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2016年9月17日 (土)

欧米の愚かさ加減に対する驚きを上品に表現したプーチン大統領

2016年9月8日
Paul Craig Roberts

ブルームバーグ・ビジネスウイークのJohn Micklethwaitとのインタビューで、プーチンは ’勢力圏を地理的に拡張するというロシアの願望について質問された。

プーチンは下記のように答えた。

“本当に政治に携わっているまともな人々全員、例えばバルト三国に対するロシアの脅威という考えかたは、全くの狂気であることを理解していると思います。我々が本当に、NATOと戦おうとしているでしょうか? NATOには、一体何人の人が暮らしているでしょう? 約6億人ですね? ロシアの人口は1億4600万人です。確かに我々は最大の核大国です。しかし、あなたがたは、本当に我々が核兵器を用いて、バルト三国を征服しようとしているとお考えですか? この狂気は一体なんでしょう? これが第一点ですが、決して、一番重要な点ではありません。

“重要な点は全く別のことです。我々は豊富な政治経験がありますが、そこから、人々の意志に反することはできないと、深く確信しています。人々の意志に反することは、何もできないのです。我々のパートナーの中には、これを理解できないむきがあるように思えます。クリミアに関して言う場合には、クリミアに住んでいる人々の70パーセントがロシア人で、他の人々もロシア語をまるで母語のように話しますが、彼らの意志が、ロシアに加わることだったことは注目しないようにしているのです。欧米の人々は、全くこれを見ようとしません。

“別の場所、コソボでは、欧米は人々の意志を持ち出しましたが、クリミアではそうではありません。これは全て政治的ゲームなのです。ですから、安心して頂くために、ロシアは、協力に向けた全く平和的な外交政策を行ってきたし、行ってゆくつもりだと申しあげられるます。

“我々の勢力圏の拡張についてですが、モスクワからウラジオストックに飛ぶのに九時間かかりました。これはモスクワからニューヨークに、東ヨーロッパ、西ヨーロッパや大西洋を越えてゆくのとほぼ同じです。我々が何か拡張する必要があると思われますか?”

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/09/08/putin-politely-expresses-his-amazement-at-western-stupidity/

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豊洲汚染問題やら地下空洞問題や、北朝鮮ミサイルより深刻なニュースを聞いたが、驚かない。あの党なら何でもありだろう。問題は、二重国籍ではなく、勧進帳幹事長。正気とは思われないが、連中にとっては、エセ二大政党で、完全属国化することこそ、正気。立党の基本なのだろう。

さすがに、日刊IWJガイド・ウィークエンド版、この話題がトップ。コピーさせて頂こう。

■■■日刊IWJガイド・ウィークエンド版「民進党・蓮舫新代表、党幹事長になんと野田佳彦前総理を指名!/国連軍がレイプ犯罪に及ぶ南スーダンの現状・・・【IWJ検証レポート】をアップ!/『脱原発テント』の5年間を記録した『ドキュメント・経産省前テントひろば』をぜひご視聴ください」2016.9.17日号~No.1464号~■■■
(2016.9.17 8時00分)

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の編集業務を担当している平山と申します。

 一昨日の9月15日(木)に投開票が行われた、民進党代表選挙。立候補した蓮舫氏、前原誠司氏、玉木雄一郎氏の3人が掲げる政策にほとんど違いがなかったことから全くと言っていいほど盛り上がりませんでしたが、結果は大方の予想通り、蓮舫氏が圧勝。岡田克也氏の後任として、「蓮舫民進党」が発足することになりました。

 蓮舫新代表は早速昨日9月16日、新執行部の人事に着手しましたが、なんと、野田佳彦前総理大臣を幹事長に指名。野田氏はこの指名を受諾し、就任が決まった両院議員総会で「逃げて見捨てることはできないと思った。一蓮托生(いちれんたくしょう)の覚悟を持った」と、意気込みを語りました。

※民進 幹事長に野田前首相「徹底して下支えの決意」(NHK、2016年9月16日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010689031000.html

 しかし野田氏といえば、旧民主党政権時代に、国民との約束である「マニフェスト」を破って消費税増税関連法案(社会保障と税の一体改革)を成立させ、3.11以降停止していた福井県の大飯原発を再稼働、さらには党内の反対論を押し切ってTPP交渉参加への道筋をつけるなど、現在の安倍政権が誕生する下地を作った人物です。

 代表選の段階で、蓮舫氏、前原氏、玉木氏の3人とも揃って「共産党を含む野党共闘」に反対の意向を示した時点で、野党第一党としての存在感がほとんどゼロに近くなった民進党ですが、野田氏を再び政治の表舞台に復活させるとなると、ほとんど「第2自民党」と言えるような状態になってしまいます。これは、7月の参院選で、「野党統一候補」に期待をかけ、一人区で民進党の候補者に投票した有権者に対する、背信行為ではないでしょうか。

 IWJは、2012年末に発足した安倍政権に対する批判だけを展開してきたわけではありません。私がIWJで働き始めたのは2011年9月半ばですが、それは野田政権が発足した直後のことでした。その後、野田政権によるTPP推進、原発再稼動、消費税増税などの動きについて、まだまだ新人として分からないことだらけではありながらも、集会やデモなどを取材・中継してまわったことを、今でもはっきりと覚えています。

 岩上さんも当時、連日のように各地を飛び回り、キーパーソンへの直撃インタビューを重ねていました。IWJの豊富なアーカイブを探していただけると、当時のインタビューの記録が大量に出てきます。以下、その中から必見のインタビューをあげてみますので、この機会にぜひ、ご視聴ください。

※2011/11/21 岩上安身による東京大学大学院教授・鈴木宣弘氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/1054

※2011/12/26 バンダジェフスキー論文の翻訳者が語る、「原発×戦争×健康被害」リスク~岩上安身による茨城大学名誉教授・久保田護氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/238804

※2011/12/30 岩上安身による元外交官・孫崎享氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/1463

 野田政権が発足した当時、IWJはまだ「Web Iwakami」のサイト上で活動しており、定額会員制もスタートしていませんでした。マルチ・チャンネルによるUstream中継を行ってはいたものの、サイトにはUstreamのアーカイブが掲載されているのみで、テキスト記事はほとんど存在しませんでした。活動費も、安定的な会費ではなく、皆様からのご寄付・カンパに頼りつつ、岩上さんが私財を切り崩しているという状態でした。

 会社設立から1周年を迎えた2011年12月に、「IWJ Rebornプロジェクト」としてサイトをリニューアルするとともに、ロゴも変更。定額会員制をスタートさせました。それから約5年、IWJは会員となってくださった皆様とご寄付・カンパをお寄せくださった皆様からのお支えにより、なんとか活動を維持してきました。

 しかしここにきて、会員数は6,000人を割り込んだ状態が続いており、岩上さんによると、経営は非常に苦しい状態にあるということです。9月13日に岩上さんは連投ツイートを行い、「今期の収支の見通しが立たなかったら・・・。その場合は、事業と人員の大規模な再編をして、WEB IWAKAMI の頃の原点に回帰します。それでもご支援がなかなか受けられず、やはり収支を改善できなかったら、そして大赤字のままで、僕のこれまで投じてきた私財の回収のメドも立たなかったら、その時は潔く撤退します」と書き込みました。

※【岩上安身のツイ録】「勝負」の第7期に向けた岩上安身の「覚悟」――体調不良を乗り越え、9月からはいよいよ前線に復帰!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/331309

 野田氏の「復活」により、民進党が「第2自民党」になろうとしている今、国会で安倍総理に対しまっとうな批判を展開する勢力はますます声が小さくなり、いよいよ「アベノファシズム」が完遂してしまうでしょう。しかし、2011年の野田政権発足時から、一貫して野田氏の政策を批判し、その問題点を指摘してきたIWJと岩上さんの芯はブレていません。これからも、立憲民主主義を否定する勢力に対しては、正面から批判の矢を向けてゆきます。

 しかしそのためには、IWJが組織として存続していかなければなりません。岩上さんも9月からはインタビューを再開し、単独原稿も続々と発表してゆく予定です。IWJはこれからも、2010年12月1日の会社設立時からそうであったように、市民に寄り添い、市民のための独立メディアであることを貫いてゆきます。ぜひ、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動をお支えください。

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 IWJの活動費は、残念ながら会費だけでは賄いきれていません。IWJが現在の配信規模を維持するためには、少なくとも約8,000人の会員が必要です。収支のバランスをあわせるため、IWJには皆様からのご寄付・カンパが必要です。IWJがこれからも活動を継続してゆけるよう、ご寄付・カンパでのご支援をよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからよろしくお願いいたします。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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