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2016年4月 6日 (水)

ウラジーミル・プーチンに関するより欧米ジャーナリズムについて物語るパナマ漏洩

公開日時: 2016年4月4日 16:19
編集日時: 2016年4月4日 18:21
Robert Bridge
Strategic Culture Foundation

ロシア ウラジーミル・プーチン大統領 アレクセイ・ニコルスキー / ロイター

プーチン大統領のドアへとつながる金の流れを暴露すると称するいわゆる‘パナマ文書’‘暴露’が、エープリル・フールと、NATO65周年との間に、疑うことを知らない大衆に対して、熱々状態で提供されるようになったのは偶然だろうか?

先週、モスクワが、欧米はロシアに対して新たな“情報攻撃”をしかける準備をしているという警告を発したばかりだった。

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異様な精度で、日曜日、ドイツの日刊紙南ドイツ・ツァイトゥンクが、データ流出の歴史の中でも、最も並外れたデータ流出と喧伝される漏洩文書を公表して、諺に出てくるほどの異常な混乱状況が出現した。

進行中のロシアに関する最も大げさな、恐怖をあおるたわごとを作り出すため、欧米記者連中がお互いに這いのぼるという光景に耐えられた人々にとって、この最新の悪意に満ちた中傷で、 一体どの世界指導者が大きく扱われているのかは、決して驚くべきことではない。

多分、ガーディアンの反ロシア導師ルーク・ハーディングは、この声明を行ったことで栄誉を得るに値するのだ。始めてくれよ、ルーク。“秘密のオフショア取り引きネットワークと、20億ドルの価値の巨大なローンは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領への痕跡を示している… 大統領の名前は、どの記録にも現れないが...

それ以外は入り組んだ陰謀作り話の中の一行の真実は、繰り返すに値する。“…大統領の名前は、どの記録にも現れない。”

この不都合な真実のおかげで、ハーディングは、何か強固な確信が必要な場面で、要領を得ない動詞しか使えない状態に追い詰められている。“文書はプーチンの家族がこの金から恩恵を受けたことを示唆している -友人の財産を彼が使えたように見える。”

ハーディングのもっと創造的なやり方の一つはこうで、’‘プーチンの家族がパナマのファンドと、何らかのかたちでつながっていると示唆している。“オフショアの痕跡は、パナマから始まり、ロシア、スイスとキプロスを素早く通り抜け - プーチンの次女、カテリーナが2013年に結婚した私的スキー・リゾートも含まれる。”

これは、今後スキー・リゾートでの結婚を検討している方々への警告となろう。

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そして、裕福で、プーチンの友人であるのが明らかな犯罪であるプロの音楽家セルゲイ・ロルドギンだ。どうやら、プーチンは裕福な友人を持ってはいけないもののようで、プーチンのあらゆる裕福な友人は、自動的に、何か、あらゆることを疑われるのだ。

ここでまたしても、ハーディングは、ロシア人チェロ奏者を中傷しようという必死の取り組みで、要領を得ない動詞や副詞の荷車をぶちまけている。“ロルドギンは、どうやら資産を貯め込み - 表向き、少なくとも1億万ドル、可能性としては、それ以上の価値の資産として置いていたようだ。

ハーディングが、ガーディアンで給料をもらう列に並んでいた時、事務員にこう言ったのではあるまいかと思わずにいられない。‘どこか近い過去の時点で、ちょっとした財産を貯め込んだかも知れない友人のチェロ奏者とプーチン大統領の明らかなつながりをほのめかす、おそらく4月3日か、その近辺に、私が書いたとされることになる疑似記事に対して、私に払ってくれまいか。’

あるパロディー・ウェブサイトは紛れもないハーディングの傑作を下記の通り分析している。

"ルーク・ハーディングは…  'といわれている'、'推測から示唆される'、'と言われており'  'であるかも知れない'という語句を使用するのと同じ位の頻度で、それぞれに 'プーチン'という単語を使って、総計5,000語以上の2つの記事をひねり出した"。

“彼の記事のいずれも、過去なり現在、実際文書の中で特定されていた、12人の世界指導者誰一人の名前にも触れておらず、やはりそこに書かれていたデービッド・キャメロンの父親にも触れていない。いや、連中はプーチンの友人チェロ奏者に焦点を当て、娘の結婚について語り、ウラジーミル・プーチンの顔を指し示す大きな矢印が書かれたとてつもない量の図が含まれている。これはどうやら、何かのあらゆる証拠だ… .”

そう。これは確かに何かの証拠だが、到底有望なものは言えない。これは、欧米が粉砕したがっているのは確実である、今年の国政選挙の時期に合わせて、ロシアと、特にプーチンに対して向けられた一斉メディア・キャンペーンが最新の危険な段階に入ったという証拠だ。

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ロシア大統領報道担当官ドミトリー・ペスコフ、プーチン嫌悪は沸点に達した: パナマ漏洩の‘あてこすり’への回答は不要だとクレムリンは語る。

そこで、20億ドルの疑問だ。もしプーチンが、モサック・フォンセカのだだ漏れデータ・ベースから公開された11兆億ものパナマ文書のどれにも名前が触れられていないのであれば、一体なぜプーチンは、これや、これや、これや、これの記事全てで、ほぼ一番上に扱われるのだろう?

欧米が、このハッキングされた資料中でちらりとだけ触れられている腐敗した欧米指導者連中を除いて、注意をもっぱらプーチンに向けることに固執しているのは一体なぜだろう(偶然、パナマ文書に関して、どのマスコミ報道でも、アメリカ人幹部の名は触れていないが、これはむしろ奇妙で、アメリカは、2008年金融危機が実際証明したように - 普通よりずっと多数の個人が、違法な収入をオフショアのタックス・ヘイブンに置いているのだから、到底信じがたい。)

ここに非常に大きな手掛かりがある。テレグラフが、月曜日に律儀に報じている通り、“デービッド・キャメロンの父親は、書類に署名するため、牧師を含むバハマ住民を雇い、イギリスで税金を支払うのを避けていたオフショア・ファンドを運用していた。”

“ファンドは、首相の亡父の助力を得て、1980年代に設立され、現在も存続している。ガーディアンは‘30年間、ブレアモアは、その利益に対し、イギリスで、一ペニーの税金も払っていない’ことを確認した”

そう、これで我々はどこかに辿りつきそうだ。

テレグラフとガーディアンが、パナマ暴露中のキャメロンの父親に触れたのは実にご立派だが、こうした驚くべきことがわかったにもかかわらず、こうした記事でのデービッド・キャメロン賛美は、ウラジーミル・プーチンへの悪口と比較すれば言語道断だ。

そして、ウラジーミル・プーチンと同様、イギリス首相は“報道のなかで、彼自身名指しはされていない。”ところが - しかも、ここが重要な違いだが - neither過剰反応の欧米による想像で孵化した怪しげなつながりを除けば、プーチンの父親やロシア大統領 '家族' の誰一人として、いわゆる 'パナマ文書'につながっていない。

ところが、先に述べた通り、2010年に亡くなったキャメロンの亡父イーアン・キャメロンは確実につながっている。

そこで、欧米マスコミは、このあらゆる漏洩の究極中にある深刻な高官のコネで、デービッド・キャメロンの悪口をいっているだろうか? いや、そうしていない。欧米マスコミは、前イラン指導者アフマディネジャドなどの世界的‘お友達’を画像修正で消し、キャメロンを取り上げる、のっぴきなら報道をしただろうか?そうではない。すると、一体なぜロシア大統領は、そうした中傷攻撃を受けるのだろう?

プーチンは、この話の本当の容疑者連中を隠すための好都合な煙幕として利用されているのだろうか、それともこれは、いかなる正当な理由も無しにNATO軍がロシア国境までつついてくることを含め、世界的チャレンジという危険な海の中を、1999年以来、ロシアに乗り越えさせてきたロシア指導者の評判を損なおうとする痛ましい企みの一つなのだろうか ?

どちらであるにせよ、とりわけ背後の動機が痛々しいほど明らかなので、この計画は目を見張らせるほどの形で逆噴射した。

ポリテックス・ファースト誌編集者のマルクス・パパドプロスは、プーチンに対する欧米の敵意は、欧米の野望を回避する上で、彼が指導者として成功したことの象徴だと説明した。

"もちろん、アメリカとイギリス政府は、ロシアがひざまずいていて、ロシアが事実上、貧困国となり、IMF [国際通貨基金]に依存していた[ボリス]エリツィン支配下の1990年代のロシアを望んでいます"とパパドプロスはRTに述べた。

"ところが、プーチンと彼の政策の下で、そうした全てが逆になり、国内的に非常に自信に満ちたロシアとなりました - まだ色々問題はありますが、ロシアは自信に満ちています - そして、ロシアが国際舞台に復帰したのです。

"ワシントンとロンドンの多くの連中にとって、それがプーチン最大の罪なのです - ロシアがまたもや、ソ連時代にそうしていたように... 欧米の世界覇権に異議を唱えているので"

実際、アメリカが率いるNATO諸国に対して均衡をとろうとする挑戦者が誰もいなくなったら、世界があっと言う間に、いったいどの様になるのかを、より多くの人々が少し時間をかけて、考えるべきなのだ。

ロバート・ブリッジはロシアのモスクワを本拠とする、アメリカ人作家、ジャーナリスト。彼の記事は、ロシアのグローバル・アフェアーズ、モスコウ・タイムズ、ロシア・インサイダー、リシンキング・ロシアを含む多くの刊行物に掲載されている。ブリッジはis author of本on大企業権力、“アメリカ帝国の深夜”、2013に刊行された。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

記事原文のurl:https://www.rt.com/op-edge/338388-putin-western-media-leaks/

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見るに値する番組が一挙に消滅した。何ともつらいことだ。しかし、前向きに考えると、洗脳番組を見る時間が激減したのだ。嬉しいことかもしれない。

先程、たまたま間違えて、これまでの報道番組にチャンネルを合わせていたが、彼氏の尊顔を拝した瞬間にスイッチを切った。多少とも電気代の節約になるだろう。

紙媒体、購読を停止すると、膨大な紙の山が膨れ上がらないのだ。これは快感。経費削減、資源維持、ゴミ低減。嬉しいことばかりで、困ること一つもない。

電気洗脳箱、紙媒体に頼る必要皆無。IWJをで充分。意味ない事件報道皆無なのが貴重。

原文には更に他の情報もある。是非原文をお読み願いたい。

これは、ブラジルの「洗車騒動」と無関係とは思われない。田中角栄・ロッキード疑惑を思い出す。宗主国諜報機関、いや、外務省(国務省)やら、国防省を含め、ありとあらゆる機関は、属国傀儡が万が一逆らえば、瞬時にして破壊する手筈を整えている、と思うと理解しやすい。

逆に言えば、のうのうと支配者面をしておられる皆様、恥部を全て握られた従順な売国奴であらせられる、と理解するとわかり易いだろう。

いまも、民主党で、保育問題をついた議員が精査の対象になっている。

本来精査対象になるべきなのは、与党自民党、公明党、そして、野党のふりをしている潜伏与党のスパイ連中だろう。

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