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2016年4月23日 (土)

イギリス主権を攻撃するアメリカ

Paul Craig Roberts
2016年4月21日

ワシントンのエリート連中は、イギリス国民は、自分自身ではなく、ワシントンの利益に奉仕すべきだと確信している。この目的で、イギリスはEUに残るべきだということを協調すべく、オバマ大統領がロンドンに派遣された。

イギリス国民が、国家主権を、欧州連合に差し出すことが、ワシントンにとって、なぜそれほど重要なのか、不思議に思われないだろうか? 思われなくとも、そう思うべきだ。

28の個別政府を支配するより、EU政府を支配する方が、ワシントンにとって、容易で、費用もかからない。例えば、もしワシントンが、モンサントに対して、ヨーロッパを開放したいと思った場合、28か国の政府を相手にするより、たった一つのEU政府を買収する方が、それぞれの国の国民が、国民政府が知ったことに対して、反対をするが、特に欧州委員会はヨーロッパ諸国民に対する説明責任が無いので、ワシントンにとって、やりやすいのだ。EUは、説明責任無しで、モンサントに対して門戸開放できるのだ。

モンサントではなく、ヨーロッパ人のために働くよう、EUに強いるほど、アメリカ政府が、品位と正義に有り余っているとお考えのむきは、これをお読み願いたい。http://www.globalresearch.ca/gmos-produced-through-gene-editing-european-commission-fails-to-regulate-new-gmos-after-intense-us-lobbying/5521139

更には、NATOという思惑がある。NATOは、ワシントンによる戦争犯罪の隠れ蓑だ。この隠れ蓑がなければ、アメリカ人高官連中の逮捕令状が発行されている可能性が高く、もしそうでなくとも、世論は、確実にずっと敵対的になっているはずだ。国家を破壊しながら、ワシントンが“自由と民主主義”をもたらすという考え方はもはや説得力がない。

もしイギリスがEUを離脱すれば、他の国々も続く可能性が高い。離脱はNATOにもおよびかねず、その場合、ヨーロッパに対するワシントンの覇権も、ロシアを威嚇し、不安定化する能力も消滅する。ネオコンは、そういうことは考えるのも嫌なのだ。

アメリカ人やヨーロッパ人がそうであるのと同様、イギリス人も実に長期間、だまされ、裏切られ、洗脳されてきたのだから、国民や政治集団のそれほど多くが、イギリスのEU離脱賛成なのは、驚くべきことだ。これは、プロパガンダにもかかわらず、EUに吸収されるのは、そういう運命を避けるため、イギリスが二つの世界大戦を戦った、ドイツに吸収されるのと同じことであるのに、イギリス人の多くがきがついていることを示している。

買収されたイギリス政治家連中は、ワシントンの命令に従おうとする。おそらく、もっと多数を買収する必要があり、費用がいくらかかるかはロンドンを訪問したオバマが発見するだろう。

主権国家の内政干渉に対し、オバマがイギリスで受けている厳しい対応に関するRT記事はこれだ。https://www.rt.com/uk/340469-obama-visit-brexit-eu/

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTThe Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/04/21/us-assaults-british-sovereignty-paul-craig-roberts/

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都痴事豪遊。本当に必要な経費なら、10倍かかてっもしかたはないだろうと思う。会社員時代、事業予算は気にしたことがなかった。どうしても必要な経費はある。削減するわけにはゆかない部分もあるだろう。

経験上、自分の飲食、娯楽に自由に使う権限は皆無だった。出張は会社の規格に合わせ、すべてエコノミー、ホテルは、三流ホテルだった。超一流企業を相手にする場合は、電話がかかってきたり、宿泊先を聞かれる可能性を考え、二流ホテル以上を選んでいた。全て、会社の規格以内。必要な相手とは最低限の食事接待をした。ステーキを目の前で、焼いてくれるレストラン、何といっただろうか?決して目がとびでるような飲み食いはしていない。それでも、まっとうな仕事はできると確信していた。一生、宗主国に出張も観光もすることはない。

都痴事豪遊、一体どういう目的で、どれほど実績をあげたのだろう。

都痴事、尖閣列島で中国憎悪を強化したエセ右翼以来、ゴミのような人材しか、体制から許可されないのだろう。エセ右翼痴事の、前の知事、なぜ突然追い落とされたのか、素人は全く知らない。著書のサイン会にもいったことがあった。エセ右翼痴事の本も映画も触れたことはない。現痴事の著作、一冊も読んだことはない。一生読むことはないと確信する。

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国と国という概念で語らず、もっと深く追求してみてください
ラッキーデタラメ放送局をどうぞ
https://www.youtube.com/watch?v=cMzXMIlI1pM

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