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2016年10月 7日 (金)

世界を戦争へと導くワシントン

Paul Craig Roberts
2016年10月5日

アメリカ大統領選挙戦を見ながら、世界は一体何を考えるべきなのだろう? アメリカの政治選挙戦は、時とともに、益々非現実的となり、有権者の懸念と一層かけ離れてきたが、今回の大統領選挙と余りに非現実的で、不条理なほどだ。

多国籍企業によるアメリカ雇用の海外移転と、アメリカ金融制度の規制緩和が、アメリカの経済的失敗をもたらした。これが大統領選挙戦の主題になって良いはずに思える。

アメリカ世界覇権というネオコン・イデオロギーが、アメリカとその属国を、ロシアと中国との紛争に追いやりつつある。核戦争のリスクは、史上、これまでのいかなる時期よりも高い。これも、大統領選挙戦の主題になっていて良いはずだ。

ところが、問題にされているのは、トランプの合法的な税法利用と、彼のロシアのプーチン大統領に対する敵対的でない姿勢なのだ。

問題は、主要核大国との紛争を保証する、プーチンに対する(“新ヒトラー”)ヒラリーの極端に敵対的な姿勢なのではあるまいか。

税法の恩恵を受けるということでは、ヒラリーも、トランプと同じ位の額の損失計上を利用しており、アーカンサス州時代には、ヒラリーは、ビルの古いパンツの2ドルを含め、慈善に寄付した古着リストからさえ税金控除を受けていたことを、パット・ブキャナンが指摘している。

副大統領“討論”では、民主党候補者が実に無知で、民主的に選ばれ、大変な国民の支持を得ているプーチンを、独裁者だと思い込んでいることが明らかになった。

二人の大統領候補について、我々が知っていることはこうだ。ヒラリーには、ホワイト・ウォーター、ビンス・フォスターから、ベンガジや国家安全保障手順違反に至るまでの長大なスキャンダルのリストがある。彼女は、ウオール街、巨大銀行、軍-安保複合体の、巨大な政治力を有するひと握りの連中と外国権益によって買収されている。証拠は、クリントンの12000万ドルという個人資産と、二人の財団の1,60000万ドルだ。ゴールドマン・サックスは、講演で語られた智恵に対して、ヒラリーの三回の20分講演に、675,000ドルを払ったわけではあるまい。

我々がトランプについて知っているのは、彼を許せない、巨大な政治力を有するひと握りの支配者連中が、プロパガンダ省、別名アメリカ・マスコミに、彼を破壊しろと命じたということだ。

明らかに、ヒラリーは1パーセントの候補者で、トランプが我々の候補者なのだ。

不幸なことに、99パーセントの約半数は、余りに愚かで、これが理解できない。

しかも、もしトランプが、ホワイト・ハウスに入れることになったとしても、彼が巨大な政治力を有するひと握りの連中に打ち勝てることを意味するわけではない。

巨大な政治力を有するひと握りの連中は、経済や外交政策拠点や、シンク・タンクや、他のロビイストや、マスコミを支配して、ワシントンに根付いている。

人々が支配しているものは皆無だ。

ロシアとの戦争や、アメリカ経済の海外移転を望まないがゆえに、ドナルド・トランプが叩かれるの見ながら、世界は一体何を考えているのだろう?

ヨーロッパ、イギリス、カナダ、オーストラリアや日本などのワシントン傀儡連中は、アメリカ率いる政治の一体どこに、自分たちの主権や自立した外交政策を犠牲にする価値があると思っているのだろう? 彼らは一体どこに知性の片鱗を見出しているのだろう?

世界は一体なぜ、世界で最も愚かで、下劣で、傲慢で、腐敗し、残忍な政府に指導を求めるのだろう?

ワシントンが導く先は、戦争以外あり得ない。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/10/05/washington-leads-the-world-to-war-paul-craig-roberts/
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属国の中に、きちんと、日本を含めていただけるのは、喜ぶべきだろうか?

国会中継、茶番質疑は見たくないので、テレビを消すか、消音にしている。

共産党小池晃議員の質問、消音モードにせずに聞いた。

年金運用問題、介護切り捨て、不当な医薬品価格、白紙領収書問題。

まともな指摘に対して、呼吸するようにウソをつく閣僚、官僚。

小池氏、企業献金を禁止すべきだと言っていた。大賛成。

あの質疑場面を見ながら、彼の文章を訳しながら、彼の文の一部を連想した。

彼女たちは、ウオール街、巨大銀行、軍-安保複合体の、巨大な政治力を有するひと握りの連中と外国権益によって買収されている。

孫崎享氏の今日のメルマガ、結論部分を引用させていただこう。

私は政治家の評価は、その国の抱える最大の問題に、その政治家がどう対応するかで評価されるべきであると思う。少なくとも、プーチンという大統領が出てこなかったならば、ロシアが崩壊の道を一段と突き進んでいたことは間違いない。

そう。

少なくとも、プーチンのような与党政治家を、決して出せない属国が、崩壊の道を一段と突き進んでいることは間違いない。

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コメント

日本にプーチンのような政治家が現れないのは、日本の国是が事実上「アメリカの利益が第一」である以上それに対立する政治家が立候補・当選・出世できないからであって、日本人が根っからの奴隷根性の持ち主だからではないと思います(と信じたい)

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