真夜中まで、あと30秒
2016年7月25日
Paul Craig Roberts
元アメリカ国防長官のウィリアム・ペリーが、世界は核の大惨事の瀬戸際にあると警告している。そのような大惨事は、警報システムの電気的故障や欠陥や、ロシアに対する無謀なほど攻撃的で不要な軍隊の増強から偶然におこりかねない。コン・ハリナンがこの問題を論じている。http://fpif.org/may-greater-risk-nuclear-catastrophe-cold-war/
アメリカ政府の軍事的優位性に関するハリナンの主張を、私は疑問に思う。これはアメリカ政府の見方で、この見方から、アメリカ政府は支配力を持っていると確信しているのだ。ハリナンが、アメリカ政府のこうした見方を奨励するのは間違っている。とは言え、ハリナンは、我々がいつ何時でも蒸発しかねないことを明確に指摘している。この極めて高いリスクは、もっぱらシオニスト・ネオコンが外交政策と、軍事政策を支配してきた、クリントン、ジョージ・W・ブッシュと、オバマ政権が生み出したものだ。
核戦争は、無意味なのだからおきるわけがないという主張は聞き飽きた。ウィリアム・ペリーは、北米航空宇宙防衛司令部NORADコンピュータの、49セントのコンピーューター・チップの故障で、ソ連が220発の核ミサイルを、アメリカ合州国に向けて発射した信号をだしたことを指摘している。我々が使っているパソコン、たとえ最高のものであっても、起きてしまう、あらゆる故障や欠陥のことをお考えいただくだけで十分だろう。
人による誤算も大変なリスクだ。誤算は人の優性的な特質だ。50パーセントのアメリカ人の結婚相手選択が誤算だったことが離婚率ではっきり示されているのを想起願いたい。
更なる核兵器の存在は、地球上の生命の消滅を意味する。そういうことが、遅かれ早かれ起きるだろう。狂ったアメリカ政府がしているような、ロシアと中国に対する無責任な挑発でリスクを高めることは、究極的な犯罪行為だ。
あらゆる生命を危険にさらす以上の、人権に対する大きな脅威は存在しないが、それこそが、アメリカ政府と、そのとるにたらないNATO傀儡連中が、核大国間の緊張を高めて行っているものなのだ。
ワシントンのネオコンは、核軍備縮小を新たな核兵器軍拡競争で置き換えた。過去のアメリカ政権による、緊張緩和と核兵器備蓄削減のためのあらゆる長年の苦労と実績は、ワシントンの政府を支配している精神病質者連中によって捨て去られてしまったのだ。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/07/25/30-seconds-to-midnight/
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筆者「世界終末時計」の比喩を言っておられるのでは?今見るとあと3分となっている。
今はほとんど購入することのない週刊誌のなかでも、サラリーマン時代、最も購入頻度の低かった嫌いな二誌、とんでもないゴロツキ雑誌の本性を表した。
ファシズム推進のためには大本営広報部洗脳部隊、恥も外聞もない。
電車に乗らないわけにはゆかない弱点をつかれると対策はない。一生購入することはないだろうが、中吊り広告はどうしても目にはいる。連中も、購入を期待するより、「中吊り広告」で洗脳し、投票行動を変えるのが狙いだろう。
それで、ことわざの現代版を考えた。
番犬虚に吠ゆれば一犬実を伝う
「記事としては裏づけが弱い。新潮がどこまでもつか」――週刊新潮の鳥越俊太郎氏スキャンダル報道に落合洋司弁護士が見解!IWJ直撃インタビューに「鳥越氏の法的責任は『グレー』」
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