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2017年3月 2日 (木)

ハルマゲドン復活

Paul Craig Roberts
2017年2月27日

“トランプ大統領チームとロシアとの間の不適切なつながりがあると主張する、アメリカ諜報社会による異常な漏洩キャンペーンは、緊張緩和を阻止することで、儲かる新冷戦実現を狙うものだ” - ガレス・ポーター

陰の政府が、ドナルド・トランプ大統領を去勢し、クリントンや、ジョージ・W・ブッシュや、オバマ政権時代に作り出されたロシアとの大きな緊張は、トランプ大統領が終わりにするという公約の息の根を止めるのに、わずか24日しかかからなかった。
トランプの24日間の国家安全保障顧問フリン元中将、そして暗に、トランプ本人に対する申し立ては、偽ニュースが産み出したものであることをガレス・ポーターが疑う余地なく示している。(http://www.informationclearinghouse.info/46546.htm)、

オバマのCIA長官ジョン・ブレナンが、“売女マスコミ”と呼ばれるCIAに従順で無節操なマスコミに、何の証拠もない偽報告書を押し込んだ。その報告書が、それを正当化するのに“ロシアの脅威”が是非とも必要な、1兆ドルという軍安保複合体年間予算に対する脅威への、CIAによる反撃であることを、CIAの売女マスコミは知っていた。しかし、売女マスコミ、特にニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、CNN、MSNBCその他もろもろは、核大国間の平和より、CIAという連中のご主人に貢献している。アメリカなりロシアなり、いずれの核備蓄の10パーセントで、地球上のあらゆる生命を終わらせるのに十分だという残酷な事実にもかかわらず、アメリカと欧米マスコミが、平和より、ロシアとの対立に本気になっているのは興味深いことではあるまいか。

パトリック・ローレンスはこういっている。“我々の上の明かりはうす暗くなりつつある。事実上、無関心なものに化し、あらゆることがらで、我々に何も情報を提供できないことが明らかになっているマスコミに、我々は見捨てられたのだ。示唆されている通り、マスコミは、新聞や放送である以前に、クリントン風リベラルか、あるいは我々のために仕えるより権力の召し使いであるかのどちらかなのだ” http://www.informationclearinghouse.info/46532.htm

我々に残されたものは代替メディアしかないとローレンスは言う。“単純簡潔に言えば、連中が何かに対する‘代替’ではないことを、連中も我々も学ばなければならない。私が再三主張しているように‘代替メディア’などというものは存在しない。存在しているのはメディアに過ぎず、大半が、取り返しがつかないほど酷くなっている。”

代替メディアは、インターネット・メディア、このサイトや、RT、Intercept、USAWatchdog、Alex Jones、Information Clearing House、Global Research、Unz Reviewなどのウェブサイトだ。これらの自立したニュース・サイトが攻撃されている。200の“ロシア工作員/傀儡”リストを覚えておられるだろうか? 陰の政府が画策した“ソ連の脅威”の後釜たる、陰の政府’による『マトリックス』作品“ロシアの脅威”に同意しないあらゆる情報源が、閉鎖対象に選定されているのだ。どうやら、Alex Jonesは既にGoogleとの間で問題を抱えているようだ。いくつかのウェブサイトは、200のリストから外れることに成功したが、そうしたものは、反対派メンバーとしては潰れているように見える。

ナチスが言った通り、恐怖さえあれば十分で、それで人は崩壊するのだ。

トランプ大統領は事実上おしまいだ。たとえ彼が大統領の座に留まることが許されても、陰の政府の大統領というおかざりにすぎない。トランプ大統領は既に軍安保複合体に同調している。彼はロシアはクリミアをウクライナに返還しなければならないと言ったが、実際は、クリミア自体がロシアに戻ったのだ。彼はロシアとの新たな戦略兵器削減条約 (START)を否定し、核兵器の対等ではなく優位を望むと語っている。http://www.strategic-culture.org/news/2017/02/27/president-trump-decries-new-start-treaty.html アメリカ核備蓄改良用のオバマの1兆ドルはトランプで更に弾みがつく可能性が高い。

在任一カ月で、目標はロシアとの緊張緩和から緊張激化に変わった。間もなく、より大きな緊張が我々に降りかかる。ロシアが、シリアの再統一を支援するのを防ぐため、シリアの一部をアメリカ軍兵士で占領する計画がある。http://www.globalresearch.ca/rand-corporations-plan-for-dicing-up-syria/5577009 シリアの一部はトルコが、一部はクルド人が、そしてワシントンも一部をとる。こうして、ワシントンは、混迷を永遠に続けられる。ロシア人はこの問題を自ら招いたのだ。ロシアと提携したISIS駆除を希望して、ISISに対するワシントンの協力をもてあそんでいたのだ。トランプが実際大統領になった場合、想定されていたより良い関係にむけて、トランプがロシアに協力するという見込みは妄想であることが明らかになった。

新トランプ政権が、ロシア嫌いである以上にイラン嫌いなのかどうか判断するのは困難だ。イラン核協定廃棄と対立再開に対するトランプ政権の意欲は、ロシアとの更なる対立を意味する。ワシントンがロシアと中国両国への挑発を継続していることが、ワシントンとのより良い関係というあらゆるロシアの消えやらぬ期待をぬぐい去るだろう。

リベラル-進歩派-左翼が、トランプに反対して、戦争屋と連携しているのを見るのは奇怪なことだ。ネオコンが、レーガンとゴルバチョフが埋めた墓から、核のハルマゲドンを引きずり出し、アメリカ左翼は、ロシアとのより良い関係が目標だった大統領の弾劾を要求しているのだ。かつては労働者階級を擁護していた左翼が、今やアイデンティティ政治を擁護している。労働者階級に雇用をもたらすというトランプの目標は、左翼には感銘を与えなかった。左翼は連中が“人種差別主義者、女嫌い、同性愛嫌い、銃マニア”だと表現する“あわれむべきトランプ支持者”を破壊したがっている。アイデンティティ政治では、抑圧者集団たるホモでない白人の男性以外のあらゆる集団が被害者だ。

そうなると、世界覇権に向かってアメリカ外交政策を動かしているネオコン・イデオロギーに対する反対派はどこにいるのだろう? 我々のような人々は僅かにいるが、我々は“プーチンの手先”とレッテルを貼られてしまう。言い換えれば、ワシントンは、ロシアや中国やイランにまで覇権を確立するつもりはないかもしれないが、核戦争を挑発しようとする可能性があるのを理解するだけ十分な知性がある人々は、売国奴として追いやられてしまうのだ。

核兵器が作られてから半世紀以上たっても、まだ地球上に生命がある理由は、アメリカ大統領とソ連指導部が協力して緊張を緩和したおかげだ。この数十年間、飛来するICBMの無数の間違い警報があった。しかしながら、両国の指導部が核戦争を避けるべく協力していたおかげで、ソ連人もアメリカ人も警報を信じなかった.

現在、状況は大きく変わっている。過去の三人のアメリカ大統領、そして今やどうやらトランプも、二つの核大国間の緊張を高めるために尽力してきた。しかもワシントンは全く信頼できないと、ロシア政府を確信させる形で行われてきたのだ。トランプや彼の仲間とロシアとのつながりに関して、続いている悪意あるウソは、見え見えでばかばかしいほどだが、非難がウソであるにもかかわらず、トランプの国家安全保障顧問が首になったのだから、ロシア人は、次はトランプ本人かも知れないと見ている。

言い換えれば、アメリカでは、事実は結果にとって重要でないのをロシア人は目にしているのだ。ロシア人は、プーチンやウクライナやジョージアやヨーロッパに対するロシアの意図に関するウソで、既に経験済みなのだ。アメリカ政治家、売女マスコミや今回大統領選挙の民主党候補者から、プーチンは決まったように“暴漢” “殺人者” “新ヒトラー”呼ばわりされている。アメリカ人幹部将官連中が、ロシアは“アメリカにとって主要な脅威”だと発言している。NATO司令官は、ロシア軍はバルト三国および/あるいはポーランドをいつ何どき占領しかねないと断言している。これらのばかばかしい非難や予言は、欧米が欧米国民をロシア攻撃に備えさせていることをロシア人に示唆している。

そのように事態が緊張した状態で、間違った警報は一体どう解釈されるだろう? プーチンとロシアは悪の権化だと説得されたアメリカ人は、今回はニセ警報を信じるだろうか? 攻撃対象に仕立て上げられていると思いこまされているロシア人は、今度は警報は本当だと思うだろうか?

これは、狂ったネオコン、愚かなリベラル-進歩派-左翼、強欲な軍安保複合体、攻撃的な将官たちが、地球上の生命を曝している重大なリスクだ。

しかも、このリスクを警告するわずかな声は“ロシアの手先”と片づけられてしまう。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2017/02/27/resurrection-armageddon-paul-craig-roberts/
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国会中継で、公明党議員が、経済成長のための施策TPPが実現不能になったが、というような質問をして、尽力したが、こうなって残念と答える茶番を目にした。
TPP、ごく一部の国際巨大資本の経済成長のためになるのは事実だ。大本営広報部の紙媒体や、放送で、TPPの悪辣さを指摘し、流れてよかったという真実を報じたものがあるだろうか?

新刊『2050年衝撃の未来予想』苫米地英人著の107ページから、129ページに、TPPの恐ろしさ、それを推進する政治家、御用評論家、マスコミのひどさが書いてある。107ページで、下記文章が太字になっている。「国家主権を超越するルールは作られ続ける」のだ

TPPの本質は自由貿易ではなく、多国籍企業による日本経済の支配であり、これはトランプ氏も形を変えて推進します。

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