ウクライナ‘国家安全保障に対する脅威’としてスティーヴン・セガール入国禁止
公開日時: 2017年5月5日 22:14
編集日時: 2017年5月6日 11:20
© Ruptly
アメリカ人アクション映画スター、スティーヴン・セガールに、ウクライナ保安庁(SBU)が治安上の脅威だとレッテルを貼り、ブラックリストに載せ、彼は五年間、ウクライナ入国を禁じられた。
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“ウクライナ治安維持の利益に反する社会的に危険な行為をした人物について十分な情報があれば、それが行われた場所とは無関係に、入国禁止に関する決定がされ得る ”とウクライナ・メディア、アポストロフApostropheに対する書面回答でSBUは述べた。
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ベルルスコーニと、他の著名人5人が、ウクライナで「好ましからざる人物」に
声明は、この人物がおかした違反は、この人物のウクライナ入国を禁止するべく、SBUの管轄にあたるとも述べている。しかしながら、一体なぜアメリカ人俳優がウクライナ治安当局の注目をひいたのかを明らかにするような詳細は伝えていない。
SBUの女性広報官は、他のウクライナ・メディア、UNNの禁止も確認した。
ウクライナ入国禁止のニュースに、セガールは皮肉を言った。
俳優は、日本の現代武術、合気道7段だともTASSに語った彼の代理人によれば“黒帯だけでなく、ブラックリスト保持者だ”と、セガールは言ったとされている。
2015年7月、セガールは、他の約600人とともに、ウクライナ文化省によって、ウクライナには歓迎されない「好ましからざる人物」と宣言された。
アメリカ人スーパースターは、2014年8月、ロシア・バイカー集団「夜の狼」が主催した、クリミア黒海の港湾都市セヴァストポリでのコンサート出演後、キエフに目をつけられた。
『沈黙の戦艦』や『沈黙の要塞』などの一連のアクション映画で有名なセガールは、11月3日に、ロシア市民権を与えられた。
数週後、ウラジーミル・プーチン大統領自ら、父親の両親がロシアからの移民だったハリウッド・スターに、クレムリンでロシア・パスポートを授与した。
キエフは政治家、俳優やスポーツマンを含む様々な公的人物の入国を拒否しているので、セガールは、ウクライナ入国を禁じられた初めての著名人というわけではない。
2015年、元イタリア 首相シルヴィオ・ベルルスコーニは、“国家安全保障の利益”上、三年間ウクライナ入国を禁じられた。
同年初め、治安機関が、有名なフランス人俳優ジェラール・ドパルデューも“国家安全保障にとっての脅威”に指定した為、ウクライナは彼を五年間ブラックリストに載せた。
ドパルデューは、2013年、ロシア国民となった。
2015年8月、キエフは、アメリカのボクシング・チャンピォン、ロイ・ジョーンズJr. をブラックリストに追加した。ウクライナ当局は、ウクライナ入国を永久禁止にしたのみならず、刑事事件で脅したのだから、この有名ボクサーを特に重大な脅威はと見なしたようだ。禁止される前、ジョーンズはクリミアを訪問し、プーチン大統領に、ロシア市民権を与えてくれるよう依頼した。
更に読む: プーチン、アメリカのボクシングのレジェンド、ロイ・ジョーンズJr.にロシア・パスポートを授与。
記事原文のurl:https://www.rt.com/news/387306-ukraine-bans-steven-seagal-threat/
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映画だけでなく、実生活もすごい俳優がいるものだ。
それにつけても、気になる二つの選挙。現在の都知事選と、美濃部都知事が選ばれた選挙と、を見ている気分。ごりごりのネオリベを中道派とは良くいう。
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ヒラリーかトランプか、マクロンかルペンか。日本では「既成政党か小池新党か」という構図でしょうか。国民のための真の選択肢を排除した「偽りの民主主義」。小池百合子も、極右団体「日本会議」を支持する歴史修正主義者であり、弱者の痛みなどに共感できない新自由主義者です(マスコミは小池の実像を伝えませんが)。
A級戦犯・岸信介の孫であるシンゾーが9条改憲日程をぶちあげたいま、「偽りの民主主義」の狂騒に踊らされず、真の対立軸(平和憲法を壊すのか守り切るのか)を最優先にとらえていきたい。憲法学者・宮澤俊義が命名した「8月革命」(明治憲法体制から新生日本へ)、この歴史の歯車を逆回転させてはならない。平和憲法を破壊してしまったら、過去の死者たちに顔向けできない、未来の世代に申し訳が立たないのです。
連休中もブログの更新、頭が下がります。わかりやすい翻訳と末尾の核心をつくコメント、敬服いたします。
投稿: 虫けら(殺される側) | 2017年5月 7日 (日) 12時28分