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2016年11月19日 (土)

ランド・ポール:ドナルド・トランプはジョン・ボルトンを採用して投票者を裏切るのだろうか?

ランド・ポール上院議員(共和党-ケンタッキー州選出)
2016年11月16日
"Rare"

ドナルド・トランプは、ジョン・ボルトンを国務長官に任命する可能性があるという噂がある。とんでもない。

次期大統領の良いところだと私が時に感じるものの一つは、彼がイラク戦争と政権転覆に反対している点だ。彼は、あの戦争の間違いを以前から把握しているのみならず、中東における力の均衡をいかに崩壊させ、イランを大胆にもさせたことを十分理解しているようにも見える。

我々はイラクを"解放"したが、現在イラクの最高の友好国はイランで、二番目に偉大な同盟国はロシアで、彼らの三番目に強力な同盟国はシリアだ。トランプは、実際、教訓を学んだように見える。ヒラリー・クリントンは決して学ばなかった。

現在最も重要なのは、ジョン・ボルトンは決して学ばなかったし、今後も学ぶまいことだ。

ボルトンは、トランプが反対すると誓った、アメリカが過去15年間に行った、事実上あらゆる外交政策の間違い、 特にトランプが大統領として、避けると約束したことを、断固繰り返そうとしている、破綻したワシントン・エリートの古株だ。

ジョン・ボルトンは、ヒラリー・クリントンに同意することがほとんどで、ドナルド・トランプが主張することには反対だ。

これのどれ一つとして秘密ではない。全てあきらかだ。たぶん次期政権は良く吟味すべきなのだ。

ボルトンは、サダム・フセイン打倒を最も声高に主張した連中の一人で、13年後も、正しかったのだと、依然びっくり仰天させるほどの主張をしている。“サダムを打倒するという決断は正しかったと今も思っている” ボルトンは昨年も言っていた。

トランプは、あの判断は、地域を不安定化した大失敗だと、正しく考えている。“イラクにはテロリストはいなかった” トランプは2015年に言っていた。“今やイラクは、テロのハーバード大学だ”

“何年も昔のイラクを考えれば、彼が良い人物だったと言っているのではない。彼は恐ろしい男だった”サダム・フセインについて、トランプは言っていた。“だが、現在よりも、昔はずっとましだった。”

トランプは、2003年のアメリカによるイラク介入が“地域を混乱に陥れ、ISISが成長し、繁栄する空間を与えるのを促進した”と言っている。対照的に、ボルトンは、シリアやイランで、イラク風政権転覆を繰り返したいと、はっきり語っている。

間違いに気がつかなければ、間違いから学ぶことはできない。

ISISを産み出すのを促進したかどで、トランプは、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマと、ヒラリー・クリントンを非難したが、アメリカによる政権転覆の大失態で、この三人全員に本質的に同意したジョン・ボルトンも、このリストに加えるべきなのだ。

2011年、ボルトンは“直接カダフィを標的にするのを拒否している”と、オバマを激しく非難し、“カダフィ打倒には戦略的利益がある… だがオバマはそれを見落としている。”と断言した。実際、オバマはリビア独裁者を爆撃して、あの世に送るようにというボルトンの助言を本当に受け入れた。クリントン国務長官は“来た、見た、彼は死んだ”と得意気に言った。

昨年トランプが、リビアと地域は、カダフィが権力の座にあった方が、現在より安定していただろうかと質問された際、彼は“100パーセント”と答えた。トランプは100パーセント正しい。

ボルトンより中東の現状を知らない人物もいないし、わが国の国家安全保障にとって、より危険な人物もいない。

この人物は機微が全くわからない。ロシアがシリアに、50年基地を置いている事実にも、かかわらず、ボルトンは、シリアにおける、本格的な無制限の戦争を呼びかけるのをためらわない。ボルトンは、生ぬるい戦争しかしないと、現政権を批判してきた。ボルトンにとっては、世界中で、民主主義を作り出すための激しい戦争しか必要ないのだ。

ウッドロー・ウィルソンは誇りに思うだろうが、わが国の兵士の両親は激怒すべきなのだ。戦争は最後の手段であるべきで、決して最初の手段であってはならない。戦争は、誰も望みなどしない地獄と解釈すべきものだ。ドワイト・アイゼンハワーはこれを理解し、こう書いている。“私は、兵士と同様に、戦争を憎んでいる。愚かさ、凡庸さ、無益さ。”

ボルトンは、同世代の多くの連中同様、軍務に服するのを避けるため、あらゆる特権を駆使したのだから、これは決して理解できまい。ベトナム徴兵の脅威が差し迫った際、“東南アジアの水田で死にたいとは思わなかった”とボルトンは語っていた。だが彼はそのネオコン衝動で突き進むどこであれ、他人の息子や娘が死ぬぶんにはかまわないように見える。“イラク戦争の前から、ジョン・ボルトンは、ネオコン戦争・征服構想の主要中枢だった”と、アメリカン・コンサーバティブ誌のジョン・アトリーは書いている。

アメリカ国民が変化と新思考に飢える中、ボルトンは破綻した外交政策のベテランだ。

この人物は脅威だ。

わが国の憲法と、我が建国の始祖たちは、戦争は、議会の承認無しで、行われるべきではないとはっきり述べている。どの党の人間がホワイト・ハウスの主になろうとも、戦争の提唱者に反対するという憲法上の義務に、私は決してひるまない。

不本意ながら、時に戦争は必要なことがあるが、国としては、爆撃してから後で考えようとするあらゆる指導者志望者に我々は抵抗すべきことを本物の政治家は自覚している。

次期大統領ドナルド・トランプは、アメリカの悲惨な外交政策を変えるという選挙運動をした。ジョン・ボルトン任命は、この約束を破る方向へ最初の大きな一歩となろう。

ランド・ポールは、ケンタッキー州選出の若手上院議員。

記事原文のurl:http://rare.us/story/rand-paul-will-donald-trump-betray-voters-by-hiring-john-bolton/

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フライイング参勤交代絶賛呆導、まるで北朝鮮のオバサマ番組。マンセーだけ。

植草一秀の『知られざる真実』
TPP違憲訴訟の早期打ち切りを狙う安倍政権 2016年11月18日

という深刻な問題には決してふれず、原発事故被害者のいじめ、老人による交通事故、そしてドラッグ洗脳呆導一辺倒。

究極の『ユデガエルの楽園』。

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