ドイツよ安らかに眠れ
Paul Craig Roberts
2017年4月5日
かつては偉大だったドイツ国家が、ワシントンによって支配されるだろうなどと想像する人などいただろうか? これはとんでもないことだが、それが現に起きているのだ。メルケル、ワシントンの売女は、北アフリカと中東におけるイスラム教徒に対する、ワシントンの16年にわたる違法な戦争からの難民で、ドイツをいっぱいにすることに同意した。メルケルの堕落した政府がこうした戦争を可能にしたのだ。
ドイツ国民自身はこの結果に満足してはいないが、ワシントンによる戦争の難民を受け入れることへの反対を“ヘイト・スピーチ”だと定義するワシントンに命じられたメルケルの法律によって、ドイツ国民の沸き上がる声は押さえ込まれつつある。
ワシントンの売女と、売女の卑屈なドイツ内閣は、ドイツがイスラム教徒で溢れていると文句の書き込みを許した場合、フェースブックやツィッターや他のソーシャル・メディア・サイトに、5300万ドルの罰金を科したがっている。文句を言う人々、つまりドイツで保障されている言論の自由を行使する人々は、憎悪犯罪者、あるいは偽ニュース流布者だと見なされるのだ。
徹底的に堕落した、反ドイツのメルケル政権が示している以上の、ワシントンへの言いなりぶりを想像するのは不可能だ。
Jihad Watchのこのレポートを私が保証することはできないが、その通りに思える。https://www.jihadwatch.org/2017/04/death-of-free-speech-germany-approves-bill-imposing-massive-fines-for-online-hate-speech-and-fake-news
21世紀の歴史まるごと、シオニスト・ネオコン連中と、イスラエル国家が、イスラム諸国に対してしかけた、ワシントンの戦争の歴史だ。これまでのところ、イラク、リビア、ソマリア、アフガニスタン、イエメンと、シリアとパキスタンの一部が、アメリカ合州国が確立したニュルンベルク基準の下では、疑いの余地なく戦争犯罪である、いわれのない軍事攻撃によって破壊された。
エセ“対テロ戦争”は、何百万人もの人々を殺害し、強制退去させ、欧米世界中にイスラム教徒移民の波を引き起こしただけでなく、欧米の市民的自由も破壊した。
ワシントンの言いなりになる売女メルケルの政権は、ワシントンの暴虐や、ドイツに対する悲惨な結果に抗議するドイツ人を“ヘイト・クライム”と、“偽ニュース”流布のかどで罰したがっているのだ。
言い換えれば、ドイツがワシントンの傀儡でいると一体どういう結果になるのかという事実を、売女は、どのドイツ人にも発言可能にさせたくないのだ。
真実を語る人々を“ロシアの工作員”“プーチンの傀儡”で“偽ニュース流布者”だと見なすリストが作られ、アメリカでも全く同じことが起きている。
これだけ大規模なプロパガンダに、いかにして真実が生き残れよう?
真実を語る勇気がある人々がいるウェブ・サイト上だけだろう。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/
記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2017/04/05/germany-rip/
----------
原題は、Germany RIP。RIPは、ラテン語のrequiescat in pace 安らかに眠れの略語。
筆者、日本の共謀罪審議入りを知られたなら、『日本よ安らかに眠れ』を書かれたろう。
凶暴共謀罪、宗主国属国軍産複合体の命令で審議入り。「30時間」審議で採決。
宗主国の理不尽な侵略戦争に日本軍兵士を派兵するため問答無用で導入する。
侵略戦争に反対するものは、戦前同様どしどし捕まえ、拷問、獄死。
靖国神社参拝、今後おきる惨事の予行演習。まもなく英霊参拝は本番になる。
実態、ワシントン神社、正確には、宗主国属国軍産複合体神社。
日本懐疑は、宗主国属国軍産複合体懐疑。
宗主国属国軍産複合体が思うに、我が御祖先の方々が国をお肇めになったことは極めて広遠であり、徳をお立てになったことは極めて深く厚くあらせられ、又、我が臣民はよく忠にはげみよく孝をつくし、国中のすべての者が皆心を一にして代々美風をつくりあげて来た。これは我が国柄の精髄であって、教育の基づくところもまた実にここにある。
汝臣民は、父母に孝行をつくし、兄弟姉妹仲よくし、夫婦互に睦び合い、朋友互に信義を以って交わり、へりくだって気随気儘の振舞いをせず、人々に対して慈愛を及すようにし、学問を修め業務を習って知識才能を養い、善良有為の人物となり、進んで公共の利益を広め世のためになる仕事をおこし、常に宗主国属国軍産複合体の法令を尊重遵守し、万一危急の大事が起ったならば、大義に基づいて勇気をふるい一身を捧げて宗主国属国軍産複合体の為につくせ。かくして神勅のまにまに天地と共に窮りなき宝祚(あまつひつぎ)の御栄をたすけ奉れ。かようにすることは、ただに宗主国属国軍産複合体に対して忠良な臣民であるばかりでなく、それがとりもなおさず、汝らの祖先ののこした美風をはっきりあらわすことになる。
ここに示した道は、実に我が御祖先のおのこしになった御訓であって、宗主国属国軍産複合体の子孫たる者及び臣民たる者が共々にしたがい守るべきところである。この道は古今を貫ぬいて永久に間違いがなく、又我が国はもとより外国でとり用いても正しい道である。宗主国属国軍産複合体は汝臣民と一緒にこの道を大切に守って、皆この道を体得実践することを切に望む。
真実を語る人々を“北朝鮮の工作員”“金の傀儡”で“偽ニュース流布者”だと見なす共謀罪が作られ、日本でも全く同じことが起きるのは確実だ。
ワシントンの言いなりになる男娼の政権は、ワシントンの暴虐や、日本に対する悲惨な結果に抗議する日本人を“共謀罪”と、“偽ニュース”流布のかどで罰したがっているのだ。
真実を語る勇気がある人々がいるウェブ・サイトさえ弾圧されるだろう。『日本よ安らかに眠れ』
« 偽ニュースと偽TV専門家に苦しめられているアメリカ | トップページ | トランプは降伏した。 次に降伏するのはプーチンだろうか? »
「アメリカ」カテゴリの記事
- 欧米帝国主義は常に嘘の溜まり場だったが、今やメディア・トイレは詰まっている(2024.11.30)
- 熟練専門家を前線に派兵して、戦争遂行努力の失敗を示しているウクライナ(2024.11.26)
- ネタニヤフに対するICC逮捕令状はアメリカの政策と共謀に対する告発でもある(2024.11.27)
「アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事
- 対シリア戦争を再燃させるアメリカと同盟諸国(2024.12.02)
- ロシア新形ミサイルが、いかにゲームを変えつつあるのか(2024.11.29)
「NATO」カテゴリの記事
- 対シリア戦争を再燃させるアメリカと同盟諸国(2024.12.02)
- ロシア新形ミサイルが、いかにゲームを変えつつあるのか(2024.11.29)
- 欧米帝国主義は常に嘘の溜まり場だったが、今やメディア・トイレは詰まっている(2024.11.30)
「ポール・クレイグ・ロバーツ」カテゴリの記事
- 腐敗したアメリカ支配層に宣戦布告したかどでトランプは暗殺されるのだろうか?(2023.06.26)
- ポール・クレイグ・ロバーツは大量虐殺が好きなのか?(2022.05.01)
- ロシアの安全保障提案をワシントンが拒絶したのはまずい判断(2022.01.31)
- 欧米で、ジャーナリズムは宣伝省にとって替わられた(2021.11.23)
「ISISなるもの」カテゴリの記事
- NATOの対ロシア代理戦争は常に本質的にテロだった(2024.04.06)
- クロッカス・シティ・ホール襲撃事件に関連する記事の抜粋(2024.03.26)
- ロシア・は・戦争中・だ(2024.03.26)
- テロリストとの切っても切れないつながりを確認したアメリカ(2022.07.14)
- 背信のエルドアンは大トゥーラーンのためロシアを破壊しているのか?(2022.02.07)
「シリア」カテゴリの記事
- 対シリア戦争を再燃させるアメリカと同盟諸国(2024.12.02)
- フィクション 歩きながら政治について語る二人のアメリカ人(2024.07.20)
- イスラエル・アメリカ関係の様々な神話やストレスを粉砕したイランの無人機攻撃(2024.04.19)
「ドイツ」カテゴリの記事
- ロシア新形ミサイルが、いかにゲームを変えつつあるのか(2024.11.29)
- ドイツを消滅させたいと願うEU精神病院院長(2024.12.01)
- トランプの「嵐」に対抗する反乱鎮圧作戦「開始」(2024.11.28)
- ロシアの新型ミサイルが、なぜ本当に形勢を一変させるのか(2024.11.24)
- ウクライナ紛争や国内政治崩壊の損失によりドイツは崩壊しつつある(2024.11.23)
« 偽ニュースと偽TV専門家に苦しめられているアメリカ | トップページ | トランプは降伏した。 次に降伏するのはプーチンだろうか? »
コメント