day_md_former_chief_of_orthopedic/
シェイラ・ケーシーは、爆発現場とされるものの写真を駆使して、ボストン爆発が、クライシス・アクターを雇ってしかけられたでっち上げだったことを徹底的に明らかにした。 https://truthandshadows.wordpress.com/2013/05/08/false-flag-theatre-boston-bombing-involves-clearly-staged-carnage/
建築家、エンジニアと物理学者たちが、WTC 第7ビルは制御倒壊で倒されており、ツイン・タワーは飛行機と火事のせいで倒壊したのではないことを決定的に証明している。
全てではないにせよ、ほとんど全ての悲惨な事件には、答えられている疑問より、答えられていない疑問の方が多い。もし公式説明が本当なのであれば、一体なぜそうした疑問が答えられないままになっているのか、皆様お考えいただくべきなのだ。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/02/26/shooting-marjory-stoneman-douglas-high-school-parkland-florida/
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北方相、かわるなり「しゃこたん島」。これが適材適所。
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