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2017年4月 7日 (金)

トランプは降伏した。 次に降伏するのはプーチンだろうか?

Paul Craig Roberts
2017年4月6日

更新: ワシントンは、シリア空軍基地へのトマホーク・ミサイル攻撃で紛争を再開した。ロシア/シリア防空システムは攻撃を防がなかった。

ワシントン支配体制シオニストと狂った将官だけだが、支配を回復したのだ。まずフリン、そして今度はバノン。トランプ政権に残されたものと言えば、ロシア、中国、イラン、シリアと北朝鮮との戦争を望んでいる。

ホワイト・ハウスには、連中を止める人は誰もいない。

ロシアとの関係正常化にはお別れのキスだ。

シリア紛争は再開されることになった。いかなる証拠も無いにもかかわらず、ワシントンが、シリアのせいにしている化学兵器攻撃の狙いはそこにある。化学兵器攻撃が、ワシントンが画策した出来事であることは完全に明らかだ。報道によれば、アメリカのティラーソン国務長官が、ロシアに、シリアのアサド大統領を排除する措置を進行中だと警告した。トランプは同意している。

アサド排除によって、ワシントンが、もう一人のワシントン傀儡をイスラムの人々に押しつけ、ワシントンから自立した政策を持ったもう一つのアラブ政府を排除し、イスラエルがパレスチナを盗み取るのに反対するもう一つの政府を排除し、エクソンのティラーソンやネオコン覇権主義者が、アメリカが支配する、カタールから、シリア経由でのヨーロッパ向けガス・パイプラインで、ヨーロッパへのロシア天然ガスを断ち切ることが可能になる。

こうしたあらゆるアメリカの優位を無視して、ワシントンが支援するISISから、シリアを完全解放するのを、ロシア政府はためらった。テロに対する協同取り組みで、ワシントンとの提携を実現できるという全く非現実的な希望を持ったがゆえに、ロシアはためらったのだ。

テロはワシントンの兵器なのだから、これは奇妙な考えだ。もし脅し、あるいは、ワシントンとの“協力”という見当違いのロシアの更なる希望で、ワシントンが、ロシアを押し退けることができれば、テロは、次はイランに対し、より大規模に向けることができる。イランが倒れれば、テロは、ロシア連邦と、カザフスタンと国境を接する中国の省に向けて動き始める。ワシントンは既に、アメリカが支援するテロの風味を、チェチェンでロシアに味わせている。更に続くはずだ。

もし、ロシアが突然、欧米から主導権を奪った際、ロシア政府が、シリアからISISの一掃するのをためらっていなければ、シリアは、区分けされたり、上記の理由で、アサドを排除するという新たなアメリカの決意に直面することはなかっただろう。だがワシントンとの協力という夢想に心を奪われたロシアは、シリアと自らを苦境に陥れたのだ。

シリア政府の要請を受け入れ、紛争に参加して、ロシアは独創的に動き、世界を驚かせた。ワシントンはどうすることもできなかった。ロシア介入は、即座に、流れを、ISISに不利に変えた。すると突然、ブッシュが航空母艦上で“任務完了”と宣言したように、プーチンが、ロシア撤退を発表した。

だが任務は完了しておらず、ロシアは再度参入し、独創的に動いてはいるものの、不合理な撤退で、いささか挫折した。記憶が正しければ、この出たり入ったりの作業は何度か起きている。ISISに対するロシアの戦いが勝てるところで、そのうちワシントンが、最後のISIS拠点廃絶で、最終的にロシアに協力するだろうと無駄に信じて、とどめをささなかったのだ。逆にアメリカは、ロシア/シリアの前進を阻止するため、軍隊を送り込んだ。ロシア外務大臣は文句を言ったが、ロシアは、印ばかりのアメリカ軍を退け、紛争を終わらせるために、現場での優勢な軍事力を利用しなかった。

今、ワシントンは、ワシントンの邪魔をするなと、ロシアに“警告”を出した。ワシントンとの協力には一つしか意味がなく、それは、臣下として契約することだというのを、ロシア政府はいつか学ぶのだろうか?

今やロシアにとって唯一の代案は、ワシントンに、地獄に落ちろ、ロシアは、ワシントンによるアサド排除を許さないと告げることだ。しかし欧米と手を組んでいるロシアの第五列は、ロシアがアサドを犠牲にしさえすれば、ロシアは最終的にワシントンの協力が得られると主張するだろう。もちろんロシアの黙認は、ロシアの力というイメージを破壊し、ヨーロッパへの天然ガス販売による外貨をロシアから奪うのに利用されるだろう。

ロシアはワシントンを信じることができないとプーチンは述べた。これは諸事実からの正しい推論だが、するとロシアは一体なぜワシントンとの協力を求めて、自ら苦境に陥り続けているのだろう?

“ワシントンとの協力”の意味は一つしかない。ワシントンへの降伏だ。

プーチンは、ロシアを一部きれいにしたに過ぎない。ロシアは依然、アメリカ工作員に満ちている。トランプが陥落したと同様に、プーチンもワシントン支配体制に陥落するのだろうか?

ロシア・マスコミがロシアがおかれている危機をほとんど理解していないのは異様だ。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2017/04/06/trump-surrendered-will-putin-next-surrender/
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土地疑惑を収束させるための、アジアで、若い燕に貢いだオバサマの詐欺事件は、インパクトにかけた。そこに、テロ大国による、シリア攻撃。

呼吸をすると同様に易々とウソをつく彼氏、宗主国の無謀な攻撃を支持している。真の趣旨はこうだ。

首相、米の決意支持=シリア攻撃「事態の深刻化を推進する」

小泉首相発言「大統領は(戦争開始の判断は)正しかったと発言している。イラクが大量破壊兵器がないと証明すれば、戦争は起こらなかった」の再現。

シリアが化学兵器を使っていないと証明するのは「悪魔の証明」だろう。
土地疑惑渦中の組織に寄付していないと証明するのは「悪魔の証明」だといった人物が、ご主人のためなら、平然とウソをつく。

9/11偽旗テロ後、難癖をつけ、アフガニスタンを攻撃し、イラクを攻撃した暴虐の再現。誰が世界最大のテロ国家か、良く示す出来事。
しかも、習首席の訪米中というタイミングを狙っている。

シリア: もう一つのパイプライン戦争』という、ロバート・F・ケネディ Jr.による2016年2月25日付けの記事をお読み願いたい。

宗主国やNATOが、なぜシリアのアサド打倒に必死になっているかという理由が良くわかる。

宗主国の言い分垂れ流し大本営広報部、今夜はみないつもり。腹が立つだけ。
昼の白痴洗脳ワイドショーも夜の呆導番組も、情報を得るため見ているのではない。
こうした翻訳をしながら、いかに洗脳歪曲しているか確認するために聞いている。

大本営広報部バラエティー番組の幇間・売女諸氏諸嬢、宗主国のまったく理不尽な攻撃を、淡々とつたえるのみ。それがお仕事。
報道番組、春の人事入れ換えをしても、タレント・人気アナウンサー総出の大本営広報部呆導番組のまま。

日本マスコミが日本がおかれている危機をほとんど理解していないのは常態だ。

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コメント

恐ろしいです。 シリアは地獄絵図の様相になりましたが、ほんの数年前までは、街並みの美しい文明国だったのですよね。(他の国々もね…)  アメリカがイラク侵攻に精を出していた頃、米軍志願兵脱走のドキュメンタリー番組を見たのですが、「国を想って志願した」(←アホだと思うけど、無知なアメリカ人らしい…、日本人もね。)けれど、従軍中、仲間の兵士たちが、死亡した男の子の頭部をサッカーボールにして遊び始めた残酷さに衝撃を受けて、脱走、米国では終身刑になるので、カナダの人権保護団体にかくまわれている、 という内容でした。 まともな戦争なんてありえないので、地獄にしかならない。日本だって経験している…のですが、当事者たちは、あまり語らずに、ほぼ寿命を迎えてしまわれ、今に至る。 アメリカという国はちらりと見ても、政治のエリート達は、サディストの変態揃い、軍部の若手中堅は無人殺戮器の操作に大喜びの倫理観の欠如したゲームオタク、末端の兵士(彼等的に尖鋭は)地獄の悪霊が憑りついているのか、または中身は人間なのか、と疑いたくなるような残酷マニアがおそろいのようで。
 (もちろん、まともな人間性を備えた、一般のアメリカの方達について、話しているわけではありません!)
しかし、この潮流は、アメリカ建国以来の歴史とも言えるので、敗戦した日本の立場的な弱さは理解できますが、国民総ボケになっている状態は悲しすぎる…。 皆さんの周りでは、真面目な話題って出来ますか?私の周りはいません。そのボケぶりは…、頭の中のお花畑が枯れて、たんぽぽの綿毛が吹き飛んで、軸だけになったような悲しさを感じます。

前から感じていたことだが、国際政治の実態に近づく為に日本語メディアはほとんど役に立たないということを、今回の米国によるミサイル攻撃で再確認できた。(日本語以外の良質メディアから直接情報収集なさっている「マスコミに載らない---」と「櫻井ジャーナル」は除く)。今後の世界を考えると絶望的な気持ちになるが、これが確認出来たことが唯一よかったことかな?.(嘘だと思うなら、4月7日以降の櫻井ジャーナルを読んでみて!)

一読者さん、まったく同感です。
米国の軍部やCIAはいかに残酷な「死の部隊」を訓練し左派政権や民主的政権を転覆してきたことか、トンキン湾事件やイラクの大量破壊兵器疑惑などの「でっちあげ」で不当な侵略の歴史を重ねてきたことか。こんな国が、外国市民の毒ガス殺傷への怒りから戦いに挑むと本気で考える人がいたら、狂っているとしか言いようがありません。
オバマが「一線を超えた」と述べたシリアのグータの化学兵器疑惑も、国連の調査報告書ですら反政府側による「マニピュレーション」の可能性ありという一節が盛り込まれています。紛争初期のアナン国連特使の調停案をつぶしたフラ虐殺事件もそうですが、この6年間、和平が実を結ぶタイミング、国連の調査団が入るタイミング、政権の優勢が定まったタイミングと重なるように、アサド政権をおとしめる「事件」が勃発してきました。そして証拠もなくアサド政権の仕業だと非難され、今回は国連の手続きを飛ばしての単独での軍事行動です。
空港でのエスカレーター付き専用タラップなど愚挙としか言えない贅沢三昧のサウジ国王来日では国をあげての大歓迎ぶり、最高位の勲章すら授与した日本。一方で、シリアには苛烈な経済制裁を課し続け、米国の軍事攻撃すら支持する日本。サウジがシリアやイエメンでどれだけ残忍なことをしているかを知ると、その倒錯した図に絶句します。


シリア軍がテロリストを制圧しつつある中での完璧なタイミングでの毒ガス攻撃。正しく思い出したのはイラクの大量破壊兵器疑惑。今フェイク・ニュースについてがなりたてている主要マスメディアが垂れ流したウソ。あれこそが本物のフェイク・ニュースだろう。テロリストどもが何人の首を切り落とし、火あぶりにし、爆破し、強姦しようが冷淡だったアメリカが毒ガスになると突然「一線を越えた」と喚き出す。なんてヒューマニズムに溢れた国だろう!9/11のテロ攻撃以来、テロリズムに最も強硬な態度を取るイラク・リビア・シリアを破壊しテロリストの天国に作り変え、そのテロの首魁たるサウジアラビアとはお友達なのだから、案外アメリカは本当に慈悲深い国なのかもしれない。

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