“民主主義などただの夢想”: 11月のトランプ 対 クリントン選挙
Stephen Lendman
Global Research
2016年6月8日
全ては終わり、残るは事後分析だけ。トランプとクリントンが、各党の指名確実候補だ。11月の有権者の選択は、絞首あるいは銃殺隊による処刑にも等しい。
民主主義などただの夢想だ。全く存在しない。トランプは、他の候補者全員脱落した後に残った共和党最後の大統領候補希望者で、ありそうもない選択肢、党幹部連中が彼に反対していたにもかかわらず最終的に勝利を得た驚きの勝者だ。
予備選挙/党大会シーズンが始まる前に、民主党の陰の実力者はクリントンを選んでいた。競争は始まる前に終わっていた。
11月、有権者は、汚らわしい、変わりばえしない億万長者の人種差別主義者、扇動政治家か、無謀なほど危険なネオコン・ごろつき戦犯、ウオール街の手先の悪魔のような女性、いずれかを選ばなければならない。いずれにせよ、ファシスト支配だ。
いずれの候補者も全くの悪だ。二大勢力がことを支配し、大金持ち連中のためにのみ働き、大衆の利益は益々無視される。
アメリカの選挙は茶番で、反民主的で、いかなる基準からしても違法だ。結果は、あらかじめ決められており、薄汚いかわりばえのしない連中が毎回選ばれる。
投票は時間の無駄だ。選挙日には家にいよう。更に四年間の帝国戦争は確実だ。
だから政策は、金持ち、権力者、特権階級のためだけのもので、社会的公正は急速に消滅し、わずかに残った基本的自由は、まな板上で廃絶の運命にあり、警察国家の厳しさが、それにとって変わろうとしている。
火曜日、特に、カリフォルニア州と、ニュージャージー州をとり、クリントンが大勝した。そのあとのサンダース発言は混乱している。
一方では、7月の大会まで戦おうと誓約している。もう一方では、水曜日、バーモント州に戻り、選択肢を“検討する”と言っている。
木曜日、彼はホワイト・ハウスでオバマと会う。敗北宣言と、支持者を裏切り、これまでそれに反対して選挙活動してきた相手、クリントン支持を表明し、遊説でのポピュリズムが、まやかしの意味ない美辞麗句であったことをさらすのだろうか。
彼はずっとこのやり方で政治家をやってきた。言うことと、することが違うのだ。彼はポピュリストというより、日和見主義者で、利己心だけで動く汚らわしい政治家だ。
毎回の選挙で、アメリカ人は、金で買える最高の民主主義を手にしている。富、権力と特権だけのために機能するものを。
唯一の解決策は非暴力革命だ。投票では何も実現しない。
Stephen Lendmanはシカゴ在住。lendmanstephen@sbcglobal.netで彼と連絡できる。
編集者・寄稿者としての新刊は“Flashpoint in Ukraine: US Drive for Hegemony Risks WW III.”http://www.claritypress.com/LendmanIII.html
彼のブログは、sjlendman.blogspot.com.
記事原文のurl:http://www.globalresearch.ca/democracy-is-pure-fantasy-trump-vs-clinton-in-november/5529700
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11月ではなく、7月の参議院選挙も、金で買える最高の民主主義を手にすることになるのかもしれない。
都知事騒動、争点ぼかしのための茶番としか思えない。
彼を擁立した自民党・公明党、製造物責任をとらないいい加減さ。
彼氏より、彼を揶揄する太鼓持ち芸人による、いびり番組をみながらうんざり。あなた方もせこいだろう。
彼を揶揄する太鼓持ち芸人、与党が狙う憲法破壊の緊急事態条項導入や、売国協定TPP批判を一言たりとも発言しない。
不起訴になった瞬間に、睡眠障害がなおった余りに好都合な方の売国協定TPP推進には決して触れない。それが電気洗脳芸人のお仕事。
洗脳されるため、電気白痴製造装置を見て電気代を払うつもりなどないので、これから下記を拝聴する。
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» トランプとヒラリー、どちらがマシか [時事解説「ディストピア」]
ドナルド・トランプとヒラリー・クリントン。
次の大統領選はこの二人の熾烈な争いになるのはほぼ確定だろう。
日本のメディアはトランプを執拗に攻撃する割にはヒラリーに対しては随分と甘い。
前に説明した通り、彼女はオバマ政権において軍事問題に携わっており、
特...... [続きを読む]
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