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2016年5月11日 (水)

連中は、JFKを暗殺した際に、アメリカも殺したのだ

だPaul Craig Roberts
2016年5月7日

JFK政権当時、私はホワイトハウス・フェローだった。あの当時、このプログラムは後に変わって、関係者だけを対象とする小規模なものと違う、大規模プログラムだった。ロビー団体の物質的利益に対抗すべく、理想主義を生き続けさせるため、多くのアメリカの若者を政府に関与させることが、ケネディ大統領の狙いだった。いまでも、このプログラムが存在しているのかどうか私は知らない。もし存在していても、その狙いであった理想主義は、とっくになくなっているだろう。

ジョン・F・ケネディ大統領は一流の大統領だった。私の人生で、彼のような人は他にいない。実際、現代では、彼のような人が現れるのは不可能だろう。

保守派と共和党は、ケネディが思慮深いので、彼が嫌いだった。彼に対する連中のお好みの武器は、彼らによれば、マフィアの情婦やマリリン・モンローが関与していた、彼の恋愛人生の話題だ。連中は、当時一番魅力的な女性、マリリン・モンローを巡る羨望で動いていたに違いない。

大半の大統領と違い、ケネディは時代の型にはまった考え方を断ち切ることができた。ピッグズ湾、キューバ・ミサイル危機や、統合参謀本部の“ノースウッズ作戦”の経験から、ケネディは、アレン・ダレスCIA長官と統合参謀本部議長のレムニッツァー大将はいずれも反共産主義に狂っていて、アメリカと世界にとって危険だという結論をだした。

ケネディは、ダレスのCIA長官から解任し、レムニッツァーも統合参謀本部議長から解任し、彼の暗殺を起動させることになった。CIA、統合参謀本部と、シークレット・サービスは、JFKは“共産主義に甘い”と結論づけた。ビル・バックレーのような保守派もそうだ。

JFKは、軍と治安機関内の反共ヒステリーゆえに、暗殺されたのだ。
ウォーレン委員会は、このことを良くわかっていた。アメリカは、ソ連との冷戦にはまっていたので、隠蔽が必要だった。アメリカ軍やCIAやシークレット・サービス要員を、アメリカ大統領殺害のかどで裁判にかければ、自国政府に対するアメリカ人の信頼を揺るがせることになる。

オズワルドは、JFK暗殺とは全く無関係だ。それが、オズワルド自身が、訊問される前に、ダラス刑務所で暗殺された理由だ。

ジョン・ケネディを実体験するには若過ぎる方々や、彼の偉大さを忘れてしまった方々は、是非とも、この5分23秒の演説をお聞き願いたい。現在の間抜け連中の中に、これほどの演説をできる人物がいるかどうか、思いうかべるようお試し願いたい。5分30秒もない短さで、どれだけ多くのことが語られているのかお聞き頂きたい。

再選されたら、ケネディは、アメリカ軍をベトナムから撤退させるつもりだった。彼は、CIAを“千の断片に”粉砕し、アメリカの財政を搾取していた軍安全保障複合体を削減するするつもりだった。

そして、それが彼が殺された理由だ。ワシントンに住まう悪は、正しいことをしようとする外国指導者だけを殺害するのではなく、自国の指導者も殺害する。

JFKの演説はここにある。https://www.youtube.com/watch?v=YafZkjiMpjU

記事言文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/05/07/when-they-killed-jfk-they-killed-america-paul-craig-roberts/
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世の中広い。この演説、日本語訳がある。たとえば下記。

いわゆるマスコミ、その実は、アメリカ傀儡売国政権支配者のたいこもちに、意味がある報道を期待する人がもしも:いれば、それは単なる阿呆。残念ながら、小生のおさななじみはそうだ。彼、彼女と永久に会うつもりはない。自民党支援の集い、人生の無駄。何度断っても、しつこく誘ってくる。一種のパワハラ。わかっていて、しつこく誘うのだろうか。

北朝鮮を馬鹿にする阿呆洗脳報道はやりたい放題。その一方、日本の永久属領化にかかわるTPPや、TPIPに関する報道は皆無。問題をそらす為の秘策が、パナマ文書だ。それを公開した組織が、アメリカの海外操作対策団体であることは絶対に報じない。

大本営広報を見る価値はない。植民地だという事実を確認する以外は。

パナマ文書のどこにニュースバリューがあるのかさっぱりわからん。普通に個人として無駄な税金納めないのって普通じゃね?

と平然と語る堀江貴文氏、とうてい正気と思われないが、これが日本支配層の発想。

自分は納税を避け、その分を庶民に負担させれば良い。今だけ、俺だけ、自分だけ。

あちこちで引用される宇沢弘文氏が紹介されているミルトン・フリードマン発言を思い出す。『宇沢弘文のメッセージ』では、52ページに書かれている。下記とは少々表現はことなるが趣旨は同じ。

「近々イギリスのポンドが切り下げられることが確実にわかっていたのですが、ポンドが切り下げられる前に今の価格で空売りしておけば、実際に切り下げられたときには確実に儲かるのです。そこでフリードマンは銀行に行って、『一万ポンド空ウリしたい』と申し出たわけです。ところがその銀行のデスクはフリードマンの申し出に対して、『われわれはジェントルマンだから、そういうことはやらない』と言って断ったのです」

まったくもって傲慢な小生が尊敬する、極めてわずかな上司(一名は既に逝去され、ご存命の方はわずか二名)のお一人は九州出身なのだが、堀江氏の身辺に関する疑惑が話題になった際、「あの地域の人が悪いことをするはずがない」と全くもって理不尽なことをおっしゃった。
上司の事業判断には敬服するが、全く根拠のない地元贔屓に驚いて、即大反対した。

こういう発言を聞いても、彼は堀江氏のようなトンデモ人物を支持し続けるのだろうか。
是非とも伺ってみたいと思っている。会社の上下関係と、物事の正邪、全く無関係。それゆえに、早々首になったのだが。

.翻訳をしておいて、著者に反論申しあげるのも恐縮なのだが、ケネディーは、アメリカの良き伝統を体現したがゆえにではなく、アメリカ支配層の伝統的哲学から逸脱していたがため暗殺されたのだと思う。

今や絶版らしき名著『アメリカインディアン悲史』、更に『アメリカン・ドリームという悪夢』で藤永茂氏が的確に指摘されている通り、暴力による征服こそ、あの国の基本哲学なのだ。力こそ正義という暴走するフランケンシュタイン国家。

筆者が大いに尊敬しておられる、軍産複合体を大いに儲けさせる莫大な金をかけたスター・ウォーズ計画を推進したレーガンのようなトンデモ大統領すら暗殺対象になる国だ。もっとも犯人は精神病だが。それでも、銃の個人所有をゆずらない狂った宗主国。

浅沼書記長を暗殺した青年を醸成した政治組織、調べてみると、資金源は、国からのアルミ貨幣製造材料注文のようだ。彼の元事務所を念のために訪問してみた所、アルミ貨幣企業の所有とあって、納得した。

あのインチキ演説者、一体どうやって食べているのだろうと長年不思議に思っていたのだった。素人には、ただのグルとしか思われない。父親から、戦争推進派の政治家だったと聞かされていたが。

愛国者とされる人物の事務所跡を訪問すれば、誰でも愛国者の正体を理解できるだろう。

アメリカン・ドリームという悪夢』の帯にこうある。

世界史上、「アメリカ」という試みは一つの巨大な間違いではなかったか。
ブッシュのアメリカが「逸脱」していたのではなく、建国以来230年余、アメリカにデモクラシーなど存在しなかった。
インディアン虐殺と黒人奴隷制のトラウマをつぶさに検証する。

ということで、アメリカの基本哲学から大いに逸脱しているトランプ氏の暗殺を本気で心配している。ネオコンのクリントン女史は絶対に安全だ。

アメリカ政治史やアメリカ歴史を専攻する学者先生は、アメリカの有力学者や政治家に切られることが心配で真実は語れない。真実を書けば絶交され入国禁止されるかも知れない。
藤永氏は、物理学者でおられるがゆえに、アメリカ学者による圧力も、排除も恐れないがゆえに、こうした事実を大胆に描くことが可能なのだろうと思う。
異分野専攻の強み。

トルコや、イスラム教を専門とする有名な先生方の本は、もう読まないことにした。

トルコ少数民族の言語を研究する余りに、トルコ政府に不都合な真実に突き当たった小島剛一氏は、トルコから二度も追放された。再入国は許可されるまい。
真実を語る新聞記者や放送局を弾圧するトルコ政権から入国を許されている立派な学者先生の言説がどういうものか、想像がつく。

そう言えば、ウクライナ・クーデターの内幕を的確詳細に指摘しておられる、おそらく日本で唯一の学者がロシアKGBに拉致されたと言っておられる。わけのわからない翻訳には賞を下さるが、本来プーチン大統領に批判的ながらも、アメリカによるウクライナ・クーデター工作や、オデッサ虐殺を正しく指摘し、勲章に値する仕事をしておられ人物が拉致される不思議な国。この先生、別にロシアを専門にせずとも、今後やってゆけると言っておられる。そうでなければ、これまでのはっきりとした物言いはありえまい。

モスクワに支局をもつ「マスコミ」、実態、洗脳機関も、まともな報道は全くしていない。もっぱら、宗主国の宣伝機関として機能するばかり。

RTやStrategic Foundationの記事を面白がって翻訳している小生とて、ロシア・ビザを申請したり、万一将来移住を希望しても、許可されない可能性が大きそうだと、いささか不安になった。もちろん、ロシア観光やら移住など、貧乏老人のはかない夢想に過ぎないが。

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コメント

落合信彦著「2039年の真実」の「2039年」とは、1963年11月のJFK暗殺事件に
に関するFBIの捜査資料、および司法解剖資料等の全てが明らかにされる年のことである。これはJFKの後任ジョンソン大統領が「アメリカ国家への甚大な影響」を考えて、JFK暗殺に関する全ての資料を75年間封印した事による。それから数年間の落合信彦氏による続報では、封印されていたはずの資料の一部が「何者かによって」持ち去られているとの事であった。この本を集英社文庫で読み、オリバー•ストーン監督『JFK」を鑑賞した数十年前には衝撃的であったことにも、今はあまり驚かない。エコノミック•ヒットマンを使った「工作」、および最近のアルゼンチン及びブラジルでの「工作」をする米国なら、やって当然という気がする。米国の民主主義とは、支配層の存立が揺るがない範囲内での、限定的な民主主義だからである。

パナマ文書の話題が世間を賑わせはじめた頃、ニコラス・シャクソン著「タックスヘイブンの闇」を読みました。

レーガン・サッチャー時代の金融規制緩和の潮流とその余波について書かれていましたが、レーガン政権時のポール・クレイグ・ロバーツ氏が果たした役割についてはその書からは把握出来ませんでした。ポール・クレイグ・ロバーツ氏の記事を多く拝見していますが、為政者側に居た時の氏自身の役割については触れられている事が少ない気がします。デラウェア州が金融の規制を大幅に緩和し、タックスヘイブン化していった時代と氏が政権に居た時期が符号するのが気になりました。

「私は、何かの罪に問われるのでしょうか?」は、人気刑事ドラマ「相棒」で時折発せられる言葉。自身の怒りを向けた先を正当化する都合の良い言葉。法律が見逃しても他者の眼からは逃れられません。サルトルが言った、地獄とは他者の事である、とは一つの真理なのでしょう。

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