シリア選挙、ワシントンと売女マスコミが白々しいウソをついていることをまたもや証明
Paul Craig Roberts
2016年4月14日
今日(4月14日) シリアは、7,000の投票所で議会選挙を実施し、膨大な投票者数に対応するため、投票を更に5時間延長した。ワシントンとイスラエルが支援するISISによって、いまだに脅されている二つの州から退去させられたシリア人を含め全員が投票を認められた。
ワシントンが、政治家連中を買収し、ワシントンが資金提供するNGOを街頭に繰り出させ、アサドが不正選挙で勝利したと、抗議し、主張させる画策をする前に、シリアが選挙を実施したため、ワシントンは怒っている。
膨大な数の投票者数と投票時間延長にもかかわらず、ワシントンの目からすれば選挙は正当ではなく、“シリア国民の意思”を代表していないとアメリカ国務省が宣言し、方向づけた。
ロンドンとパリが貢献しているシリアの戦争状態ゆえ、選挙という考えは“全く非現実的だ”と主張して、ロンドンとパリの、とるにたらないワシントン傀儡が参入した。
欧米が支援するシリア政府打倒に反対する全国的結束を実証したように見える選挙に対して、ニューヨーク・タイムズは“分裂と不確実さを浮き彫りにした”と特徴的なウソをついた。ワシントン・ポストは、宣伝報道に、ウソと歪曲報道を追加した。
シリア国民は、シリアを蹂躙し、ロシアがそれを止めるまで、欧米が供給した兵器で、シリア国民を大量虐殺していた、ワシントンが支援するテロリストに支配されることを望んでいるという連中のウソで、欧米政府は窮地に陥っている。今や欧米のウソツキ連中は、選挙結果によって、またもや暴露されたため、ウソツキは、選挙が正当性に欠けるふりをせざるを得ないのだ。
シリアに対する欧米の陰謀家連中に関する、21st Century Wireの、ヴァレッサ・ビーリーによる対照的な報道がある。http://21stcenturywire.com/2016/04/14/syrian-elections-2016-us-nato-criminals-liars-and-hypocrites-failed-attempt-to-deny-the-will-of-the-syrian-people/
シリア選挙に対するワシントンのプロパガンダ猛攻撃は、ワシントンには和平合意に本気で取り組む意図は皆無で、ラッカやイドリブを、ISISから解放することを防ぐために“和平プロセス”を利用したに過ぎない明らかな証拠だ。
ワシントンが依然、シリア政府を打倒し、傀儡か、イラクやリビアのような混乱をもたらそうと意図しているということに、プーチンとアサドは留意すべきだ。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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中国のブルドーザー乱闘やら、死刑囚の余罪は熱心に報道する大本営広報部。TPPの深刻な問題には絶対に触れない。「時期がずれた」というだけの無責任な呆導。吐き気を催すだけ。
売国自民党各派閥のパーティー。映像を映すだけで、売国実績には全く触れない。大本営広報部、国を売り払う大逆罪をおかしている犯罪組織の一つ。
TPPによる永久売国、今回の地震の中で、傀儡政治家、傀儡学界、傀儡労組、傀儡報道連中の謀議で推進されている。おおさか異神の売国政治家、大変タイミングのいい地震といった。売国与党、野党のふりをする与党の本音を代表している素直な発言。エイリアン。
国連、デビッド・ケイ氏、日本の報道の透明性について疑念を投じておられる。
話題になるころには、この植民地的属国、永久植民地化条約、TPPは批准されている。
傀儡政府も、大本営広報部も「明治百年」、やたら宣伝した。
70年間の占領で、史上最大の属領が完成することを指摘する体制派学者皆無。
体制派学者が出世できるのは、70年の占領で史上最大属領が完成するのを褒めたたえる功績による。体制派学者というより、曲学阿世。
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